木爾チレンのレビュー一覧

  • 貴女。

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    売れっ子作家陣が綴る百合小説作品集、ラブリーな魔法で陶酔しちゃう! #貴女 #百合小説アンソロジー

    ■きっと読みたくなるレビュー
    前作『彼女。百合小説アンソロジー』に続く、いまを時めくミステリー作家陣によるアンソロジー。

    あいかわらずキュンキュンさせてくれる本シリーズ。今回はミステリーよりも百合要素がマシマシで、読んでると別世界に昇天させてくれます。

    テーマはひとつなのに、様々なアプローチで楽しませてくれますね。皆さん各々の強みを出されていて、先生らしいなって作品ばかりでファンとしては嬉しい限り。

    恋愛なんか久しくしてないなー、百合なんてよくわかんねーよと思っている中高年層にこそ読んで

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    2024年07月27日
  • 殺戮の天使 3 ONCE IN A BLUE MOON

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    ネタバレ

    全員が殺戮の天使でした!
    ビルに来る生贄は、神父グレイが毎回犯罪者とかを連れてきてたのか、謎ですね。
    ダニー先生の過去はやるせなさを感じると同時に、意外と1番人間臭い感情を持ってたんだなと思いました。

    ラストの行方は誰も分からず…一緒に心中か、本当に笑えるまで一緒に生きるのか。
    恋愛とか友情だとか、生温いものでは言い表されない2人の絆が大好きです。
    ですが、迎えに来た殺人鬼ザックの台詞が、どうしても物騒なプロポーズにしか見えません。
    出来れば一緒に暮らして、お互い愛情というものを知っていって欲しいです。

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    2023年05月13日
  • 殺戮の天使 2 BLESSING IN DISGUISE

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    ネタバレ

    感情を上手く表現出来ない2人の様子がもどかしかったです。
    誓いなど関係なく、2人が大切に思い始めていく様子は見ていてほろりときます。

    神父グレイが少女レイに対し、あんなに怒る理由がちょっと理解出来ません。
    どのフロア主も、我の道を突き進む身勝手な人物なので…(笑)

    番外編で人物の回想が読めて満足です!

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    2023年05月05日
  • 私はだんだん氷になった

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    こちらも一気読み。
    前作「みんな蛍を殺したかった」よりも、更に、濃くて暗い病みな話しだった。
    他人から愛される為の、黒歴史。
    文字だけの、なりきりの、恋愛。
    運命と絡まって知る、現実。
    展開と繋がりに読み応えがあった。

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    2023年04月03日
  • 私はだんだん氷になった

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     コロナ禍を描く小説が増えてきた今、コロナ禍だからこそ生まれる小説もある。
    ネット社会、スクールカースト、コロナ、、、様々な社会問題を織り込みながら、そして読者の予想を裏切りながら、話は進んでいく。読み始めたら止まらなかった。

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    2022年12月08日
  • 青春と恋、そしてミステリー 説明がつかない現象と私が生徒会に入った説明

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    最初のカラーページを読んで
    これ怖い系かなぁって思ったけど
    正体が知りたかったので読んでみることにしました。

    いろんな部活があって面白いなって思いました。
    自分の学校にもあったら楽しそうだなぁ、、、

    最後の話を読んで全てが繋がります。
    予想していなかった展開だったのでビックリしました!

    もし、最初のカラーページ見て
    これ怖いからって理由で読むのやめちゃった人いたら
    絶対最後まで読んだ方がいいです。
    すごくスッキリしましたよ。

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    2021年07月24日
  • Just Be Friends.

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    せつないなー。。。
    ほんと恋愛って難しい。とくに青い時代の恋はさらに。進路やらなんやらで方向性の違いが目に見えて浮かんでしまうからかな。
    ルカのこの曲は大好きでわたしもしょっちゅう聴いてます。その大好きな曲をチレンちゃんがノベライズするとあって楽しみにしてたけど。ちょっと個人的には雅紀の存在が嫌だったなー…ずるいよー。創がかわいそうってわたしもチレンちゃんと同じ感想笑!
    アンサーをまだ聴いたことなかったのでこれからきいてみよーっと

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    2015年07月30日
  • アイドル生徒会!

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    こういう本絶対読まないんだけどチレンちゃんの新刊ってことで手に取りました。(デビューから応援してる作家さん)
    少女漫画好きな人には絶対絶対楽しめると思う、このテーマ。もうキラキラしすぎてて、ニヤニヤしながら読み終えた。わたしも絶対柚様推しになるだろうな、ナルシストでドエスな王子様な柚様や、大人の魅力溢れるなかでの女性恐怖症な嘉保須様もいいな。ゲームオタクなほんわかな檸檬乃介様も捨てがたい。インテリ眼鏡な裏での変態ぶりな月出里様も、美少女っぽい来夢様も…♡
    やー、こんなラッキーガール誰もが憧れるよ。キュンキュンしながら読みました。次回はどんな作品書くのかな、楽しみです。

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    2015年05月29日
  • 二人一組になってください

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    卒業式直前に開始されたデスゲーム。登場人物が多いのでカースト表しおりで確認しながら読み進めました。それぞれの女子特有の感情に共感したり、出来なかったり。極論ではあっても「無自覚のいじめ」を描ききる熱量に圧倒されました。

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    2025年12月21日
  • 神に愛されていた

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    読みやすく、おもしろかった。
    伏線回収?答え合わせ?の理由や設定に少し無理矢理感というか、違和感というか…
    こじつけ感が否めない部分もあった。
    そしてサリに人を惹きつける魅了があるように感じなかった。

