木爾チレンのレビュー一覧

  • 二人一組になってください

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    ネタバレ

    ある女子校で卒業式の日教室に向かった生徒たちは黒板に書かれた「二人一組になってください」から始まる奇妙なルールを目にする。誰とも組むことができなければ失格となる。一度組んだ相手と組むことはできず、時間内に決まらなければ全員失格。教室の外に出たりコサージュを外しても失格となる。そして始まる特別授業という名のデスゲーム。生き残って卒業式に出られるのは誰なのか…。

    デスゲーム。昔流行った『バトルロワイヤル』っぽい。奇数のクラスで毎回体育の時間に組む相手がおらず、先生と組まされる生徒がいる。そんな無意識のいじめを扱った作品。スクールカーストやそれぞれ家庭環境の異なる生徒たちがいて、各話によってフィー

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    2026年03月29日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    著名な作家さん達のアンソロジー。
    流石にどの話も面白く、シリアルキラーの頭の中がそれぞれに興味深かった。
    櫛木理宇先生の「テキストブック・キラー」、木爾チレン先生の「脳JILL」が特に良かった。

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    2026年03月26日
  • 哀を飲む

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    頭で考えながら読むというより、感性で読むような作品。
    最後に後書きを読んでいろいろ腑に落ちた感じがする。
    いわゆるメンヘラ女子が登場するので、おそらく一般的にメンヘラの部類にならない私は共感することはなかった。
    けれど人生の中でどこかの歯車がずれていたら、メンヘラ女子になっていた可能性もあったかもしれない。メンタルが脆いのも一種の個性というか才能なのかもしれない。

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    2026年03月25日
  • 二人一組になってください

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    SNSで見て興味を持った本

    どのような学校であっても大なり小なりスクールカーストというものは存在していて、それが原因でいじめに発展してしまうこともあるという残酷な正論を突きつけられたように感じました。

    人間関係の惨さや脆さ、デスゲーム物特有の少しグロい表現が多々あり、人間の汚い部分を垣間見たように思えて鳥肌が経ちました。

    自分を見つめ直すことのできる、考えさせられる1冊でした!

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    2026年03月25日
  • 哀を飲む

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    #ハッシュタグストーリーの『#ファインダー越しの私の世界』、『神に愛されていた』が気に入ったので
    他の作品がないかな?と検索して読んだ。みんな淋しいので、あとがきで救われた。拗らせ女子を書く天才かも!「梅酒と眠る」が好み。

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    2026年03月21日
  • 哀を飲む

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    はじめましての木爾チレンさん。色んな"飲み物”と哀しみの短編集。なかなかのメンヘラ主人公たちでおお、となった。『梅酒と眠る』好き。
    最後に、短編集の飲み方と物語のレシピがついてるのおもしろい。

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    2026年03月20日
  • 神に愛されていた

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    途中から展開が読めましたが、それでも面白かった!著者の魂がこもった作品だなと思いました。
    あとがきを読むと小説家の矜持みたいなものがひしひしと伝わって来て、これもまた痺れました。

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    2026年03月19日
  • 静電気と、未夜子の無意識

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    ⭐️3.8
    私的に未夜子はとても魅力的な主人公だと思った
    現実で近くにいたら友達になりたいかはわからないけど、ずっと少女でいようとする姿が儚かった
    恋したらこうなるよなーと共感した

    チレンさんのあとがきは毎回素敵で本当に好きだが、デビュー作ということもあり長く描かれていて、思い入れの強さも実感した

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    2026年03月14日
  • 二人一組になってください

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    「二人一組になってください」って言われる恐怖、確かにあったなと昔を思い出した。
    どこかのグループに属して、親友がいないといけないという女子特有の空気。すごーく苦手だった。
    でも、この雰囲気を味わっていたのは中学生までだった気がするんだけど、今は高校生もこんな感じなんだろうか。
    卒業式に始まった特別授業は、まさかのデスゲーム。死のバリエーションの数々はなかなか残酷。
    生徒それぞれの描き方も面白くて、エンタメ小説としては楽しめた。
    でも、「いじめをした人間は死刑になるべきです」の言葉がどうしてもひっかかる。
    この特別授業、何回やってもいじめはなくなってないし。

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    2026年03月08日
  • 二人一組になってください

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    ⭐️3.5
    それぞれのキャラクターの背景とか心情がリアルに描かれていてとてもよかった
    学生時代に読んでいたらもう少し違う感想を抱いたかもしれない
    自覚ない悪意もあるよね

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    2026年03月07日
  • 二人一組になってください

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    サクサク読み終えた。
    エンタメ小説としては楽しめたのか‥な?

    とある女子高校の卒業式当日に、
    いきなり始まった、「特別授業」
    二人一組になるように手をつなぎ、ペアに
    なれなかった者は失格となる。一度組んだ
    相手とは再び組むことは出来ない。
    それを繰り返し、残った者が卒業式に
    参加できるという、クラス27人で始まる
    デスゲーム。
    悲惨な死を迎える彼女たちの姿を、
    読んでいて、正直気分が良くなかった。

    いじめをしていたから制裁される。
    直接していなくても、止めなければ
    いじめに加担したと見なされ、制裁の対象と
    なる。
    設定に、かなり無理があると思うし、
    コサージュの花が散って、死ぬって‥
    人に

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    2026年03月03日
  • #ハッシュタグストーリー

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    麻布競馬場さん、柿原朋哉さん、カセツマサヒコさん、木爾チレンさんの短編小説4集。

