【感想・ネタバレ】私はだんだん氷になったのレビュー

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Posted by ブクログ

こちらも一気読み。
前作「みんな蛍を殺したかった」よりも、更に、濃くて暗い病みな話しだった。
他人から愛される為の、黒歴史。
文字だけの、なりきりの、恋愛。
運命と絡まって知る、現実。
展開と繋がりに読み応えがあった。

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2023年04月03日

Posted by ブクログ

 コロナ禍を描く小説が増えてきた今、コロナ禍だからこそ生まれる小説もある。
ネット社会、スクールカースト、コロナ、、、様々な社会問題を織り込みながら、そして読者の予想を裏切りながら、話は進んでいく。読み始めたら止まらなかった。

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2022年12月08日

Posted by ブクログ

「みんな蛍を〜」から読んだ方がいいと聞いていたけど、その通りでした。読んでなくても支障はないけれど、世界観が繋がってます。

黒歴史すぎて(あとはオタク文化の専門用語多すぎて)、読むのがしんどすぎました。
が、ラストは良かった。

読み終わってここの感想を読むまで全く気づかなかったのですが、登場人物に某国民的アイドルグループをなぞってるらしく、どんな扱われ方であれファンとしては嫌な気持ちになるんじゃないかな。

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2024年05月05日

Posted by ブクログ

ネットで誰かに恋をしたり、言葉や妄想だけでドキドキしたりそんな夢みたいなことが現実になるって幸せな事のはずなのに、そうじゃないなって思い直した本だった。姿や顔が見えないって、正体が分からないって怖いなって。でもその一方でそういう人を愛することのできる純粋な心を持つのも幸せだったりするんだろうとも思えた物語だった。
視点がよく変わるので理解が難しいところも多かった。

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2023年11月08日

Posted by ブクログ

なりきり、推し、Vチューバー、若いというかはじめて読む感じの雰囲気で最初とまどった。
おもしろかったんだけど、なんか全体的に暗くてちょっと病む。

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2023年08月17日

Posted by ブクログ

心の奥底に隠していた少女達の闇を暴き出す黒歴史ミステリ。

これは相当エグい。

主人公は容姿端麗な女子高生・絢城氷織。
名の知れた登山家だった最愛の父が遭難死した事で彼女の人生の歯車が狂い出す。

転入した高校での壮絶なイジメ、母の再婚相手からの性的虐待。

唯一の生き甲斐はアイドル・炭也の推し活だったが、コロナウイルス拡大によりライブは中止。
それを機にSNSで炭也の「なりきり」との交流が始まる。

もう危険な香りしかしないがネットの中に救いを求め彷徨う彼女達から目が離せない。

SNS全盛時代の今、リアルにありそうで恐ろしい。

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2023年02月18日

Posted by ブクログ

最愛の父を亡くし、学校では虐められ、義父に性的被害を受けて心の拠りどころがないという描写をしっかり描いているので、アイドルの「なりきり」だと分かっているのに依存してしまう突拍子もない展開も納得してしまいます。結構リアルな危うさだと感じました。
ネット社会やSNSを題材にしたミステリ的趣向は今となっては手垢が付いているので予想の範囲内でしたが、人物相関図は意外なところで繋がりを見せてくれたので楽しめました。

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2022年12月06日

Posted by ブクログ

え…これ出版していいの?笑。フィクションで、創作だとしても、ちょっと際どいというかアウトじゃないでしょうか。。。苦笑。
まんま現在活動休止中の某Jの国民的アイドルのNですよね、、モデル。
アイドルをモデルにするのはいいと思うんだけどその結婚相手までまんまなんだけど。元美人アナウンサーっていう設定もアカンよね。
なんでこうまでして寄せたのか気になる、、
訴えられたり抹消されたりしないか心配になる…チレンちゃん好きなのに。

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2022年10月25日

Posted by ブクログ

ある理由で声を発せなくなってしまった氷織、
そんな氷織の心を優しく溶かしてくれたのがあるアイドルの存在・・・しかし・・・。
最初は”推し活”や、”なりきり”といった世界が未知だった私は戸惑いと驚きがありました。
登場人物が様々な闇(氷)をかかえており、読んでいて苦しくなりつつも、
それぞれの最後にはどんな形であれ心の氷が溶けていってくれたと思いたいです。
今作もミステリー要素がありつつ、とても読みやすい文章の構成でスラスラと一気読みができる作品です。
また前作の「みんな蛍を~」に登場する小説や人物が登場した時はなんとも言えない嬉しさがありました。
この小説を通して新しい世界を知ることができました。

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2022年09月30日

Posted by ブクログ

推しにのめり込む女性の心情を巧みに描いているように感じました。推しにのめり込む作品ですと、「推し、燃ゆ。」などが有名ですが、本作はもっとニッチで現代的な作品であると感じました。

主人公はとある女子高生で、些細なきっかけから仲良くなった、推しのアイドルのなりきりをしている人に恋するという、稀有な設定でした。

ここまでの設定でありながら、単純に恋愛ものとして昇華するのではなく、ミステリー要素を入れ、読者を楽しませる仕掛けがされていました。しかし、文体や演出の仕方、題材が若年層向け過ぎてイマイチ乗り切れなかったこともあり、評価としては星3くらいかなぁと。

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2022年09月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2022/09/22リクエスト 1

同じ名前がいくつが出てきて、例のごとく途中から混乱して、相関図的なものを書いて読んだ。

氷織の父は、エベレスト登頂間際で凍死した。学校でいじめを受け、家で義父に性的暴力を受ける。
氷織の生き甲斐はアイドル・四宮炭也の推し活。
コロナで?ライブが中止になったことで、氷織は推しのなりきり、とのやりとりにはまる。
顔を見たこともない、なりきりへの恋愛疑似感情がどんどんヒートアップ。
様々な事情で、なりきりと一緒に住むことになり…
売れっ子vチューバーの顔を持っていた、なりきりは、なりきりが17歳だった頃、親友になりたかった女のコが自殺した家で、同じような方法で自殺する。
氷織に、ここで死んでしまうことをお許しください、とメッセージを残して。多分とんでもない金額のお札をベッドに置いて。

それで、氷織はエベレスト登頂に挑む。
最後に意識が薄れながらも、17年前の父を見つけるのは、やっぱりお話だな、とは思うものの、ラストは少しだけ救いのある終わり方。

背後、なりきり、ロル、わからない用語が多数で、私がターゲットの本ではないと思ったが、最後まで読み切った。

表紙のイラストは、とても凝っていると思う。内容にぴったりの絵柄。

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2022年10月20日

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