木爾チレンのレビュー一覧

  • 夏の匂いがする

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    女の子特有の、仲の良いだけで言い表せない共依存のような関係が描かれた5つの短編集。

    若さ故の漠然とした虚無感、特別な関係への絶対的信頼とそれが崩れることへの恐怖、何気ない日常の尊さが、腑に落ちてくる文章で綴られている。

    表紙の写真も本作の雰囲気と合っていて素敵だと思った。

    ・瑠璃色を着ていた
    →周囲の仲良しごっことは一線を引いて、高校3年生の瑠璃とハリの話

    ・植物姉妹
    →脳死状態となった白花と、その妹黒花の話

    ・りかちゃんといづみちゃん
    →常人離れした美しさのりかちゃんと、それに憧れる泉の話

    ・溶けたらしぼんだ
    →高校時代からずっと一緒だった栞とゆりが、卒業後ルームシェアをしている

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    2026年02月08日
  • 哀を飲む

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    10代の頃この手の閉塞感や背徳感に満ちた、救われも突き落とされもしない話を好んでいた時期あったなと懐かしくなった。

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    2026年02月04日
  • 二人一組になってください

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    面白いけど正直話題になってるほどではなかった
    特に最後は2人はなんで変わっちゃったんだろうって気持ちになる。
    いくら自認が死刑になるべき人間だったとしても、あれだけ親友の自殺を悲しんでた花恋が教え子たちを巻き込んで?って感じだし
    美心もコサージュを作った以上はゲームに協力しているわけで美しい心とは…?となてり
    美心たちの担任も本当は彼女たちみたいな心を持っていたんだろうなぁとも

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    2026年02月03日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    “殺人鬼”つながりでこの一冊。

    阿津川辰海さん
    木爾チレンさん
    櫛木理宇さん
    くわがきあゆさん
    結城真一郎さん

    という豪華執筆陣に惹かれて手に取りました。私にとってまるで福袋みたいでした。
    流石どの話も面白い。そしてさくっと読めてしまう短話集。

    この中で私が好きな話は阿津川辰海さんの『シリアルキラーvs.殺し屋』

    古書店に勤める男を一ヶ月以内に殺して欲しい。という依頼を受けた殺し屋のお話。

    あまり話すとネタバレになってしまうから話せないけれど、流れる空気感がチルい。殺人鬼と相対する空気感ではないの。緊迫してる場面のはずなのになぜか緩く感じてしまう。不思議な温度をもった物語でした。

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    2026年02月02日
  • 哀を飲む

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    タイトル通り別れを書いた哀しい話が多かった。メンヘラ気味の主人公が多くて少しお腹いっぱい。私が恋愛があまり得意ではないからかもだけど、あまり共感はできなかったかな。
    本気の恋愛をすると皆どこなおかしくなってしまうのだろうか。
    なぜかラムネを飲んでいる場面を読んで、特に好きだったわけでもないのに飲みたくなった。
    他のチレン先生の作品も読んでみたいな。

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    2026年02月01日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    シリアルキラーと一言で言っても色んなタイプの人がいる。そう思えるくらいどの作品の主人公たちも個性的で自分なりのルールを持っていて楽しめました。阿津川さんのお話が一番好きだったかな。

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    2026年01月25日
  • #ハッシュタグストーリー

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    全体的にはあまり面白くはなかったです。
    もう少しSNSと関係あるのかなと思ったらそこまで関係なかったので、このタイトルは少し無理があるかなと思いました。
    ただ、短編なのでこれを機に様々な著者様の作品が読めるのは嬉しく思いました。

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    2026年01月20日
  • 哀を飲む

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    あとがきを読んで、岬って名前、そこで使う!?ってびっくりする。
    こんな恋愛続けば続くほど、身が保たんわと思う。最後の骨を飲むが終わりがみえず、キツイ。

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    2026年01月17日
  • 哀を飲む

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    哀しみとか寂しさとか、そういう忘れたいこと、受け入れるとか理解するとか乗り越えるんじゃなくて、飲み込んで自分の中に溶かすこと。きっと時間が経てば消えてくものだけど、ある意味確実に自分の中に存在してるその感情が美しかった。

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    2026年01月15日
  • 哀を飲む

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    ネタバレ

    以下、本文より抜粋。

    哀しい音だ、と思った。

    二人はきっと、お互いのことを知りすぎてしまった。だから、少しずつでも、忘れなきゃいけないのだと思う。

    私という人間は時々、いちばん好きな人に、うんと酷いことをしたがる。なぜだろう。淋しいからかもしれない。

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    2026年01月12日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    阿津川さんのと櫛木さんの話が面白かったかなー。
    シリアルキラーって普通に世の中に紛れていそうで怖い。

