木爾チレンのレビュー一覧

  • 哀を飲む

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     性と生を飲み物を絡めての短編集でした。性の描写に若干の気持ち悪さを感じてしまいました。生々しすぎることを置いておいても主人公たちの葛藤とかジレンマとか抑圧された思いとかが胸に来ました。愛で哀なんだな。

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    2026年01月02日
  • 哀を飲む

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    パートナーを失ったり、別れた女性達の性と生について書かれた7編からなる短編集。

    内容云々というよりなぜチレンさんがここまで性に固執?執着?しているのかが物凄く気になりました。かなり生々しい表現が多々登場してくるそのバックボーンや目的は何なのか。

    あともう一点どうしても気になるのは、小説って基本的に誰でも手に取れてしまうということ。つまりこの内容・表現が性の知識に疎い若い子達の目にも入る可能性がある。裸婦像のような美術品でも問題になるこの世の中でここまで露骨な性描写がある小説はいくら真っ当な文芸作品だとしてもある程度の規制が必要なのではないだろうか…

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    2025年12月27日
  • 二人一組になってください

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    とあるクラスである日デスゲームが開催されるという設定であり、テーマとしては特段目新しさはないものの、クラスメイト一人一人にスポットライトが当たりつつ話が進んでいく構成は面白く感じた。

    一人一人の死因に何かしらの意味合いがあるとより驚きが増したな、と思う。

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    2025年12月23日
  • 哀を飲む

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    初期の頃の、チレンちゃんを思い出すようなお話ばかり。でも好き!っておもうには私が歳をとりすぎたかな。

    (それにしても…二人一組に〜って売れたの?なんか最近読む本に大ヒットみたいな文言ついてるから)

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    2025年12月23日
  • 静電気と、未夜子の無意識

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    なんだろう。この、うまく掴み取れない気持ちになってしまうのは。忘れられない想いは、自分1人のものとして、抱えていく。その秘密がそっと撫でられたような、そんな感覚に陥る作品。

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    2025年12月23日
  • 二人一組になってください

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    卒業式直前に開始されたデスゲーム。登場人物が多いのでカースト表しおりで確認しながら読み進めました。それぞれの女子特有の感情に共感したり、出来なかったり。極論ではあっても「無自覚のいじめ」を描ききる熱量に圧倒されました。

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    2025年12月21日
  • 二人一組になってください

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    学年にひとつしかクラスしかない女子高の卒業式の日、登校した生徒たちに担任からあるゲームが課される。「二人一組になってください」の合図で、余った生徒が失格、つまり志ぬというゲーム。しかも、特定の生徒が余るとそれ以外が失格になるという。そのデスゲームにより徐々に生徒たちの本音が露わになり始める・・・

    構成的には「バトルロワイヤル」とあまり変わらない。
    各章はそれぞれの女子高生たちの物語となっており、本音が語られる。スクールカースト、いじめ、友情など、本作のテーマとなっているが、そこは自分にはいまいち刺さらなかった。
    それより、コサージュの仕組みのほうが気になってしまった・・・

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    2025年12月17日
  • 静電気と、未夜子の無意識

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    ふわふわとした夢の中で起きている出来事のような不思議な物語だった。前編を通して主人公・未夜子の主観で描かれていてリアルなような、とりとめもないようなそんな文章で描かれている。こんなに誰かに執着する気持ちは私自身は全然わからなくて。
    途中脱落しそうになりながら読んだけどラストの終わり方は素敵。
    作家さん自らが長いあとがきが付いていて、14年前に書かれたデビュー作であることを知り、腑に落ちた。物語中の未夜子の成長がチレンさんの成長でもあるんだなとすっと納得できました。

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    2025年12月13日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    シリアルキラーアンソロジーとは冒険したなあ。
    まあ見かけた瞬間、即買いした人間だけども。
    一人の例外もなく狂っててゾワゾワした。
    『脳JILL』の樹莉だけはまだ理解できそうなところにいるものの、他の方々はもうお手上げです。
    共感できる部分なんて1ミリも無いけど、ストーリーとしては面白いんだよねえ。
    その一方で、登場人物達に対する嫌悪感も湧き上がる。
    でもそれさえも良いと思えるから流石です。

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    2025年12月13日
  • 哀を飲む

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    ネタバレ

    著者も記載している通り、いわゆる「メンヘラ女子」
    (※若き女子の恋愛における情緒不安定さの意味とある。)が主人公の作品が多く、そういう感情なのか、と、登場人物の心に入り込むような感じがした。

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    人は、ひとりでいる時間が長いと、心が縮んでいく。誰のことも受け入れる必要がないから、心はひとり分でいいと、自分に言い聞かせて、どんどん小さくなる。

    糸川だけが、他人が遊びに来るような世界を持っていることに、私がどれだけ嫉妬しているか。
    私という人間は時々、いちばん好きな人に、うんと酷いことをしたがる。なぜだろう。淋しいからかも

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    2025年11月12日
  • 静電気と、未夜子の無意識

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    無意識に落ちた恋は未夜子にとって苦しいもので、亘は未夜子で未夜子は洋で、それぞれの気持ちが上手くいかない。無意識に嫌いになれたら楽なのに、それも難しい。亘によって初めて呼ばれた未夜子、名前の由来を考えてくれ、未来の夜って意味だと言われ初恋が終われそうな予感で終わり、未来が明るい感じで良かった。

