木爾チレンのレビュー一覧

  • 神に愛されていた

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    ネタバレ

    初めましての作家さん。

    陽と陰、光と影。そんな二人の小説家のお話し。

    『陰』である冴理を『神』として追いかける天音。
    接点を持ちたいと思いだけで小説家になった天音は冴理を追い詰めてしまう。

    半分くらいまでは
    なんて天音は嫌な女なのだ!
    と、思っていたのに後半の天音の手記を読み
    なんて要領の悪い二人なのだ…と歯噛みする。
    最後には涙してしまいました。

    何かを生み出す職業は本当に厳しい世界なのだろうな。
    孤独と闘いながら『自分の中から膿をしぼりだす作業(作中引用)をしなければならない。
    壮絶な闘いがこの一冊に封じ込められていました。
    読めて良かったです。

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    2026年05月19日
  • 貴女。

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    ネタバレ

    百合を摂取したくて&好きな作家さんを発見したくてアンソロジーを読む。6本全部よかった!
    「恋をした私は」のラストがゾワっとして好き。好きな人を手に入れるために親でさえ手にかけるんだ。そして自分に向けられる好意には気付いてないところが罪だな〜と。
    「雪の花」見知らぬ女に救われて、それが次へとまた連鎖していく。ミステリ色強くておもしろかったです。
    「いいよ。」恋人のフリから始まったふたりがフリじゃなくなっていくのがかわいかったです。ストレートかわいい百合だったかも。
    「最前」アイドルを救ってくれるのはいつだってファンなんだ。
    「首師」首を作る職人と囚われの姫様の話。命を失うことよりもつらい

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    2026年05月18日
  • 神に愛されていた

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    自分自身を愛さなきゃ、
    自分以外の他者に愛を求めてしまう。
    愛を求めることは苦しい。
    自分を苦しめる。
    愛は、求められて与えるものではないのに…
    求めて、もらう愛はどこか虚しい。
    自分を愛することができなきゃ、
    人を本当の意味で愛することはできないのかもしれない。健康的な人間関係は築けないのかもしれない。
    人から愛されたいと願うより、まずは自分を愛する努力をしてみようと思う。

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    2026年05月15日
  • 神に愛されていた

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    大好きな作品になりました
    私にとっての神と、あなたにとっての神
    醜さや苦しみ、嫉妬など汚い感情がごちゃ混ぜになって生み出される小説たちは底知れない強い魂が宿っているんだろうか

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    2026年05月06日
  • 神に愛されていた

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    圧巻。一気に読み切ってしまった。

    それぞれの視点から描かれることで分かっていく真実に、胸が苦しくなった。
    でも、苦しくなって終わりじゃなくて、ちゃんと次へ繋がっていく終わり方がとても好き。

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    2026年05月06日
  • 神に愛されていた

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    ネタバレ

    もしかしたら人は、愛を受け取ってから、誰かを愛し始めるのかもしれない。-頁60.15行
    木爾チレンさんの作品を読むのはこれで2回目である。
    1回目の『2人一組になってください』と打って変わり、今回は2人の小説家の人生を紡ぐものだった。

    冴理は、天音が神に愛されていると思っていた。

    天音は、『神』に愛されていて,冴理が神に愛されていると思っていた。

    この本は、どんな世代にも読まれるべきものだろう。
    そして、老後のわたしにもぜひ読ませてあげたい。

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    2026年05月01日
  • 二人一組になってください

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    ネタバレ

    題名の意味は学生にとってはすごく残酷な指示だ。普段からの交友関係の深さや広さがはっきりする。それをデスゲームに取り入れるなんて設定だけでもう怖い。
    二人になれず順に死んでいく生徒達、酷い奴等もいれば悪意の自覚さえない者もルール通りに亡くなっていく。最後までこのコサージュの秘密は明かされなかったが、もうそんなんはどうでもよかった。
    でも純粋に友達を思う子達は穏やかに、ゲスな奴等は相応な死を。後悔しつつも罪を犯していた者にも厳しい死が待っていた。
    リサが喰らった際にはやっとかと黒い気持ちが広がったがスッキリした。

    若い子達の未完成で不安定な精神で、死という判定で裁かれるのはどうなのかと思うところ

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    2026年04月30日
  • 神に愛されていた

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    ずっと気になっていたこの本を、誕生日に妻からプレゼントされました。若くはない私ですが、物語の引力に抗えず、夢中になって一気に読み進めました。
    本作は、二人の女性作家が抱える「希望と絶望」、そして「羨望と嫉妬」を剥き出しに描き出した作品です。
    読み終えたあと、改めてこのタイトルを口にすると、「神」と「愛」という言葉が持つ真の意味が胸に突き刺さり、言葉にできない感情で胸が締めつけられました。

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    2026年04月21日
  • 神に愛されていた

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    冒頭から心を掴まれた。映画を観ているような錯覚に陥る。羨望と嫉妬を互いに持った2人のすれ違いに胸が苦しくなる。2人に通っていたのは憎しみや憧れを通り越して一種の「愛」なのではないか。
    ラストシーンに鳥肌が立ち震えた。

