木爾チレンのレビュー一覧

  • 静電気と、未夜子の無意識。

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    チレンちゃんのデビュー作!!
    チレンちゃんに「ちょっとあやちゃんに似てる女の子のお話なんだよ」と言われてすごく楽しみにしてたの。
    もう初めっから痺れた。ほんと電波系。ぴりぴりって痺れる。
    詩的で官能的でわけわからないのにわけわかっちゃう感じがもうたまらない、たまらないよ。
    可愛くて、可愛いのが当たり前に育ってきた未夜子。かっこいい男の子としか付き合ったことないし、エッチばっかりしてレーズンみたいなチクビを持つ未夜子が恋したのはでかでかと名前入りのリュックサックを背負い、天文学の本を読むヘンテコな男の子、亘。無意識に読める、不器用な恋物語。
    これみんなに読んでもらいたいなぁ。

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    2015年03月17日
  • 静電気と、未夜子の無意識。

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    どうしようもない片想いしてる人には強烈に刺さる。
    共感とはちょっと違くて、何て言うか刺さる。
    文章には好き嫌いがあるかも。

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    2012年09月16日
  • 静電気と、未夜子の無意識。

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    読みながら浮かんできたのは渡辺あや脚本『ジョゼと虎と魚たち』で、たぶん木爾さんはこの作品が好きだと思う。言うなれば田辺聖子さんの『ジョゼ〜』という短編を渡辺あやさんが映画脚本にし、その影響を受けた木爾さんが自分に取り込んでさらに自分の中の物語の土台というか雛形にし小説にしていったような気がした。

    怖いものを好きな人と見たかったジョゼのような未夜子のカミナリ。僕は映画『ジョゼ』がとても好きなので勝手に夢想してしまった。亘という名前は恒夫を彷彿させるしツナ子はジョゼの祖母のようだ。

    0「未夜子と、格好よくてつまらない君達の夢。」の田辺睦夫は『メゾン・ド・ヒミコ』の岸本春彦の欄干にもたれている姿

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    2012年08月24日
  • 神に愛されていた

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    読みやすくて、良かった。お話としては、先が想像できてしまったところもあった。好みな物語ではなかったけれど、面白かった

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    2026年08月12日
  • 二人一組になってください

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    デスゲームや。いじめってなー。する人はもちろん鈍感なんやけど、される人も鈍感にならないと生き残れないよな。そこでしか生きれない狭い世界っていつの世もしんどい。過激やけど、ある種の現実。

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    2026年08月03日
  • 二人一組になってください(コミック) 分冊版 : 4

    無料版購入済み

    女子高生でデスゲームします。担任の女先生一体何者?友達だけど内心よく思ってなくってみたいな人間の闇的なものがあります。

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    2026年08月01日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    様々な書き手のシリアルキラー。特に好きだったのは櫛木理宇さんのお話でした。どこかバタードウーマンのような彼女の口角の上がる様を想像すると、ゾクリとしました。最後のタクシー運転手のお話も楽しく読めましたが、やや不完全燃焼でした。

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    2026年07月25日
  • 私はだんだん氷になった

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    少女たちの罪と懺悔の話。こういう世界があるのかと見知らぬ世界と知らない所で起こってそうでゾワっとする。点と点が繋がりあぁスッキリってなるどころかうわそういうことかとなる嫌な後味がある。基本誰のことも好きになれない、けれど読んじゃう気になる。

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    2026年07月21日
  • 二人一組になってください

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    ネタバレ

    クラスの一人一人に焦点が当たって行く感じ。
    その話のはじめごとに生徒の名前が出るから次に2人組が組めなくなる人は誰なのか大体分かってしまう。
    最後に残るのはまあそうだよねと読める展開。

    体育で2人組作る時の緊張感ってすごく想像つくし、久しぶりに思い出した。

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    2026年07月21日
  • 二人一組になってください

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    なんとも過去のいろんな傷を思い出させてくる話でした。サスペンスというよりは、バトルロワイヤル要素が強いです。

    伏線回収とかは、されないので、少しモヤっとはします。でも、なんとなく身に覚えのある話があるので、没入感はあります。

    2人1組になってください、は今も昔も好きじゃないセリフの上位なんじゃないかな。

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    2026年07月13日
  • 二人一組になってください

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    女子校、スクールカースト、いじめ、デスゲーム。
    いじめは、人を殺す。
    だから、首謀者も、意思に関わらず加担している者も、なにもしないでいる者も、等しく死刑だと。

    めちゃくちゃ映像化されそうだなと思いながら読んだ。
    ストーリー展開は、想像の範囲を超えてこない。
    そして、それぞれの心のうちも、知っている感情ばかりだ。

    だからこそ、
    思い返さずにいられない。
    多かれ少なかれ、大なり小なり、皆誰かの立場で経験したことがあると思う。

    きっと、私も死刑なのだろう。
    学生時代をやり直せたら、私はどんな行動をとるのだろうか。

    社会に出ても結局同じことだ。
    いつでもどこでも目に見えないいじめはある。

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    2026年07月11日
  • 二人一組になってください

