木爾チレンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
御本人の「あとがき」と、「文庫版あとがき」、そして、町田そのこさんの「解説」まで読んでほしい。
わたしには未経験な感情も沢山あったけど、それでも“痛い痛い…”って思いながら読んだ。
“痛々しい”に近い“痛い”だったように思う。
あとがきと解説を読んでその感情の意味が解った。
木爾チレンさんは『二人一組になってください』が初めて読んだ作品。これは読書にさほど慣れていない小6の娘もあっという間に読み終えた。この読みやすさはどこから?と興味が湧いて、ほかの作品も読んでみたいと手に取ったのが本作だった。
わたしも、木爾チレンさんの作品は若い子におすすだと思っているから、あとがきを読んだ時、申し訳なさ -
Posted by ブクログ
高校生の娘から借りた本。
「二人一組になってください」
この指示が、生徒にとってどれだけ残酷で、不安と恐怖を抱くものなのか痛感する作品。
舞台は私立女子高校の卒業生27人に対し、教師がはじめる卒業式直前の「特別授業(デスゲーム)」。
まず、設定が現実離れしていることから物語の緊迫さ、残酷性をより強め、心に強いメッセージとして響いてくる。
そして、女子高生という世間のブランド力。
共学校とは異なる女子校というシチュエーション。
その中に潜む「いじめ」の実体と背景を目の当たりにして、誰もが憤りや共感を感じる作品だと思う。
いじめの定義、いじめ実体との関係性、日本人独特の正義感や美徳意識、孤独 -
Posted by ブクログ
極限状態の中で進んでいく「ゲーム」と、むき出しになっていく悪意がとにかく怖い。 あんな状況でそれを受け入れてしまう空気があること自体が異様で、もし自分がその場にいたら正気でいられる気がしない。
「大きい小さいにかかわらず、『いじめ』で人は死ぬ。」という一文が刺さる。 無自覚な言動が、確実に誰かを追い詰めていくのだと思うと怖さが増す。
本来は優しさのはずだった「絶交しても、親友でいよう」という言葉があった関係が、死を願うほどに歪んでしまうのかと、やりきれなさが残る。 人間関係は環境や空気によって、ここまで変わってしまうのかと突きつけられた。
いじめもゲームも終わりがないのだと感じさせるラ -
Posted by ブクログ
【2025年お気に入り本】
可愛い女の子が2人表紙を飾ってるのを
本屋で見て「いやこれが内容デスゲーム?」
って思ってたけど本物のデスゲームだった(笑)
二人一組って学生のころ本当に嫌だったなぁ
って自分の記憶も蘇ってきて
最悪な学生時代を歩んできたからこそ
尚更感情移入できたというか、共感できる部分が
めちゃくちゃあった。
そして思ってた以上にグロい(笑)
個人的に全然想像しても大丈夫ではあったけど
グロいの苦手な人にはおすすめできないな…
って思ったレベルでグロい。
小6の頃に「人間はみんな結局自分が可愛いんだ」
って思ったことはずーっと忘れてなかったけど
改めて突きつけられた感