木爾チレンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
東山冴理と白川天音、二人の小説家を軸に紡がれる、嫉妬と憧れ、そして愛憎の物語。
この作品の特筆すべき点は、どちらかが光で、どちらかが闇といった単純な対比では語れない点にあります。彼女たちは互いの中に光と闇の属性を併せ持ち、鏡合わせのように映し出される。その複雑な心の機微を追ううちに、読み手は物語の深淵へと静かに引きずり込まれていきます。そして、最後に明かされる真相。それまでの視界が鮮やかに塗り替えられるような衝撃と、言葉を失うほどの静かな余韻が待っていました。
「あなたにとって神とは何なのか」という問いを突きつけられ、タイトルや各章が持つ意味を反芻せずにはいられません。
非常に洗練された文章で、久しぶりに時間を忘れて物語にのめり込みました。木爾チレンさんの持つ繊細かつ鋭利な筆致が遺憾なく発揮された、間違いなく作家の代表作と呼ぶにふさわしい一冊です。
物語の余韻を噛みしめるためにも、ぜひ本編だけでなく、あとがき、文庫版あとがき、そして町田その子さんによる解説まで、漏らさず読み込んでいただきたい。すべてを読み終えたとき、このタイトルが持つ真の意味が、より一層鮮明に浮かび上がってくるはずです。 -
Posted by ブクログ
愛と痛み、尊敬と妬みは紙一重だと感じた。
あなたがこの世に必要だから生まれてきたはずなのに、みんな〝あなた〟ではなく〝あの人〟になろうとする。
女性特有なのかは知らないけど、誰にでも愛されちゃうあの子、なんでもできちゃうあの子がすごくて、憎くて羨ましい。
そんな感情が心を抉るようにグサグサ描かれていて、物語であるはずなのに目の前で自分に起きていることのようにも思える。
ただ、とんでもなく自分を眩しく照らしてくれるのもまた、妬み痛みがあるからこそなんだと思う。
あとがき、解説までこんなに楽しめたのは本を読み始めてから初めてかもしれない。
自分が何者かになりたがっていて、好きであるのに僻んでしまってるときに何度でも読み返したい
すごく大切な一冊になった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ七瀬蛍。バラバラになった彼女の遺体を美しいと思う者などいない。だが少女はそれを望んだ。
3年前、父は亡くなる数日前、もしもこの世が不幸でどうしようもなくなったら、小説を書いてみなさい。
栞。幽霊と学校ではいじめられた。→絵的にそこまで痩せてないが。。
父の死後、母は別人に。
七瀬蛍、転校してくる。
栞、頬に傷ができてからは喋れなくなった。
蛍がアドレスを聞いてくれた。
大川桜。ネットで知り合った男と仲良くなる。顔は知らない。
生物部、もといオタク部。
生物部に蛍が入って、オタクたちは蛍に憧れる。
五十嵐雪。デブ。
双子の妹がかつてはいたが死んで、母は死んだ妹が雪の中にいると思い込んでいて、弁当もいつも二つ分作る。→だから太ってたのか。。カースト最下位たちのキャラの作り込みが上手い。
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Posted by ブクログ
ネタバレ女子校のクラスで二人一組にならなかった人は死ぬというデスゲーム。一人一人のエピソードがあってすごい没入感があった。いじめって私は遭ったことがないし、したこともないって思っているけど友達が言ってる悪口に共感して話を盛り上げたことはたくさんあると思って心がざわついた。今クラスで5人組みたいになってるからもしうちのクラスでこのゲームが行われたらどうなるんだろうとかを考えたら怖くなった。うちの学校はあのクラスほどじゃないけどある程度のカーストはあるのかなって思うから自分を三軍だと思って嫌な気持ちになってる人がいるのかもしれないと思った。
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匿名
ネタバレ 無料版購入済み中学時代いじめにあっていたせいで高校に上がってからもぼっちの美心、積極的にいじめられてはいないけど友達のいない彼女に寄り添ってくれる人はいるのか?