木爾チレンのレビュー一覧

  • 貴女。

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    本の帯に書いてある通りです。自由で自然
    サスペンス、歴史物、アイドルもの等内容も様々で、文体も個性的です。アンソロジーでは珍しく、後で思い出せない作品がありません。
    編集者の作戦であろう、可愛いピンクの表紙に躊躇した人にも是非読んでもらいたいです。

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    2024年08月03日
  • #ハッシュタグストーリー

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    タイトルから言って、若者の小説だろうと思っていたけど、どの作品も大好きでした。
    ちょっとシュールで、明るくない主人公の話で。
    思い出を大切にしようって思えました❤️

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    2024年05月21日
  • みんな蛍を殺したかった

    購入済み

    すんごい

    最後まで読んでいけばいくほど胸が苦しくなっていくすごく素敵な作品

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    2021年10月13日
  • Just Be Friends.

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    ネタバレ

    原曲が大好きで購入したものの、しばらく読み忘れていた作品です(笑)

    ハマっていた時期を懐かしみながら読みつつ、切なさに悲しくなりつつ…。

    何かをとるなら何かを捨てないといけない…なんて、大人になりかけの2人にとっては、とても残酷なことですよね。

    お互いに気持ちを尊重して傷つけ合うことなく別れたけれど、逆にもっと素直になっていれば2人はまだ付き合っていたのかもしれません。
    男の子の視点が何とも切ない…。

    2人がお互いを1番に考えていた事が、私の中では最もグッときました!

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    2018年02月18日
  • 神に愛されていた

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    読みやすく、すらすらと読めた!物語はふたりの作家視点で進む。前半は冴理、後半は天音。
    文章がここまでカラフルなこと、知らなかった。私も小説に出会うまで小説は白い紙に黒い文字がひたすら並んでいるだけだと思っていた。だけど私にとって読書は文字を追うというより映像が文章化されたものを読み込んでいるようなものだ。書くのが好きなはずなのに、読むのか好きなはすなのに書けない読めない。それってすごく辛い。こんな痛みをここまでわかりやすく書いたものを私は初めて読んだ。私はやっぱりチレン先生好きだな。
    何者かになりたくて、自分にしか生み出せないものが生み出したい。そういう気持ちはずっとあって、だけど立ち止まって

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    2025年12月21日
  • 哀を飲む

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    人を好きになったときの幸せの陰にある不安や辛さが、若い頃の記憶と結びつき、読み終えたあとに静かな余韻と切なさが残る。
    どの話も面白いが、性描写が多いので、人に勧めるのは躊躇してしまう。

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    2025年12月20日
  • 二人一組になってください

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    2025.12.17 ★4.0

    女子校の卒業式の日に起こるデスゲーム。
    SFと言えばそれまでだが、唐突感が否めない。

    いじめる者、いじめられる者はもちろん、真ん中のどちらにも属さない中間層の生徒たちまでしっかりと書かれていて読み応えがあった。

    ラストのオチに当たる部分はありきたりだったので残念。


    ↓↓↓内容↓↓↓

    「このクラスには『いじめ』がありました。それは赦されるべきことではないし、いじめをした人間は死刑になるべきです」
    とある女子高の卒業式直前、担任教師による【特別授業(ゲーム)】が始まった。突如開始されたデスゲームに27人全員が半信半疑だったが、余った生徒は左胸のコサージ

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    2025年12月18日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    好きな作家さんが多かったので手に取ったけど、読んだことなかった阿津川辰海さんの話がとても面白かったので他の作品も読んでみたいなと思った。比較的全ての作品面白かった

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    2025年12月17日
  • 二人一組になってください

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    詳しいあらすじも何も知らず読み始めたら、とんでもなくエキサイティングでデンジャラスだった…。
    スクールカーストから生まれるイヤミスどころの騒ぎじゃなかった。
    あからさまな「いじめ」も辛いけど、「悪意のない」対応も辛いものだ。やってることは現実的ではないし、残った人物以外の生徒も、そこまでする必要あったのか?と疑問に思う部分もあるけど、「バトルロワイアル」的なエンタメ要素は面白いと思う。
    もう「二人一組になってください」というタイプの授業を無くしましょう

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    2025年12月17日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    どのシリアルキラーも魅力的だった。
    私は特に、1人目と5人目が好きだった。
    自分が課したルールで、自分もがんじがらめになってしまう、どこまでも合理的で冷酷な、でもどこか人間的な部分も感じられる、両者のバランスが絶妙だと感じた。

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    2025年12月16日
  • 神に愛されていた

