木爾チレンのレビュー一覧

  • #ハッシュタグストーリー

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    ちゃちゃっとライトに読める本と思っていたので、読後の刺さり方についてはそんなに期待していなかったのだが(ド失礼)、読んでみると思ったより深く、面白かった。SNSやハッシュタグにまつわる4つの短編が収録されているのだが、どの話にとってもSNSは良い意味で脇役、あくまでモチーフでしかなくて、主体はきちんと主人公に据えられているのが良かった。カツセマサヒコさんは相変わらず「理屈じゃないけどそういう気持ちになること確かにあるよね」という心情を見つけて、見つめて、言語化するのがめちゃくちゃ上手い。木爾チレンさんについてはこれを読んで初めて知った作家さんだったのだが、エモくて素敵な話を書くなあと思った。フ

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    2026年02月25日
  • みんな蛍を殺したかった

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    ネタバレ

    蛍は他殺なのか?と思ってたらラスト入れ替わるところでびっくりしました。3人のオタクと蛍の関係性、家族までも関わっていて色んな所に伏線が張られていたなぁと。予想を裏切られて面白かったし、最後の最後、会えてよかったねって。

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    2026年02月23日
  • 二人一組になってください

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    ネタバレ

    木爾チレンさんの作品をはじめて読んだのですが、あまりにも再現性や解像度が高くてこわかったです
    この作品はとてもテンポが良く、人の黒い部分が見えましたが、正確に言えばクラスの関係性が明らかになった感じで好きです
    いじめってここまで過激なものなんだとびっくりしたとともに、今作に限っては対処する側もなかなかですね笑
    いじめの対処ってなぜここまで解決しないのでしょうね

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    2026年02月19日
  • 神に愛されていた

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    あとがきによると、この小説は映画『アマデウス』へのオマージュとして書かれた作品だそうです。

    作家の東山冴理と白川天音。

    それぞれが語るお互いへの思い、嫉妬と憧れが入り乱れた様子に、わかるような気持ちもあり、夢中になって読みました。

    前半と後半では、白川天音の印象がガラリと変わり、思い込みは怖いなと思いました。同じ台詞が心情を知ることで、ここまで意味合いが変わるのかと驚きました。

    あとがきと町田そのこさんの解説を読んで、小説を書くことが仕事になる大変さは、読者の私が思っているよりもずっと大変なことだとわかりました。

    「才能を信じて生きた、ふたりの女性作家の光と陰」が描かれた傑作でした。

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    2026年02月19日
  • 5分後に、虚しい人生。 本当に欲しかったものは、もう

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    ネタバレ

    木爾チレン先生目当てで購入したアンソロジー。
    サクッと読めて今っぽいのに、不思議な感覚が胸に残る短編集。これが虚無感か。でもなんかいい。
    タワマン文学、Twitter文学といわれるようなお話も。私も東京の大学にかつて居て、色んな思いがあるので分かるところがいっぱいあります。
    作家さんの紹介が各作品の前についているんですが、面白〜と思っていたら翻弄されました。え?そうなの?ほんと?
    だいたいが名前は知っているけどはじめて読む作家さんだったのですが、面白かった。麻布競馬場さん、読みます。

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    2026年02月19日
  • 神に愛されていた

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    物語が著者である木爾チレンさんと重なった。
    落ちている時に読むと救われる作品になるかもしれない。
    妬みって、妬んでいる相手のことよりもそう思ってしまう自分のことを嫌いになってしまうから辛い。その辛さや痛みが書かれていると思う。

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    2026年02月18日
  • 哀を飲む

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    短編集は苦手ジャンルだったけどこちらの作品は読みやすかった。
    『性と生』なのが良かったのかもしれない。メンヘラ過ぎて共感しにくかった

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    2026年02月15日
  • 二人一組になってください

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    女性の世界は生きづらいと感じた。カースト恐ろしい、ていうか女性怖い。そういう生々しい部分が見れて意外とおもしろかった。

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    2026年02月15日
  • #ハッシュタグストーリー

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    タイトルとぶんちゃん( #柿原朋哉 さん)の作品が収められているということで購入!

