木爾チレンのレビュー一覧

  • 二人一組になってください

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    極限状態の中で進んでいく「ゲーム」と、むき出しになっていく悪意がとにかく怖い。
あんな状況でそれを受け入れてしまう空気があること自体が異様で、もし自分がその場にいたら正気でいられる気がしない。

    「大きい小さいにかかわらず、『いじめ』で人は死ぬ。」という一文が刺さる。
無自覚な言動が、確実に誰かを追い詰めていくのだと思うと怖さが増す。
    
本来は優しさのはずだった「絶交しても、親友でいよう」という言葉があった関係が、死を願うほどに歪んでしまうのかと、やりきれなさが残る。
人間関係は環境や空気によって、ここまで変わってしまうのかと突きつけられた。

    いじめもゲームも終わりがないのだと感じさせるラ

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    2026年03月20日
  • 神に愛されていた

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    途中から展開が読めましたが、それでも面白かった!著者の魂がこもった作品だなと思いました。
    あとがきを読むと小説家の矜持みたいなものがひしひしと伝わって来て、これもまた痺れました。

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    2026年03月19日
  • 二人一組になってください

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    【2025年お気に入り本】


    可愛い女の子が2人表紙を飾ってるのを
    本屋で見て「いやこれが内容デスゲーム?」
    って思ってたけど本物のデスゲームだった(笑)

    二人一組って学生のころ本当に嫌だったなぁ
    って自分の記憶も蘇ってきて
    最悪な学生時代を歩んできたからこそ
    尚更感情移入できたというか、共感できる部分が
    めちゃくちゃあった。

    そして思ってた以上にグロい(笑)
    個人的に全然想像しても大丈夫ではあったけど
    グロいの苦手な人にはおすすめできないな…
    って思ったレベルでグロい。

    小6の頃に「人間はみんな結局自分が可愛いんだ」
    って思ったことはずーっと忘れてなかったけど
    改めて突きつけられた感

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    2026年03月18日
  • 二人一組になってください

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    面白かった。
    デスゲーム物いいよね。
    私も亡霊だった頃あったなぁと思い出しつつ、今の時代はSNSがあるから学生生活も全然違うんだろうなと。
    木爾さんの作品は知ってるもの(ボカロとかコスメとか場所)がでてきて想像しやすいから好き。

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    2026年03月16日
  • 神に愛されていた

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    とても読み易くてわかり易く、しっかりと感動も出来る。日記調の独白で、どんどん話は進んで行くのでとてもテンポが良い。読んでいてそれなりにしんどいパートもあるが、テンポの良さのために、後に引き摺らないのは良い。裏に何があるかは想像出来るので、その分主人公の行動にもどかしく感じながら、話の本筋には影響のない程度に予想以上に進んでいたラストに楽しくもなった。あとがきを読んでいると作者の思いもわかるので、併せて読むべき。良い作品でした。

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    2026年03月12日
  • #ハッシュタグストーリー

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    チレンさんの作品が気になり購入。
    ハッシュタグに纏わる物語が4つあったのですが、どれも心がじんわりあたたかくなるお話でした。

    最近夜読書する事が多いんですが、そんな夜に読んで、ゆっくりしながら読める1冊でした。

    ふと過去に縋ってみたくなる時もあるけど、今の自分があるのは過去のお陰でもあるし、色んな別れもあったけど、良き思い出として捉えられるようになったのも今のおかげ。

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    2026年03月11日
  • 神に愛されていた

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    恐ろしいまでの愛の話。
    これを性別というデカすぎる主語で語るのはあまりにも安直で相応しくないとは思うのだけど、これは女性でしか想像できない、もっと言うとあり得ない物語かも。

    決して明るいお話ではないのに、どちらかと言えば苦しい時間の方が長いのに、不思議とスッキリした読後感。

    "雨"の正体はかなり序盤で想像がつくし、結末も早いうちからなんとなく分かりながら読むことになるんだけど、それでも面白かった。装丁も素敵で良かった。

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    2026年03月08日
  • 静電気と、未夜子の無意識。

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    こんなにも多様な言葉で、抑えきれない想いを描写できる作者の文章力に衝撃を受けた。

    亘に惹かれる思いが 単なる「好き」ではなく、執着に近い感情として描かれているところが印象的だった。

    亘は少し変わっていて、周囲からは理解されにくい存在。彼の魅力は自分だけが分かっている、と思う気持ちがその思いをさらに特別なものにしているように感じた。

    たまらなく好きだった人の事を思い出さずにいられませんでした

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    2026年03月07日
  • 神に愛されていた

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    あとがきにも書かれていたけど
    本当に作品の中の登場人物が
    実際にいるような感覚
    人それぞれの愛があって‥でも
    みんな相手を思う気持ちは一緒なんだ

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    2026年03月04日
  • 神に愛されていた

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    女性作家 2人の愛憎の極致
    魂が震える 傑作!
    小説家が小説家の話を書く。
    冴理と天音の関係が最終に感動させられる場面に引き込まれて涙が溢れて…また読み返し冴理に来る雨からの手紙が暖かくどれほど冴理の心を和ませてくれたか。