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    大好きな町田そのこさんが解説してらっしゃった本なので手に取ってみました。
    読み進めるうちに「もしかして、、」と感じた部分が最後にバチバチと繋がっていき、快感にも似た感動を覚えました。
    嫉妬、憎しみ、愛情。人間らしさ溢れる作品で、語り手の感情が乗り移ってきたかのように胸がキリキリと痛みました。
    作家という仕事の偉大さを実感しました。素晴らしい作品をありがとう、と全ての作家さんに伝えたい。
    他にも木爾さんの作品を読んでみたいと思いました。素晴らしかったです。

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    2025年12月13日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    ネタバレ

    「うっとりするほどの(悪)」
    「どの殺人鬼を好きになる?」

    帯にある通り「魅惑的な殺人鬼たち」
    とても扇情的で魅力的です。
    短編なのに起承転結サクッと読めて
    どの作品にもモヤッと感がない。
    こんな短編集は初めてです。(普段はあまり手に取りません)

    「シリアルキラーVS殺し屋」阿津川辰海
    武闘派のアクション満載な物語を想像させる
    タイトルだけど、いつの間にかシリアルキラーに
    心惹かれ応援してました。

    「脳JILL」木爾チレン
    読んでいる最中、無意識に顔がにやけていました。
    5作品の中で最もゾクゾクして好きです。

    「テキストブック・キラー」櫛木理宇
    もう誰がなんて言っても安心し

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    2025年12月11日
  • 哀を飲む

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    木爾先生の文章は、滑らかで読みやすく、例えるならそれこそ飲み物なのでしょう。その方が書く、哀と性の短編集はまさにフルコースで、お腹いっぱいになりました。様々な毛色の女性が男性と出会い、哀を感じ、それでも飲み込んで前に向かっていく姿を、優しく丁寧に書き上げられた一冊でした。

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    2025年12月10日
  • 哀を飲む

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    哀をどう飲み込み生きていくのか
    恋愛のキラキラした部分だけでなく、その後の喪失や葛藤が繊細で美しい文章で綴られていました
    水みたいな人とコーラの泡が好き

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    2025年12月10日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    人殺し日和
    シリアルキラーのアンソロジー。

    シリアルキラーvs殺し屋 阿津川辰海
    過去にも登場した綺羅が再登場。シリーズ化していくとは思っていなかったが、登場人物は魅力的。
    依頼を受けてターゲットを尾行していたところトラブルに見舞われ・・・。
    ミッシングリンクをテーマにしているが、シリアルキラー側からのヒントが少なく難解。シリアルキラーの殺害ルールがわかってからは衝撃。
    綺羅はこれからどの様に生きていくのか。
    そして殺し屋とシリアルキラーの生き様が明らかに違うという事も作者の素晴らしい推察だと思う(よくミステリーでは一緒くたにされている事が多い印象がある)。こういった整理されている部分も彼の

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    2025年12月08日
  • 哀を飲む

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    リアルで生々しい描写にちょっとびっくりしつつも、誰かを本当に好きになった時ってこんな気持ちになるんだよなってこっちまで哀しくなるような話が多かった。最近の自分に重ねると尚更。
    この作家さんはまだ2冊しか読めてないけど、2冊とも後書き(これは前書きでもある)に、小説や作品に対する愛情が伝わってきて好きだなあと思う。
    帯の表の一文に惹かれて読みたいと思ったけど裏の一文も心に響くものがあった。

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    2025年12月08日
  • 二人一組になってください

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    いじめは残酷だなと再確認。浅くて脆い友情って私にもあったなぁと。あまりに軽率に人が死ぬので映像化したら怖そう。

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    2025年12月08日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    どの話も先が気になって、正気の沙汰じゃなくて面白かった。
    最初と最後の話が面白かったな。…いやどれも面白かった。

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    2025年12月07日
  • 夏の匂いがする

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    白と黒が好き。はっきりしているけれど、曖昧な線を残すもの。生きるって死ぬことなのかなって思ってたけれど、少し違うものなのかもしれないと思えた本。

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    2025年12月04日
  • 神に愛されていた

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    光と闇と、作家の業のようなものが描かれた作品。冴理の小説と同じように、才能に嫉妬するという、痛みから生まれた作品なんだと思った。
    するすると読みやすいのに、読後にいろいろな感情を湧き立てる、そんなお話でした。とってもよかった。
    文庫版あとがきも必読。私はあとがきで泣いてしまいそうになりました。

    オマージュされた『アマデウス』は大好きな映画のひとつなのだけど、このお話のサリエリには希望が残されたのが救い。

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    2025年12月04日