木爾チレンのレビュー一覧

  • 二人一組になってください

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    【令和のバトルロワイヤル】って感じで好きです!
    クラスメイトそれぞれの視点で話が区切られているので読みやすい。

    関係性が分かった時、気持ちが分かった時、感動や裏切り…色んな気持ちにしてくれる。
    終わり方も含みがあって良き^ ^

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    2026年07月27日
  • 神に愛されていた

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    昔から、いわゆる純文学というジャンルの本は合う合わないが結構激しくでてて。
    村上春樹は好きだけど吉本ばななはちょっと、みたいな。

    著者の本は初めてで、完全にタイトルとジャケ買い。
    読み始めてすぐから「あー純文学か」とはなったけど、思いの外ストライクでとっても面白かった。

    「雨」に関してもでしょうね、だったし、いやコミュニケーションの問題、とかも正直思ったけど。
    思ったけどそういうのではなくて、それぞれの視点からの内面の描写がとても丁寧に描かれていてすっと感情移入ができた。
    あと全体通してこの小説の空気感とても好き。好きだしもしかしたら作家という職業はこういうタイプなんかなとも思ったり。

    満足。
    とても面白かった
    ちょっと色々漁ってみよう

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    2026年07月15日
  • みんな蛍を殺したかった

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    めちゃくちゃ読みやすくて、止まらなかった。なんで蛍が彼女達に近づいたのか分かった時には、なんか寂しい気持ちになった。陰キャは陰キャで毎日戦いなんだね。でもなぜか共感できた

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    2026年07月10日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    シリアルキラー目線短編集。読み心地は悪いですが、読み応えアリ、面白かったです。殺人も強姦も色々盛りだくさんなので、小学校NG。
    阿津川辰海「シリアルキラーvs.殺し屋 」
    カメラマン兼殺し屋の俺の今回のターゲットは体はでかいが人畜無害そうな男。しかし、気付くと俺はヤツの家の地下に裸で拘束されていた。
    木爾チレン「脳JILL」
    その女子高生は自殺幇助や教唆、殺人で逮捕され、供述を取られている。音の依存症になったらしい。最初はUFOキャッチャーで景品落ちる音。そのうち音の欲求はエスカレートして…。
    櫛木理宇「テキストブック・キラー」
    眞悟は父親に虐待され育ち、どうやらその影響で脳が性格を変えたらしく、小6で強盗殺人、33歳で既に3人殺し、出所したところ。そこには獄内の眞悟と文通していた春奈が迎えに来ていた。
    くわがきあゆ「私の伴侶」
    友だちいなかった俺は唯一好きだった女の子のことを考えながら父親と漁をしていた。ここの海は自殺の名所で時々網は遺体を巻き上げる。最近、少し頻回気味なのだが…。
    結城真一郎「ご乗車の際は」
    相手の生殺与奪を持っていると思うと昂奮する私は虫から始まりやがて人を手にかけ、少年院で過ごし、出所後はアルバイトから始め、タクシー会社に就職し、今は個人タクシー運転手。もちろん、更正したわけでは、ない。しかし今夜の客は同種かもしれなくて…。

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    2026年07月09日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    人気な作者陣の殺人鬼達。それぞれ自分の中に信念?拘りを感じとった。どの作者陣の殺人鬼達もそれぞれの個性があり良かった。ゾクっとしたがグロさはなく読み易かった。このシリーズ、また読みたい。

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    2026年07月06日
  • 神に愛されていた

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    ネタバレ

    少女の痛みは追想・想像の中でしかわからないが、無から何かを生み出す行為については激しく同感。文学いや小説に限らず、魂を削って綴られた表現物には、色褪せることのない輝きがある。
    ある種、出せなかった手紙を見てしまったような構成に、時間も行ったり来たり。京都、東京、大阪の三都、沙理、天音、茉莉の三角関係、父と母との関係、シャープとの関係、さまざまな三角が交錯し、心に突き刺さる。モーツァルトとサリエリと神(または音楽)、ここに三角があった。
    光と影、明と暗の対の物語とも読めるが、その間にも暗い明かりもあれば明るい影もあり、それが救済になっているかと思った。