    現代を生きるちょうど20代くらいには頷ける話ばかり!
    こんなことあったよな〜とか今もたまに懐かしく思うこととか、いっぱい描かれていたなって思いました。

    最終エピソードの中の一文、「昨日のわたしは恋のはじめ方すら知らなかったのに、今は恋の全てを知っていた。」が良かったなぁ…
    熱を帯びる感じとか、恋し始める時ってこんなだよね…!とわくわくした。
    今の中高生というよりはアラサー前後にはどストライクな一冊。

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    2026年02月15日
  • 神に愛されていた

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    隣の芝は青く見えるが現れてるなーって感じた面白かった!!
    尊敬とか憧れとか嫉妬の感情は自分にもあるし、その感情を持つことは悪いことじゃないと思うけど、その感情をどう扱うかが重要だと思った
    自分の頭の中で考えるだけじゃ相手のことを理解できないし、間違ってるかもしれないから、人を理解したい時は頭じゃなくて会話や接する中で理解したいとおもった(՞ ܸ. .ܸ ՞)"
    あとその人の性格とか考えに至った背景まで自分で想像しようとすることも大事だとおもった!

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    2026年02月13日
  • 神に愛されていた

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    なんとも読んでいて苦しい物語であった。登場人物の誰もが神に愛されていながらそのことに気づけていないような気がした。
    ただ、命を賭けられるような大切な何かを持っている登場人物達を羨ましく思った。
    私は本が大好きで本に救われここまで生きていると思う。文を紡ぎ、登場人物に命を吹き込んでいる小説家の方々を改めて尊敬する作品だった。

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    2026年02月04日
  • 神に愛されていた

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    話題の作家さんで気になっていて、この作品が初でした。凄い。もう1ページ目から面白い。そして読みやすくて一気に読んでしまった。あとがきで読者に伝わりやすい言葉を心掛けていると書いてある通り、読みやすくて繊細で綺麗な文章だった。
    明るい話ではないはずなのに、淡々と進み上がり下がりが激しくない為か暗くなり過ぎなくて頭にスッと入ってくる。
    視点の変化で悪人だと思っていた相手が善人になる。良くある設定なのに何故か嫌な感じがなく受け入れられる。
    そして作家という立場で味わう苦痛や絶望感を描いてある為、興味深さもあり感動した…。
    この作品は本編と共にあとがきや解説も含め凄く良い作品だった。

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    2026年02月03日
  • 二人一組になってください

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    エンタメとしてとても楽しめた!
    設定的に無理があるような…と感じる部分も無かったわけではないけど、最初から引き込まれてどんどん読め進められ、最後まであっという間だった。
    付箋を貼るような箇所は無かった(素敵なフレーズや表現には付箋を貼る派)けど、“あっという間だった”と感じるほどの筆力はあっぱれ!
    「いじめ」って難しい。知らないふりも罪になるのは肯定するけど、じゃあ知ってしまったら何ができるんだろうか…?信じられる大人もいない状況では子どもには難題すぎる。だからこそ、いじめた人間がちゃんと罰を受けて、その後はカウンセリングなりケアなりを受けるべきだと思う。人権がどうこうって守ってる場合じゃない

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    2026年02月03日
  • 神に愛されていた

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    冴理と天音
    お互いの小説家としての才能に向けられる
    感情表現が真逆

     冴理は天音を妬み
     天音は冴理を崇拝している

    それぞれの心のフィルターを通して見た
    相手の姿が真実の姿から歪められて
    見えていたのが悲劇

    神に愛されていたのは
    どちらだったのだろう

    絶望や苦しみは自分自身が高みに昇るための
    試練だから
    それを与えてくれる神様に
    愛されていない人などいないと思った

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    2026年02月03日
  • 神に愛されていた

