木爾チレンのレビュー一覧

  • みんな蛍を殺したかった
    凄く悲しい気持ちになった。親ガチャとはよく言ったもの。でもここの子達はどれだけ酷くされても、親を愛する気持ちが凄く強い。幸せになる為に生まれて来たはずなのに。子供をもっと大切にしようと思わせてくれたいい作品だった。めちゃくちゃよかったっ!
  • 本当に欲しかったものは、もう Twitter文学アンソロジー
    流行りのTwitter文学とはどんなものか気になって購入。最初はなんだこれ…となったけど、読み進めるうちにだんだん慣れてきた。
    一冊読み終わってみて、Twitter文学とは、小説ではなく、散文詩なのだと思った。萩原朔太郎の「死なない蛸」を読んでいるような気持ちになる。
    いずれの作品も、登場人物達が究...続きを読む
  • みんな蛍を殺したかった
    暗い雰囲気が個人的には好きでした。ひとつひとつ話が繋がっていくにつれて、次はどうなるのか?と気になると同時にゾクゾク感が止まらない、そんな作品でした。
  • 殺戮の天使 3 ONCE IN A BLUE MOON
    全員が殺戮の天使でした!
    ビルに来る生贄は、神父グレイが毎回犯罪者とかを連れてきてたのか、謎ですね。
    ダニー先生の過去はやるせなさを感じると同時に、意外と1番人間臭い感情を持ってたんだなと思いました。

    ラストの行方は誰も分からず…一緒に心中か、本当に笑えるまで一緒に生きるのか。
    恋愛とか友情だとか...続きを読む
  • 殺戮の天使 2 BLESSING IN DISGUISE
    感情を上手く表現出来ない2人の様子がもどかしかったです。
    誓いなど関係なく、2人が大切に思い始めていく様子は見ていてほろりときます。

    神父グレイが少女レイに対し、あんなに怒る理由がちょっと理解出来ません。
    どのフロア主も、我の道を突き進む身勝手な人物なので…(笑)

    番外編で人物の回想が読めて満足...続きを読む
  • 本当に欲しかったものは、もう Twitter文学アンソロジー
    タワマン文学の作家が複数集まり書籍化された短編集。

    人により巧拙に差があり、作品としての完成度に不満のある方や、もともとツイッターで公開されており、わざわざ買う必要がなかったという声も聞かれるが、個人的にこうした現代、その中でも特に東京のエリート層をエグる文学は、えもいわれぬ感情になるため好きであ...続きを読む
  • みんな蛍を殺したかった
    とにかくこれだけは言いたい。
    「デュビア」を検索してとても後悔しましたので、皆様お気をつけください(笑)

    そして魔法少女サクリがカードキャプターさくらの事なのかもと、子供の名前=主人公の親友の名前でピンときてしまった私もこの頃中〜高校生くらいでした。
    そしてギャルで隠れオタク。
    完全なるオタクはN...続きを読む
  • 本当に欲しかったものは、もう Twitter文学アンソロジー
    pho先生の作品がtwitterに投稿された時にツボって何回も読んだ。何回も読んだから内容もほとんど覚えてたけどやっぱり面白かった。
    作者は皆バックグラウンドが違うけれど、根っこに流れるものは皆よく似ているんだろうなと感じた。
    地方でしか生活したことなくて、東京に憧れるほどの現実感すらない自分になん...続きを読む
  • 私はだんだん氷になった
    こちらも一気読み。
    前作「みんな蛍を殺したかった」よりも、更に、濃くて暗い病みな話しだった。
    他人から愛される為の、黒歴史。
    文字だけの、なりきりの、恋愛。
    運命と絡まって知る、現実。
    展開と繋がりに読み応えがあった。
  • 私はだんだん氷になった
     コロナ禍を描く小説が増えてきた今、コロナ禍だからこそ生まれる小説もある。
    ネット社会、スクールカースト、コロナ、、、様々な社会問題を織り込みながら、そして読者の予想を裏切りながら、話は進んでいく。読み始めたら止まらなかった。
  • みんな蛍を殺したかった
    序盤は暗い感じで少々退屈だったけど中盤からは先が気になり一気読みでした。
    ただ、だれも幸せになってないし、なれてない。
    生きるのが苦しい、それがベースになっている小説でした。
  • みんな蛍を殺したかった
    読み初めは胸糞悪いな~蛍って子絶対性格悪いやんって感じでしたが、読み進めていくうちに続きが気になりすぎて、最後まで一気読みしてしまいました! 学校での扱われ方(スクールカースト)の現状がやや誇張気味であるが、青春時代独特のあの空気感がリアルで一気に引き戻された感覚でした。、
    結局世界は無い物ねだりだ...続きを読む
  • みんな蛍を殺したかった
    読み始めて気づいたらページを捲る手が止まらず、
    結局最後まで一気読みをしてしまいました。
    読んでいて終始ザワザワする感じは描いている世界観が
    とてもリアルだったからだと思います。
    学校におけるスクールカースト、SNSでの承認欲求、親からの愛情。
    “誰が”悪いわけでもないけど、”誰か”を悪く仕立てない...続きを読む
  • 青春と恋、そしてミステリー 説明がつかない現象と私が生徒会に入った説明
    最初のカラーページを読んで
    これ怖い系かなぁって思ったけど
    正体が知りたかったので読んでみることにしました。

