木爾チレンのレビュー一覧

  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    面白かったのは、各作家が描く殺人鬼たちが、それぞれ**自分の信念や“筋”**を持っているところ。
    ただそれは立派な「ルール」というより、自分を正当化するための言い訳にも見えて、その危うさが怖かった。
    怪物になりきれないからこそ、言葉で理屈を作って“人間の形”を保とうとする――でもその理屈が、狂気を長持ちさせてしまう感じがある。
    そして何より、怪物がふと見せる人間性を感じた瞬間に、「これは特別な誰かの話じゃなく、誰でもなり得るのかもしれない」と思ってしまう。その距離の近さがいちばん恐ろしかった。
    改めて、シリアルキラーという題材はアンソロジーとの親和性が高いと思った。怖さの種類が作家ごとに変わる

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    2026年01月21日
  • みんな蛍を殺したかった

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    ネタバレ

    鈴や、蛍が殺した時本当にびっくりした。それぞれ悲しいこと憎いことがあったからだけどその過去が、苦しくてかなしくなって今自分幸せなんだなーって改めて思えた。オタクという理由で蛍に優しくされてた3人、それぞれつらいことを抱えてるのは見てて少しつらかった。見てて胸が苦しくなったけれどこの作品に出会えて良かったとも思った。

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    2026年01月19日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    題名に惹かれて購入。
    サイコパスが必ず物語に登場する短編集。どのサイコパスも新たな欲求に目覚めるきっかけだったり数字へのこだわりみたいなのが強く出ていて共感は出来ないがきっかけは突然起こることもあるんだなと思い、誰にでもきっかけはあると思うと怖かった。
    どれもそれぞれの著者の良さがあり良かったが、木爾チレンさんとくわがきあゆさんの短編集が良かった。
    ⭐︎木爾チレンさん 『脳JILL』より
    「欲求というものは、一度、上を知ってしまうと、もうそれ以下では満足できなくなるんです。」
    →本当にそうだなと共感。上を求めればキリがないないし終わりがないなと思った。
    ⭐︎くわがきあゆさん 『私の伴侶』より

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    2026年01月17日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    「小説推理」に掲載された4編と結城真一郎氏の書き下ろし。
    人気作家の人殺し(*☻-☻*)

    「シリアルキラー vs 殺し屋」阿津川辰海
    派手な対決ものに見えるのに、
    「技術」と「倫理」の差だったり。
    やっぱりプロはプロ。といったところでしょうか。

    「脳JILL」 木爾 チレン
    チレンさんぽさを安心して味わえる“人殺し”
    という感じがします。
    この文体の軽妙さと心理の深さの
    高低差が魅力。

    「テキストブックキラー」櫛木理宇
    短編なのにハッとしてグッとくるなあと思ったら 櫛木さんでした。
    “殺人”書いたら際立つものがあります。

    「私の伴侶」くわがきあゆ
    自殺の名所の崖の上。
    止められぬなら落

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    2026年01月16日
  • 哀を飲む

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    性についての描写は少し気持ち悪い所がありましたが、生についての深みはかなり感じられました。
    後書きにあるのですが、木爾チレンさんがそれぞれの短編集をどんな思いで描かれていたのか書かれていたのは興味深かったです。

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    2026年01月01日
  • みんな蛍を殺したかった

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    最初はオタク三人の物語で始まり
    最後には蛍の話しが語られる


    容姿端麗な蛍が三人に優しく仲良く親友と呼ぶ意味はなんなのか

    蛍の物語になった途端
    想像してた世界から崩れてどんでん返しをくらった気持ちになった

    こんなにずーっと暗く曇天な小説は久しぶりに読んだ
    人間不信、心が沈んでる人は読めない小説…

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    2026年01月01日
  • 哀を飲む

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    人を好きになったときの幸せの陰にある不安や辛さが、若い頃の記憶と結びつき、読み終えたあとに静かな余韻と切なさが残る。
    どの話も面白いが、性描写が多いので、人に勧めるのは躊躇してしまう。

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    2025年12月20日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    好きな作家さんが多かったので手に取ったけど、読んだことなかった阿津川辰海さんの話がとても面白かったので他の作品も読んでみたいなと思った。比較的全ての作品面白かった

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    2025年12月17日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    どのシリアルキラーも魅力的だった。
    私は特に、1人目と5人目が好きだった。
    自分が課したルールで、自分もがんじがらめになってしまう、どこまでも合理的で冷酷な、でもどこか人間的な部分も感じられる、両者のバランスが絶妙だと感じた。

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    2025年12月16日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    ネタバレ

    「うっとりするほどの(悪)」
    「どの殺人鬼を好きになる?」

    帯にある通り「魅惑的な殺人鬼たち」
    とても扇情的で魅力的です。
    短編なのに起承転結サクッと読めて
    どの作品にもモヤッと感がない。
    こんな短編集は初めてです。(普段はあまり手に取りません)