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    2026年03月01日
  • 神に愛されていた

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    天音の行動の一点、ん?と理解できないところはあったが、全体的に夢中になって読んだ。
    感情移入してしまって涙がでそうにるところも。
    そうかもと読み進めて、やはりそうと話が進むがそれでも惹き付けられながら手を止めれなかった。

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    2026年02月26日
  • #ハッシュタグストーリー

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    ちゃちゃっとライトに読める本と思っていたので、読後の刺さり方についてはそんなに期待していなかったのだが(ド失礼)、読んでみると思ったより深く、面白かった。SNSやハッシュタグにまつわる4つの短編が収録されているのだが、どの話にとってもSNSは良い意味で脇役、あくまでモチーフでしかなくて、主体はきちんと主人公に据えられているのが良かった。カツセマサヒコさんは相変わらず「理屈じゃないけどそういう気持ちになること確かにあるよね」という心情を見つけて、見つめて、言語化するのがめちゃくちゃ上手い。木爾チレンさんについてはこれを読んで初めて知った作家さんだったのだが、エモくて素敵な話を書くなあと思った。フ

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    2026年02月25日
  • みんな蛍を殺したかった

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    ネタバレ

    蛍は他殺なのか?と思ってたらラスト入れ替わるところでびっくりしました。3人のオタクと蛍の関係性、家族までも関わっていて色んな所に伏線が張られていたなぁと。予想を裏切られて面白かったし、最後の最後、会えてよかったねって。

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    2026年02月23日
  • 二人一組になってください

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    ネタバレ

    木爾チレンさんの作品をはじめて読んだのですが、あまりにも再現性や解像度が高くてこわかったです
    この作品はとてもテンポが良く、人の黒い部分が見えましたが、正確に言えばクラスの関係性が明らかになった感じで好きです
    いじめってここまで過激なものなんだとびっくりしたとともに、今作に限っては対処する側もなかなかですね笑
    いじめの対処ってなぜここまで解決しないのでしょうね

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    2026年02月19日
  • 神に愛されていた

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    あとがきによると、この小説は映画『アマデウス』へのオマージュとして書かれた作品だそうです。

    作家の東山冴理と白川天音。

    それぞれが語るお互いへの思い、嫉妬と憧れが入り乱れた様子に、わかるような気持ちもあり、夢中になって読みました。

    前半と後半では、白川天音の印象がガラリと変わり、思い込みは怖いなと思いました。同じ台詞が心情を知ることで、ここまで意味合いが変わるのかと驚きました。

    あとがきと町田そのこさんの解説を読んで、小説を書くことが仕事になる大変さは、読者の私が思っているよりもずっと大変なことだとわかりました。

    「才能を信じて生きた、ふたりの女性作家の光と陰」が描かれた傑作でした。

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    2026年02月19日
  • 5分後に、虚しい人生。 本当に欲しかったものは、もう

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    ネタバレ

    木爾チレン先生目当てで購入したアンソロジー。
    サクッと読めて今っぽいのに、不思議な感覚が胸に残る短編集。これが虚無感か。でもなんかいい。
    タワマン文学、Twitter文学といわれるようなお話も。私も東京の大学にかつて居て、色んな思いがあるので分かるところがいっぱいあります。
    作家さんの紹介が各作品の前についているんですが、面白〜と思っていたら翻弄されました。え?そうなの?ほんと?
    だいたいが名前は知っているけどはじめて読む作家さんだったのですが、面白かった。麻布競馬場さん、読みます。

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    2026年02月19日
  • 神に愛されていた

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    物語が著者である木爾チレンさんと重なった。
    落ちている時に読むと救われる作品になるかもしれない。
    妬みって、妬んでいる相手のことよりもそう思ってしまう自分のことを嫌いになってしまうから辛い。その辛さや痛みが書かれていると思う。

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    2026年02月18日
  • 哀を飲む

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    短編集は苦手ジャンルだったけどこちらの作品は読みやすかった。
    『性と生』なのが良かったのかもしれない。メンヘラ過ぎて共感しにくかった

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    2026年02月15日
  • 二人一組になってください

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    女性の世界は生きづらいと感じた。カースト恐ろしい、ていうか女性怖い。そういう生々しい部分が見れて意外とおもしろかった。

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    2026年02月15日
  • #ハッシュタグストーリー

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    タイトルとぶんちゃん( #柿原朋哉 さん)の作品が収められているということで購入!

    現代を生きるちょうど20代くらいには頷ける話ばかり!
    こんなことあったよな〜とか今もたまに懐かしく思うこととか、いっぱい描かれていたなって思いました。

    最終エピソードの中の一文、「昨日のわたしは恋のはじめ方すら知らなかったのに、今は恋の全てを知っていた。」が良かったなぁ…
    熱を帯びる感じとか、恋し始める時ってこんなだよね…!とわくわくした。
    今の中高生というよりはアラサー前後にはどストライクな一冊。

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    2026年02月15日