木爾チレンのレビュー一覧

  • 二人一組になってください

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    ネタバレ

    言わんとしてることはわかる、伝えたいメッセージもわかる。積極的にしてなくてもいじめはいじめだよねみたいな話。

    わかるんだけども、やけに死の描写に凝ってるところとか、スクールカーストを押し出しててそれなりにクラス全員キャラ立ちしてる感じとか、節々にメディア化めっちゃ狙ってるんだろうな〜という感じが出てる気がしてしまった。そもそもデスゲーム自体やっぱり現実味がなさすぎて、個人的には実は今までの出来事は全て仮想空間なりの非現実で起きていて、「…という夢でした。みなさんこうならないためにも卒業してからは心を入れ替えてくださいね」的な夢オチ全員生存エンドの方がまだ納得できた気がする。。。

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    2026年09月15日
  • 神に愛されていた

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    初めての作家さんということで読んでみました。

    人間の光と闇を、二人の人間を通して描き、最後に考えさせる。そんな小説でした。

    「才能」を職業にした人特有の悩み、とでも言うのでしょうか。

    自分よりもいいものが書ける。
    自分よりも売れている。
    自分よりも評価されている。

    視野が狭くなる分、比較の対象は自分に近い立場で、なおかつ目立った人間になりがちです。

    その才能以外に「自分のほうが勝っている」と思えるものがあれば、まだそこに逃げられるのかもしれません。
    でも、それさえもないと八方ふさがりになってしまう。

    特に、後から出てきた人間に軽々と自分を追い越された時の悔しさたるや。

    努力だけではどうにもならない。
    自分ではどうすることもできない。
    そうなったら、もう世界を恨むしかないでしょう。

    そんな苦しさを抱えているのが、主人公・東山冴理です。

    そして、冴理を脅かす存在として描かれているのが白川天音。

    冴理の視点から彼女を見ると、フランス人形のような容姿で、小説家としても才能あふれる新人作家。
    彼女が文壇に登場してから、冴理の精神は次第に蝕まれていきます。

    しかし、天音は冴理が考えているような人間ではなく……。

    この二人を見ていると、プライド問題は人間の最大の敵だな、と思います。

    誤解、すれ違い、思い込み。
    それらを重症化させるのは、全部プライド。

    どちらかが本音を言えていれば、お互いにここまで傷つくこともなく、違ったラストになっていたのではないでしょうか。

    一人称の語り口なので、文章自体はライトに読めます。
    でも、侮れません。

    「えっ? こっちに行っちゃう?」

    そんなふうに思わされる人間関係の意外性があり、ちょっとした驚きを何度か経験しました。

    そして、作中にこんなフレーズが登場します。

    「彼女は、生まれ持って、神に愛されていたのにね」

    神って、何なんでしょうね。

    才能なのか。
    容姿なのか。
    運なのか。
    それとも、本人には見えない何かなのか。

    そんなことを考えながら、読み終えました。

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    2026年09月15日
  • 二人一組になってください

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    表紙は女子高生二人が手をつないでいるイラスト。帯には「卒業式直前のデスゲーム」「令和のバトルロワイヤル」とあり、小5の娘の友だち関係が気になり始めたこともあって、女子同士の関係性を描いた話だと思い手に取った。
    「デスゲーム」「バトルロワイヤル」は比喩表現だろうと思って読み始めたら、実際に“デスゲーム”が行われる話だった。

    こうした非現実的でゲーム性の強い展開はあまり得意ではないが、時々耳にする「1軍・2軍」といった言葉や、今の女子高生の友だち関係を覗くような視点で読むと、その点では興味深かった。

    自分の中高生時代を振り返ると、確かにカーストのようなものはあった気もする。私は本を読んだり勉強するのが比較的好きで、いつも一緒にいる親友がいたとも言えず、あえて一人でいることもあった。遊びの誘いも気分で断ることが多く、これでいうと「3軍」なのかもしれない。ただ、そもそも当時のクラスに明確な1軍・2軍が存在していたのかもよく分からない。
    中学は小学校からの持ち上がり、高校は国立大学を目指すクラスだったので、この物語のような環境とは違っていたのかもしれない。今書きながら思うのは、昔の自分は今以上に協調性に欠けていたのではないか、ということだ。

