木爾チレンのレビュー一覧
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いじめについて、クラスのカーストについて
なるほど、この視点があったか‥というような内容で、その制裁デスゲームが面白かった。
皆、あり得ない方法で死んでいくのが無理矢理感はあったけど、そこはフィクションということで。
確かにいじめとは、直接的なものだけではなく、その人の存在自体をないものにする、無視する、というのも見えにくいが、いじめだと思う。
その残酷さ、クラスの人間関係のヒリヒリした感じが伝わってきて胸が痛かった。
後半は人間関係がそこでそう繋がるのか‥というような伏線回収的な内容もあり、カーストピラミッドや前半の内容を確認しながら読んだ。
現実におこっているだろう事と、あり得ない -
Posted by ブクログ
【女子高生の毒々しさ】
初めは登場人物の名前が並んだ名簿があり、こんなに覚えられるかな〜と心配して読み始めたが、結局は一気に読んでしまった。
女子高生独特の……毒々しさ、残酷さがコレでもかというほど描かれている。普段、仕事で高校生と接しているが、こういうことは教室の至るところで発生しているのだ。
この本をオススメしたいかという視点で考えると悩んでしまうが、イジメというものが当事者にとってどのようなものであるかを知って欲しいという点においては読んで欲しいとは思う気もする。
気が合う、合わないはあっても良いし、嫌いな人もいても良い。ただ相手を攻撃はしないでほしい……と常々思っていたのだが、 -
Posted by ブクログ
私は文章を書くのが好きだ。
特に本を読んだ後や
何かを感じたあとに言葉にすることが好きだ。
すぐに忘れてしまう感情を
言葉にしておくことで
忘れない感情にできると思っている。
この小説を読んで
文庫版のあと書きまで読んで
作家さんの魂を感じた。
そしておこがましいけれど
シンパシーも。
実は私も最初
中学生でも読みやすそうな
『2人1組になってください』から
入った。
正直、中高生が好きそうという感想を持った。
でも
中高生が読む=誰でも読めるって
それってすごいことなんだって
新しい価値観をいただいた。
こちらを読んで
読みやすくて
感情移入しやすくて
一気読みした。
小説好きな私 -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルとあらすじ通りの話しでした。
結構死に方がグロいので、ダメな人はダメかもしれない。
あと、女教師さんはどうやって生徒や先生を殺せたのか知りたい(黄色い花を使ったのは分かるけども)し、殺し方もどうやって決めたのか、とか疑問に思うところは所々あったが、答えをハッキリさせずに終わったな、と思った。そうゆう細かい所を気にしないで、こうゆう話しなんだと思って読み終われれば(読書として)楽しめる?と思う。
あと年代が近いのか、出てくるアニメとか流行りに、分かる分かるー!となった。
作者さんは10代女子の気持ち、特に暗い部分とゆうか、表に出してない所を描写するのが上手いですよね。 -
Posted by ブクログ
2025.12.17 ★4.0
女子校の卒業式の日に起こるデスゲーム。
SFと言えばそれまでだが、唐突感が否めない。
いじめる者、いじめられる者はもちろん、真ん中のどちらにも属さない中間層の生徒たちまでしっかりと書かれていて読み応えがあった。
ラストのオチに当たる部分はありきたりだったので残念。
↓↓↓内容↓↓↓
「このクラスには『いじめ』がありました。それは赦されるべきことではないし、いじめをした人間は死刑になるべきです」
とある女子高の卒業式直前、担任教師による【特別授業(ゲーム)】が始まった。突如開始されたデスゲームに27人全員が半信半疑だったが、余った生徒は左胸のコサージ -
Posted by ブクログ
ネタバレ「うっとりするほどの(悪)」
「どの殺人鬼を好きになる?」
帯にある通り「魅惑的な殺人鬼たち」
とても扇情的で魅力的です。
短編なのに起承転結サクッと読めて
どの作品にもモヤッと感がない。
こんな短編集は初めてです。(普段はあまり手に取りません)
「シリアルキラーVS殺し屋」阿津川辰海
武闘派のアクション満載な物語を想像させる
タイトルだけど、いつの間にかシリアルキラーに
心惹かれ応援してました。
「脳JILL」木爾チレン
読んでいる最中、無意識に顔がにやけていました。
5作品の中で最もゾクゾクして好きです。
「テキストブック・キラー」櫛木理宇
もう誰がなんて言っても安心し -
Posted by ブクログ
人殺し日和
シリアルキラーのアンソロジー。
シリアルキラーvs殺し屋 阿津川辰海
過去にも登場した綺羅が再登場。シリーズ化していくとは思っていなかったが、登場人物は魅力的。
依頼を受けてターゲットを尾行していたところトラブルに見舞われ・・・。
ミッシングリンクをテーマにしているが、シリアルキラー側からのヒントが少なく難解。シリアルキラーの殺害ルールがわかってからは衝撃。
綺羅はこれからどの様に生きていくのか。
そして殺し屋とシリアルキラーの生き様が明らかに違うという事も作者の素晴らしい推察だと思う(よくミステリーでは一緒くたにされている事が多い印象がある)。こういった整理されている部分も彼の