    ハッシュタグというものが市民権を得てどれぐらいがたっただろう。
    元々は、SNSで特定の言葉を目立たせたり、検索しやすくするものだったかも知れないが、時に真正面から見せると気恥ずかしい言葉も、ハッシュタグを添えるとその言葉が突然誰にも聞こえる独り言のように、意味を持つようになった。
     
    この4編はそんなSNS世代と呼ばれる人たちや、テーマを扱った作品である。
     
    いずれの作品も短編なので、もう少し読んでみたいな、この設定は少し爪が甘いなと感じることはあれど、気楽に読めるのでおすすめ。
     

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    2026年03月01日
  • 二人一組になってください

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    ネタバレ

    学生のときに読んでいたら、きっともっと強く沁みていたと思う一冊。

    でも大人になった今読んでも、胸の奥をざわっとさせられた。

    無意識のいじめ。
    スクールカーストの中での小さなズルさ。
    「自分は加害者じゃない」と思っている側の残酷さ。

    表現はかなりグロくて、少しリアリティに欠ける部分もある。
    だけど一人一人の心情は驚くほどリアルで、ページをめくる手が止まらなかった。

    そして、あの終わり方。
    静かだけど、強く残る。

    私は、
    誰とでも自然に「二人一組になれる」大人でいたい。

    無意識のいじめから目を背けない人でいたい。

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    2026年02月28日
  • 哀を飲む

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    切り離された世界の話って感じだった。
    なんかわかるような話なんだけどまだ私には分かりきれないな。ひとりの哀しみより、誰かといることで生まれる哀しみの話だったからかな。

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    2026年02月28日
  • 二人一組になってください

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    ネタバレ

    バトルロワイヤルのような感じかなと思ったけど、本当にそんな感じだった。視点がコロコロ変わるので、スピーディーに読み進めることかできた。失格が意味することも予想通りで、ただ残酷なゲームが存在するだけでなくきちんとメッセージ性が含まれているのも良かった。
    自分ももれなくそうだったのだが、教室という狭い空間で過ごさなくてはいけない子どもたちってなんて大変なのだろうと同情してしまう。実際に直接手を下すいじめではなく、見て見ぬふりをするいじめに気付ける人はどれくらいいるだろうか。そして気付いて自分の立場を危うくしてまで他人を助けられる人はいるのだろうか。
    ぜひ、そんな残酷な狭い世界で生きている子どもたち

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    2026年02月28日
  • 私はだんだん氷になった

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    「みんな蛍を殺したかった」を読んで面白かったので読みました。
    こちらも重い話ですね
    私は推しがいないのでなりきりとか「推し活の世界すごいな」と新たな世界を知った感じです笑笑
    四宮炭也も某アイドルがモデルって知らなかったので
    他の方の感想を読んで「なるほど!」と伏線回収してる気分です笑

    あのラストは救われたんでしょうか…。
    ニュース速報を考えると、どっちなのかなぁ…。

    ※重めな性的描写が多いので苦手な人は注意だと思います。

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    2026年02月26日
  • 神に愛されていた

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    初読みの作者さん。
    少し前にランキングで見かけて皆さんの★も良さげだったのでずっと「読みたい」に入れていたが、ようやく手にする。

    高校も大学も獲った新人賞も全て同じの二人の女性作家の、壮絶な“すれ違い”のドラマ。
    何となくネタは読めていたし、粗を捜せばツッコミどころも多いお話だと思うが、それでも、少女漫画を思わす世界で主役の気持ちが上がったり下がったりする展開にずんずんと面白く読まさせられた。

    本の紹介に“著者渾身”と書かれてある「文庫版あとがき」を読めば、こういう軽い感じで「少女漫画を思わす世界」なんていう感想を書くのは申し訳ない気がするが、許してね。

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    2026年02月26日
  • 夏の匂いがする

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    大人になる少し前の少女達を描いた初期短編集。真冬
    に読んだのに、線香花火やプールサイドの水の匂いを感じました。一瞬のきらめきを切り取ったような「瑠璃色を着ていた」が好き。現在の作者から見たあとがきも、より儚さを感じさせていい。

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    2026年02月23日
  • 二人一組になってください

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    無自覚ないじめ。

    卒業式当日の教室で、それを振り返る壮絶な特別授業が行われた。
    女子高生27名はクラス内のカーストの中で、自分の立ち位置や同級生との関係性を振り返り、徐々に凄惨な死を重ねながら「最後の一人」を決めていく。

    めっちゃJK死ぬやん。
    大勢の登場人物に視点転換されて、一編が30ページぐらいで進むから読みやすく感じた。
    重い設定の割には文章は単調だからサクサク読めて、だからこそ「めっちゃJK死ぬやん。」だった。
    バトル・ロワイヤルより読みやすい。

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    2026年02月22日
  • 二人一組になってください

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    ネタバレ

    卒業式直前の京都の私立八坂女子高校で、「二人一組」を作り、ペアになれなかった者が死ぬデスゲームを描く。制限時間60分で終わらなかった場合は全員失格、再び同じ相手とは組めないなどの規則がある中で、それぞれが生き残るために行動していく。各生徒の視点で物語が描かれるため、思っていたよりも生徒を覚えられたが、生徒たちの感情の理解を補う過去のエピソードは物足りなさがあった。また、次々に失格していくので、正直覚えてもあまり意味がないようにも感じてしまった。

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    2026年02月19日