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    2026年06月27日
  • みんな蛍を殺したかった

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    自分のことは自分しかわからない、他人事は絶対に自分事には重ねられない。クオリアの話みたいになっちゃうけど、実感した。自分もよく頭痛い時、自分が痛い時はなんでわかってくれんのん、、って思うけど、人が頭痛いって言ってる時は、薬飲む?くらいの感じ、自分は自分で大事にして、自分らしく生きていこう!

    フィクションはこれくらいぐちゃぐちゃになれるけんいいな!とも思った!もうみんなバッドエンド!!

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    2026年06月22日
  • 神に愛されていた

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    後輩が自身の経歴を次々と塗り替えてゆくことに嫉妬し落ちてゆく話

    若者向けと賞されるのが納得な読みやすい文章から、まさかこんなにも感情にゆさぶりをかけられるとは。真実に涙するとともに、その因果は仕方がなかったと諦観するような。身を削る話

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    2026年06月20日
  • 神に愛されていた

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    泣いた。引き込まれるような物語だった。憧れと嫉妬。それぞれが思いを上手く直接伝えなかったからこそ、それがすれ違いとなってしまった。自分が相手が良く思うだろうと思ってしたことが、相手にとっては悪になり得ることはあると思う。勇気を持って、良いことも悪いことも自分の思いを相手に伝えることが、それぞれの幸せに繋がっていくのかもしれない。

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    2026年06月09日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    5本の短編からなる一冊

    これは書店で見かけて気になり購入の一冊

    どのお話も興味深く読んだ
    面白いといっていいのかわからないけど
    一番心に残っているのは

    「シリアルキラーvs.殺し屋」

    何人もの人を手にかけている二人が
    言葉でのやりとりが以外にも考えさせられる内容で
    お話に引きずり込まれた
    最後の二人のやりとりはなんだか切なさが残った…

    「テキストブック・キラー」

    これもなんとも言えない読後感だった
    内容自体は引き込まれたんだけど
    最後まで読むとなんとも言葉にしがたい感情が残る
    そんなお話だったなと


    一冊読み終わって…
    帯には
    悪を描いた…
    とあるけど
    確かに悪が描かれているんだけど
    悪とひとくくりにするには何とも言えない感覚がある
    一冊だった…

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    2026年06月08日
  • 夏の匂いがする

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    女の子同士のコミュにケーションってすごい複雑だよね。
    友達なのに、ふとした瞬間に一線を超えそうになる好意や依存。貴方の中に入りたい、この瞬間を永遠に閉じ込めておきたい。夏の匂いは強烈でよりその思いに深く沈んでいく。
    そんな夏が永遠に続くと、信じたかった。そして今も、思い出すのはあの時の輝かしい時なんだよね。

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    2026年06月06日
  • 神に愛されていた

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    二人の小説家の目線で描かれる本作は、評価が
    常に求められるそんな世界で、お互いの才能に
    嫉妬したり、神のように崇めたりだとか、一方通行の二人の作家の人生を描いています。
    女性の心理描写が深く捉えていて、現実よりリアルに感じました。 

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    2026年05月29日
  • 神に愛されていた

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    ネタバレ

    同じ学校同じ文学賞デビューで売れっ子小説家、愛する男を奪った天音を妬み、「君を殺したかった」という作品を送って自殺を促した沙り。
    沙里を愛しすぎて彼女のゴミ母親を焼死させ、同じ小説家になって沙里を不倫男から救ったつもりの天音。
    両者とも愛憎で罪を犯している。

    沙里のファン「雨」が天音だということは結構序盤で想像つくが、天音の娘花音が天音の娘で沙里がその名付け親だとわかる過程が面白い。
    前半沙里の語りの「ご都合主義だな」と思う箇所は、後半の天音の手記でうまくフォローされている。

