木爾チレンのレビュー一覧
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読みながら浮かんできたのは渡辺あや脚本『ジョゼと虎と魚たち』で、たぶん木爾さんはこの作品が好きだと思う。言うなれば田辺聖子さんの『ジョゼ〜』という短編を渡辺あやさんが映画脚本にし、その影響を受けた木爾さんが自分に取り込んでさらに自分の中の物語の土台というか雛形にし小説にしていったような気がした。
怖いものを好きな人と見たかったジョゼのような未夜子のカミナリ。僕は映画『ジョゼ』がとても好きなので勝手に夢想してしまった。亘という名前は恒夫を彷彿させるしツナ子はジョゼの祖母のようだ。
0「未夜子と、格好よくてつまらない君達の夢。」の田辺睦夫は『メゾン・ド・ヒミコ』の岸本春彦の欄干にもたれている姿 -
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ネタバレあっという間に読み終わってしまった。
東山冴理と白川天音の2人の小説家は隠と陽のように思えるが、2人の想いがうまく重ならなかったために悲しい結末になった痛みを感じた。
冴理が小説をかかなくなったのは天音の死によるもので、冴理が才能の差を感じていた天音は誰よりも冴理を神と崇めていた。小説を書き続けてほしいと思うばかり結果的に村田シャープを含めて冴理の全てを奪ってしまったと気づくのは手記により気づいたが、生きるすべての原動力であったのは伝わってきた。献身的に尽くしている様子の茉莉の立場からすると冴理のそばにいることができてよかったとも思ったが、小説で復讐するとはなかなか残酷でそれだけ物語を書くのは -
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このクラスには『いじめ』がありました。それは赦されるべきことではないし、いじめをした人間は死刑になるべきです」ーとある女子高の卒業式直前、担任教師による【特別授業(ゲーム)】が始まった。突如開始されたデスゲームに27人全員が半信半疑だったが、余った生徒は左胸のコサージュの仕掛けにより無惨な死を遂げる。自分が生き残るべき存在だと疑わない一軍、虚実の友情が入り混じる二軍、教室の最下層に生息し発言権のない三軍――。
本当の友情とは?
無自覚の罪によるいじめとは何か?
生き残って卒業できるのは果たして誰か?
カーストってほどじゃあないし、いじめはなかったけど、なんとなくこういうグループの住み分けみたい -
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卒業式当日、「二人一組になってください」を合図に当然始まったデスゲーム。
見て見ぬ振りをしていたいじめや、表面上取り繕っていた関係が崩れ出す。
最終的な卒業式は予想通りだったけど、生徒それぞれの関係性は予想外な部分も多く、面白かった。
残酷な結末に向かって行くことはわかりつつも、次は誰目線の話なのかが気になり、次々ページを捲ってしまった。
この子はこんなことを考えていたのか、この2人の間にはこんな出来事があったのかと思いながら読み進める中で、つい語り手目線のみで捉えがちだが、誰かにとってないもの(意識を向けない)になっている人生が、他の人にとっては大切な関係だったりするよなぁと改めて感じた。 -
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『二人一組になってください』このタイトルを見て、買うのを躊躇した。過去のトラウマが読みながら蘇ってきた。中学時代に二人一組になれなくて、先生ともペアも組めず、ただぼーとしてた地獄の時間を思い出した。
小説としては読みやすいし、バトロワ系で一人一人の生徒の感情が読み取れやすい内容になってて、面白い。死に方の設定とか疑問に思うことはあったけど面白かった。
いじめをなくすことって無理だと自分は思ってる。いじめなんてこの世から無くなればいいのにとずっと思ってるのに無くならない。いじめられた側が損するだけで、いじめた側はいじめてたことも忘れて普通に生きてるのが現実。
過去のトラウマが蘇ってきて、読 -
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2026/05/30読破
無自覚の悪意によるいじめ
本当の友情とは?
卒業式で、いきなり「二人一組になってください」という特別授業が行われた。
余った生徒はコサージュに仕掛けられた方法で死を遂げる。
最後に生き残るのは誰か
本当の友情とは何か
クラスの女の子たちの様々な思いが書かれている。
最初を読んだ段階で誰が生き残るのかある程度予想はつく
だけれど、女子高生特有のなんとなく組んだグループ、表向きの友情等がリアルで読み進めていけた。
相手を庇ったり、自分本位に動いたりと人間模様が多種多様で面白い。
あーいるなこういう人、、と思いながら読めるので読み進める手が止まらない