木爾チレンのレビュー一覧

  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    面白かったのは、各作家が描く殺人鬼たちが、それぞれ**自分の信念や“筋”**を持っているところ。
    ただそれは立派な「ルール」というより、自分を正当化するための言い訳にも見えて、その危うさが怖かった。
    怪物になりきれないからこそ、言葉で理屈を作って“人間の形”を保とうとする――でもその理屈が、狂気を長持ちさせてしまう感じがある。
    そして何より、怪物がふと見せる人間性を感じた瞬間に、「これは特別な誰かの話じゃなく、誰でもなり得るのかもしれない」と思ってしまう。その距離の近さがいちばん恐ろしかった。
    改めて、シリアルキラーという題材はアンソロジーとの親和性が高いと思った。怖さの種類が作家ごとに変わる

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    2026年01月21日
  • みんな蛍を殺したかった

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    ネタバレ

    鈴や、蛍が殺した時本当にびっくりした。それぞれ悲しいこと憎いことがあったからだけどその過去が、苦しくてかなしくなって今自分幸せなんだなーって改めて思えた。オタクという理由で蛍に優しくされてた3人、それぞれつらいことを抱えてるのは見てて少しつらかった。見てて胸が苦しくなったけれどこの作品に出会えて良かったとも思った。

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    2026年01月19日
  • 二人一組になってください

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    ネタバレ

    スクールカーストの残酷さを改めて知る印象的な作品だった。
    失格者が死ぬ原理など、気になるところはいくつかあったが、226ページで、「2軍Bグループで唯一生き残ってる幸」という表現があったが、その時同じく2軍Bグループの勝音も生き残ってたと思う。それに何らかの意味や後で伏線の回収があるかと思ったが、特になかった気がする。

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    2026年01月18日
  • 二人一組になってください

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    ネタバレ

    卒業式当日朝のデスゲーム。
    二人一組になって手を繋げないと、死ぬ。
    最後まで残るのは、誰か。

    女子のスクールカーストについては全く分からないけれど、生々しく描かれていて、デスゲームそのものと同じくらいゾッとした。
    自分もいるとしたら三軍だろうなあ。1日のほとんどを過ごす教室の中で明確に蔑まれて暮らすなんて耐えられない…。

    物語はとても読ませる力があり、一気に読んでしまった。一人一人、死んでしまう生徒の交友関係や内面、それぞれが持っているしんどい部分を描いてあって、「そういう子なんだ」と分かったところで死んでしまう。
    共感できる子、「やっと居場所が得られたんだね」と愛おしく思う子もみんな死ん

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    2026年01月18日
  • 二人一組になってください

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    苦しいのに展開が気になりすぎて一気読みした。
    こういうデスゲーム大好き。人間の醜さや愛憎が煮詰まったような空間がたまらない。死に方がそれぞれ違うのもまた良い。
    学生時代どのカーストにいたかどうかによって感じ方が変わる作品だと思う。わたしはグエーッてなりながら読んだ。「二人一組になってください」は呪いの言葉。
    心が綺麗な人間でありたいと思うけど、どうしても自分を守りたくなってしまうからなかなか難しいね。

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    2026年01月17日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    題名に惹かれて購入。
    サイコパスが必ず物語に登場する短編集。どのサイコパスも新たな欲求に目覚めるきっかけだったり数字へのこだわりみたいなのが強く出ていて共感は出来ないがきっかけは突然起こることもあるんだなと思い、誰にでもきっかけはあると思うと怖かった。
    どれもそれぞれの著者の良さがあり良かったが、木爾チレンさんとくわがきあゆさんの短編集が良かった。
    ⭐︎木爾チレンさん 『脳JILL』より
    「欲求というものは、一度、上を知ってしまうと、もうそれ以下では満足できなくなるんです。」
    →本当にそうだなと共感。上を求めればキリがないないし終わりがないなと思った。
    ⭐︎くわがきあゆさん 『私の伴侶』より

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    2026年01月17日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    「小説推理」に掲載された4編と結城真一郎氏の書き下ろし。
    人気作家の人殺し(*☻-☻*)

    「シリアルキラー vs 殺し屋」阿津川辰海
    派手な対決ものに見えるのに、
    「技術」と「倫理」の差だったり。
    やっぱりプロはプロ。といったところでしょうか。

    「脳JILL」 木爾 チレン
    チレンさんぽさを安心して味わえる“人殺し”
    という感じがします。
    この文体の軽妙さと心理の深さの
    高低差が魅力。

    「テキストブックキラー」櫛木理宇
    短編なのにハッとしてグッとくるなあと思ったら 櫛木さんでした。
    “殺人”書いたら際立つものがあります。

    「私の伴侶」くわがきあゆ
    自殺の名所の崖の上。
    止められぬなら落

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    2026年01月16日
  • 神に愛されていた

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    表現に物足りなさを感じました。あと大きな偶然が多すぎてそこは嘘っぽく感じました。ストーリーはとてもおもしろくて美しいです。

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    2026年01月15日
  • 二人一組になってください

