沢木耕太郎のレビュー一覧

  • 深夜特急3―インド・ネパール―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ついにインドに降り立った。
    ここからいよいよ旅の本番という感じで、放浪の旅らしさが一気に増してくる。

    インドは広大で、とにかく移動が過酷だ。電車は平気で遅れたり故障するし、硬い座席で何時間も耐えなければならない。町ではリキシャや宿との値段交渉、払った・払ってないの押し問答は日常茶飯事。蝿が飛び交う食堂、道端で排便する人、虫だらけの宿、ガンジス川を流れる死体など、日本人には衝撃的な光景が次々と現れる。私なら「もうこんな国は懲り懲りだ!」と早々に荷物をまとめて出国してしまいそうだ。

    しかし作者は、そんな窮屈さや不便さ、価値観の違いを肌で感じながら、少しずつその世界に順応していく。目を背けたくな

    0
    2026年08月08日
  • 深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    長期の旅行を控えるなかで購入した一冊(どこで知ったか忘れてしまった、、)。
    1986年当時では今と旅行の感覚も違ったであろうが、旅の気持ちよさ、縛られない雰囲気、感じ方は変わらないんだなあと改めて感じた。スマホで予約もできなければ、GoogleMapも翻訳アプリもない。トラベラーズチェックやアエログラムは便利そうだなあと思いつつ、、海外に出ることのハードルは当時かなり高かったんじゃないかと思う。ましてや繋がっているか確かめてもいないのにバスでロンドンまで。。海外旅行に出ると当たり前に便利なツールを使ってしまうが、地図を見て、時刻表見て、人に聞いて、不確かな旅することの豊かさもあったと思う。

    0
    2026年08月07日
  • 深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    著者が実際に行った旅行の記録。第一巻は香港とマカオ。香港の熱気に満ちた街並みとマカオの博奕が印象的だった。香港には一度行って、歩き回りたくなった。おまけで色んな人との対談もあるのがいい。

    0
    2026年08月02日
  • 天路の旅人(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    戦時中に満州から中国、蒙古、チベットへと旅した西川一三さんの旅路が、かつて深夜特急で旅の魅力を書かれた沢木耕太郎さんの素晴らしい筆致で描かれる。序章の西川さんとの実際の会合などの記述もとても良い。下巻も楽しみです。

    0
    2026年07月29日
  • 深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    親切も受け取れなくなるとか、奢ってもらおうとか変に気取らず素の自分を曝け出してくれるようで好き。ノンフィクションだとこれを知人に読まれるわけだから、少しは隠したくなると思うのに凄いなー

    0
    2026年07月24日
  • 深夜特急3―インド・ネパール―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    もっと体が丈夫だったら、こんな感じの過酷な旅に出かけたかったな。
    今度ネパールに行くときも、女一人旅と言ったらすごく心配されたし、実際危険度は男性より増すんだろうし…

    0
    2026年07月22日
  • 深夜特急6―南ヨーロッパ・ロンドン―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    正直な感想は、『読み切ったぞ!』だ。遂にロンドンに着いた。途中不安な場面があったが、ロンドンまで行った。しかし、まだつづく。旅は永遠に続く。本当に世界を旅してるような疑似体験を味わうことができた。老後の楽しみとして、深夜特急を再読して、また旅をしたい。そのためにも大事に保管しておこう。

    0
    2026年07月20日
  • 深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    1ヶ月後の一人旅に向けて、準備の一環として沢木耕太郎。

    マカオの博打の場面が一番面白かったなー
    ギャンブルは絶対悪だと幼少期から教えられてきたから、脳死でダメなものだと思ってた。だけど、それだとハマる人の気持ちがずっと分かんなかったんだよね
    今回の読書体験を通じて、ハマる快感を少し垣間見た気がして嬉しい
    危ないものを危ないと知ってて避けるのと、危ないからと言われて避けるのは全く違うよね

    0
    2026年07月17日
  • 深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    旅も半ばを過ぎて、沢木さんのテンションがあがらないのが文章から伝わってくる。
    黒海の少年や磯崎夫人のおつかいなど、それなりに印象に残る出来事はあるけど、それまでのような鮮烈なインパクトはなかった。
    熊使いのぼったくり屋さんのところはちょっと面白かったけど、その為に熊を飼うってコスパ悪そう。
    優しいおじいちゃん達もいいけど、やっぱり子供たちとのやりとりが一番いい。
    ジプシーこそ見かけたけど、ヨーロッパに入ると子供の労働を見掛けなくなると同時に出会う機会も減ってしまうのは残念。
    アジアからヨーロッパを茶に見立てて、Cの国からTの国というのは面白い。
    ギリシャ国境からアレクサンドルポリスまでのはずが

    0
    2026年07月13日
  • 深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    不自由になることを選ぶことで
    自由を手にすることもある。

    言語の壁があり
    資金も限られている
    終着点さえ不明確なこの旅は
    不自由なようであるが
    私には自由を手にした彼の姿が見えた。

    0
    2026年07月11日
  • テロルの決算

    Posted by ブクログ

    山口二矢、浅沼稲次郎のいずれも善とも悪とも断定せず、それぞれがひとりの人間でありその人生と末路が描かれていて、読んでいると山口二矢が悪いのはもちろんのことだが、どちらも時代の被害者のように思えてくる。そして沢木耕太郎はこれを二十代で書いてるのもすごい。

