沢木耕太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ベルリンオリンピックのドキュメンタリー
戦後ナチに協力したと糾弾されたレニ・リーフェンシュタールの
五輪ドキュメント映画「オリンピア」を軸に描いている。
だがはっきりとは書かれていないがレニへのインタビューは大失敗だったみたいだ、
構想ではもっとレニの話を掘り下げる予定だっただろうに最初と最後でちょっと触れているだけ。
なのでナチスやレニについての新事実のようなものを期待するとガッカリするだろう。
だが、そのかわりに描かれている五輪に出場した多くの日本人の話はどれも面白い。
この人一人の話だけで一冊書けるんじゃないかと思えるような話ばかりだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ沢木さんのテンションがなかなか上がらないマレー半島編。
国によって相性もあるんだろうかと読み進めていくこちらもなかなかテンションが上がらない。
タイってもうちょっと良い国のイメージなのにな。
描かれた当時はそんなもんだったのかな。
ペナン島だけが唯一楽しそうだった。
最初に訪れたのが香港だったから、やっぱり物足りなさを感じるのかな…でもその国にはその国の良さがあるよ…いつまで香港引きずるんだろう…と思っていたけど、シンガポールで気付いてくれてよかった。
いろんな人と出会って、いろんなことに気付いていく26歳の青年の成長を見届けているようでとても楽しい。
ニュージーランドの若者に先輩風 -
Posted by ブクログ
沢木耕太郎氏による、日本国内の旅エッセイ。
JR東日本の新幹線の座席ポケットに入っている「トランヴェール」というフリーペーパーの連載をまとめたもので、行先も東北・甲信などが多め。そして、飛行機にはほぼ乗らない(笑
さすがの筆致で、旅情を感じる1冊です。
個人的には、旅に出ること=非日常の自分を楽しむことでもあり、普段では生まれない新鮮な思考や感覚に出会う機会だと思っています。
本著は、日常に戻ると埋没してしまうそれを呼び起こしてくれて、エピソードを読みながら「〇〇に行った時こんな気持ちになったな」とか、眠っていた"旅脳"が刺激される感覚です。
「点と線と面」の旅を通じて土 -
Posted by ブクログ
ネタバレ昔手を付けて途中で終わっていた本作。ちょうど半分位の所まで読んでいたらしくて、当時の印象は「なんか汚くて嫌だな」という皮膚感覚だった。そこで手を止めてもう数十年、放置していた気がする。
開いた所はマカオのカジノのシーンだった。何度も負け続けていくのに、著者が興奮して面白さに引けなくなっていることが伝わってくる。見ているこちらはハラハラして、それがギャンブルなんだよ、そんなのにハマったら大変なことになるよ、と思いながらページをめくる。
次の目的地に行く費用にまで手をつけそうになって、さすがにその場を離れる著者。その姿に安心するのものの、著者はそんな安全圏に逃げ出そうとする自分に気付いて恥ず