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    この作品を読んで、自分も学生時代はそうだったなぁと思い返した。
    学校という狭い空間で生きていくために、一人ぼっちでは生きていけないから自分を押し殺してグループに入っていた…。
    無理して話を合わせて無理して笑って。

    このストーリーの「最後の授業」があまりに極端過ぎて、ちょっと入り込めなかった部分があるけど、人間の心の汚い部分が炙り出されて読み応えはあった。

    ただ一つ、作中でもさらっと書かれていただけだけど、美心の母親が一番最低なんじゃない⁈って思ったのは私だけ⁈

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    2026年07月01日
  • 夏の匂いがする

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    ネタバレ

    女の子同士の恋というか親密さと夏を掛け合わせた短編集。
    こういう話をあまり読んだことがなかったが、木爾チレンが描く女の子の親密さは爽やかな感じがして読みやすかった。
    『瑠璃色を着ていた』の学校では似た物同士で何となく当たり前に一緒にいるけど、学校を離れたら淡白になる感じがリアルで良かった。ちゃんと生前の約束を守っている瑠璃だけど、実際にもっと早く会っておけばなあというハリの後悔に共感した。

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    2026年06月29日
  • 哀を飲む

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    全体的に退廃的で、好きな雰囲気ではなかったです。
    どの話も、あえて苦しむ自分を作り出して酔ってるみたいな気持ち悪さがありました。
    読みやすくはあり、一気に最後まで読みました。

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    2026年06月29日
  • 二人一組になってください

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    デスゲームの結末が気になって読み進めることができるのが利点。
    一方、いじめ撲滅を理解させるべきにもかかわらずほとんど誰も生き残らないゲームルール、胸のコサージュが自由自在の凶器になっているという謎技術など、かなり雑な設定が気になる。
    クラスが1軍〜3軍にきれいに分かれていて、グループが違うと一切の交流が発生していないというのもだいぶステレオタイプに見えるが現実はどうなのだろうか?

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    2026年06月28日
  • 神に愛されていた

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    ネタバレ

    あっという間に読み終わってしまった。
    東山冴理と白川天音の2人の小説家は隠と陽のように思えるが、2人の想いがうまく重ならなかったために悲しい結末になった痛みを感じた。
    冴理が小説をかかなくなったのは天音の死によるもので、冴理が才能の差を感じていた天音は誰よりも冴理を神と崇めていた。小説を書き続けてほしいと思うばかり結果的に村田シャープを含めて冴理の全てを奪ってしまったと気づくのは手記により気づいたが、生きるすべての原動力であったのは伝わってきた。献身的に尽くしている様子の茉莉の立場からすると冴理のそばにいることができてよかったとも思ったが、小説で復讐するとはなかなか残酷でそれだけ物語を書くのは

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    2026年06月28日
  • 二人一組になってください

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    このクラスには『いじめ』がありました。それは赦されるべきことではないし、いじめをした人間は死刑になるべきです」ーとある女子高の卒業式直前、担任教師による【特別授業(ゲーム)】が始まった。突如開始されたデスゲームに27人全員が半信半疑だったが、余った生徒は左胸のコサージュの仕掛けにより無惨な死を遂げる。自分が生き残るべき存在だと疑わない一軍、虚実の友情が入り混じる二軍、教室の最下層に生息し発言権のない三軍――。
    本当の友情とは?
    無自覚の罪によるいじめとは何か?
    生き残って卒業できるのは果たして誰か?
    カーストってほどじゃあないし、いじめはなかったけど、なんとなくこういうグループの住み分けみたい

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    2026年06月28日
  • 哀を飲む

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    各章それぞれ飲み物がキーとなって物語が進んでいくけれど、その飲み物とストーリーとの関連性が上手いなぁと思った。
    個人的に「水みたいな人」のオチが秀逸で好きだった。
    「水」から始まり、章が進むにつれて飲み物の種類とともに主人公の狂気さが増していくのが面白いし、恐ろしくも感じた。

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    2026年06月25日
  • 神に愛されていた

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    すごい読みやすかった。嫉妬と憧れ、相反する思いがすれ違いぶつかり合いながら人生が交差していく。その交差地点が、なんとももどかしくて、もう取り戻せないんだなと後から思い返す。もう巻き戻せない人生の痛みをどう繋ぎ止め他者に引き継ぎ、次の糧になっていくか。愛憎という言葉に相応しい物語だったと思う。

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    2026年06月11日
  • 二人一組になってください

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    卒業式当日、「二人一組になってください」を合図に当然始まったデスゲーム。
    見て見ぬ振りをしていたいじめや、表面上取り繕っていた関係が崩れ出す。

    最終的な卒業式は予想通りだったけど、生徒それぞれの関係性は予想外な部分も多く、面白かった。
    残酷な結末に向かって行くことはわかりつつも、次は誰目線の話なのかが気になり、次々ページを捲ってしまった。
    この子はこんなことを考えていたのか、この2人の間にはこんな出来事があったのかと思いながら読み進める中で、つい語り手目線のみで捉えがちだが、誰かにとってないもの(意識を向けない)になっている人生が、他の人にとっては大切な関係だったりするよなぁと改めて感じた。

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    2026年06月10日