木爾チレンのレビュー一覧
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パートナーを失ったり、別れた女性達の性と生について書かれた7編からなる短編集。
内容云々というよりなぜチレンさんがここまで性に固執?執着?しているのかが物凄く気になりました。かなり生々しい表現が多々登場してくるそのバックボーンや目的は何なのか。
あともう一点どうしても気になるのは、小説って基本的に誰でも手に取れてしまうということ。つまりこの内容・表現が性の知識に疎い若い子達の目にも入る可能性がある。裸婦像のような美術品でも問題になるこの世の中でここまで露骨な性描写がある小説はいくら真っ当な文芸作品だとしてもある程度の規制が必要なのではないだろうか… -
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学年にひとつしかクラスしかない女子高の卒業式の日、登校した生徒たちに担任からあるゲームが課される。「二人一組になってください」の合図で、余った生徒が失格、つまり志ぬというゲーム。しかも、特定の生徒が余るとそれ以外が失格になるという。そのデスゲームにより徐々に生徒たちの本音が露わになり始める・・・
構成的には「バトルロワイヤル」とあまり変わらない。
各章はそれぞれの女子高生たちの物語となっており、本音が語られる。スクールカースト、いじめ、友情など、本作のテーマとなっているが、そこは自分にはいまいち刺さらなかった。
それより、コサージュの仕組みのほうが気になってしまった・・・ -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者も記載している通り、いわゆる「メンヘラ女子」
(※若き女子の恋愛における情緒不安定さの意味とある。)が主人公の作品が多く、そういう感情なのか、と、登場人物の心に入り込むような感じがした。
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人は、ひとりでいる時間が長いと、心が縮んでいく。誰のことも受け入れる必要がないから、心はひとり分でいいと、自分に言い聞かせて、どんどん小さくなる。
糸川だけが、他人が遊びに来るような世界を持っていることに、私がどれだけ嫉妬しているか。
私という人間は時々、いちばん好きな人に、うんと酷いことをしたがる。なぜだろう。淋しいからかも -
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ネタバレとてもとても,恋愛だった。
愛、というより、恋愛。
未夜子は可愛くて男の子から引くて数多。好きですと言われて断るより、OKするほうが楽だから9人とお付き合いしてた。名前を間違えないように全員を「君」と呼ぶ。そして9人には「秘密の恋」として、他言無用にしていた。そんなことだからもちろん,女の子には嫌われる。友だちはひとり、イケメンだけど心は乙女の睦っちゃん。睦ちゃんは「好きな人に好きといえない」という。
大学でイケメンに囲まれてる時に見つけた男の子に夢中になる。彼はイケメンではなく、むしろ変。
眼鏡をかけて英語の教科書を見ながら歩いてぶつぶついい、頭にはふりかけぐらい桜の花びらが乗っかってた。 -
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毎日暑いですね〜
毎日こう暑くちゃ嫌になっちゃいますね
そんなとき、暑い夏にぴったりの表紙の本を見つけました
木爾チレンさんの『夏の匂いがする』です
JKがプールに足をつけて涼しそうですね〜
OSの1Qさんも一緒に足をつけて涼しんでみようかな〜
(OSはもちろんおじさんの略ね)
あっ!だめか、、、
OSの足はちょっと見苦しいか、、、
すね毛が生えた足は表紙には映えないか、、、
いや、待てよ!
1Qさんの足ならギリいけるか
アタシ、意外と足の毛は薄いのよ
すねには生えているけど、ふくらはぎには生えてないのよ
ツルっとしてキレイなのよ
ワンチャンいけるか
ま、最近の男の子は毛を剃 -
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2007年、京都の女子校に転校してきた七瀬 蛍。誰もが羨むような美少女は生物部に入部する。そこは「オタク」と呼ばれる女子3人が集まる場所だった。
蛍の入部後、それぞれの人生の歯車が狂いだしていく。
それぞれが、どうしょうもなく劣悪な環境やコンプレックスに深く傷つき、生きていくことを諦めているが、その反面、愛されたい。可愛くなれれば、、、という願望が強く、そして、少し自己中心的で少し稚拙。
ある意味、女子校生の一面を描くのが上手いなぁと思った。「自分が中心で自分の周囲が世界のすべて」のような、あの感じ。
結局、自分自身の持つ怒りや悲しみは、生い立ちや環境、コンプレックスも絡み、他人には十分に -
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★3.4
「二人一組になってください」。卒業式直前の教室で、突如始まったゲーム。しかし、この指示には厳格なルールが存在し、余った者は“失格”。
序列がそんなに好きなら、好きなだけその世界にいればいい。
本書はデスゲームものの体裁を借りながら、教室という狭くて広い世界で、普段見逃しがちな"見えにくい暴力"に迫っていく。
まずは与太話。
巷に溢れるインドカレー屋。そのスタッフの多くが実はネパール人であるらしい。
本場インドのカースト制度は細部まで厳密に区分されているから、海外でインドカレー店を営むのは柔軟に働けるネパール人が多くなる。それくらい、序列に縛られた社会は不自由