遠藤周作のレビュー一覧

  • 王妃マリー・アントワネット(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今フランス革命(というかマリーアントワネット)に興味を持っていて、でも知識が高校の世界史ほどしかないので、いきなり学術書は難しいかなと思い選びました。
    分かりやすい文章で物語が書かれているので、楽しいんでいる間に勉強になるという感じでとてもよかった。
    史実に忠実というわけではないので、マリーアントワネットの生涯や関わった人を知ってその後に史実に基づいた書物を読みたい私にとってはぴったりでした。
    歴史を授業で勉強したときには人民の敵、浪費家、庶民のことを考えない女王、のイメージでしたが、その時代を考えると仕方がないのかなとも思えてきました。
    貴族・王族に生まれたものと庶民とは、そもそももとから交

    0
    2024年10月16日
  • おバカさん

    Posted by ブクログ

    哀れで頼る者もいないボロボロの野良犬も
    人を殺すことを厭わないヤクザも
    昔人を裏切って目の前で人を殺そうとしている老人も
    どんな人も信じて許すガストン
    宗教って人が平和に生きるためのもので、
    本質は信じることと許すことなんじゃないかなと思う

    0
    2024年10月15日
  • イエスの生涯

    Posted by ブクログ

    キリスト教の「神」とは、私の思っていた神とは別でした。
    「沈黙」を読んだ時のなにか掴みきれない感覚のようなものが
    多少ですが、整理されたような気がします。
    「キリストの誕生」も読んでみたいと
    思います。

    0
    2024年10月15日
  • 白い人・黄色い人

    Posted by ブクログ

    罪に対して、どう向き合うかが人種により違っていた。どちらにしろ、罪を重ねていけば、やがて死にも罪にも無感動になる。
    『白い人』の主人公や『黄色い人』デュランは、いつの間にか、悪が心に入り込んできている。
    サイコパスだろうと、神父さんだろうと、人間の弱さを利用する悪魔の罠だらけ。

    0
    2024年10月15日
  • 彼の生きかた

    Posted by ブクログ

    久しぶりに本で涙が出ました。
    これまで読んだ遠藤周作の作品は暗いものが多かったのでテイストが異なるこの本に驚きました。

    0
    2024年10月10日
  • 真昼の悪魔

    000

    これはこわい、で面白い

    プラウザが使えないため購入は見送っているが、
    定価購入もしたいくらい面白い。
    海と毒薬よりも印象が強かった記憶があります。
    プラウザが使えないのがつくづく残念。
    お好みで。

    0
    2024年10月03日
  • 勇気ある言葉

    購入済み

    遠藤周作先生の著作、久しぶりに

    遠藤先生の書籍は学生時代に「イエスの生涯」「死海のほとり」「沈黙」を読んでから「白い人・黄色い人」他、純文学作品から「フランスの大学生」などのエッセイ、「おバカさん」etc.幅広いジャンの著作を愛読しました。30年近く前に亡くなられたときは本当に残念でした。
    「勇気ある言葉」は初めて読みましたが遠藤先生らしいシニカルなユーモアにあふれていて大変楽しかったです。〈編集部注〉は途中で遠藤先生が書いているのでは?、と思いましたが、最後の「災い転じて福となす」で合点がいきました。

    #ほのぼの #癒やされる #笑える

    0
    2024年09月26日
  • イエスの生涯

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自分の思い描いていたイエスの姿とは全く違った印象を持った。
    神の愛を伝えたいイエスと目の前の見える奇跡を求める民衆とのギャップ。
    イエスがここまでの孤独を抱えていたことを知らなかった。

    イエスの苦しみはまさに人間が抱える様な苦しみで、神の子にも関わらず人間の苦しみも分かち合ってくださる。
    自分の中では勝手にイエスは「思い悩むことのない、完璧な存在」と思っていたが実はそうではない。
    無力だったからこそ、弟子たちに伝えられたことがあったのだ。

    地上に来てくださり、神であり人でもある神の子に感謝する気持ちがより一層強まった。

    0
    2024年09月09日
  • 海と毒薬

    Posted by ブクログ

    戦時中、捕虜の米兵を使って人体実験を行うという物語。
    戸田のキャラクターというか考え方が非常に自分自身に重なって刺さりました。その瞬間・瞬間には罪の意識を強烈に感じるけども、ふとしたきっかけでコロッと忘れる。ほんとにあるある過ぎて自身の性格を言語化されたみたいでした。
    また、ドイツ人の看護婦さんがよかれと思って洗濯したりクッキーを配っている行いが鼻つまみものにされてるのも日本だなぁと思いました。

    0
    2024年08月13日
  • 海と毒薬

    Posted by ブクログ

    重い内容、暗い話で終始どんよりした雰囲気の小説だと感じた。人間の汚い内面が色々見えて共感出来たり出来なかったり…。
    思っていたよりも分かりやすくて読みやすかった。勝呂と戸田の対比が面白いし、上田の醜いところなんかは多少なりとも共感出来る人も多いんじゃないかと感じた。

    0
    2024年08月13日
  • 王妃マリー・アントワネット(下)

