沢木耕太郎のレビュー一覧

  • 深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    テヘランは大都会らしい。イスファハンが古都で美しく静かとあるので少し行ってみたい。
    この巻の対談はイマイチ。何の話?と思った。
    中東はアジアじゃないからかやっぱりオリエンタル(?)でエキゾチック (?) で異国情緒が強く思える。砂漠だからかな?

    0
    2025年09月13日
  • 深夜特急3―インド・ネパール―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    インド無理そうだわ~。ガンジスの描写が良かった。
    カトマンズはちょっと行ってみたい。
    巻末の対談(ブッダガヤで一緒だった人)が良かった。

    0
    2025年09月13日
  • 深夜特急2―マレー半島・シンガポール―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    香港が良すぎて他と比べてしまってどうも…というトーン。良いルポタージュだ。
    巻末の高倉健との対談も良かった。

    0
    2025年09月13日
  • 深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    時代が違うのでえーと思う表現もあるけどやっぱり面白い。「フランス人ほど退廃の底まで沈めない」的な表現が印象に残った。

    0
    2025年09月13日
  • 深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    噂通り、旅行に行きたくなる旅行記。

    旅が続いてよかった。

    今度の旅ではその場で感じたことを書き留めておこう。

    0
    2025年09月09日
  • 旅のつばくろ(新潮文庫) 電子オリジナル版

    Posted by ブクログ

    旅の楽しさを感じられる一冊。
    東北方面の話が多く馴染みがない土地の話ではあったが、ノンフィクションの良さに溢れる

    0
    2025年09月07日
  • 天路の旅人(下)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    日本から遠く離れたチベットで日本の敗戦を知った西川一三。

    その真偽を確認すべくカルカッタへ。
    途中、カリンポンでかつての同僚・木村と出会い、木村と共に、東チベットの中国側の状況を探索することに。

    西川は密偵としてではなく、自分の知らない世界を知るために、旅を続ける決心をするが…

    その旅は突然終わりを迎える…

    長かった…
    過酷な旅だった。
    ただ何か淡々と。
    本当に周りの人々に助けられた旅だった。
    西川の周りには本当にいい人ばかりだった。
    西川の誠実さがそうさせたのだろう。

    帰国後も生きるために黙々と淡々と仕事を、元旦を除く、364日こなしていく。
    まるでラマ僧の修行のように。

    強制送

    0
    2025年09月06日
  • 暦のしずく

    Posted by ブクログ

    良かった!今年1番の読み物だった。はじめは、単なる馬場文耕の伝記物て思っていたが、剣劇あり、剣道修行あり、百姓一揆ありでと、結構ハラハラシーンもあった。馬場文耕は強き者を挫き、弱き者を扶けるヒーローだったのだ。

    0
    2025年09月04日
  • 深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    物語はついに終盤へ。アジア圏からヨーロッパに入る。チャイとティーの違いでアジアかヨーロッパを区別する方法に驚き。アジアに比べてどんどん物価は上がってくるが、ゴールは目前。最終巻も楽しみ。

    0
    2025年09月02日
  • 天路の旅人(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦末期。
    自ら志願して、密偵として中国奥地に潜入した西川一三。
    露見すればすぐに殺される危険な任務。
    蒙古人ラマ僧(ロブサン・サンボー)に扮して旅を続け、チベット・ラサへ。

    未知の世界へという好奇心にかき立てられる西川。過酷な環境に耐えながら、旅を続ける西川。
    3年かがりでラサにようやく辿り着く。

    過酷な旅だった…
    周りの人々に助けられラサまで辿り着いた西川。
    周りの人々が西川を助けるのも、西川の人がらがさせることなんだろう。

    本当に悪い奴に出会わなくて、よかったと…

    敗戦を知った西川はどうするのだろうか…

    0
    2025年09月01日
  • 深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    シリーズ4作目。舞台はシルクロードへ。バス旅は波乱万丈。燃料切れで止まるなど日本では考えられない。。
    バザールでの買い物では、店主との値下げ交渉がなんともおもしろい。

    0
    2025年08月25日
  • テロルの決算

    Posted by ブクログ

    自分が生まれる前、まだ思想の熱量が高かった時代の日本。
    彼は、本懐を遂げ満足だったのかもしれない。
    けど、正しくはないよなあ。

    0
    2025年08月23日
  • 深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    自分も旅に出たような気分で、先の読めない旅行ならではのスリルが味わえる。あとシンプルに文章が上手い、あまり期待せずに読んだが続きも買って読もうと思った。ちなみに「深夜特急」という名前ではあるが列車に乗る話ではなく、あくまで比喩としてのタイトルということは知らなかった…

    0
    2025年08月19日
  • 春に散る(下)

