木爾チレンのレビュー一覧

  • 神に愛されていた

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    執着というものは自分も相手も狂わせてしまうのだと怖くなった、サリは天音に時には助けられ、時には憎み、それはすべて天音の愛だとすると愛とはなんだろうと考えさせられた

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    2026年03月21日
  • 神に愛されていた

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    ネタバレ

    作家としての才能と美貌を持ち合わせ、デビューした東山冴里だったが、白川天音との出会いをきっかけにスランプに陥り、執筆から離れてしまう。
    2人の関係や周りの後輩たちから分かるいろんな方向の愛。けど、やがてそれは憎しみや嫉妬にもなりうる事がすごくわかった気がした。
    シャープは、、最低だけど、悪気がない感じとか憎めんよな〜(笑)
    ''二人一組になってください''や''みんな蛍を殺したかった''と大分違う作品で驚いた。
    このタイプの方が自分的に好きだった!あとがきにもウルッとした。

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    2026年03月21日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    5編全て怖い!誰が誰を
    まじで!もうやだよ!最後の一行まで
    目が離せない
    後味悪さが最高の恐怖の一冊
    どの作家が好き?

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    2026年03月16日
  • 神に愛されていた

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    天音の冴理への愛が、これほどまですれ違い悲しい結末になってしまったことが切ないけれど必然的だったように思った。
    小説家という同じ孤独を持つ世界で生きると決めたなら、もう救いあうことはできないのだと。

    初めて読む作家さんだったけど読みやすく、読む手がとまらないくらい夢中で読めました。
    あとがきもとても良かった。作家の膿を出す過程がこの小説にも滲み出ているように感じて、より物語が生き生きしてみえた。

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    2026年03月15日
  • 神に愛されていた

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    二人の若き女流天才作家・東山冴理と白川天音。同じ高校、同じ大学出身、人気絶頂の最中、天音は亡くなってしまう。二人の物語が30年の月日を経て語られる。

    ミステリではないけど、伏線の回収が見事ですね。同じ言葉が時と場合によっては正反対に解される、日本語の使い方も好き。

    ただ、ラストだけちょい好みじゃないかも。冴理には希望の話なんか書かないでほしい。さらなる闇を期待してる。

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    2026年03月14日
  • 二人一組になってください

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    めちゃくちゃおもしろかった。予想以上期待以上。二人一組になってください、この掛け声まじで学生時代は怖かった。私も誰かをいじめたことがある、かもしれないな。親友だと思っていたら実はいがみ合っていたなんてこともあれば本当にお互い想い合っていたなんてのもあって読み応えがあった。チレン先生はやっぱりこういう少女の心理描写が上手いな

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    2026年03月12日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    シリアルキラーアンソロジー。なんとまあ危険な本です。そしてとても楽しい本。
    お気に入りは阿津川辰海「シリアルキラーVS殺し屋」。どっちもどっちな、とんでもなくスリリングで息詰まる対決です。ふたりの間で命を懸けて繰り広げられるゲームとその顛末には、ぞくぞくわくわくしっぱなしでした。
    木爾チレン「脳JILL」は、恐ろしくも悲哀を感じてしまった物語です。シリアルキラーには間違いないけれど、そういう言葉で片づけてしまうのはなんとも……やりきれない思いが残りました。
    櫛木理宇「テキストブック・キラー」、くわがきあゆ「私の伴侶」、結城真一郎「ご乗車の際は」と、どれもこれも傑作。とにかくやばい人物が多すぎる

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    2026年03月10日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    タイトルだけ見て、「厨二病的な話だったらどうしよう」と思ったが良い意味で裏切られた。
    推理要素、ヒューマンドラマ、家族、などの様々なくくりがあったり、殺人鬼の一人称で読めるものや「いやお前が殺人鬼なんかーい」とどんでん返しがあったり。盛りだくさんで楽しめた。
    全部良かったけど、個人的に面白かったのは「脳JILL」かな〜。趣味コスメ集めからの、クレーンゲームからの、人が落ちるところ鑑賞からの、最後は自分が…の流れが見てて切ない。

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    2026年03月04日
  • 神に愛されていた

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    嫉妬なんて感情、正直要らないと思っていた。
    他人と比べて絶望するその感情をこの小説は余すことなく読書の私達に教えてくれる。
    才能がある。愛されている。不自由なく生きている。「神に愛されているのは自分では無かった」と幾度と絶望しても、その感情を小説にのせて作っていく絵里。崇拝する絵里に殺したいほど憎まれてしまった天音。
    光と闇はいつでも表裏一体であり、嫉妬の反対には希望があった。絵里はあのタイトルに載せどんな小説を書いたのか、実際に手に取りたいと思った。

    -もしかしたら人は、愛を受け取ってから誰かを愛し始めるかもしれない
    -なんだか恐ろしかった。少女から果てしなく遠い場所まだやってきてしまった

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    2026年03月01日
  • 二人一組になってください

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    ネタバレ

    ルールや物語の運びは単調だけれど、
    それぞれの生徒のストーリーや
    感情が生々しくリアルに伝わってきて、
    可愛い表紙とは真逆のどん底闇が広がっていた。
    でもその中にも確かに希望があって、
    その希望がしっかり花開いたことがとても救い…

    皆それぞれの苦しみがあって、
    それが小さくとも大きくとも
    自分だけではないのだと気づく事が大切。
    偽善でも良いから寄り添おうという気持ちから
    人は心から助け合えるのだろうと感じる。

    キャラクターについてはそれぞれ
    思うところはあるのだけれど、
    最後に残ったのが美心と花恋で
    良かったと個人的に改めて思う…!!

