静電気と、未夜子の無意識。

静電気と、未夜子の無意識。

1,320円 (税込)

6pt

3.8

未夜子は、大学のキャンパスで、いつも天文学書を読んでいる風変わりな男の子・亘に出会う。それまで恋人は顔で選び、格好いい男の子とばかり交遊してきた未夜子だったが、亘に出会ったことで、人生が激変してしまう。亘のことが気になって仕方のない未夜子は、追いかけて追いかけて、亘の部屋まで乗り込むものの、いつまでたっても彼女としては認めてもらえず――。美人なのに不幸な未夜子の恋の行く末やいかに。本書を読んだ全国の女子大生から、「恋がしたい」の声が続々到着!! 25歳新鋭のデビュー小説。

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静電気と、未夜子の無意識。 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年09月01日

    これが若者のリアル!…なんて風に言われるとまた全然違うんだけれど、きっとこんな風に掴めない女の子と関わって、掴めないままセックスして、掴めないまま何処かへ行ってしまって、たまに思い出してはとてつもなく恋しくなったりする。もしかしたら彼女の名前は未夜子だったのかもしれない。と、妄想をしては心を空虚にさ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年05月20日

    良作。
    そうそう、恋ってこんな感じ。
    特に報われない恋って、こういう空気を帯びてたわ。
    恋愛小説はこうでなければな。
    甘さより苦味や傷みの方が強くなければ。
    余り期待してなかっただけに、かなり良かった。
    表紙も素敵で手元に置いておきたい一冊。

    『さよならと言ってしまうと、いままでなんとも思っていな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年08月28日

    鱗のような未夜子。
    ぽろぽろ剥がれているというよりか、ぽろぽろ剥がれ亘にひっついてる。
    可愛くて痛々しくてて愛されてる子が未夜子。

    なんだか読んでいて普通に生きて死にたいと思った。
    普通の人で生きていきたいと。

    それと、ページが残り少しになっていくときにラジオから
    素敵、綺麗とか思っていた曲が流...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年03月17日

    チレンちゃんのデビュー作!!
    チレンちゃんに「ちょっとあやちゃんに似てる女の子のお話なんだよ」と言われてすごく楽しみにしてたの。
    もう初めっから痺れた。ほんと電波系。ぴりぴりって痺れる。
    詩的で官能的でわけわからないのにわけわかっちゃう感じがもうたまらない、たまらないよ。
    可愛くて、可愛いのが当たり...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年09月16日

    どうしようもない片想いしてる人には強烈に刺さる。
    共感とはちょっと違くて、何て言うか刺さる。
    文章には好き嫌いがあるかも。

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    Posted by ブクログ 2012年08月24日

    読みながら浮かんできたのは渡辺あや脚本『ジョゼと虎と魚たち』で、たぶん木爾さんはこの作品が好きだと思う。言うなれば田辺聖子さんの『ジョゼ〜』という短編を渡辺あやさんが映画脚本にし、その影響を受けた木爾さんが自分に取り込んでさらに自分の中の物語の土台というか雛形にし小説にしていったような気がした。

    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年04月09日

    「未夜子って、10代だっけ、20代だっけ」というのが読んだ後の感想。10代の戸惑いも、20代のどっしりさも未夜子は持っている。わたしも、「君たち」ととろけるような恋愛をしたかった。どろどろで透明な夜を、いつか過ごせますように。

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    Posted by ブクログ 2012年10月16日

    セックスしたくなる。
    未夜子メンヘラビッチで電波女だけど、人を好きな時ってあんな感じだよねって思った。あまりに未夜子が亘亘言うもんだから、よくわからないけど私もなんだか亘が笑ってる描写があると幸せな気持ちがして、未夜子乗り移ったみたくなった。メンヘラ絶頂の学生時代とかなら、もっとハマったかも。もう大...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年09月30日

    未夜子にとって、亘は恋してしまった相手だとして、死んでしまった金魚掬いの金魚達って何だったんだろう?誰かに掬ってもらいたかった、心の奥底の気持ち?その気持ちが無くなって、埋葬して、自立?したってことかな。

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