木爾チレンのレビュー一覧
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読みながら浮かんできたのは渡辺あや脚本『ジョゼと虎と魚たち』で、たぶん木爾さんはこの作品が好きだと思う。言うなれば田辺聖子さんの『ジョゼ〜』という短編を渡辺あやさんが映画脚本にし、その影響を受けた木爾さんが自分に取り込んでさらに自分の中の物語の土台というか雛形にし小説にしていったような気がした。
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「みんな蛍を〜」から読んだ方がいいと聞いていたけど、その通りでした。読んでなくても支障はないけれど、世界観が繋がってます。
黒歴史すぎて(あとはオタク文化の専門用語多すぎて)、読むのがしんどすぎました。
が、ラストは良かった。
読み終わってここの感想を読むまで全く気づかなかったのですが、登場人物...続きを読むPosted by ブクログ -
私にとって、本を読むメリットは色々あります
「楽しい気持ちになれる」「ためになる」「くだらないけど、ネタになる」などなど色々あるのですが、珍しくこの作品は何一つあてはまりませんでした…Posted by ブクログ -
終始これから何が起こるのだろうと心がザワザワした。
スクールカーストにおいて容姿って結構重要になるよなぁ。
内心、憎悪や嫉妬を抱いていたとしてもそれを必ずしも表出するわけではないし、顔色を伺って思ってもいないことができてしまうからこそ、心にドロドロした何かが溜まっていく。
栞が幸せだと思っていたらい...続きを読むPosted by ブクログ -
少女が故、嫉妬や恨み、抱えてるものが本当に純粋で痛い。
そして少女だった頃の傷は少女を終えても消えぬままで…。
大人の勝手な都合や自分を取り巻く負の感情に
ほんの少しでも強くあるいは正直になれたら…
他を受け入れ、理解する事ができたら…
きっともっと違った終わりだっただろうな、と...続きを読むPosted by ブクログ -
さくら、しおり、ゆき、ほたる
揃いも揃って、家庭環境に恵まれなかった高校生たち。
歪んだ人が一人いるだけで、不幸の連鎖って起きるのだなぁ。と。悲しいなぁ。
「デュビア」がいい味出していると思う。Posted by ブクログ -
暗闇の中を照らす光に群がるように、現れた蛍にみんな群がって、その異常に気づいて終わったのかな
色んな伏線が複雑に絡み合って面白かった
最後報われた?のが本物の蛍だけで、それ以外のみんなか何ともいえない最期で辛かったな
みんな幸せになりたかっただけなのになPosted by ブクログ -
ネットで誰かに恋をしたり、言葉や妄想だけでドキドキしたりそんな夢みたいなことが現実になるって幸せな事のはずなのに、そうじゃないなって思い直した本だった。姿や顔が見えないって、正体が分からないって怖いなって。でもその一方でそういう人を愛することのできる純粋な心を持つのも幸せだったりするんだろうとも思え...続きを読むPosted by ブクログ
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なりきり、推し、Vチューバー、若いというかはじめて読む感じの雰囲気で最初とまどった。
おもしろかったんだけど、なんか全体的に暗くてちょっと病む。Posted by ブクログ