    「いじめ」に関しても、当時はそうしたアンテナが鈍く、はっきり思い出せる記憶がない。無自覚な加害者だったことも、被害者だったこともあったのかもしれない。ケンカをしてその日だけ話さなかったり、苦手なクラスメートがいたりはしたが、無視や物理的な嫌がらせはしなかった。本当にそうした行為をする人がいるという事実は、今でも信じがたい。
    振り返ると、漫画や本、ドラマや映画を楽しみ、スヌーピーグッズを集め、受験勉強や部活もしていたら、そんなことに時間を割く余裕はなかったようにも思う。

    それでも、「いじめ」が社会問題であり続けている以上、娘がいつ巻き込まれる側になるかは分からない。そう考えるきっかけになったという点では、読んでよかったと思う。

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    2026年09月11日
  • 二人一組になってください

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    ネタバレ

    女子校でのデスゲーム。名簿の次のページにカースト表があるのは笑ってしまった。
    最初は死ぬ順番が予想できないが、徐々に次に死ぬのはこの子なんだろうなと分かってくる。
    ある章で丁寧に描写されてた子が別の章であっさり死んでることが多くちょっと残念。
    美心と花心の卒業後の会話は良かったのに、結局また同じゲームの繰り返しという結末で一気にB級作品になってしまった。
    ただ更沙の螺良に対する感情の描き方が素晴らしく、この章が一番好き。
    百合の作品を書いてほしいと思ったら百合アンソロジーに寄稿してた、最高。

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    2026年09月11日
  • 神に愛されていた

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    自分に神がいないことにひどく安堵した。

    天音は気づかなかったのかな。
    筆を折った理由はたしかに天音だったけど、
    傑作を生み出せた理由も天音だったこと。

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    2026年09月09日
  • 二人一組になってください

    ネタバレ 購入済み

    面白かったけど。

    デスゲーム小説を探していてたどり着きました。
    アイデアは面白いと思います。
    読んでいる間はそこそこ楽しめました。

    でもこれ、何の解決にもなってない。生き残りが教師になって、イジメのないクラスを作るべく努力するのが必要なんじゃないの?
    学習してないじゃん!

    あと、今どきネームというか、キラキラネームの名前の読み方が途中で分からなくなってしまい、読みづらい。
    キャラクターの書き分けは出来ているとは思いますが。

    これは映像(アニメ)とか漫画で楽しむのが向いてそうですね。

    #ドキドキハラハラ #ダーク #ドロドロ

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    2026年09月01日
  • 二人一組になってください

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    同じような流れに途中から飽きてしまいました。誰に感情移入するわけでもなく終了。アイディアとオチはなかなか面白いと思う。

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    2026年08月27日
  • 二人一組になってください

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    大学生になって感じることがなくなったが、中高時代に感じていたスクールカーストを思い出した。

    この本ではスクールカーストの醸し出す独特な雰囲気が表現されており、二人一組にならないと死ぬという残酷なデスゲームも相まって、読みたくないけど続きが気になり、手が止まらないという類いの本だった。

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    2026年08月17日
  • 神に愛されていた

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    読みやすくて、良かった。お話としては、先が想像できてしまったところもあった。好みな物語ではなかったけれど、面白かった

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    2026年08月12日
  • 二人一組になってください

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    デスゲームや。いじめってなー。する人はもちろん鈍感なんやけど、される人も鈍感にならないと生き残れないよな。そこでしか生きれない狭い世界っていつの世もしんどい。過激やけど、ある種の現実。

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    2026年08月03日
  • 二人一組になってください(コミック) 分冊版 : 4

    無料版購入済み

    女子高生でデスゲームします。担任の女先生一体何者?友達だけど内心よく思ってなくってみたいな人間の闇的なものがあります。

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    2026年08月01日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    様々な書き手のシリアルキラー。特に好きだったのは櫛木理宇さんのお話でした。どこかバタードウーマンのような彼女の口角の上がる様を想像すると、ゾクリとしました。最後のタクシー運転手のお話も楽しく読めましたが、やや不完全燃焼でした。

