沢木耕太郎のレビュー一覧

  • 深夜特急3―インド・ネパール―(新潮文庫)【増補新版】

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    深夜特急三冊目。 旅情に富んだ味のある文章で、アジアの現実を(かつての)よく表している面白い旅行記、エッセイ。

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    2026年01月01日
  • 深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】

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    沢木耕太郎氏の深夜特急4。 面白かった。 高速バスのチキンレース、ホテルで体調の悪い客との関係、ヒッピーの乗るバスでのトラブル、日本人の知り合いが泊まるホテル探し、ペルシアで懐中時計を何日もかけて値切り続けるやりとりなど。 それぞれのエピソードがそれぞれ興味深く面白かった。

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    2026年01月01日
  • 深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―(新潮文庫)【増補新版】

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    トルコをあとにし、ようやくヨーロッパへ。アジアの喧騒から離れ、ついにヨーロッパ、ギリシアへと渡る。そこではどのような旅が、出会いが待っているのか。 旅は見るものではなく、出会いを通じて感じるもの、触れるものなのだなぁ。

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    2026年01月01日
  • 深夜特急6―南ヨーロッパ・ロンドン―(新潮文庫)【増補新版】

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    沢木耕太郎氏の「深夜特急6 南ヨーロッパ・ロンドン」を読み終える。  シリーズ最終巻。  アジアからヨーロッパ、ロンドンまでの旅がついに完結。しかし、未だ旅は終わらず、という形で締めくくられる。 長い旅だった。そして、おそらくはかけがえのない宝物のような出会いに満ちた旅だったろう。 このような旅に憧れてしまう。

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    2026年01月01日
  • 深夜特急3―インド・ネパール―(新潮文庫)【増補新版】

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    インドの体験談は強烈でした。火葬場の話、カースト制度に根づく人々の差別意識など、面白いが自分には耐えられそうにありません。反面、ネパールにはいつか行ってみたいと思わされました。

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    2026年01月01日
  • 天路の旅人(上)(新潮文庫)

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    旅文学の新たな旅、という言うべきか。

    偉大なる冒険家"西川一三"との出会い、
    そして西川がどのようにチベット、ラサに至るのか。

    その道中をこれまでかと表現し尽くし、
    西川自身の想いやそれぞれの地で出会う蒙古人、あるいはタングート人、チベット人など、それぞれが持つアイデンティティや文化にも触れていく。

    それはまさに我々自身が旅に出ているかのような、
    そんな高揚感を与えてくれる冒険そのもので、
    ラサに至るまでの道を文字通り同行させてもらった、
    そんな思いを綴らざるを得ない。

    西川の度胸やここぞの運、また旅を俯瞰することでわかる偶然の産物などは我々が旅をする際にも起きてい

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    2025年12月20日
  • 深夜特急2―マレー半島・シンガポール―(新潮文庫)【増補新版】

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    旅に出る理由なんて、逃げでいいのだ。
    その先も別に知らなくていい。
    深夜特急を読むと、旅の不安が軽くなる。

    大層なお金がなくても、旅先の人たちとのやり取りが楽しそうだな。当時とはかかるコストも違うけど。

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    2025年12月17日
  • 天路の旅人(下)(新潮文庫)

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    「第二次大戦末期、ひとりの日本の若者が、敵国である中国の、その大陸の奥深くまで潜入した。彼はラマ教の巡礼僧に扮した密偵だった。しかし、彼は日本が敗れたあともなおラマ僧に扮し続け、実に足掛け八年に及ぶ旅を続けることになった。彼、西川一三の旅も長かったが、その彼を描こうとする私の旅も長かった。・・・発端から終結まで二十五年かかったことになる。・・・本格的に執筆に取り掛かったこの七年余りにおいても、飽きるということがなかった。ここにこんな人がいたという驚きから出発して、その人はこのような人だったのかというもうひとつの驚きを生んでくれることになった。」 と沢木があとがきで書く。

    「この戦争で、日本軍

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    2025年12月15日
  • 深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】

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    コロナ禍、どこにも行けないけど脳内だけでも旅したい!と年末年始に不眠不休で没頭して全巻読んでしまった。

    香港・マカオから東南アジアの旅路の描写は、バックパッカーが感じる『この国あうわー/いやなんかあわないな』を筆者が文字化してくれてるよう。沢木さんのポイントはここかぁ、自分はここをもっと掘り下げたいなぁ、と自分が旅してるような感覚で読めた。

    さすがバックパッカーのバイブル!

