木爾チレンのレビュー一覧

  • 静電気と、未夜子の無意識

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    読みやすく、スッと受け止めることができた。
    表紙やあらすじからは想像できないような
    言葉巧みに未夜子の脳内を鮮明に表現した小説だった。

    ここまで考えていなかったが、
    自らも思春期のころ、未夜子のように物事を捉え、
    悲観し、ワタシは他の人とは違う何かがおかしい子と
    思っていた時期もあったなぁと懐かしくも感じた。

    甘酸っぱい、これが恋とか愛とかよくわかんないようなそんな恋愛をしていたころ(もはや恋愛とも呼べるのかが謎)を思い出し、未夜子の一時期を読み終えた後は、なんだかクスッと笑えた。

    P92のL3
    「未夜子は、淋しい。淋しいのだ。とてつもなく淋しい。淋しいという言葉は、口にしてしまった途

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    2025年10月24日
  • 5分後に、虚しい人生。 本当に欲しかったものは、もう

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    とても読みやすく、あっという間に読み終えました。知らない作家もたくさんいましたので楽しかったです。リアリティーを追求した話でした。麻布競馬場、窓際3等兵、かとうゆうか、新城耕、外山薫、この辺がすごく面白かったです。

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    2025年10月18日
  • 二人一組になってください

    QM

    購入済み

    きっと学校で学生生活送ったことある人なら一度は経験し、巻き込み巻き込まれたことがあるんじゃないかと思うくらいの、物語の言葉を使うなら『無意識の悪意』。難しいよねぇ、と思った。直接的な攻撃に繋がらなくても、心のどこかでは嫌だなって思ったり、本人には言えないけどちょっと距離置きたいな、とか。成長過程では当たり前のような心情だと思ったがそれで深く傷つき、孤独の崖ぶちで生きているような子もいるわけで。小中高生にぜひ読んでみてほしい。

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    2025年10月16日
  • 静電気と、未夜子の無意識

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    「二人一組になってください」の
    木爾チレンさんのデビュー作がようやくの文庫化。

    「電気」がタイトルに冠されているからか、
    電気ブランをなんとなく思い浮かべながら読んだ。

    どこか酩酊感のある、
    早いうちに道は踏み外しているのだけれど、
    そこからなぜか歩みが進んでいくという
    不思議な読書空間。

    単行本からはかなり削られた描写もあるということで。
    デビュー時の感性を正面から受けるのも一興だけれど。
    文庫版くらいが広く読みやすく編集されている感があります。

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    2025年10月12日
  • 静電気と、未夜子の無意識

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    ずっと気になっていた作家さんのデビュー作との事で購入。
    未夜子という子の初恋をして、そこからカミナリに打たれたような衝撃やそこから初恋ってそんな感覚だったなぁと思い出したり、でも未夜子というこの考え方が傍から見ると特殊なのかもしれないけど、わたしはそれがそんな考え方で来て面白い!とか思えたし、出てくる人物皆個性強めなんだけど、そんな考えもいいね!と思えてるのは今のわたしだからであって、この振り返るって事はあまり好きではなかったけど、良かったと思えたし、チレンさんの世界観がとても好きだなって思いました。
    言葉の選び方とか情景を書いている並びとか、後書きでもやっぱり素敵!って思いました。

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    2025年09月29日
  • 静電気と、未夜子の無意識

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    読んでいる時は、チレンさんらしいフワフワした感覚。
    「静電気」「無意識」「未夜子」全ての言葉がキーワードになっていて、これがデビュー作と思うとすごい才能だと思います。

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    2025年09月28日
  • 静電気と、未夜子の無意識

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    ネタバレ

    仄暗い輝き、きらめき。そんなものを感じながら読んだ。女子高生、女子大生の時代のすごくリアルな恋とか気持ち。私自身も、全然違うと思いながら同じような経験があるからだろうか。
    とにかくうわぁ、素敵。すごい。と思う表現がいっぱい。そして文庫版あとがきも読み応えあり。
    主人公をついついチレン先生ご本人のビジュアルをイメージして読んでいたけれど、間違いではないんだろうなぁと思った。

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    2025年09月24日
  • 静電気と、未夜子の無意識

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    大好きな木爾チレンさんのデビュー作。
    木爾チレンさんらしい作品。

    主人公の未夜子は変わった女の子。
    顔がいい男の子とばかり遊んできたが、″好き″という感情は生まれなかった。
    しかしある日、亘という男の子に出会い、かみなりに撃たれた。
    初恋だった。
    好きで好きでたまらなくて。
    でも好きだと言えなくて。
    付き合えないけど離れたくなくて。
    会えない時間も亘のことを忘れられなかった。
    自分を好きでいてくれている人を好きになれれば、どんなに幸せなのだろう。

    あんなに色んな男の子と遊んできた未夜子だったのに、こんなに1人の男の子を好きになるとは。
    しかも苦しくても亘が頭から離れないほどに。
    メールが来

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    2025年09月19日
  • みんな蛍を殺したかった

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    ネタバレ

    平成中期にオタク学生だったので刺さる作品だった。

    蛍の復讐心や憎悪は理解できる。
    その上で、栞が身代わりになって死んだ意味はまるでわからなかった。
    あそこで死ぬ意味あったのか…

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    2025年08月31日
  • 私はだんだん氷になった

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    父親を登山事故で亡くした氷織は義父から性的虐待を受け、家でも学校でも居場所がない。唯一の癒しは男性アイドルの炭也。ネットで、炭也のなりすましと疑似恋愛をする日々。