    「シリアルキラーVS殺し屋」阿津川辰海
    武闘派のアクション満載な物語を想像させる
    タイトルだけど、いつの間にかシリアルキラーに
    心惹かれ応援してました。

    「脳JILL」木爾チレン
    読んでいる最中、無意識に顔がにやけていました。
    5作品の中で最もゾクゾクして好きです。

    「テキストブック・キラー」櫛木理宇
    もう誰がなんて言っても安心し

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    2025年12月11日
  • 哀を飲む

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    木爾先生の文章は、滑らかで読みやすく、例えるならそれこそ飲み物なのでしょう。その方が書く、哀と性の短編集はまさにフルコースで、お腹いっぱいになりました。様々な毛色の女性が男性と出会い、哀を感じ、それでも飲み込んで前に向かっていく姿を、優しく丁寧に書き上げられた一冊でした。

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    2025年12月10日
  • 哀を飲む

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    哀をどう飲み込み生きていくのか
    恋愛のキラキラした部分だけでなく、その後の喪失や葛藤が繊細で美しい文章で綴られていました
    水みたいな人とコーラの泡が好き

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    2025年12月10日
  • 哀を飲む

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    リアルで生々しい描写にちょっとびっくりしつつも、誰かを本当に好きになった時ってこんな気持ちになるんだよなってこっちまで哀しくなるような話が多かった。最近の自分に重ねると尚更。
    この作家さんはまだ2冊しか読めてないけど、2冊とも後書き(これは前書きでもある)に、小説や作品に対する愛情が伝わってきて好きだなあと思う。
    帯の表の一文に惹かれて読みたいと思ったけど裏の一文も心に響くものがあった。

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    2025年12月08日
  • 夏の匂いがする

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    白と黒が好き。はっきりしているけれど、曖昧な線を残すもの。生きるって死ぬことなのかなって思ってたけれど、少し違うものなのかもしれないと思えた本。

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    2025年12月04日
  • 哀を飲む

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    愛を失くした女性達の哀しみを描いた7篇。タイトルに飲み物が登場することもあり、全体的に少し喉に引っかかる硬水を飲んでいるような感覚がしました。
    無味無臭の愛を描いた「水みたいな人」と、愛する人を失った「骨を飲む」の対比が凄い。静かな余韻が残る「梅酒と眠る」も好きです。

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    2025年11月30日
  • 哀を飲む

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    初の木爾チレン作品。数ある作品の中で、一番内容が惹かれた本書を、初めて読む作品として選びました❗️

    恋愛の付き合い始めてちょっと不安な気持ちとか、恋愛末期のお互いにどうにもならない気持ちとかを、とても素直に哀しく描写していて、大きな印象が残った訳ではないけれども、率直に読んで良かったと思える作品でした❗️

    読者の年齢や今自分が置かれている状況によって、支持したくなる作品は変わると思います。また結構リアルな性描写があるので、人によって好みが大きく分かれる作品かなぁとも考えます。個人的には、後半の作品になるにつれ、好感度が上がった短編集でした❗️

    好きな話しは、『梅酒と眠る』、『生きる薬』、

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    2025年11月27日
  • みんな蛍を殺したかった

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    相入れる事のない女子高生の物語。登場人物全員の気持ちに共感できるところもあり、また「そんな考え方、捉え方する?」と驚愕してしまう点もある。
    全体を通して、ハッピーな所が無い闇ってる作品。

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    2025年11月23日
  • 哀を飲む

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    木爾チレンさんの描かれる物語、その登場人物と同じような経験をしたことは全くない。全くないのに不思議なのは、その痛みや苦しさや哀しみは私も知っている気がする。

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    2025年11月18日
  • みんな蛍を殺したかった

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    見た目の美しさに翻弄させられる女子高校生。
    ここまで極端ではないだろうけど、
    女子は多少は外見の善し悪しに人生を左右されるだろうなあ。(T_T)
    けど、美しい蛍であっても心の中に闇を抱えていて…。

    まず、周りの大人達、とりわけ親が子供の見た目に左右されないこと。
    姉妹で差別しないこと。
    元来、自分の子供って顔の作りがどうであろうと可愛いはず。

    それぞれの苦しみが嫌というほどに伝わってきて、後半は読んでいてとても苦しかった。

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    2025年11月14日
  • 静電気と、未夜子の無意識

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    読んでいる途中から気づいたのだが、これはチレンさんがとにかく自分の内面にあるドロリとした衝動を書かずにはいられず、それによって産み落とされた作品なのではないかということだ。
    変わった女の子の物語でどうしても最初は馴染めなかったが、中盤からなぜか浮遊感のようなものを感じ始め、もう止まらなかった。心象描写は理解できないものも多く、あまりに変だと感じつつも、そう考えるのかと違いを受け入れていく自分もいて、これはマズイと実感したりと心が落ち着かない。なるほど、、、気持ちの乗っかった強い念のような物語だ。

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    2025年11月03日