    Posted by ブクログ

    ボクシング+人生の生き様の物語。
    ベタベタのストーリかと思いきや、静かなそして心に残るストーリ展開でした。
    でもやっぱり最後は目頭熱くなりました。

    下巻です。

    いよいよ才能あふれる青年ボクサーの翔吾と出会います。
    翔吾もボクシングをやめようとしていた矢先、広岡と知り合い、再びボクシングに目覚めます。
    そして、4人に教えを乞うように!
    4人は翔吾にボクシングを教えるようになります。
    翔吾に教えることで、自分たちも救われている感じがします。
    ボクシングシーン、目白押し(笑)

    そして、翔吾は世界チャンピオンを目指します。
    明らかになる佳菜子の過去。
    広岡のアメリカでの生活。
    広岡の心臓発作は?

    0
    2025年08月15日
  • 春に散る(上)

    Posted by ブクログ

    ボクシング+人生の生き様の物語。
    ベタベタのストーリかと思いきや、静かなそして心に残るストーリ展開でした。
    でもやっぱり最後は目頭熱くなりました。

    上巻では、
    ボクシングの世界チャンプを目指し、挫折した広岡。
    心臓発作の爆弾を抱えたまま40年ぶりに日本に帰国。
    この広岡の今の生活ぶりがこの時点ではよく分かりません。

    自分が所属してたジムを訪ねるとともに、当時の仲間3人と会いに行きます。

    藤原、佐瀬、星。

    それぞれのボクサー人生の後の生活が悲しく、寂しい。
    みな、60代ということだと思います。
    それぞれが、寂しい人生を送っています。
    でも、現実はそうなんでしょうね。

    そんな仲間たちに、

    0
    2025年08月15日
  • 暦のしずく

    Posted by ブクログ

    【宝暦八年、日本の芸能史においてただ一人、死刑に処せられた人物、その名は馬場文耕。かつての士分を捨て、貧乏長屋に住まい、軍記物を講釈し― その生涯のほとんどが謎に包まれた男を、豪胆な想像力と端正な文章で、誰をも魅了する主人公として鮮やかに描き出す】・・・帯説明より

    とあるように江戸中期に実在した講釈師、馬場文耕の話だ。

    今も講談はひそかなブームだが、その昔、娯楽の少なかった江戸時代でも多くの人たちを楽しませたようだ。
    はじめは古くからある軍記物を語っていた分耕だが、人に頼まれたりやむなき事情で、廓の話や、市井の人々の話をたまにすると、人々の食いつきの違いに気づく。
    そして聞き手にとって、身

    0
    2025年08月14日
  • 天路の旅人(下)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ☆☆☆2025年8月☆☆☆

    1945年8月。日本の敗戦。
    西川一三はこれで密偵としての任務を失ったことになった。
    しかし、西川の未知への情熱。まだ見ぬ土地への好奇心は衰えることがなかった。西川はチベットのさらに向こう、ミャンマーやインドへも足を向ける。ヒマラヤを数度往復するその体力とサバイバル能力は恐るべし。

    いくつか、心に残った部分を抜粋する。

    P32
    しかし、西川の心はむしろ奮い立っていた。托鉢をして、一日に得られるに二椀分のツァンパとお茶だけで命をつない、野宿をしながらインドに向かうというこの新しい旅の在り方が、自分を鍛えてくれるように思えたからだ。

    P62
    確かに密偵の西川一三

    0
    2025年08月11日
  • 天路の旅人(下)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    旅の詳細ではなく、旅を通じて西川という人間性を現すことに成功している。
    最初は日本の密偵という名目で旅をしていたが、日本が敗北し戦争が終結するとここからは西川本人の道なる土地を見たいという個人的な衝動に突き動かされていた。
    そこから生きることことはという側面にスポットが当たり始めた。
    この辺りからかなり人間臭い内容に変容していき、沢木耕太郎氏の真骨頂が垣間見えることになる。

    0
    2025年08月09日
  • 深夜特急2―マレー半島・シンガポール―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    前作に続いて、タイ〜マレーシア〜シンガポールの旅路
    結局のところ香港が素晴らしいとのことだが、おそらく香港の前に行っていれば、また違ったのだろう
    憧れるが、でも、つくづく自分にはムリだろうと思う

    0
    2025年08月07日
  • 深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    海外に行ったことはないのに香港の夜の屋台街の描写はとても懐かしい気持ちになった。
    (そこに行けば何かしら楽しいだろう…)と思って赴けるような場所を持っているという感覚は小学生時代に感じた記憶があった。
    現地の人たちもそうなのかなぁと思うと羨ましかった。
    今後そういう感覚を持てると嬉しい。
    マカオでのギャンブル問答はシンプルながらかなり熱く面白かった。

    0
    2025年07月23日