    沙里は編集者でずっと彼女を愛し支えていた茉莉と結婚。
    天音の姉で天音に最初の沙里の同人誌を読ませたのがユキ姉=沙里の大学時代バイト先のキャバクラのヨーコ。

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    2026年05月24日
  • 神に愛されていた

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    ネタバレ

    木繭チレンさんの嫉妬の凄まじい表現が印象的だった。
    また、主人公である冴理が小説を好きという思いがとてつもなく伝わってきた。何よりも木繭チレンさん自身が持つ小説への強い気持ちがあるのだとも。
    冴理と天音のお互いに対する強すぎる嫉妬心がすれ違い、憎悪に変化しているところに泣いてしまった。
    冴理が闇、天音が光という訳ではなく、お互いに闇と光を持ち互いに照らし合っていた。

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    2026年05月24日
  • 神に愛されていた

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    作中の登場人物が言及した『冷静と情熱のあいだ』がこの作品のキーになっています。「視点の違い」が物語を動かしています。

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    2026年05月23日
  • 哀を飲む

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    それぞれに飲み物のタイトルがついた短編集。
    たとえば1話目は「水みたいな人」
    4話目は「コーラの泡」というふうに。
    最終話「骨を飲む」(これ飲み物?)が気に入った。愛情と哀しみと狂気がみっちりつまってた。
    主人公がもれなくメンヘラ気味で、けっこう性描写があるので苦手な方がいるかもしれない。

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    2026年03月28日
  • #ハッシュタグストーリー

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    チレンさんの作品が気になり購入。
    ハッシュタグに纏わる物語が4つあったのですが、どれも心がじんわりあたたかくなるお話でした。

    最近夜読書する事が多いんですが、そんな夜に読んで、ゆっくりしながら読める1冊でした。

    ふと過去に縋ってみたくなる時もあるけど、今の自分があるのは過去のお陰でもあるし、色んな別れもあったけど、良き思い出として捉えられるようになったのも今のおかげ。

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    2026年03月11日
  • 静電気と、未夜子の無意識。

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    こんなにも多様な言葉で、抑えきれない想いを描写できる作者の文章力に衝撃を受けた。

    亘に惹かれる思いが 単なる「好き」ではなく、執着に近い感情として描かれているところが印象的だった。

    亘は少し変わっていて、周囲からは理解されにくい存在。彼の魅力は自分だけが分かっている、と思う気持ちがその思いをさらに特別なものにしているように感じた。

    たまらなく好きだった人の事を思い出さずにいられませんでした

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    2026年03月07日
  • #ハッシュタグストーリー

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    ちゃちゃっとライトに読める本と思っていたので、読後の刺さり方についてはそんなに期待していなかったのだが(ド失礼)、読んでみると思ったより深く、面白かった。SNSやハッシュタグにまつわる4つの短編が収録されているのだが、どの話にとってもSNSは良い意味で脇役、あくまでモチーフでしかなくて、主体はきちんと主人公に据えられているのが良かった。カツセマサヒコさんは相変わらず「理屈じゃないけどそういう気持ちになること確かにあるよね」という心情を見つけて、見つめて、言語化するのがめちゃくちゃ上手い。木爾チレンさんについてはこれを読んで初めて知った作家さんだったのだが、エモくて素敵な話を書くなあと思った。フィクション性がありつつ、それでいてどこかリアルなエモさの塩梅が素敵だった!思いがけずな良本で、感謝。

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    2026年02月25日
  • みんな蛍を殺したかった

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    ネタバレ

    蛍は他殺なのか?と思ってたらラスト入れ替わるところでびっくりしました。3人のオタクと蛍の関係性、家族までも関わっていて色んな所に伏線が張られていたなぁと。予想を裏切られて面白かったし、最後の最後、会えてよかったねって。

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    2026年02月23日