    Posted by ブクログ

    いよいよ革命が起こる!7月14日!ちょうどこの本を読み始めた日。なんと言う偶然でしょう。
    財政の悪化、市民の苦しみ、貴族への恨み。
    そんな中最後まで国民と国王とは愛し合わなければならぬと言う義務を果たそうとするルイ16世。
    この日の日記には、何もなしと書く。
    自ら意見を出し、苦しまずに死刑執行されるようにと、こころから祈った断頭台で自分が処刑されるとは思いもしない哀れな国王。
    そして何もかも理解した上で、最後まで正面を向き、優雅を守り王妃としての威厳を死守しようとするマリーアントワネット。
    群衆の残酷さが人間の悲しさをものがたり、なんとも耐え難い文章を綴っていく。
    唯一の救いは、愛するフェルセ

    0
    2024年07月15日
  • 王妃マリー・アントワネット(上)

    Posted by ブクログ

    「だがその頃のマリーアントワネットは実に芙蓉のように美しかった。たぐいなく美しかった」
    時代に翻弄される王妃と、マルグリット
    そのまわりで時代を大きく動かそうとする人々
    このエネルギーはこの時代だからこそなのか?
    美しい王妃が哀れでもある。さあこれから後半革命が始まる!遠藤周作さんのこの作品は読みやすくてどんどんのめり込んでいく!

    0
    2024年07月14日
  • 海と毒薬

    Posted by ブクログ

    面白いと思った。導入から本編に入る所は頁を捲る手が止まらなかった。170頁ほどで、2時間半ほどで読み終えれるのに対しての満足感、読み応えを確り感じることが出来た名作。第二章が特に良かった。分かりやすいもので例えるとすると夏目漱石のこころと通じるような、日本人らしい後ろめたさのある心情を上手く掬いとっているように感じた。欧米人である女性と、日本人である女性の対比、誰しもが感じた事がありそうで頭の奥に閉まっている浅ましい考え、これを真正面から描けることの出来る作家は少ない、内容が内容なだけに現代人には"ヤバい"で済まされそうな作品ではあるものの、実際に合った事件が元、という作品

    0
    2024年07月24日
  • 女の一生 二部・サチ子の場合

    Posted by ブクログ

    一部の続編。
    どんどん文章が素敵になる作家さん。
    一部もよかったけど、私は二部の方が好き。

    アウシュビッツについて、知っているつもりになっていたが、想像を絶することがあったことを知ることができた。
    もう二度とこんなことがあってはならない。

    0
    2024年06月03日
  • 悲しみの歌(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    海と毒薬の続編。

    生きることの悲しみや苦しみ、正論は人を追い詰め苦しめる。
    登場人物は多いけど、とてもわかりやすく描かれており、文章から情景が見える作品。

    0
    2024年06月03日
  • 自分づくり~新装版~

    Posted by ブクログ

    自分が変わってしまうよう出逢いがあった。
    人間力を高める”人生経験の大切さ“を教えてくれた先輩たちに感謝します。

    0
    2024年04月26日
  • 海と毒薬

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    実際にどのように死体解剖が行われていったかではなく、参加していた一人一人の心情を描写するで読者でも有り得るのではないかと問題を提起するスタイルがとても面白くて新鮮だった。

    1番印象的だったのが戸田の過去で、死体解剖のような大きな出来事ではなくても、日常生活の中で責任感や良心が欠けているときが信仰の不在から起きているということを痛感した。

    深い河もそうだったけど、本当に人の痛い部分に目を向けて言語化するのがうますぎる。

    0
    2024年04月05日
  • 悲しみの歌(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     生体解剖という医学の暴力と無反省を糾弾する折戸が、記事の暴力により人を殺し、その現実を受け入れようとしていないという構造が、冒頭の「泥棒が泥棒をつかまえ」たことに似て滑稽に思えた。

     遠藤が、彼を含めた若い世代の人間に「距離を置いて対している」[427頁]ことも相まって、私は彼らに対して愛着を持って接することができず、正直に言えば「救いようのない」と思えてならなかった。

     ただ、幸運なことに、折戸には野口という気づきの種となる人物がいる。勝呂に後日談があったように折戸にも後日談があるならば、野口は「救い主」になれたのだろうかと想像した。

    0
    2024年04月02日
  • 侍

    Posted by ブクログ

    まさに皆の思い浮かべるTHE SAMURAI的なやつ。もちろんハリウッド版じゃなくて三船敏郎版みたいな。
    侍ってひたすらに我慢を強いられるというか、そういうイメージのもとに明治から昭和の戦時体制やらその後の昭和やら、ずっと力を持っていたわけで、しかしついに日本でもそういう人種が隅に追いやられ始めて、今この令和はまさに時代の切り替わりなんだとか思ったり。さてどうなるのか。
    とは言え日本人にはこの我慢の感覚が染み付いてるわけで、ついつい心を打たれるのは昭和世代ということなんだよね。

    0
    2024年03月31日
  • P+D BOOKS 宿敵 下巻

    Posted by ブクログ

    同じ秀吉恩顧の武将である行長と清正の確執を近習の頃から描いていて、その相容れない性質にひりひりするのだがどちらにも感情移入してしまうほど心理描写がうまい...。宿敵である行長が関ヶ原の戦いに負け処刑されこの世からいなくなった時、清正は宇土城を攻め落としていたが、城内で一人悦びはなく茫然と佇んでたとこがとても印象的だった。
    また行長の妻の糸が行長を深く理解し唯一の支えであり戦友として、最期まで夫を想い続けて行動していたのも泣けた。

    特に信仰と野心との間で揺れ自分の生き方に苦悩するところや、朝鮮出兵を経て何もかもを諦め俗世から去りたいと思う行長の心情の描き方が個人的な解釈にぴったり合う行長像だっ

    0
    2024年03月26日