    いろんな部活があって面白いなって思いました。
    自分の学校にもあったら楽しそうだなぁ、、、

    最後の話を読んで全てが繋がります。
    予想していなかった展開だったのでビックリしました!

    もし、...続きを読む
  • 静電気と、未夜子の無意識。
    良作。
    そうそう、恋ってこんな感じ。
    特に報われない恋って、こういう空気を帯びてたわ。
    恋愛小説はこうでなければな。
    甘さより苦味や傷みの方が強くなければ。
    余り期待してなかっただけに、かなり良かった。
    表紙も素敵で手元に置いておきたい一冊。

    『さよならと言ってしまうと、いままでなんとも思っていな...続きを読む
  • Just Be Friends.
    せつないなー。。。
    ほんと恋愛って難しい。とくに青い時代の恋はさらに。進路やらなんやらで方向性の違いが目に見えて浮かんでしまうからかな。
    ルカのこの曲は大好きでわたしもしょっちゅう聴いてます。その大好きな曲をチレンちゃんがノベライズするとあって楽しみにしてたけど。ちょっと個人的には雅紀の存在が嫌だっ...続きを読む
  • アイドル生徒会!
    こういう本絶対読まないんだけどチレンちゃんの新刊ってことで手に取りました。(デビューから応援してる作家さん)
    少女漫画好きな人には絶対絶対楽しめると思う、このテーマ。もうキラキラしすぎてて、ニヤニヤしながら読み終えた。わたしも絶対柚様推しになるだろうな、ナルシストでドエスな王子様な柚様や、大人の魅力...続きを読む
  • 静電気と、未夜子の無意識。
    鱗のような未夜子。
    ぽろぽろ剥がれているというよりか、ぽろぽろ剥がれ亘にひっついてる。
    可愛くて痛々しくてて愛されてる子が未夜子。

    なんだか読んでいて普通に生きて死にたいと思った。
    普通の人で生きていきたいと。

    それと、ページが残り少しになっていくときにラジオから
    素敵、綺麗とか思っていた曲が流...続きを読む
  • 静電気と、未夜子の無意識。
    チレンちゃんのデビュー作!!
    チレンちゃんに「ちょっとあやちゃんに似てる女の子のお話なんだよ」と言われてすごく楽しみにしてたの。
    もう初めっから痺れた。ほんと電波系。ぴりぴりって痺れる。
    詩的で官能的でわけわからないのにわけわかっちゃう感じがもうたまらない、たまらないよ。
    可愛くて、可愛いのが当たり...続きを読む
  • 静電気と、未夜子の無意識。
    どうしようもない片想いしてる人には強烈に刺さる。
    共感とはちょっと違くて、何て言うか刺さる。
    文章には好き嫌いがあるかも。