木爾チレンのレビュー一覧

  • 静電気と、未夜子の無意識。

    Posted by ブクログ

    こんなにも多様な言葉で、抑えきれない想いを描写できる作者の文章力に衝撃を受けた。

    亘に惹かれる思いが 単なる「好き」ではなく、執着に近い感情として描かれているところが印象的だった。

    亘は少し変わっていて、周囲からは理解されにくい存在。彼の魅力は自分だけが分かっている、と思う気持ちがその思いをさらに特別なものにしているように感じた。

    たまらなく好きだった人の事を思い出さずにいられませんでした

    0
    2026年03月07日
  • 神に愛されていた

    Posted by ブクログ

    あとがきにも書かれていたけど
    本当に作品の中の登場人物が
    実際にいるような感覚
    人それぞれの愛があって‥でも
    みんな相手を思う気持ちは一緒なんだ

    0
    2026年03月04日
  • 神に愛されていた

    Posted by ブクログ

    女性作家 2人の愛憎の極致
    魂が震える 傑作!
    小説家が小説家の話を書く。
    冴理と天音の関係が最終に感動させられる場面に引き込まれて涙が溢れて…また読み返し冴理に来る雨からの手紙が暖かくどれほど冴理の心を和ませてくれたか。

    0
    2026年03月01日
  • 神に愛されていた

    Posted by ブクログ

    天音の行動の一点、ん?と理解できないところはあったが、全体的に夢中になって読んだ。
    感情移入してしまって涙がでそうにるところも。
    そうかもと読み進めて、やはりそうと話が進むがそれでも惹き付けられながら手を止めれなかった。

    0
    2026年02月26日
  • #ハッシュタグストーリー

    Posted by ブクログ

    ちゃちゃっとライトに読める本と思っていたので、読後の刺さり方についてはそんなに期待していなかったのだが(ド失礼)、読んでみると思ったより深く、面白かった。SNSやハッシュタグにまつわる4つの短編が収録されているのだが、どの話にとってもSNSは良い意味で脇役、あくまでモチーフでしかなくて、主体はきちんと主人公に据えられているのが良かった。カツセマサヒコさんは相変わらず「理屈じゃないけどそういう気持ちになること確かにあるよね」という心情を見つけて、見つめて、言語化するのがめちゃくちゃ上手い。木爾チレンさんについてはこれを読んで初めて知った作家さんだったのだが、エモくて素敵な話を書くなあと思った。フ

    0
    2026年02月25日
  • みんな蛍を殺したかった

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    蛍は他殺なのか?と思ってたらラスト入れ替わるところでびっくりしました。3人のオタクと蛍の関係性、家族までも関わっていて色んな所に伏線が張られていたなぁと。予想を裏切られて面白かったし、最後の最後、会えてよかったねって。

    0
    2026年02月23日
  • 二人一組になってください

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    木爾チレンさんの作品をはじめて読んだのですが、あまりにも再現性や解像度が高くてこわかったです
    この作品はとてもテンポが良く、人の黒い部分が見えましたが、正確に言えばクラスの関係性が明らかになった感じで好きです
    いじめってここまで過激なものなんだとびっくりしたとともに、今作に限っては対処する側もなかなかですね笑
    いじめの対処ってなぜここまで解決しないのでしょうね