    0
    2026年07月07日
  • 深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    本当に香港やマカオに行った気持ちにさせてくれる。
    想像すれば情景が浮かびまさにその場所に降り立っているかの様にも感じる。
    香港やマカオに興味を持つと言う話ではなくこの地で自分を試す旅。そんな渋さがある本。チャレンジするのも良いかも、、。

    0
    2026年07月07日
  • 深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    鉄道ファンである自分は、中身も知らず題名だけで購入。読んでみると、インドからロンドンを乗り合いバスで目指すという展開に……。しかし、バックパッカーの紀行文では嫌いじゃない。本書は副題にあるとおり香港・マカオの滞在記が中心だ。マカオのカジノで全財産をスッてしまってもいいと考えた著者に不安を覚えたが、なかなか頭の切れる人だった。巻末の山口文憲氏との対談の中で、旅は26歳が適齢期だということに深く頷いた。もっとも自分の20代半ばは日本国内を車+テントで旅することに費やしてしまったが、良い経験ができたと思っている。

    0
    2026年07月01日
  • 深夜特急2―マレー半島・シンガポール―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    沢木さんのテンションがなかなか上がらないマレー半島編。
    国によって相性もあるんだろうかと読み進めていくこちらもなかなかテンションが上がらない。
    タイってもうちょっと良い国のイメージなのにな。
    描かれた当時はそんなもんだったのかな。
    ⁡ペナン島だけが唯一楽しそうだった。

    最初に訪れたのが香港だったから、やっぱり物足りなさを感じるのかな…でもその国にはその国の良さがあるよ…いつまで香港引きずるんだろう…と思っていたけど、シンガポールで気付いてくれてよかった。

    いろんな人と出会って、いろんなことに気付いていく26歳の青年の成長を見届けているようでとても楽しい。
    ニュージーランドの若者に先輩風

    0
    2026年06月18日
  • 天路の旅人(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ノンフィクションのロマン溢れる冒険物語。

    1945年、ある場所では人間の叡智といえる科学が発達し、戦争もより悲惨になっていた頃に、こんなに原始的な旅人がいたなんて。

    いいなーかっこいいなー
    でも本に描かれているより圧倒的に、現実は単調でつまらない日々の方が多いんだろうな。
    でもだからこそ、シンプルな幸せに気づくんだろうなあ、それってすてき。

    0
    2026年06月18日
  • 旅のつばくろ(新潮文庫) 電子オリジナル版

    Posted by ブクログ

    沢木耕太郎氏による、日本国内の旅エッセイ。
    JR東日本の新幹線の座席ポケットに入っている「トランヴェール」というフリーペーパーの連載をまとめたもので、行先も東北・甲信などが多め。そして、飛行機にはほぼ乗らない(笑
    さすがの筆致で、旅情を感じる1冊です。

    個人的には、旅に出ること=非日常の自分を楽しむことでもあり、普段では生まれない新鮮な思考や感覚に出会う機会だと思っています。
    本著は、日常に戻ると埋没してしまうそれを呼び起こしてくれて、エピソードを読みながら「〇〇に行った時こんな気持ちになったな」とか、眠っていた"旅脳"が刺激される感覚です。
    「点と線と面」の旅を通じて土

    0
    2026年06月14日
  • 春に散る(上)

    Posted by ブクログ

    ボクシングの話かと思っていたが、
    死を意識した主人公が限られた時間をどう過ごすかの人間ドラマでした。
    描写が丁寧で分かりやすく、一気に引き込まれました。
    いわくつきの白い家、佳菜子の秘密、そしてショウゴ
    気になるところがいっぱいで、続きが読みたいです

    0
    2026年06月13日
  • 深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     昔手を付けて途中で終わっていた本作。ちょうど半分位の所まで読んでいたらしくて、当時の印象は「なんか汚くて嫌だな」という皮膚感覚だった。そこで手を止めてもう数十年、放置していた気がする。
     開いた所はマカオのカジノのシーンだった。何度も負け続けていくのに、著者が興奮して面白さに引けなくなっていることが伝わってくる。見ているこちらはハラハラして、それがギャンブルなんだよ、そんなのにハマったら大変なことになるよ、と思いながらページをめくる。
     次の目的地に行く費用にまで手をつけそうになって、さすがにその場を離れる著者。その姿に安心するのものの、著者はそんな安全圏に逃げ出そうとする自分に気付いて恥ず

    0
    2026年06月13日
  • 深夜特急2―マレー半島・シンガポール―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    香港の幻影を求めて旅をしていた著者の心のゆらぎ、あまりにもリアルで、その時の感情がありありと浮かんでくる。
    しかし、ここまで本当に人に恵まれている旅であるなあ、これも著者の人徳なのだろうか。

    0
    2026年06月06日
  • 深夜特急3―インド・ネパール―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    ドキドキしながら、読みました。続きが気になります。
    インドで出会った此経さんとの対談も良かったです。

    0
    2026年06月05日