沢木耕太郎のレビュー一覧
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ネタバレ右派であるとか左派であるとかは関係なく、大声で人を恫喝する人や暴力で言うことを聞かせようとする人が苦手です。
そういう人の話を聞くのもちょっと無理。
なので、テロリストのノンフィクションというのは、わたしには少しハードルが高いものでした。
それでも、レッテルを貼って知った気になってはいけないと自分を鼓舞して読みました。
読んでよかった。
殺された浅沼稲次郎も殺した山口二矢も、損得で行動する人ではありませんでした。
なんとなく流されるということのない二人は、どちらも人付き合いが不器用です。
ある意味、信念に基づいて行動する、聞く耳持たない人の方が始末に負えないのかもしれません。
浅沼は年の功 -
Posted by ブクログ
なんて自由気ままな旅なんだろう。
目的地も日数も決めず、行く先々の街に溶け込み、現地の人たちと触れ合い、現地の食事やイベントを楽しみ、時にボーっと海を眺めて過ごしたり、時にカジノに熱狂し、気が済んだら次の街へ向かう。
本作を読んでいると、自分もこういう気ままな旅がしてみたいと思った。豪華なホテルや高級レストランに行かなくても、世界遺産や有名な観光地に行かなくても、旅はいくらでも楽しめるんだな。
本作はまだ香港とマカオに立ち寄ったところで、長い旅の始まりに過ぎない。これからどんな出会いがあり、どんな景色を見せてくれるのか。一緒に旅をしている気分で読んでいきたい。 -
Posted by ブクログ
一瞬の夏 上
ノンフィクションということで、事実に基づいた小説であることから、実際に登場するボクサーを知ってるか読みはじめたところ、世界のヘビー級元チャンピオン・ジョージフォアマンやモハメッド・アリそして、日本の具志堅用高、輪島功一など誰もが知っているボクサーが出てくるので、難なく入り込めた。主人公の登場人物カシアス内藤は記憶が無いが黒人との混血ボクサーということで興味深い。四年ぶりの復帰戦は勝利を納めたが、何となく勝っただけでは観客は納得しない。圧倒する強さを求めていた。自分的には負けないで良かったと思っていることから、後編が如何に闘うのか気になるところである。早く読みたくなった。 -
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ネタバレ・あらすじ
第二次世界大戦末期、8年かけて中国奥地からインドまでラマ僧に扮して潜入した西川一三。
彼の旅路を西川自身の著作とインタビューから描き出す。
・感想
西川さんは本当に稀有な人物。
こういう姿勢で自分を生きることが出来る人ってそうそういないと思う。
「自分を生きる」って自分勝手とか身勝手とかではなく西川さんの様な人のことを言うのかもなって思った。
「日本のため」という口実と目的、本人の気性と行動力が噛み合って実現した8年間の旅路は西川さんだけのもの。
私には彼の様な生き方は到底不可能なので、本になることでその8年間の旅路の一欠片でも感じることができて、とても楽しかった。
「自分を