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    2026年01月08日
  • 静電気と、未夜子の無意識

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    デビュー作であり、風変わりな男の子に恋した美少女・未夜子の物語。共感出来たり出来なかったりと振り戻される感覚がクセになります。今の作者視点で語られるあとがきも読みごたえがありました。

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    2026年01月04日
  • 哀を飲む

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     性と生を飲み物を絡めての短編集でした。性の描写に若干の気持ち悪さを感じてしまいました。生々しすぎることを置いておいても主人公たちの葛藤とかジレンマとか抑圧された思いとかが胸に来ました。愛で哀なんだな。

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    2026年01月02日
  • 哀を飲む

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    パートナーを失ったり、別れた女性達の性と生について書かれた7編からなる短編集。

    内容云々というよりなぜチレンさんがここまで性に固執?執着?しているのかが物凄く気になりました。かなり生々しい表現が多々登場してくるそのバックボーンや目的は何なのか。

    あともう一点どうしても気になるのは、小説って基本的に誰でも手に取れてしまうということ。つまりこの内容・表現が性の知識に疎い若い子達の目にも入る可能性がある。裸婦像のような美術品でも問題になるこの世の中でここまで露骨な性描写がある小説はいくら真っ当な文芸作品だとしてもある程度の規制が必要なのではないだろうか…

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    2025年12月27日
  • 哀を飲む

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    初期の頃の、チレンちゃんを思い出すようなお話ばかり。でも好き!っておもうには私が歳をとりすぎたかな。

    (それにしても…二人一組に〜って売れたの?なんか最近読む本に大ヒットみたいな文言ついてるから)

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    2025年12月23日
  • 静電気と、未夜子の無意識

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    なんだろう。この、うまく掴み取れない気持ちになってしまうのは。忘れられない想いは、自分1人のものとして、抱えていく。その秘密がそっと撫でられたような、そんな感覚に陥る作品。

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    2025年12月23日
  • 静電気と、未夜子の無意識

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    ふわふわとした夢の中で起きている出来事のような不思議な物語だった。前編を通して主人公・未夜子の主観で描かれていてリアルなような、とりとめもないようなそんな文章で描かれている。こんなに誰かに執着する気持ちは私自身は全然わからなくて。
    途中脱落しそうになりながら読んだけどラストの終わり方は素敵。
    作家さん自らが長いあとがきが付いていて、14年前に書かれたデビュー作であることを知り、腑に落ちた。物語中の未夜子の成長がチレンさんの成長でもあるんだなとすっと納得できました。

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    2025年12月13日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    シリアルキラーアンソロジーとは冒険したなあ。
    まあ見かけた瞬間、即買いした人間だけども。
    一人の例外もなく狂っててゾワゾワした。
    『脳JILL』の樹莉だけはまだ理解できそうなところにいるものの、他の方々はもうお手上げです。
    共感できる部分なんて1ミリも無いけど、ストーリーとしては面白いんだよねえ。
    その一方で、登場人物達に対する嫌悪感も湧き上がる。
    でもそれさえも良いと思えるから流石です。

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    2025年12月13日
  • 哀を飲む

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    ネタバレ

    著者も記載している通り、いわゆる「メンヘラ女子」
    (※若き女子の恋愛における情緒不安定さの意味とある。)が主人公の作品が多く、そういう感情なのか、と、登場人物の心に入り込むような感じがした。

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    人は、ひとりでいる時間が長いと、心が縮んでいく。誰のことも受け入れる必要がないから、心はひとり分でいいと、自分に言い聞かせて、どんどん小さくなる。

    糸川だけが、他人が遊びに来るような世界を持っていることに、私がどれだけ嫉妬しているか。
    私という人間は時々、いちばん好きな人に、うんと酷いことをしたがる。なぜだろう。淋しいからかも

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    2025年11月12日
  • 静電気と、未夜子の無意識

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    無意識に落ちた恋は未夜子にとって苦しいもので、亘は未夜子で未夜子は洋で、それぞれの気持ちが上手くいかない。無意識に嫌いになれたら楽なのに、それも難しい。亘によって初めて呼ばれた未夜子、名前の由来を考えてくれ、未来の夜って意味だと言われ初恋が終われそうな予感で終わり、未来が明るい感じで良かった。

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    2025年10月14日