木爾チレンのレビュー一覧

  • 夏の匂いがする

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    女の子同士のコミュにケーションってすごい複雑だよね。
    友達なのに、ふとした瞬間に一線を超えそうになる好意や依存。貴方の中に入りたい、この瞬間を永遠に閉じ込めておきたい。夏の匂いは強烈でよりその思いに深く沈んでいく。
    そんな夏が永遠に続くと、信じたかった。そして今も、思い出すのはあの時の輝かしい時なんだよね。

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    2026年06月06日
  • 二人一組になってください

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    現実味がないし死に方が人それぞれ違うことの伏線回収があるかと思っとったけど無かったしちょっとモヤモヤするところはあった。
    はじめは人に貸してもらった本だから読まんとと思って頑張って読む感じだったけど途中から話の内容が面白くてどんどん読み進める手が進んだ。おもしろかった。

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    2026年06月02日
  • 二人一組になってください

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    ネタバレ

    デスゲーム作品が結構好きなので、楽しく(?)読みました。テンポがとってもいい。死に方もバラエティに富んでて良い。でも既視感すごい。圧倒的悪役立ち位置なギャルがいたりとか。生き残りが最後ゲームを継承したりとか。あるある〜。デスゲームものが世に溢れているのでそれは仕方ないか……けどほとんど全編死んでいく生徒の心理描写がメインなのは新しいかも。

    好きだった話
    •更紗ちゃんと王子様
    •書道部のベストフレンド

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    2026年06月01日
  • 二人一組になってください

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    「2人1組になってください」
    私にとってもとても残酷で虚しいな言葉。

    過去の自分と重ねた担任が卒業前特別授業のデスゲームを実行する話。27人で「2人1組になってください」というルールに沿って、カースト制度や本心を元に2人1組になっていきます。小学校ではほとんどが友達の世界で中学、高校に上がるにつれて公式に決められたわけでもないカースト制度を守り出す。そんなどの学校で誰しもが起こりうる話をデスゲームにしだものです。友情、裏切り、後悔、性格、過去、一人一人のものが描かれていて生々しいいじめの原因を表しているのがとても心苦しく、今の時代のいじめを目の当たりにさせられる話です。

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    2026年05月31日
  • 二人一組になってください

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    「二人一組になってください」って残酷な言葉。
    いじめを広い意味で一度も経験した人は皆無なのではないだろうか。

    読んでいて胸が苦しくなるような辛い描写が多々あり、学生時代を卒業して久しい私の心にも「いじめ」の悲惨さがよみがえる。
    救いだったのは、花恋のその名の通り花のような心の綺麗さ。
    本当に花恋の周りだけ光が宿っているような華やぎがあった。

    この世から無自覚ないじめが無くなりますように。

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    2026年05月31日
  • 神に愛されていた

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    二人の小説家の目線で描かれる本作は、評価が
    常に求められるそんな世界で、お互いの才能に
    嫉妬したり、神のように崇めたりだとか、一方通行の二人の作家の人生を描いています。
    女性の心理描写が深く捉えていて、現実よりリアルに感じました。 

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    2026年05月29日
  • 神に愛されていた

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    ネタバレ

    同じ学校同じ文学賞デビューで売れっ子小説家、愛する男を奪った天音を妬み、「君を殺したかった」という作品を送って自殺を促した沙り。
    沙里を愛しすぎて彼女のゴミ母親を焼死させ、同じ小説家になって沙里を不倫男から救ったつもりの天音。
    両者とも愛憎で罪を犯している。

    沙里のファン「雨」が天音だということは結構序盤で想像つくが、天音の娘花音が天音の娘で沙里がその名付け親だとわかる過程が面白い。
    前半沙里の語りの「ご都合主義だな」と思う箇所は、後半の天音の手記でうまくフォローされている。

    沙里は編集者でずっと彼女を愛し支えていた茉莉と結婚。
    天音の姉で天音に最初の沙里の同人誌を読ませたのがユキ姉=沙里

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    2026年05月24日
  • 神に愛されていた

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    ネタバレ

    木繭チレンさんの嫉妬の凄まじい表現が印象的だった。
    また、主人公である冴理が小説を好きという思いがとてつもなく伝わってきた。何よりも木繭チレンさん自身が持つ小説への強い気持ちがあるのだとも。
    冴理と天音のお互いに対する強すぎる嫉妬心がすれ違い、憎悪に変化しているところに泣いてしまった。
    冴理が闇、天音が光という訳ではなく、お互いに闇と光を持ち互いに照らし合っていた。

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    2026年05月24日
  • 神に愛されていた

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    作中の登場人物が言及した『冷静と情熱のあいだ』がこの作品のキーになっています。「視点の違い」が物語を動かしています。

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    2026年05月23日
  • 神に愛されていた

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    女性作家二人の光と影、痛みを描いた作品。他人の才能に対する妬み、そんな感情を持つ自分への嫌悪って、作家じゃなくても誰しもある感情。それをとてもリアルに魂を込めて綴っているのが伝わってきました。木爾さん、素敵な作家さんですね。