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    ネタバレ

    すごい読みやすくて綺麗な小説だった。
    無自覚に相手に決めつけてるのは母親譲りで自分もそうだったっぽい。
    感情表現が苦手な天音は、多分intpだww
    一方からの視点ともう一方で抱く感情が真逆になる構図気持ちがいい。

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    2026年01月31日
  • 神に愛されていた

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     序盤で結末は想像できてしまったけど、この物語の価値は結末にではなく、そこに至るまでの過程にある。
     テーマは「作家の痛み」なのだろう。そしてその痛みは氷だ。ヒビだらけの水晶のような氷だ。息を吹きかけたら崩れてしまう繊細な氷の球。
     だからこそページを捲るこちらの指先が冷たくなっていく。
     あとがきで「文学は難解であることの方がいいと思っていた」(意訳)と書かれていて、「ああ、この人は、この痛みをもっと生々しく、読む人の目を伏せさせる程の表現力で書けるんだろうな」と勝手に思った。
     でもそうしなかった。そうしてしまうと、この痛みは痛みとして読者に届かない。だから割れかけの氷のように書いたのだろ

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    2026年01月29日
  • みんな蛍を殺したかった

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    ネタバレ


    女子校のオタク部が舞台。カースト制度下位のオタク腐女子の中に、美少女の転校生が仲間に入れてと微笑んできた。その目的には、オタクに対する彼女の闇が。
    ただの学生ドラマかと思いきや、どろどろの裏切り、葛藤、愛情の飢え、欲望がめいいっぱい詰め込まれている。誰も幸せになれない。だが、みんな愛されたかっただけだと思うと、不快よりも切なさが残った。相手の苦しみは、想像だけではわからない。みんな、何かに苦しんでいる。

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    2026年01月22日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    面白かったのは、各作家が描く殺人鬼たちが、それぞれ**自分の信念や“筋”**を持っているところ。
    ただそれは立派な「ルール」というより、自分を正当化するための言い訳にも見えて、その危うさが怖かった。
    怪物になりきれないからこそ、言葉で理屈を作って“人間の形”を保とうとする――でもその理屈が、狂気を長持ちさせてしまう感じがある。
    そして何より、怪物がふと見せる人間性を感じた瞬間に、「これは特別な誰かの話じゃなく、誰でもなり得るのかもしれない」と思ってしまう。その距離の近さがいちばん恐ろしかった。
    改めて、シリアルキラーという題材はアンソロジーとの親和性が高いと思った。怖さの種類が作家ごとに変わる

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    2026年01月21日
  • みんな蛍を殺したかった

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    ネタバレ

    鈴や、蛍が殺した時本当にびっくりした。それぞれ悲しいこと憎いことがあったからだけどその過去が、苦しくてかなしくなって今自分幸せなんだなーって改めて思えた。オタクという理由で蛍に優しくされてた3人、それぞれつらいことを抱えてるのは見てて少しつらかった。見てて胸が苦しくなったけれどこの作品に出会えて良かったとも思った。

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    2026年01月19日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    題名に惹かれて購入。
    サイコパスが必ず物語に登場する短編集。どのサイコパスも新たな欲求に目覚めるきっかけだったり数字へのこだわりみたいなのが強く出ていて共感は出来ないがきっかけは突然起こることもあるんだなと思い、誰にでもきっかけはあると思うと怖かった。
    どれもそれぞれの著者の良さがあり良かったが、木爾チレンさんとくわがきあゆさんの短編集が良かった。
    ⭐︎木爾チレンさん 『脳JILL』より
    「欲求というものは、一度、上を知ってしまうと、もうそれ以下では満足できなくなるんです。」
    →本当にそうだなと共感。上を求めればキリがないないし終わりがないなと思った。
    ⭐︎くわがきあゆさん 『私の伴侶』より

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    2026年01月17日