沢木耕太郎のレビュー一覧
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ベルリンオリンピックのドキュメンタリー
戦後ナチに協力したと糾弾されたレニ・リーフェンシュタールの
五輪ドキュメント映画「オリンピア」を軸に描いている。
だがはっきりとは書かれていないがレニへのインタビューは大失敗だったみたいだ、
構想ではもっとレニの話を掘り下げる予定だっただろうに最初と最後でちょっと触れているだけ。
なのでナチスやレニについての新事実のようなものを期待するとガッカリするだろう。
だが、そのかわりに描かれている五輪に出場した多くの日本人の話はどれも面白い。
この人一人の話だけで一冊書けるんじゃないかと思えるような話ばかりだ。 -
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旅行が壮年期って…ナイスな表現じゃないですか!
確かに、ふと旅行先で思うのはこれまで行った場所や経験したことから旅行先を仕立ててしまうこと。
人間として生きる以上、仕方のないことかもしれないですが、この状態に陥ると感性が鈍るというか、どこか若干のマンネリズムを覚えるんですよ。
新しい発見や展開を迎えないと人生も旅もつまらないと感じてしまう、ただそれは危険な状態だと思うんです。
繰返し同じ生活が出来ているありがたみを忘れてしまうんですね、何かを求める感覚というのは本当に大事だと思うんですが、足元の幸せが見えなくなるというか…最近わたくしそんな感じになってますので、この本を読みながらそんな思いを -
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ノンフィクションは本の尺や起承転結で先の展開が読みづらいのが面白いところ。旅先で仲良くなった人物がその後全く登場しない、というのが多数いて必ずしも登場人物が主展開に絡むわけではないという自由さ、読み物としての奥深さが旅のリアルを思わせる。もちろんその性質上、退屈なページは存在するが、すべてのページが物語の伏線になっているような不自然な物語構成よりずっといい。
1986年の作品ではあるが、古い言葉使いが多いわけではなく比較的読み進めやすいと感じた。
後半サイコロ博打の話になるが、この章だけ物語内での時間経過に対する文字数が多くなって説明が丁寧になっていくのだが、そんなところから主人公の、損を取り -
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ネタバレついにインドに降り立った。
ここからいよいよ旅の本番という感じで、放浪の旅らしさが一気に増してくる。
インドは広大で、とにかく移動が過酷だ。電車は平気で遅れたり故障するし、硬い座席で何時間も耐えなければならない。町ではリキシャや宿との値段交渉、払った・払ってないの押し問答は日常茶飯事。蝿が飛び交う食堂、道端で排便する人、虫だらけの宿、ガンジス川を流れる死体など、日本人には衝撃的な光景が次々と現れる。私なら「もうこんな国は懲り懲りだ!」と早々に荷物をまとめて出国してしまいそうだ。
しかし作者は、そんな窮屈さや不便さ、価値観の違いを肌で感じながら、少しずつその世界に順応していく。目を背けたくな -
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長期の旅行を控えるなかで購入した一冊(どこで知ったか忘れてしまった、、)。
1986年当時では今と旅行の感覚も違ったであろうが、旅の気持ちよさ、縛られない雰囲気、感じ方は変わらないんだなあと改めて感じた。スマホで予約もできなければ、GoogleMapも翻訳アプリもない。トラベラーズチェックやアエログラムは便利そうだなあと思いつつ、、海外に出ることのハードルは当時かなり高かったんじゃないかと思う。ましてや繋がっているか確かめてもいないのにバスでロンドンまで。。海外旅行に出ると当たり前に便利なツールを使ってしまうが、地図を見て、時刻表見て、人に聞いて、不確かな旅することの豊かさもあったと思う。
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Posted by ブクログ
ネタバレ旅も半ばを過ぎて、沢木さんのテンションがあがらないのが文章から伝わってくる。
黒海の少年や磯崎夫人のおつかいなど、それなりに印象に残る出来事はあるけど、それまでのような鮮烈なインパクトはなかった。
熊使いのぼったくり屋さんのところはちょっと面白かったけど、その為に熊を飼うってコスパ悪そう。
優しいおじいちゃん達もいいけど、やっぱり子供たちとのやりとりが一番いい。
ジプシーこそ見かけたけど、ヨーロッパに入ると子供の労働を見掛けなくなると同時に出会う機会も減ってしまうのは残念。
アジアからヨーロッパを茶に見立てて、Cの国からTの国というのは面白い。
ギリシャ国境からアレクサンドルポリスまでのはずが