    0
    2026年02月19日
  • 神に愛されていた

    Posted by ブクログ

    あとがきによると、この小説は映画『アマデウス』へのオマージュとして書かれた作品だそうです。

    作家の東山冴理と白川天音。

    それぞれが語るお互いへの思い、嫉妬と憧れが入り乱れた様子に、わかるような気持ちもあり、夢中になって読みました。

    前半と後半では、白川天音の印象がガラリと変わり、思い込みは怖いなと思いました。同じ台詞が心情を知ることで、ここまで意味合いが変わるのかと驚きました。

    あとがきと町田そのこさんの解説を読んで、小説を書くことが仕事になる大変さは、読者の私が思っているよりもずっと大変なことだとわかりました。

    「才能を信じて生きた、ふたりの女性作家の光と陰」が描かれた傑作でした。

    0
    2026年02月19日
  • 5分後に、虚しい人生。 本当に欲しかったものは、もう

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    木爾チレン先生目当てで購入したアンソロジー。
    サクッと読めて今っぽいのに、不思議な感覚が胸に残る短編集。これが虚無感か。でもなんかいい。
    タワマン文学、Twitter文学といわれるようなお話も。私も東京の大学にかつて居て、色んな思いがあるので分かるところがいっぱいあります。
    作家さんの紹介が各作品の前についているんですが、面白〜と思っていたら翻弄されました。え?そうなの?ほんと?
    だいたいが名前は知っているけどはじめて読む作家さんだったのですが、面白かった。麻布競馬場さん、読みます。

    0
    2026年02月19日
  • 哀を飲む

    Posted by ブクログ

    短編集は苦手ジャンルだったけどこちらの作品は読みやすかった。
    『性と生』なのが良かったのかもしれない。メンヘラ過ぎて共感しにくかった

    0
    2026年02月15日
  • #ハッシュタグストーリー

    Posted by ブクログ

    タイトルとぶんちゃん( #柿原朋哉 さん)の作品が収められているということで購入!

    現代を生きるちょうど20代くらいには頷ける話ばかり!
    こんなことあったよな〜とか今もたまに懐かしく思うこととか、いっぱい描かれていたなって思いました。

    最終エピソードの中の一文、「昨日のわたしは恋のはじめ方すら知らなかったのに、今は恋の全てを知っていた。」が良かったなぁ…
    熱を帯びる感じとか、恋し始める時ってこんなだよね…!とわくわくした。
    今の中高生というよりはアラサー前後にはどストライクな一冊。

    0
    2026年02月15日
  • 神に愛されていた

    Posted by ブクログ

    隣の芝は青く見えるが現れてるなーって感じた面白かった!!
    尊敬とか憧れとか嫉妬の感情は自分にもあるし、その感情を持つことは悪いことじゃないと思うけど、その感情をどう扱うかが重要だと思った
    自分の頭の中で考えるだけじゃ相手のことを理解できないし、間違ってるかもしれないから、人を理解したい時は頭じゃなくて会話や接する中で理解したいとおもった(՞ ܸ. .ܸ ՞)"
    あとその人の性格とか考えに至った背景まで自分で想像しようとすることも大事だとおもった!

    0
    2026年02月13日
  • 神に愛されていた

    Posted by ブクログ

     序盤で結末は想像できてしまったけど、この物語の価値は結末にではなく、そこに至るまでの過程にある。
     テーマは「作家の痛み」なのだろう。そしてその痛みは氷だ。ヒビだらけの水晶のような氷だ。息を吹きかけたら崩れてしまう繊細な氷の球。
     だからこそページを捲るこちらの指先が冷たくなっていく。
     あとがきで「文学は難解であることの方がいいと思っていた」(意訳)と書かれていて、「ああ、この人は、この痛みをもっと生々しく、読む人の目を伏せさせる程の表現力で書けるんだろうな」と勝手に思った。
     でもそうしなかった。そうしてしまうと、この痛みは痛みとして読者に届かない。だから割れかけの氷のように書いたのだろ

    0
    2026年01月29日
  • みんな蛍を殺したかった

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    女子校のオタク部が舞台。カースト制度下位のオタク腐女子の中に、美少女の転校生が仲間に入れてと微笑んできた。その目的には、オタクに対する彼女の闇が。
    ただの学生ドラマかと思いきや、どろどろの裏切り、葛藤、愛情の飢え、欲望がめいいっぱい詰め込まれている。誰も幸せになれない。だが、みんな愛されたかっただけだと思うと、不快よりも切なさが残った。相手の苦しみは、想像だけではわからない。みんな、何かに苦しんでいる。