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    2026年05月23日
  • 貴女。

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    青崎有吾さんの話が読みたくて手に取る。
    生首を作る首師という特殊な職業の話。城主でもある姫への恋愛と首師への矜持が天秤に乗る話で面白い。

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    2026年05月14日
  • 神に愛されていた

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    素晴らしいかったです!!
    狂気ともいえる天音の主人公に対する思い、それをストレートに受けとめられなかった主人公の運命。まさに光と闇。文庫版あとがきの赤裸々さに笑いつつも小説に対する愛を強く感じました。

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    2026年05月03日
  • 神に愛されていた

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    御本人の「あとがき」と、「文庫版あとがき」、そして、町田そのこさんの「解説」まで読んでほしい。
    わたしには未経験な感情も沢山あったけど、それでも“痛い痛い…”って思いながら読んだ。
    “痛々しい”に近い“痛い”だったように思う。
    あとがきと解説を読んでその感情の意味が解った。

    木爾チレンさんは『二人一組になってください』が初めて読んだ作品。これは読書にさほど慣れていない小6の娘もあっという間に読み終えた。この読みやすさはどこから?と興味が湧いて、ほかの作品も読んでみたいと手に取ったのが本作だった。
    わたしも、木爾チレンさんの作品は若い子におすすだと思っているから、あとがきを読んだ時、申し訳なさ

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    2026年04月15日
  • 哀を飲む

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    それぞれに飲み物のタイトルがついた短編集。
    たとえば1話目は「水みたいな人」
    4話目は「コーラの泡」というふうに。
    最終話「骨を飲む」(これ飲み物?)が気に入った。愛情と哀しみと狂気がみっちりつまってた。
    主人公がもれなくメンヘラ気味で、けっこう性描写があるので苦手な方がいるかもしれない。

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    2026年03月28日
  • 貴女。

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    結構好みが分かれるお話も結構あったが、個人的には青崎有吾さんの『首師』と織守きょうやさんの『いいよ。』がぶっちぎりで好き

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    2026年03月22日
  • #ハッシュタグストーリー

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    チレンさんの作品が気になり購入。
    ハッシュタグに纏わる物語が4つあったのですが、どれも心がじんわりあたたかくなるお話でした。

    最近夜読書する事が多いんですが、そんな夜に読んで、ゆっくりしながら読める1冊でした。

    ふと過去に縋ってみたくなる時もあるけど、今の自分があるのは過去のお陰でもあるし、色んな別れもあったけど、良き思い出として捉えられるようになったのも今のおかげ。

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    2026年03月11日
  • 静電気と、未夜子の無意識。

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    こんなにも多様な言葉で、抑えきれない想いを描写できる作者の文章力に衝撃を受けた。

    亘に惹かれる思いが 単なる「好き」ではなく、執着に近い感情として描かれているところが印象的だった。

    亘は少し変わっていて、周囲からは理解されにくい存在。彼の魅力は自分だけが分かっている、と思う気持ちがその思いをさらに特別なものにしているように感じた。

    たまらなく好きだった人の事を思い出さずにいられませんでした

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    2026年03月07日
  • #ハッシュタグストーリー

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    ちゃちゃっとライトに読める本と思っていたので、読後の刺さり方についてはそんなに期待していなかったのだが(ド失礼)、読んでみると思ったより深く、面白かった。SNSやハッシュタグにまつわる4つの短編が収録されているのだが、どの話にとってもSNSは良い意味で脇役、あくまでモチーフでしかなくて、主体はきちんと主人公に据えられているのが良かった。カツセマサヒコさんは相変わらず「理屈じゃないけどそういう気持ちになること確かにあるよね」という心情を見つけて、見つめて、言語化するのがめちゃくちゃ上手い。木爾チレンさんについてはこれを読んで初めて知った作家さんだったのだが、エモくて素敵な話を書くなあと思った。フ

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    2026年02月25日
  • みんな蛍を殺したかった

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    ネタバレ

    蛍は他殺なのか?と思ってたらラスト入れ替わるところでびっくりしました。3人のオタクと蛍の関係性、家族までも関わっていて色んな所に伏線が張られていたなぁと。予想を裏切られて面白かったし、最後の最後、会えてよかったねって。

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    2026年02月23日
  • 5分後に、虚しい人生。 本当に欲しかったものは、もう

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    ネタバレ

    木爾チレン先生目当てで購入したアンソロジー。
    サクッと読めて今っぽいのに、不思議な感覚が胸に残る短編集。これが虚無感か。でもなんかいい。
    タワマン文学、Twitter文学といわれるようなお話も。私も東京の大学にかつて居て、色んな思いがあるので分かるところがいっぱいあります。
    作家さんの紹介が各作品の前についているんですが、面白〜と思っていたら翻弄されました。え?そうなの?ほんと?
    だいたいが名前は知っているけどはじめて読む作家さんだったのですが、面白かった。麻布競馬場さん、読みます。

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    2026年02月19日