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    2026年04月20日
  • 二人一組になってください

    匿名

    購入済み

    残酷なゲーム。それぞれに物語があり、虐めを見てみぬふりしてしまった生徒達にも友情があり、優しい心の子もいて、でも容赦なしに失格になっていく様子は残酷で辛かった。でも虐められてる子からしたら毎日が地獄で、複雑な気持ちが残ったし、虐めをした人間には死刑になってもいいという言葉には考えさせられました。

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    2026年04月10日
  • 神に愛されていた

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    すらすら読めた。本嫉妬する場面って誰にでもいろいろあるから感情移入もしやすかった。嫉妬する側とされる側のすれ違う感情って切ないなぁ。光と闇もわかりやすく苦しくて。そこが好きな一冊になった。

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    2026年03月30日
  • 神に愛されていた

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    チレンさんの本は好きなので、迷わず手に取ったけど、二人一組〜やみんな蛍とは違うお話。是非あとがきまで読んでほしい。登場人物だけでなく作者も含めて小説家としての思いが溢れた作品だと思う。

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    2026年03月28日
  • 神に愛されていた

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    親友におすすめしてもらい、
    読んだ本。

    恋愛小説じゃないのにこんなに切ない小説あるんだ、、と感じた。二人の小説家の心情両方知れて、その表現の仕方に惹き込まれて1日で読めました!

    再読ありありな小説。

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    2026年03月28日
  • 神に愛されていた

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    ネタバレ

    執着というものは自分も相手も狂わせてしまうのだと怖くなった、サリは天音に時には助けられ、時には憎み、それはすべて天音の愛だとすると愛とはなんだろうと考えさせられた

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    2026年03月21日
  • 神に愛されていた

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    ネタバレ

    作家としての才能と美貌を持ち合わせ、デビューした東山冴里だったが、白川天音との出会いをきっかけにスランプに陥り、執筆から離れてしまう。
    2人の関係や周りの後輩たちから分かるいろんな方向の愛。けど、やがてそれは憎しみや嫉妬にもなりうる事がすごくわかった気がした。
    シャープは、、最低だけど、悪気がない感じとか憎めんよな〜(笑)
    ''二人一組になってください''や''みんな蛍を殺したかった''と大分違う作品で驚いた。
    このタイプの方が自分的に好きだった!あとがきにもウルッとした。

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    2026年03月21日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    5編全て怖い!誰が誰を
    まじで!もうやだよ!最後の一行まで
    目が離せない
    後味悪さが最高の恐怖の一冊
    どの作家が好き?

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    2026年03月16日
  • 神に愛されていた

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    天音の冴理への愛が、これほどまですれ違い悲しい結末になってしまったことが切ないけれど必然的だったように思った。
    小説家という同じ孤独を持つ世界で生きると決めたなら、もう救いあうことはできないのだと。

    初めて読む作家さんだったけど読みやすく、読む手がとまらないくらい夢中で読めました。
    あとがきもとても良かった。作家の膿を出す過程がこの小説にも滲み出ているように感じて、より物語が生き生きしてみえた。

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    2026年03月15日
  • 神に愛されていた

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    二人の若き女流天才作家・東山冴理と白川天音。同じ高校、同じ大学出身、人気絶頂の最中、天音は亡くなってしまう。二人の物語が30年の月日を経て語られる。

    ミステリではないけど、伏線の回収が見事ですね。同じ言葉が時と場合によっては正反対に解される、日本語の使い方も好き。

    ただ、ラストだけちょい好みじゃないかも。冴理には希望の話なんか書かないでほしい。さらなる闇を期待してる。

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    2026年03月14日
  • 二人一組になってください

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    めちゃくちゃおもしろかった。予想以上期待以上。二人一組になってください、この掛け声まじで学生時代は怖かった。私も誰かをいじめたことがある、かもしれないな。親友だと思っていたら実はいがみ合っていたなんてこともあれば本当にお互い想い合っていたなんてのもあって読み応えがあった。チレン先生はやっぱりこういう少女の心理描写が上手いな

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    2026年03月12日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    シリアルキラーアンソロジー。なんとまあ危険な本です。そしてとても楽しい本。
    お気に入りは阿津川辰海「シリアルキラーVS殺し屋」。どっちもどっちな、とんでもなくスリリングで息詰まる対決です。ふたりの間で命を懸けて繰り広げられるゲームとその顛末には、ぞくぞくわくわくしっぱなしでした。
    木爾チレン「脳JILL」は、恐ろしくも悲哀を感じてしまった物語です。シリアルキラーには間違いないけれど、そういう言葉で片づけてしまうのはなんとも……やりきれない思いが残りました。
    櫛木理宇「テキストブック・キラー」、くわがきあゆ「私の伴侶」、結城真一郎「ご乗車の際は」と、どれもこれも傑作。とにかくやばい人物が多すぎる

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    2026年03月10日