    最後、続編みたいに制度が続いている流れも
    ドキッッと

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    2026年02月18日
  • 二人一組になってください

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    舞台は私立女子高、卒業式直前に行われるバトルロワイヤル。めっちゃ面白い。
    【特別授業】と呼ばれるデスゲームは担任によって突然告げられる。

    ルールはタイトル通り「二人一組に」なること。制限時間は60分。
    誰とも組むことができなかった者は、失格。失格者が確定したら、次の回へと続く。
    一度組んだ相手と、再び組むことはできない。
    残り人数が偶数になった場合は、一人が待機となり、話し合いで決めないといけない。
    【特定の生徒】が余った場合は、特定の生徒以外全員が失格になる。
    最後まで残った二人、及び一人の者が、卒業式に出席できる。

    半信半疑の27人だが、左胸のコサージュの仕掛けにより無惨な死を遂げるク

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    2026年02月13日
  • 二人一組になってください

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    最底辺で生きる辛さが、頂点の生徒である花恋にわかるはずがないと思っていた。でも、違った。誰もが、それぞれの哀しみを抱えながら生きているのだ。死んでいったクラスメイトも、少しの哀しみも知らない生徒なんて、きっといなかっただろう。

    人の気持ちを理解しようとする気持ちが大切です。

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    2026年02月11日
  • 神に愛されていた

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    ⭐️5
    語り手が変わった瞬間に全ての意味が変わる
    まさに光と闇
    天音の愛が大きすぎるあまり、すれ違いが切ない
    本当に神に愛されていたのはどちらだったのか

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    2026年03月14日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    凄く良かった!!
    めちゃくちゃ好みの短編集で、最後まで飽きることなく一気読み出来ました。
    タイトルと作者陣から即買いしましたが、期待を裏切ることのないものばかりでしたね!
    タイトルから多少グロいのかと予想してたけど、そんなことはなく、適度なゾワッと感と少しのミステリー要素がちゃんとあって、ホラーではないし、読みやすかったです。さすがでした✨

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    2026年02月07日
  • 神に愛されていた

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    ネタバレ

    「好きな人の好きなものは好きになる」
    その一途さは、相手の“好き”を邪魔しないどころか、決して侵させない
    そんな執着にも似た徹底ぶりで描かれていて、怖いほどの狂気を感じました。
    「悪魔のような無邪気さ」が綿密に描かれていた

    読み終えるまで、震えるようにニヤつきが止まらず、最後の最後までワクワクとドキドキに掴まれっぱなしでした。

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    2026年02月05日
  • 神に愛されていた

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    才能を恨み、劣等感に苦しむ。

    同世代で同じ高校大学出身の2人だからこそ
    才能が秀でるものに自分を必要以上に比べ、
    劣等感を強烈に抱き、次第に憎悪に満ちていく。

    自分よりも優秀な若手が評価されるという構図は
    社会で必ずと言っていいほど経験すること。
    それが小説家というクリエイティブな職業なら尚更胸にくるものがあるだろう。

    憎む側の視点だけでなく、
    その相手視点も描かれていて
    タイトルの『神に愛されていた』という意味がわかった時に、ぞわぞわっと鳥肌がたった。

    ものすごく人間味を感じる、才溢れる傑作だと思う。

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    2026年02月05日
  • 哀を飲む

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    メンヘラ少女と(後半そうではなくなりましたが)飲み物の話です。どの話も生と性が迫ってくるような短編集でした。

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    2026年02月03日
  • 神に愛されていた

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    久々に時間を忘れて夢中になる本を読んだ。思い込みというか、自意識は時に本当に恐ろしいものだよなあ、と思う。光と影はお互いにかけがえのないものだけど、お互いを認め合っていなくちゃ輝けない。自己否定を振りかざすと、誰かを傷つけることにもなると忘れないでいたい。

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    2026年01月30日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    私が想像しているシリアルキラーとはまったく違うタイプの殺人者が出てきて、新鮮だった。
    どの作者さんの文章も情景が想像しやすく、引き込まれたので、長編を読んでみたくなった。

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    2026年01月29日
  • 神に愛されていた

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    ネタバレ

    2人の小説家の壮絶な半生の物語。切ない結末にも関わらず、不思議と読後は胸に重さは残らず感動に包まれる。

    天音が冴理を慕っていることが分かる描写が多かったから、天音視点を読んでもどんでん返し的な驚きは感じなかった。だけど、そこが核でないから最後まで面白かった。

    彼氏を横取りしたり、母を家ごと燃やしたり、明らかに天音は常軌を逸脱してるのに、一途さが可愛くみえて憎めなかった。「神」とまで慕う人が人生にいるっていいなと思ってしまった。



    SNSでよく見るから気になって、今回初めて木爾チレンさんの本を手に取った。評判通り面白い作品だった。本作が良かったから他の作品も読んでみたい。

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    2026年01月21日