    0
    2026年01月22日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

    Posted by ブクログ

    面白かったのは、各作家が描く殺人鬼たちが、それぞれ**自分の信念や“筋”**を持っているところ。
    ただそれは立派な「ルール」というより、自分を正当化するための言い訳にも見えて、その危うさが怖かった。
    怪物になりきれないからこそ、言葉で理屈を作って“人間の形”を保とうとする――でもその理屈が、狂気を長持ちさせてしまう感じがある。
    そして何より、怪物がふと見せる人間性を感じた瞬間に、「これは特別な誰かの話じゃなく、誰でもなり得るのかもしれない」と思ってしまう。その距離の近さがいちばん恐ろしかった。
    改めて、シリアルキラーという題材はアンソロジーとの親和性が高いと思った。怖さの種類が作家ごとに変わる

    0
    2026年01月21日
  • みんな蛍を殺したかった

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    鈴や、蛍が殺した時本当にびっくりした。それぞれ悲しいこと憎いことがあったからだけどその過去が、苦しくてかなしくなって今自分幸せなんだなーって改めて思えた。オタクという理由で蛍に優しくされてた3人、それぞれつらいことを抱えてるのは見てて少しつらかった。見てて胸が苦しくなったけれどこの作品に出会えて良かったとも思った。

    0
    2026年01月19日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

    Posted by ブクログ

    題名に惹かれて購入。
    サイコパスが必ず物語に登場する短編集。どのサイコパスも新たな欲求に目覚めるきっかけだったり数字へのこだわりみたいなのが強く出ていて共感は出来ないがきっかけは突然起こることもあるんだなと思い、誰にでもきっかけはあると思うと怖かった。
    どれもそれぞれの著者の良さがあり良かったが、木爾チレンさんとくわがきあゆさんの短編集が良かった。
    ⭐︎木爾チレンさん 『脳JILL』より
    「欲求というものは、一度、上を知ってしまうと、もうそれ以下では満足できなくなるんです。」
    →本当にそうだなと共感。上を求めればキリがないないし終わりがないなと思った。
    ⭐︎くわがきあゆさん 『私の伴侶』より

    0
    2026年01月17日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

    Posted by ブクログ

    「小説推理」に掲載された4編と結城真一郎氏の書き下ろし。
    人気作家の人殺し(*☻-☻*)

    「シリアルキラー vs 殺し屋」阿津川辰海
    派手な対決ものに見えるのに、
    「技術」と「倫理」の差だったり。
    やっぱりプロはプロ。といったところでしょうか。

    「脳JILL」 木爾 チレン
    チレンさんぽさを安心して味わえる“人殺し”
    という感じがします。
    この文体の軽妙さと心理の深さの
    高低差が魅力。

    「テキストブックキラー」櫛木理宇
    短編なのにハッとしてグッとくるなあと思ったら 櫛木さんでした。
    “殺人”書いたら際立つものがあります。

    「私の伴侶」くわがきあゆ
    自殺の名所の崖の上。
    止められぬなら落

    0
    2026年01月16日
  • 哀を飲む

    Posted by ブクログ

    性についての描写は少し気持ち悪い所がありましたが、生についての深みはかなり感じられました。
    後書きにあるのですが、木爾チレンさんがそれぞれの短編集をどんな思いで描かれていたのか書かれていたのは興味深かったです。

    0
    2026年01月01日
  • みんな蛍を殺したかった

    Posted by ブクログ

    最初はオタク三人の物語で始まり
    最後には蛍の話しが語られる


    容姿端麗な蛍が三人に優しく仲良く親友と呼ぶ意味はなんなのか

    蛍の物語になった途端
    想像してた世界から崩れてどんでん返しをくらった気持ちになった

    こんなにずーっと暗く曇天な小説は久しぶりに読んだ
    人間不信、心が沈んでる人は読めない小説…

    0
    2026年01月01日