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    2025年12月19日
  • 二人一組になってください

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    学年にひとつしかクラスしかない女子高の卒業式の日、登校した生徒たちに担任からあるゲームが課される。「二人一組になってください」の合図で、余った生徒が失格、つまり志ぬというゲーム。しかも、特定の生徒が余るとそれ以外が失格になるという。そのデスゲームにより徐々に生徒たちの本音が露わになり始める・・・

    構成的には「バトルロワイヤル」とあまり変わらない。
    各章はそれぞれの女子高生たちの物語となっており、本音が語られる。スクールカースト、いじめ、友情など、本作のテーマとなっているが、そこは自分にはいまいち刺さらなかった。
    それより、コサージュの仕組みのほうが気になってしまった・・・

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    2025年12月17日
  • 静電気と、未夜子の無意識

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    ふわふわとした夢の中で起きている出来事のような不思議な物語だった。前編を通して主人公・未夜子の主観で描かれていてリアルなような、とりとめもないようなそんな文章で描かれている。こんなに誰かに執着する気持ちは私自身は全然わからなくて。
    途中脱落しそうになりながら読んだけどラストの終わり方は素敵。
    作家さん自らが長いあとがきが付いていて、14年前に書かれたデビュー作であることを知り、腑に落ちた。物語中の未夜子の成長がチレンさんの成長でもあるんだなとすっと納得できました。

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    2025年12月13日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    シリアルキラーアンソロジーとは冒険したなあ。
    まあ見かけた瞬間、即買いした人間だけども。
    一人の例外もなく狂っててゾワゾワした。
    『脳JILL』の樹莉だけはまだ理解できそうなところにいるものの、他の方々はもうお手上げです。
    共感できる部分なんて1ミリも無いけど、ストーリーとしては面白いんだよねえ。
    その一方で、登場人物達に対する嫌悪感も湧き上がる。
    でもそれさえも良いと思えるから流石です。

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    2025年12月13日
  • 神に愛されていた

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    冒頭からいきなり「後奏」と書かれていて、これはどういうことだ?と思って読み始めたが、とにかく読みやすく、それでいて心が締め付けられる話だった。

    冴理と天音、陰と陽のコントラストが描かれているが、どちらも光と陰を持っていて、でもお互いの光の部分しか見えないことから妬みや羨ましい気持ちが生まれ、互いに捻れた構図となってしまう。

    2人の出会い方が違えば、きっと違う結末になっていたと思う。

    人生において人は誰しも誰かを羨ましいと思い、胸に秘めている想いがあると思う。それをどんな人だって抱えていて、それでも折り合いをつけながら、自分で探りながら生きている。人のもやもやっとする部分が確信的に描かれて

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    2025年12月09日
  • 二人一組になってください

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    読みやすかった。
    人がいっぱい出てくるから戸惑うけど
    最初にクラスのカーストがわかりやすく載ってるから頭に入ってきやすかった。
    面白かったけど意外性はなかったな。

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    2025年12月08日
  • 神に愛されていた

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    女性作家ふたりの嫉心、葛藤、齟齬、
    そして乖離。
    もう少し理解し合えたなら、神はふたりとも愛してくれたのかもしれないのに。

    ストーリーはもとより、登場する数々の小説群に、著者・木爾チレンさんの強い思い入れを感じました。
    実はストーリーの展開自体は、あゝ、そう来るだろうな、と予測しながら読んでいました。
    けれど、章立てのタイトルの分数の意味に気づいた時ですね。ご自身のその時々の想いや、人生のフェーズを振り返りながら書かれたものなのかなと思いました。
    とてもパーソナルな熱量の込められた作品ではないでしょうか。

    作者自身のあとがきにある、“若者向け”という言葉への葛藤も拝読し、切ない気持ちになり

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    2025年12月02日
  • 神に愛されていた

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    ネタバレ

    ミステリ要素あり、サクッと読みやすい。
    隠と陽は相性が良いという着眼点は面白かったけどオチが同性愛なのがなんとなく消化不良。

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    2025年11月24日
  • 二人一組になってください

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    ネタバレ

    デスゲームを経験した花恋がこのデスゲームをまた行うことに少し違和感を感じた。

    心理描写が細かく描かれていて読み応えがあった。生徒一人一人の青春模様を見せつけられた後に死んでいくためやるせない気持ちになる。「無意識の悪意」
    という言葉に考えさせられた。自分がこのゲームに参加していたなら、きっと生き残れないだろうと思う。
    弥生と希子の関係性がすごい好き

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    2025年11月24日
  • 神に愛されていた

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    大絶賛されていたポストを見て手に取ったので、面白かったけどちょっと期待値を上げすぎた感がある。
    Twitterでフォローはしないけどタイムラインは追うとか、嫉妬と自尊心のせめぎ合いがリアルだったけど、冴理と天音の関係性は、わりとすぐ予想がついたので、天音の手記を読みながら、やっぱりなぁと答え合わせをした感じだった。
    作家同士として出会わなかったら良い関係を築けたのかもしれないけど、天音が茉莉のようになれたかというと難しかっただろうな。

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    2025年11月24日
  • 神に愛されていた

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    同じ物語の持つ二面性、光と影もしくは表と裏が巧みな整合性を持って描かれてました。異常な狂気性に「そこまで?!」と思う事もありましたが、楽しめた事は間違いありません。

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    2025年11月18日