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    ネタバレ

    物語だからと安全なフィクションで終わるのかと思ったら最後で急に「あなたは本当に無関係?」と読者に語りかけてきてどきっとした。自分も無意識に傷つけている人がいるかもしれない。

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    2026年01月12日
  • 神に愛されていた

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    一気読み。冴里だけの視点からは見えてこなかった天音の行動の意図が気になって仕方なく、読む手が止まらなかった。前半は冴里から見た天音を見てきていたからかあまり得意ではない人だったけれど、後半になるにつれて天音側の想いも描写され異常なまでの愛を感じた。すごかった。描写も読みやすいもので、人に勧めやすいかもしれない。

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    2026年01月11日
  • 二人一組になってください

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    いじめについて、クラスのカーストについて
    なるほど、この視点があったか‥というような内容で、その制裁デスゲームが面白かった。

    皆、あり得ない方法で死んでいくのが無理矢理感はあったけど、そこはフィクションということで。

    確かにいじめとは、直接的なものだけではなく、その人の存在自体をないものにする、無視する、というのも見えにくいが、いじめだと思う。
    その残酷さ、クラスの人間関係のヒリヒリした感じが伝わってきて胸が痛かった。

    後半は人間関係がそこでそう繋がるのか‥というような伏線回収的な内容もあり、カーストピラミッドや前半の内容を確認しながら読んだ。

    現実におこっているだろう事と、あり得ない

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    2026年01月07日
  • 二人一組になってください

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    【女子高生の毒々しさ】

    初めは登場人物の名前が並んだ名簿があり、こんなに覚えられるかな〜と心配して読み始めたが、結局は一気に読んでしまった。

    女子高生独特の……毒々しさ、残酷さがコレでもかというほど描かれている。普段、仕事で高校生と接しているが、こういうことは教室の至るところで発生しているのだ。

    この本をオススメしたいかという視点で考えると悩んでしまうが、イジメというものが当事者にとってどのようなものであるかを知って欲しいという点においては読んで欲しいとは思う気もする。

    気が合う、合わないはあっても良いし、嫌いな人もいても良い。ただ相手を攻撃はしないでほしい……と常々思っていたのだが、

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    2026年01月05日
  • 神に愛されていた

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    とても憎んでいた相手は、異常なほどに私を愛していた。勘違いに気付いた時の喪失感…。人の想いって言葉にしないとほんとに伝わらないんだなぁって感じた作品でした。気づいたら一気読みしていました。

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    2026年01月04日
  • 二人一組になってください

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    ずっと気になってたけど苦手要素も多そうで読めてなかった作品。遂に読む日がきて心して読んだけど思ったよりもメンタルやられなかったし読みやすくて一気読みした!
    『二人一組になってください』ってタイトルもストレートに嫌な気持ちを思い出させてくれるというか……いじめに関してにこんな表現があったか~と思わされた。
    推し生徒選ぶならわかりやすく螺良ちゃん。歌ちゃんも好き。ほんとの友情もあるんだね。

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    2026年01月02日
  • 二人一組になってください

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    ・クラスのほぼ全員の心情が描かれており、それが順番に分かっていくのが楽しくあっという間に読みを終えた。
    ・「人間そんな反応にはならんだろ」と思ってしまうシーンが多すぎた。(自分の性格上それでも最後まで楽しく読めた)
    ・無理やり力技で物語を展開させた違和感があった。
    ・中学のとき大神リサに割と近い感覚で人の心を想像できるような人間ではなかったため反省している。
    →どうやって自分の罪を滅ぼすかまだ考えれていない。

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    2026年01月02日
  • 哀を飲む

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    性についての描写は少し気持ち悪い所がありましたが、生についての深みはかなり感じられました。
    後書きにあるのですが、木爾チレンさんがそれぞれの短編集をどんな思いで描かれていたのか書かれていたのは興味深かったです。

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    2026年01月01日
  • みんな蛍を殺したかった

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    最初はオタク三人の物語で始まり
    最後には蛍の話しが語られる


    容姿端麗な蛍が三人に優しく仲良く親友と呼ぶ意味はなんなのか

    蛍の物語になった途端
    想像してた世界から崩れてどんでん返しをくらった気持ちになった

    こんなにずーっと暗く曇天な小説は久しぶりに読んだ
    人間不信、心が沈んでる人は読めない小説…

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    2026年01月01日
  • 哀を飲む

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    人を好きになったときの幸せの陰にある不安や辛さが、若い頃の記憶と結びつき、読み終えたあとに静かな余韻と切なさが残る。
    どの話も面白いが、性描写が多いので、人に勧めるのは躊躇してしまう。

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    2025年12月20日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    好きな作家さんが多かったので手に取ったけど、読んだことなかった阿津川辰海さんの話がとても面白かったので他の作品も読んでみたいなと思った。比較的全ての作品面白かった

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    2025年12月17日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    どのシリアルキラーも魅力的だった。
    私は特に、1人目と5人目が好きだった。
    自分が課したルールで、自分もがんじがらめになってしまう、どこまでも合理的で冷酷な、でもどこか人間的な部分も感じられる、両者のバランスが絶妙だと感じた。

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    2025年12月16日