木爾チレンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
木爾チレンさん感、満載の短編集!
飲み物のフルコース!!
『コーラの泡』と『生きる薬』が好きだったなあ。
全体的にメンヘラ女子のお話で、
自分のことを心配してもらうために、わざと連絡を返さなかったり。
寂しくて男にのめり込んでしまい、『この人がいないと私が生きる意味がない』というような姿が描かれていて、面白かった。
1番最後に書かれている「この短編集の飲み方」は、最初に読んでも最後に読んでも良いというので悩んだけれど、私は最後に読んだ。
それぞれの話への木爾チレンさんの気持ちが書いてあって良かった。
作家さんのこうゆう気持ちを知れるのがとても嬉しい。
ーーあまりにも他の感覚が消えて、唇 -
Posted by ブクログ
他人の成功や自分にないものは時に憧れの対象、時に嫉妬の対象になる。そんな場面に、立場に身を置く時、心の中に言葉にならない虚しさを感じる
「何くそ!」と思う時と、「まぁいいや...」となる時。ダメとわかってても後者な場合が多い。だって、憧れのブランド品や一等地に大きな家を建てられてたらじゃあそれで自分の何が変わるんだろうか。
「身の丈」は自分が一番よく分かる。自分の好きなこと、自分のやりたいことは必ずしも世の中からの称賛とリンクするものではない
世の為、人の為、自分の為に就職する
世の為、人の為、自分の為に独立する
世の為、人の為、自分の為に親になる
その決断の時、実は何かを犠牲にしてる。 -
Posted by ブクログ
読みやすく、スッと受け止めることができた。
表紙やあらすじからは想像できないような
言葉巧みに未夜子の脳内を鮮明に表現した小説だった。
ここまで考えていなかったが、
自らも思春期のころ、未夜子のように物事を捉え、
悲観し、ワタシは他の人とは違う何かがおかしい子と
思っていた時期もあったなぁと懐かしくも感じた。
甘酸っぱい、これが恋とか愛とかよくわかんないようなそんな恋愛をしていたころ(もはや恋愛とも呼べるのかが謎)を思い出し、未夜子の一時期を読み終えた後は、なんだかクスッと笑えた。
P92のL3
「未夜子は、淋しい。淋しいのだ。とてつもなく淋しい。淋しいという言葉は、口にしてしまった途 -
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購入済み
きっと学校で学生生活送ったことある人なら一度は経験し、巻き込み巻き込まれたことがあるんじゃないかと思うくらいの、物語の言葉を使うなら『無意識の悪意』。難しいよねぇ、と思った。直接的な攻撃に繋がらなくても、心のどこかでは嫌だなって思ったり、本人には言えないけどちょっと距離置きたいな、とか。成長過程では当たり前のような心情だと思ったがそれで深く傷つき、孤独の崖ぶちで生きているような子もいるわけで。小中高生にぜひ読んでみてほしい。
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Posted by ブクログ
ずっと気になっていた作家さんのデビュー作との事で購入。
未夜子という子の初恋をして、そこからカミナリに打たれたような衝撃やそこから初恋ってそんな感覚だったなぁと思い出したり、でも未夜子というこの考え方が傍から見ると特殊なのかもしれないけど、わたしはそれがそんな考え方で来て面白い!とか思えたし、出てくる人物皆個性強めなんだけど、そんな考えもいいね!と思えてるのは今のわたしだからであって、この振り返るって事はあまり好きではなかったけど、良かったと思えたし、チレンさんの世界観がとても好きだなって思いました。
言葉の選び方とか情景を書いている並びとか、後書きでもやっぱり素敵!って思いました。 -
Posted by ブクログ
大好きな木爾チレンさんのデビュー作。
木爾チレンさんらしい作品。
主人公の未夜子は変わった女の子。
顔がいい男の子とばかり遊んできたが、″好き″という感情は生まれなかった。
しかしある日、亘という男の子に出会い、かみなりに撃たれた。
初恋だった。
好きで好きでたまらなくて。
でも好きだと言えなくて。
付き合えないけど離れたくなくて。
会えない時間も亘のことを忘れられなかった。
自分を好きでいてくれている人を好きになれれば、どんなに幸せなのだろう。
あんなに色んな男の子と遊んできた未夜子だったのに、こんなに1人の男の子を好きになるとは。
しかも苦しくても亘が頭から離れないほどに。
メールが来 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最初は3人のオタクの子たちとは外見も何もかも正反対で、とても性格が良いけど実は性格悪くて裏で色々とされたからその逆恨みや嫉妬等で殺してしまったのだと思っていました。
3人の各エピソードと蛍のエピソードを読むにつれて、実は蛍にもとても辛い過去があって蛍にも復讐心があったことにすごく驚きました。
そして冒頭の「永遠の親友」というのが、蛍を殺した3人の皮肉かと思いきや、まさかの蛍として身代わりに自殺した栞が蛍に向けていたのを知って見事に騙されたのと同時に感動しました。
本来ならオタクの3人に対して不憫に思うかもしれないけど、私個人的には蛍に対して不憫だなと強く思ってしまいました。
あと栞と蛍の友情が -
購入済み
夏だしタイトルに惹かれて試しに読んでみた
学生時代のあのきらめきと儚さで眩しい。経験したことがないはずなのにありありと想像できる描写の美しさもよかった
まぁオッサンになった今では眩しすぎる気がしないてもないが(笑)
続き読んでみようかな