    同じ悲劇が繰り返されているから繋がった時気持ちいい。

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    2025年08月26日
  • みんな蛍を殺したかった

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    ネタバレ

    最初は3人のオタクの子たちとは外見も何もかも正反対で、とても性格が良いけど実は性格悪くて裏で色々とされたからその逆恨みや嫉妬等で殺してしまったのだと思っていました。
    3人の各エピソードと蛍のエピソードを読むにつれて、実は蛍にもとても辛い過去があって蛍にも復讐心があったことにすごく驚きました。
    そして冒頭の「永遠の親友」というのが、蛍を殺した3人の皮肉かと思いきや、まさかの蛍として身代わりに自殺した栞が蛍に向けていたのを知って見事に騙されたのと同時に感動しました。
    本来ならオタクの3人に対して不憫に思うかもしれないけど、私個人的には蛍に対して不憫だなと強く思ってしまいました。
    あと栞と蛍の友情が

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    2025年08月18日
  • 夏の匂いがする【無料試し読み版】

    購入済み

    夏だしタイトルに惹かれて試しに読んでみた
    学生時代のあのきらめきと儚さで眩しい。経験したことがないはずなのにありありと想像できる描写の美しさもよかった
    まぁオッサンになった今では眩しすぎる気がしないてもないが(笑)
    続き読んでみようかな

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    2025年07月16日
  • みんな蛍を殺したかった

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    皆んな、蛍が羨ましい。
    外見の美しさで価値が決まるのって、大なり小なりあると思う。
    それが最後とんでもない悲劇を生む。結果誰も幸せにはならない。

    ルッキズムって本当問題だと思うけど、なかなか根深い問題で日本の特に嫌な部分。
    海外では容姿の事を言う事自体タブーだったりするわけで。

    ただの青春イヤミスではなく、日本の社会問題まで考えさせられました。

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    2025年07月06日
  • みんな蛍を殺したかった

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    転校生の蛍は誰もが羨む美少女。
    その蛍がある日死んだ。

    蛍はカースト上位の子でなくオタク3人組と仲良くした。自分もオタクと嘘ついて。
    3人から大切なものを奪う蛍。
    蛍の死の真相と蛍の目的は。
    感想は「The隣の芝生は青い」

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    2025年07月03日
  • 夏の匂いがする【無料試し読み版】

    購入済み

    みずみずしい夏の日々

    冒頭作の「瑠璃色を着ていた」で、みずみずしい夏の日々を思い出した。作品のできあがりの善し悪しよりも、読者にそのような感情を起こさせる力がある作品だと感じた。人の生死をあえて絡ませずに、淡々と思い出を綴ったほうが良かったような気がする。

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    2025年07月02日
  • 私はだんだん氷になった

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    黒歴史シリーズ。『みんな蛍を殺したかった』がイヤミスとして独特の読後感で、また読みたくなって購入。
    『みんな蛍を殺したかった』を読んでからこちらの作品を読むことを勧める。地続きでちょっとした関連があり、その部分の味が違ってくる。

    周りにも自分にも絶望した人たちが、運命のいたずらとも言える縁に振り回されながら、希望を感じたり、また絶望したり。
    誰かに助けてもらえるわけもなく、事態が好転する見込みも全くない中で、自分を冷静に俯瞰することで絶望的な状況を受け流そうとしたり、やり過ごそうとしたり、乗り越えている。その健気さに“がんばれ”とか“頑張ったね”と声をかけてあげたくなる愛おしさを感じた。

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    2025年06月18日
  • 私はだんだん氷になった

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    ネタバレ

    最後に救いがあってよかった。
    意図的なんだろうが、ところどころ混乱する描写がありやっぱり読みにくくもある。

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    2025年05月29日
  • 貴女。

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    多彩な百合小説が読めるアンソロジー。
    いやあ、どれも面白いんだよねえ。
    織守さんの百合、めっちゃ可愛いかったな。
    何から何まで微笑ましい。
    青崎さんの戦国時代百合は斬新。
    首師を主人公にするところがまた良い。
    あの結末もこの時代ならでは。
    でも一番気に入ったのは斜線堂さんの百合ですね!
    個性的なキャラと二人のコミカルなやり取りが楽しい。
    ある瞬間、頭に描いていた物語の印象がくるりと反転するあの感じもたまらない。
    もう全部好きだ。

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    2025年03月30日
  • みんな蛍を殺したかった

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    ネタバレ

    久しぶりにしっかりイヤミスだった。
    誰も救われなくて悲しい…でも栞だけは救われたのかな。蛍の妹が物語の全ての元凶だったわけだど、元を辿ると蛍の実の母親が蛍を捨てて栞の父親と結婚したこと、または栞の父親が栞の実の母親の美月を捨てて蛍の母親と結婚したことなのか。
    最後、蛍の父親と思われる人がホームレスとして現れるのも良くできすぎていたけど、面白かった。
    栞も蛍も生きたまま友達として生きていければよかったね。ヲタクが一概に気持ち悪いというのは違うと思うけど、気持ち悪いと虐げられる人達がヲタクの道へ走る構造みたいなのがなんとなくわかった。(うーんなんか言語化難しいな)

    【以下読み返した時に内容思い出

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    2025年03月27日
  • 私はだんだん氷になった

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    途中までだいぶカオスだったけど、最後の方はスンッとおさまって、感動もんだった。
    読みやすかったです。

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    2025年02月27日