沢木耕太郎のレビュー一覧

  • 一瞬の夏(上)

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    スポーツノンフィクションの中でも傑作中の傑作と思われる。なによりもココまで取材対象の懐にはいれる沢木さんがすばらしいです。
    主人公であるかカシアス内藤氏の写真集が発売になりました。

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    2009年10月07日
  • 夢ノ町本通り―ブック・エッセイ―

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    天六の商店街で飯食べて本屋行って喫茶店行って居酒屋いくやつ、若い頃やってて、シンパシー感じた。難しい話も多かったが20年前のものは自分には合わず、最近の7,8年以内のエッセイが良かった印象。

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    2026年04月11日
  • 深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】

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    面白かった。
    インドでのバスに乗るまでのタクシーのやりとりなど、ふつうではありえないような展開で、こんなことがほんとうにあるのかと好奇心があふれた。
    香港ではいろいろな縁でうまいこと進んでいくのがフィクションのようだったが、過去にバックパッカーだった夫も現地でその場限りの友だちができると言っていたし、これは女性と男性で違う部分なのかなぁ。
    マカオでの博奕の話が思った以上に続き、作者が没頭していった様子がよく分かった。続きものんびり読んでいこうと思う。

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    2026年04月11日
  • 暦のしずく

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    沢木氏の初の時代小説。 剣客物、人情噺でもある本書。 講談師と同時にライターである馬場文耕が 沢木氏である。礼節の少年から、剣士になり。武士を捨て自由を得る。 山形の井上ひさし遅筆堂で氏の講演会に参加 サイン会にて、少しお話しさせていただいた。 内容はここで語れないが、 私にとって衝撃的で、生涯の宝となった。 その時に読んでいた本が本書であり、 他に多数あるなかで、サイン会用に購入したのも「暦のしずく」である。 つまり書棚に2冊ある。 見開き扉には、一文にある。 「天路を歩む 沢木耕太郎」

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    2026年04月11日
  • 旅のつばくろ、ふたたび―飛び立つ季節―(新潮文庫) 電子オリジナル版

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    深夜特急で青春時代の作家だった沢木さんの国内を旅する1冊、著者も読書も年齢を重ねてこそ楽しく読みました。

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    2026年04月08日
  • 深夜特急2―マレー半島・シンガポール―(新潮文庫)【増補新版】

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    大学時代さまざまな国を訪れた自分にはを共感しかなかった。

    娼婦の話などかなりディープな内容が多いが、それぞれの国での出会いと旅というものの良い点悪い点が詳細に表されていた

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    2026年04月04日
  • 深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―(新潮文庫)【増補新版】

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    この巻では、一生日本にいるだけでは絶対に味わえない感覚というものを一番強く感じた。
    それは長旅特有の退廃的な感傷だ。

    筆者は、果てしなく長い旅が終わりに向かいつつある中で、ここまでと異質の後ろ暗い感情に支配されるようになる。
    アジアと欧州の文化が入り混じるトルコや、古代文明の痕跡を随所に感じられるギリシャを訪れる。自分だったら一番胸を躍らせるだろう。

    筆者は旅の序盤から異国人の熱気、異文化的な触れ合いを浴び続け、新鮮さが摩耗した。
    旅の中での唯一の使命を果たした。
    唯一マストで立ち寄りたかった地も踏破した。
    値切り交渉や一期一会の現地人からの施しもルーティン化し、擦れてしまった。
    きっと居

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    2026年04月02日
  • 春に散る(下)

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    ボクシングを通したオヤジたちの青春小説だった。自分の夢を若者に託す、若者はその想いと自分の夢を重ね合わせて努力していく物語。
    登場人物の背景描写もあり入っていける、予想外なことはあまりなくこうなるだろうなといった感じ読みやすい。

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    2026年03月29日
  • 一瞬の夏(上)

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    苦戦の読書。
    最近好きな本と苦手な本が明確になってきたようで、困る。
    そもそもボクシングは好きではない。
    だがなぜかボクシングマンガ『あしたのジョー』と『がんばれ元気』は大好きなので、行けるかなあと思ったのだけど。

    タイトルの『一瞬の夏』から、一点に凝縮したエネルギーが爆発した時の光や熱などを想像したのだが、上巻だけを読んでいると、湿度の高いじっとりとした日本の夏のような感じ。
    爽やかさも、ギラギラした熱量も感じられない。

    天才と目されるくらいの才能を持ちながら、気がやさしくて練習嫌いで殴り合いが嫌いという、元東洋ミドル級王者のカシアス内藤。
    一度はリングを去ったものの、ボクサーとして再起

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    2026年03月24日
  • 深夜特急2―マレー半島・シンガポール―(新潮文庫)【増補新版】

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    まさに一期一会の旅。

    この本でいちばん心に残るのは、ふらっと立ち寄った場所で出会う人たちとの交流だ。
    商売目的で近づいてくる者もいれば、親切心から食事を奢り、一緒に宿を探し、駅まで見送ってくれる人もいる。現地の子どもたちと無邪気に遊び、ときには連れ込み宿の住人たちと深く打ち解ける。

    そうして言葉を交わす中で、その街の輪郭が浮かび上がり、同時に自身の旅を見つめ直す。出会った人たちと二度と会うことはないかもしれない。それでも、その一瞬を確かに分かち合っている。

    放浪の旅の醍醐味は、「どこへ行くか」ではなく、「誰と出会い、どんな時間を過ごすか」にあるのだと教えられた気がした。

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    2026年03月20日
  • 深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―(新潮文庫)【増補新版】

