【感想・ネタバレ】夏の匂いがするのレビュー

あらすじ

【電子版巻末には岩倉しおり先生によるカバー用写真をそのまま収録!】
恋とも友情とも言えない同性に強く焦がれる気持ちを描く、
少女たちのひと夏の物語――。

「制服を着ているときにしか聴こえない夏の音や、大人にも子供にも見えない夏の映像を、私たちはちゃんと日々感じながら生きていた。」
――瑠璃色を着ていた

「ねえ白、人はみんな、半分で生まれてくるのかもしれない。そしてその半分を、必死で埋めようとしている。」
――植物姉妹

……ほか、R-18文学賞優秀賞を含む、初期短編五篇を収録。
著者自らそれぞれの作品コメントも書き下ろしたファン必携の一冊。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

学生時代のいちばんの友達、大人になって会わなくなった今もちょっと特別な感情ある。10代女子ってそういうもん。

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2025年09月15日

Posted by ブクログ

 本書は、木爾チレンさんが初期に書いた小説を主に、改稿作品も交えて、5つの作品を集めた本です。暖房の効いた部屋で、夏の匂いを感じながら作品を読み進めましたw

 各作品のあとには、木爾さんが作品についての思いを綴っておられます。
「溶けたらしぼんだ」という作品のあとには、わたし(みのり)が言葉にしたかったことが綴られていました。

 「改めて読み返すと、当時は本当に感性だけで書いていたなと、そう感じた。でも、そういう衝動のようなものが、小説には必要だし、洗練された文章より、心から湧き出る粗削りな文章のほうが、人の胸を打つ場合がある。」

 そのとおりだと思います。


 おさめられている5つの作品は、
  瑠璃色を着ていた
  植物姉妹
  りかちゃんといづみちゃん
  溶けたらしぼんだ
  夏の匂いがする


 一度しかない人生のうちの そのまた一度しかない季節の感性を 受けとめてみてください。
 そこには きっと その季節のころの あなたの姿も 見えるはずです。
 ほのかに漂う 夏の匂いと 女の子の匂いとともに。

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2025年01月25日

Posted by ブクログ

【美少女】の原点はここにある気がする。
ご本人の解説付きでチレンさんの内部を見たような気がした。

この本で最初の『瑠璃色を着ていた』は私の心をガッツリ掴んでくれました。
1番好きかも。

挿絵に線香花火が描かれているんだけど、その絵を見てたら花火の匂いを思い出した。

冬のクリスマスの季節なのに夏の本を読んで、学生時代を思い出す。
何とも不思議な体感をした作品でした。

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2024年12月22日

Posted by ブクログ

白と黒が好き。はっきりしているけれど、曖昧な線を残すもの。生きるって死ぬことなのかなって思ってたけれど、少し違うものなのかもしれないと思えた本。

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2025年12月04日

Posted by ブクログ

デビュー作をまたこうして本で出会えたこと、逆サイドからの話も読めたこと、過去のチレンちゃんの作品に出会えたこと全てが嬉しい。
あずきちゃんが懐かし過ぎてその後作者どうなってるのかとか調べちゃったくらいには同世代

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2025年02月22日

Posted by ブクログ

毎日暑いですね〜
毎日こう暑くちゃ嫌になっちゃいますね

そんなとき、暑い夏にぴったりの表紙の本を見つけました
木爾チレンさんの『夏の匂いがする』です


JKがプールに足をつけて涼しそうですね〜

OSの1Qさんも一緒に足をつけて涼しんでみようかな〜
(OSはもちろんおじさんの略ね)


あっ!だめか、、、
OSの足はちょっと見苦しいか、、、
すね毛が生えた足は表紙には映えないか、、、

いや、待てよ!
1Qさんの足ならギリいけるか
アタシ、意外と足の毛は薄いのよ
すねには生えているけど、ふくらはぎには生えてないのよ
ツルっとしてキレイなのよ
ワンチャンいけるか


ま、最近の男の子は毛を剃るのがエチケットなのかな?
(知らんけど)

OS世代のアタシたちにはわかないですよね〜、ひま師匠、土瓶師匠、ultramanさん
(まさか、剃ってませんよね!?)

若い世代のユッキーさんなら剃ってるのかな?


来年の夏も暑かったら、OS世代のみんなでプールに足をつけて涼しみたいですね
(想像しただけで気持ちが悪い、、、)

来年のお盆あたりでどーですか?
予定をあけておいてくださいね♡


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2025年08月13日

Posted by ブクログ

最初の「瑠璃色を着ていた」でグッと心掴まれた。若い時の友情と嫉妬とキラキラと。短編なんだけど満足度高かったが、2つ目以降も同性に焦がれるところは同じなのでちょっと残念。

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2025年06月07日

Posted by ブクログ

『植物姉妹』が地味に好きで頭から離れなくて不思議な感覚。あとの話はそんなだけど、逆に『植物姉妹』以外は短いから読みやすいって人もいるかも。

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2025年05月31日

Posted by ブクログ

短編集5篇
女子の友情や一卵性双生児のような姉妹の愛、そういった瑞々しい感情を、痛々しいほど丁寧に描いていて心に響いてきた。

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2025年02月24日

Posted by ブクログ

「瑠璃色を着ていた」
「植物姉妹」
「りかちゃんといづみちゃん」
「溶けたらしぼんだ」
「夏の匂いがする」
木爾チレンさんの初期作品、五篇が収録された短編集。

「溶けたらしぼんだ」は『女による女のためのR-18文学賞』優秀賞を受賞した作品。

どの物語も瑞々しく、繊細で柔らかな感性を感じた。

みながら自分の高校生時代に心がタイムスリップする。
学校指定のソックスにハルタの黒のローファー、ネクタイ制服。
きっと誰もが自身の青春の一コマを思い出すはず。

プールの塩素のニオイまで感じとれる中、彼女達のきらめきと痛みに想いを馳せた。

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2025年02月13日

Posted by ブクログ

最近木爾チレンさんの小説にハマっていて、初期作品集ということで気になって読んでみた。
初期作品なのにここまで仕上がってる話が書けてさすがだなあ。
『植物人間』の話が1番好き。

ご本人の解説も付いていて、気持ちも知ることができてとても良かった。

2024.12.30(月)

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2024年12月30日

Posted by ブクログ

木爾 チレンさん、初読みでした。
初期作品集ということで、いまのご本人からのコメントが各話に書かれており、こんな気持ちや思い入れがある作品なんだな〜と知れるのが良かった。作品の裏話を聞くのって楽しい。

いずれも若い女の子同士の友情とか家族愛のようなものを描いていて、シスターフッドものの作品集。
々とした文章と会話なのに、少女たちの心の揺れを瑞々しく描いていて、少女を卒業した身としては心の潤い成分を補給してもらった気分。

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2024年12月17日

Posted by ブクログ

木爾チレン
すんごいよかったり
うん〜?だったり
なかなかおもしろい作家だと思ってる
ので
読んでみた

結構よかった
初期作品集と聞いたけど
いやぜんぜんそんな感じしないぜ?
最近書いたんやないんか?
って思った

白黒の話とか
とてもいいと思う

読み返したりはしないかもだけど
端々で記憶に残るものがあった

星は4つには届かない3つ

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2024年10月24日

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