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    2025年10月14日
  • 静電気と、未夜子の無意識。

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    ネタバレ

    とてもとても,恋愛だった。
    愛、というより、恋愛。

    未夜子は可愛くて男の子から引くて数多。好きですと言われて断るより、OKするほうが楽だから9人とお付き合いしてた。名前を間違えないように全員を「君」と呼ぶ。そして9人には「秘密の恋」として、他言無用にしていた。そんなことだからもちろん,女の子には嫌われる。友だちはひとり、イケメンだけど心は乙女の睦っちゃん。睦ちゃんは「好きな人に好きといえない」という。
    大学でイケメンに囲まれてる時に見つけた男の子に夢中になる。彼はイケメンではなく、むしろ変。
    眼鏡をかけて英語の教科書を見ながら歩いてぶつぶついい、頭にはふりかけぐらい桜の花びらが乗っかってた。

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    2025年10月04日
  • 静電気と、未夜子の無意識

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    木爾チレンさんのデビュー作が文庫になったということで購入。
    ふわふわして終始曇り空の下を彷徨っているような物語で比較的好きな雰囲気ではあったけど、そこまで性表現を散りばめなくても良かったのにと思う。
    200ページ程度だし読みやすかったのは良かった。

    性描写は小説や映画で頻繁に出てくるけどなんか無理やり差し込んでいるものが多い気がしてもやもやする。

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    2025年09月27日
  • みんな蛍を殺したかった

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    ネタバレ

    ミステリー?すごく平易な文章と場面転換が早いのでサクサク読めました。全体に無理がある気がしましたがまぁライトに読めたからええか。

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    2025年09月12日
  • みんな蛍を殺したかった

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    非常に読みやすい文体で、ページ数もそこまで多くないので、スキマ時間にさくっと読めました。
    前半と後半で印象が変わったり、どんでん返しがあったりと、途中から一気読みでした。
    タイトルも取っつきやすく、若者も手に取りやすいという理由が分かりました。
    人物相関図を作っている有志の方が何人かいるようなので、読み終わってから見るといいかも。

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    2025年08月15日
  • 夏の匂いがする

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    毎日暑いですね〜
    毎日こう暑くちゃ嫌になっちゃいますね

    そんなとき、暑い夏にぴったりの表紙の本を見つけました
    木爾チレンさんの『夏の匂いがする』です


    JKがプールに足をつけて涼しそうですね〜

    OSの1Qさんも一緒に足をつけて涼しんでみようかな〜
    (OSはもちろんおじさんの略ね)


    あっ!だめか、、、
    OSの足はちょっと見苦しいか、、、
    すね毛が生えた足は表紙には映えないか、、、

    いや、待てよ!
    1Qさんの足ならギリいけるか
    アタシ、意外と足の毛は薄いのよ
    すねには生えているけど、ふくらはぎには生えてないのよ
    ツルっとしてキレイなのよ
    ワンチャンいけるか


    ま、最近の男の子は毛を剃

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    2025年08月13日
  • みんな蛍を殺したかった

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    読みやすく面白かった。
    なんとも悲しい物語でした。
    最後のホームレスが誰なのかは、ネタバレ見て分かりました。

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    2025年06月14日
  • みんな蛍を殺したかった

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    2007年、京都の女子校に転校してきた七瀬 蛍。誰もが羨むような美少女は生物部に入部する。そこは「オタク」と呼ばれる女子3人が集まる場所だった。
    蛍の入部後、それぞれの人生の歯車が狂いだしていく。

    それぞれが、どうしょうもなく劣悪な環境やコンプレックスに深く傷つき、生きていくことを諦めているが、その反面、愛されたい。可愛くなれれば、、、という願望が強く、そして、少し自己中心的で少し稚拙。
    ある意味、女子校生の一面を描くのが上手いなぁと思った。「自分が中心で自分の周囲が世界のすべて」のような、あの感じ。

    結局、自分自身の持つ怒りや悲しみは、生い立ちや環境、コンプレックスも絡み、他人には十分に

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    2025年06月13日
  • 夏の匂いがする

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    最初の「瑠璃色を着ていた」でグッと心掴まれた。若い時の友情と嫉妬とキラキラと。短編なんだけど満足度高かったが、2つ目以降も同性に焦がれるところは同じなのでちょっと残念。

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    2025年06月07日
  • 二人一組になってください

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    ★3.4
    「二人一組になってください」。卒業式直前の教室で、突如始まったゲーム。しかし、この指示には厳格なルールが存在し、余った者は“失格”。


    序列がそんなに好きなら、好きなだけその世界にいればいい。
    本書はデスゲームものの体裁を借りながら、教室という狭くて広い世界で、普段見逃しがちな"見えにくい暴力"に迫っていく。

    まずは与太話。
    巷に溢れるインドカレー屋。そのスタッフの多くが実はネパール人であるらしい。
    本場インドのカースト制度は細部まで厳密に区分されているから、海外でインドカレー店を営むのは柔軟に働けるネパール人が多くなる。それくらい、序列に縛られた社会は不自由

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    2025年12月09日