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    旅はいよいよ壮年期に入り、心が浮き立つことの少なくなった主人公。
    熊をけしかけられたり、見ず知らずの人からホームパーティーに誘われたりと読んでいるこちらは相変わらず面白いのですが、確かに小説にも最初の頃に感じた旅への情熱が感じられなくなってきています。
    しかしながら、楽しい一冊です。次が最後になります。

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    2026年03月17日
  • 深夜特急6―南ヨーロッパ・ロンドン―(新潮文庫)【増補新版】

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    『深夜特急』4くらいまでは、こんな旅できないなと思いながら半分憧れつつ読んだけど、5~6は深夜特急をなぞるように旅するのも楽しそうだなという気になってきた。ともかく旅するには体力が必要だ…と感想は現実的な着地。

    ずっと分からなかった、旅そのものが目的の旅ってあり得るんだろうか…という疑問に少し答えが見えてきたような気分。

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    2026年03月15日
  • 深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―(新潮文庫)【増補新版】

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    ネタバレ

    (第14章)パルテノン神殿に対して「観光地として生き永らえている」と印象を持つ感覚は少し分かるような気がした。

    旅に好奇心や新鮮さ、刺激を感じなくなってくることを「旅の壮年期・老年期」と人生になぞらえていて、ますます旅を魅力に感じる。

    「旅は私に二つのものを与えてくれたような気がする。ひとつは、自分はどのような状況でも生き抜いていけるのだという自信であり、もうひとつは、それとは裏腹の、危険に対する鈍感さのようなものである。(中略)「自信」が「鈍感さ」を生んだのだ。私は自分の命に対して次第に無関心になりつつあるのを感じていた。」

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    2026年03月15日
  • 深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】

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    ネタバレ

    イランは行ってみたい国のひとつ(シーラーズのピンクモスクを見てみたいという程度の動機だけど)

    深夜特急は、旅をするとはどういうことか、を考えさせてくれる。4巻目の対談(文化人類学者 今福龍太氏と)では特にそうで、

    「留まることと移動することについて」
    「世界には2種類の場所がある。放っておいても何かが起こる場所と、自分からアクションしないと物事が動かない場所」
    「それを知って何かが起こる場所へ出向くのか、それとも行った先が結果的にそうなのか」

    それから、言葉で理解することの限界について知りながらも、言葉で理解できることもあると希望を捨てない…というフィールドワークやインタビューについての

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    2026年03月15日
  • 深夜特急3―インド・ネパール―(新潮文庫)【増補新版】

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    ネタバレ

    バックパッカーのバイブル『深夜特急』3巻目。

    こんな状況だったらきっとそう感じるだろう、と共感できそうなこと(とはいえ誰でも実体験が可能ではないこと)を豊かに表現していておもしろい!情景が浮かんでワクワク、ドキドキする。

    旅先で人と出会い、そのたびにぐるぐる色んな感情を感じる豊かさと、自分は旅人であるということへの寂しさ、孤独感のようなものを感じながら読んだ。

    このシリーズは最後の対談とエッセイで満足感がさらに上がる。

    「好奇心が摩耗しているのに外国旅行をしなくてはならないというのはほんとに切ないことですね」
    「旅がすさんできた」
    こんな表現が分かるような旅をしたことはないけど、ああそ

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    2026年03月15日
  • 危機の宰相

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    ネタバレ

    『凍』を読んでから改めて著者の作品に興味を持ち始めたので、購読。戦後の宰相やその周りの政策当局者が何を考え、どう行動したか。下村恭民(下村治の息子)による解説で強調されているが、本書の中では当時の政策当局者が経済理論に強い関心を持ち、この取組みの中から「所得倍増」等のキーフレーズが誕生したことが示されている。復興期に於ける米国との関係維持だけでなく、その先にどう成長を実現していくか、まさに一寸先が見えない状況に於いて、引くべきレバーは設備投資費の増加なのか等、マクロな視点で経済を捉え、議論していた過程が印象的であった。当時に比べて現在は、成長が長らく停滞し、それ故にわかりやすい1つのスローガン

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    2026年03月07日
  • 深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】

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    2026年12冊目『深夜特急4 シルクロード』
    前作の3を読んでから、だいぶ時間がかかってしまった。自分があまり知らない土地のことということもあり、読んでると一緒になって疲れてくる。
    でも自分にはできないことをやってる人の話はやっぱり面白い。特に笑ったのはバスのチキン・レース。命懸けすぎる。

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    2026年03月03日
  • テロルの決算

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    ネタバレ

    右派であるとか左派であるとかは関係なく、大声で人を恫喝する人や暴力で言うことを聞かせようとする人が苦手です。
    そういう人の話を聞くのもちょっと無理。
    なので、テロリストのノンフィクションというのは、わたしには少しハードルが高いものでした。

    それでも、レッテルを貼って知った気になってはいけないと自分を鼓舞して読みました。
    読んでよかった。

    殺された浅沼稲次郎も殺した山口二矢も、損得で行動する人ではありませんでした。
    なんとなく流されるということのない二人は、どちらも人付き合いが不器用です。
    ある意味、信念に基づいて行動する、聞く耳持たない人の方が始末に負えないのかもしれません。
    浅沼は年の功

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    2026年02月24日
  • 暦のしずく

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    講釈師 馬場文耕が何故罪人となったか
    という話
    江戸時代に生きる武士や町人、百姓の
    人情や暮らしぶりがわかる
    いつの間にか文耕ファンになっている

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    2026年02月24日
  • 深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】

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    日本を離れるにしても、少しずつ、可能なかぎり陸地をつたい、この地球の大きさを知覚するための手がかりのようなものを得たいと思ったのだ。

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    2026年02月11日