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    2026年07月25日
  • 私はだんだん氷になった

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    少女たちの罪と懺悔の話。こういう世界があるのかと見知らぬ世界と知らない所で起こってそうでゾワっとする。点と点が繋がりあぁスッキリってなるどころかうわそういうことかとなる嫌な後味がある。基本誰のことも好きになれない、けれど読んじゃう気になる。

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    2026年07月21日
  • 二人一組になってください

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    ネタバレ

    クラスの一人一人に焦点が当たって行く感じ。
    その話のはじめごとに生徒の名前が出るから次に2人組が組めなくなる人は誰なのか大体分かってしまう。
    最後に残るのはまあそうだよねと読める展開。

    体育で2人組作る時の緊張感ってすごく想像つくし、久しぶりに思い出した。

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    2026年07月21日
  • 二人一組になってください

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    なんとも過去のいろんな傷を思い出させてくる話でした。サスペンスというよりは、バトルロワイヤル要素が強いです。

    伏線回収とかは、されないので、少しモヤっとはします。でも、なんとなく身に覚えのある話があるので、没入感はあります。

    2人1組になってください、は今も昔も好きじゃないセリフの上位なんじゃないかな。

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    2026年07月13日
  • 二人一組になってください

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    女子校、スクールカースト、いじめ、デスゲーム。
    いじめは、人を殺す。
    だから、首謀者も、意思に関わらず加担している者も、なにもしないでいる者も、等しく死刑だと。

    めちゃくちゃ映像化されそうだなと思いながら読んだ。
    ストーリー展開は、想像の範囲を超えてこない。
    そして、それぞれの心のうちも、知っている感情ばかりだ。

    だからこそ、
    思い返さずにいられない。
    多かれ少なかれ、大なり小なり、皆誰かの立場で経験したことがあると思う。

    きっと、私も死刑なのだろう。
    学生時代をやり直せたら、私はどんな行動をとるのだろうか。

    社会に出ても結局同じことだ。
    いつでもどこでも目に見えないいじめはある。
    これから私はどんな行動をとれるだろうか。

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    2026年07月11日
  • 二人一組になってください

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    この作品を読んで、自分も学生時代はそうだったなぁと思い返した。
    学校という狭い空間で生きていくために、一人ぼっちでは生きていけないから自分を押し殺してグループに入っていた…。
    無理して話を合わせて無理して笑って。

    このストーリーの「最後の授業」があまりに極端過ぎて、ちょっと入り込めなかった部分があるけど、人間の心の汚い部分が炙り出されて読み応えはあった。

    ただ一つ、作中でもさらっと書かれていただけだけど、美心の母親が一番最低なんじゃない⁈って思ったのは私だけ⁈

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    2026年07月01日
  • 夏の匂いがする

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    ネタバレ

    女の子同士の恋というか親密さと夏を掛け合わせた短編集。
    こういう話をあまり読んだことがなかったが、木爾チレンが描く女の子の親密さは爽やかな感じがして読みやすかった。
    『瑠璃色を着ていた』の学校では似た物同士で何となく当たり前に一緒にいるけど、学校を離れたら淡白になる感じがリアルで良かった。ちゃんと生前の約束を守っている瑠璃だけど、実際にもっと早く会っておけばなあというハリの後悔に共感した。

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    2026年06月29日
  • 哀を飲む

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    全体的に退廃的で、好きな雰囲気ではなかったです。
    どの話も、あえて苦しむ自分を作り出して酔ってるみたいな気持ち悪さがありました。
    読みやすくはあり、一気に最後まで読みました。

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    2026年06月29日
  • 二人一組になってください

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    デスゲームの結末が気になって読み進めることができるのが利点。
    一方、いじめ撲滅を理解させるべきにもかかわらずほとんど誰も生き残らないゲームルール、胸のコサージュが自由自在の凶器になっているという謎技術など、かなり雑な設定が気になる。
    クラスが1軍〜3軍にきれいに分かれていて、グループが違うと一切の交流が発生していないというのもだいぶステレオタイプに見えるが現実はどうなのだろうか?

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    2026年06月28日