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    2025年12月04日
  • 深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―(新潮文庫)【増補新版】

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    私はこの巻が1番好きだった。インドや香港の目まぐるしいイベントたちも読んでいて楽しかったけど、私は人が何を考えているのかを知るのが楽しいから、これらのイベントを経て作者が今考えていることを知ることができて楽しかった。

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    2025年11月30日
  • 天路の旅人(下)(新潮文庫)

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    密偵としてモンゴルからインドまで旅を続け、日本人ということを隠すため、ラマ教徒と偽る。
    西川さんの行動力や努力は計り知れない。
    未開の地で生きていくのに、現地の言葉を覚え、托鉢をして僅かな食糧を得て、殆んどが野宿。
    ヒマラヤに近い地域の峠を何度も登り降りし、匪賊
    の脅威にさらされながら集落に着くと、軒を借りながら次の地を目指す。

    読んでいて、西川さんの8年に渡る経験を疑似体験
    したような感覚だった。
    人生には、生きながらえるための食糧と寝床さえ有ればあとは何も要らないといった人生観を養えたのは、あの体験があったからなのか。
    この小説に出会わなければ、このような日本人がいたと分からないままだっ

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    2025年11月28日
  • 暦のしずく

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    講釈師が江戸時代を通して唯一死罪に処せられた事件をもとに創作された沢木耕太郎の初めてのフィクション。

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    2025年11月24日
  • 旅のつばくろ(新潮文庫) 電子オリジナル版

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    沢木耕太郎の国内(主に東北・北陸)旅エッセイ
    旅先についてだけでなく、所々にまぶされている著者の人生論が興味深い

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    2025年11月18日
  • 深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―(新潮文庫)【増補新版】

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    長い旅には人生と同じように、幼年期、少年期、青年期、壮年期があり、移ろい変わるのかもしれないという言葉にピンときた。私は一時期旅だけをして生きていきたいと思っていたことがあったが、何が目的なのか考えていくうちに、旅だけをする人生はつまらないと感じてしまった。でも、これは人生と旅を一緒に考えたからであって、歴史を勉強してから行ったり、どうしても経験してみたいことなど何か目的を持って行ったら素晴らしい経験になるのではないかと思う。作者の見てきた長旅をしている者たちは疲労で好奇心が摩耗し、外界に対し興味がなくなっている。そしていつ崩れるかわからない危うさと隣り合わせで旅の目的すらなくただシルクロード

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    2025年11月18日
  • 旅のつばくろ(新潮文庫) 電子オリジナル版

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    自分も旅をしている気分で読めたし、その土地をゆっくり楽しんでいる感じがして心地よかった。
    インスタ映えの風景を探したりネットでおいしい店を探すのではなくてゆっくり歩いてその土地の空気を吸って旅をしてみたいものだ。

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    2025年11月18日
  • 暦のしずく

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    本の売り上げランキングには入っていないが、間違いなく読む価値のある本。主人公の文耕は歴史に埋もれてしまった人物であるが、男性にも女性にもモテる魅力的な人物。どういう経緯で獄門という重罪を負うことになるのか、辿っていくスリル。いつの間にか主人公の生き方に共感している自分。筆者の代表作になりうる大作である。

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    2025年11月17日
  • 天路の旅人(上)(新潮文庫)

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    戦中に中国大陸に密偵として従事した西川一三。
    未知の地域を旅する過程は生やさしいものではなく
    激寒の環境、匪賊の脅威、慣れない駱駝

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    2025年11月16日
  • 深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】

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    心身が健康じゃないと他人の親切が鬱陶しくなるのは日本にいる私にもすごく共感できた。こんなふうに感じる自分が嫌で、余計に病んでいく。作者は自分なりに克服していたからすごい。
    この旅行が終わり帰国してから元の生活に戻れるのかという不安は、リアルだなと感じた。スケールが違うが、夏休みが終わって学校が始まると、いくのが億劫になるのと似ているかもしれない。
    3巻まで少しずつ失速していった感じがあったけれど、4巻からは動き出した気がする。5巻からが楽しみだ。

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    2025年11月12日
  • 暦のしずく

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    沢木耕太郎さんの、初の時代小説ということで
    読んでみる。この分厚さ‥読めるだろうかと、
    内心思ったが、読み始めると意外なほどにこの小説にすんなりと入り込め、一気に読み終えた。

    獄門を申し渡された講釈師・馬場文耕は長い
    日本の芸能史において、ただひとりだけ
    芸によって死刑に処せられることになった芸人。
    彼は今でいう、ジャーナリスト。
    彼が書いていたものは、主として江戸に生きる
    人々についての「町のうわさ」時には、
    時の最高権力者である、九代将軍家重に
    ついてさえ、過激な噂話を書いたらしい。

    当時は御法度である、幕府が隠そうとする真実を、講談によって世間に広めることは今の報道機関と
    同じ役割。

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    2025年11月11日
  • 深夜特急3―インド・ネパール―(新潮文庫)【増補新版】

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    大学生の今、この冒険を読めてよかった。今はもうインドも発展して当時のような凄まじい風景が見られることは少ないだろうけど、これを経験できたらこの先何があっても大したことないと思えるだろう。今まで私が思っていた旅の仕方は、表面的にその国に触ることしかしていないことに気付かされた。その国の人と会話や交渉をしたり、日常の風景に溶け込むことでこそ異文化を感じられる。私は体が強い方じゃないから、作者のような旅をするとしたら、確実に1国につき1回は病院に行くことになりそうだが、20代のうちにこのような旅をしてみたい。大学を卒業したら何をしたいのか全く想像がつかない私にとって、良い刺激となった。

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    2025年11月10日