沢木耕太郎のレビュー一覧

  • 天路の旅人(下)(新潮文庫)

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    第二次大戦末期、中国から蒙古チベット、インドを密偵として旅した西川一三さんを追った旅行書。
    圧倒的な旅人のチカラ。
    面白い

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    2025年04月29日
  • 深夜特急2―マレー半島・シンガポール―(新潮文庫)【増補新版】

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    バンコク!スラタニ!ソンクラー!いづれも出張でよく行った町だったので読んでいてとても楽しかった。とくにスラタニは今でも超田舎町で、出張で訪れた海沿いの水産工場やレストランから見えるサムイ島がとっても綺麗だったことを覚えている。もう長老だった工場長補佐が連れて行ってくれたマーケット、そこで食べたチマキみたいなおにぎりや、大量に買ってくれたカレー用の香辛料が懐かしい。長い出張からの帰国後、香辛料が腐ってないことを祈りながら作ったグリーンカレーは人生で食べたグリーンカレー史上最高に美味しかった。

    ベトナムやインドネシアのビジネスマン曰く、タイのビジネスは彼らの二歩先を進んでいるらしく、バンコクのビ

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    2025年04月28日
  • 深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】

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     この巻ではインドからパキスタン、アフガニスタン、イランと旅を続けていくが、特に中央アジアから中近東にかけての日本と文化的にかなり異なる地域を歩いており、紙面からカオスな感じの臨場感が伝わってくる。アラブ商人との日常的な買物でも生じる値段交渉や発展途上国の衛生環境の劣悪さ、衛生環境の悪さに伴う病気の発症等の描写がリアルで、自分がこの地域を歩いて非日常感を味わっているような一体感を感じられた。バックパッカー旅行ルポルタージュの金字塔といわれる理由が分かる本であった。

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    2025年04月07日
  • 深夜特急6―南ヨーロッパ・ロンドン―(新潮文庫)【増補新版】

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    最後まで面白かった

    最後はどう終わるのかと思ったら、まさかの
    「俺たちの旅はまだまだ終わらないぜ!!」的な

    それも良いけど、出来れば帰国するまで書いて欲しかったかな

    巻末に載っている対談
    他の巻みたいに、旅の途中で会った方とかなら未だしも
    今回唐突に井上陽水(恐らく当時の付き合い等があったんだろうけど)

    それでもこの本に関する事や、旅の話を中心にしてくれるなら未だしも
    井上陽水氏の人生観とか語られても、余り興味持てない

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    2025年03月17日
  • 深夜特急6―南ヨーロッパ・ロンドン―(新潮文庫)【増補新版】

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    完結。読んで良かった!誰にでも出来そうだけど、誰もやらないような酔狂なこと。それがこんなに面白くて、何年経っても色褪せないなんて!僕とは全く違う時代の話だけど、沢木さんの青春に一緒に寄り添えれた気がして、ワクワクさせてもらえた。

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    2025年06月23日
  • 深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―(新潮文庫)【増補新版】

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    この巻ではじめて旅の目的が出てくる。この話がすこし切なくて非常に良い。さして、いよいよ旅の終わりを感じ始める。旅はいま壮年期なのか、もはや老年期なのか。旅の汐どき。旅の神様がくれた最後の贈り物。沢木氏は終わりを受け入れ、その方法を模索し始めている。

    お茶の話がすごく好きだった。

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    2025年03月12日
  • 深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】

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    この巻が最も考えさせれる1冊で、深夜特急シリーズで一番好き。物乞いについて、旅を続ける事について、麻痺していく感覚、冷めていく熱、旅の先にある真っ当な生活、終わりゆく青春、出会いと別れ。
    旅の時間とそれが終わったあとの時間、その中間地点にある暗いトンネルのような感覚。贅沢な虚無感。とても共感した。

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    2025年03月12日
  • 深夜特急3―インド・ネパール―(新潮文庫)【増補新版】

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    僕はこの一冊をインドのバラナシで読んだ。
    デリーもコルカタも行ったが1970年代の沢木さんの旅の風景を今でも感じることができる。50年前と変わってねー!!と嬉しくなる。

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    2025年06月23日
  • 深夜特急2―マレー半島・シンガポール―(新潮文庫)【増補新版】

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    旅人はみんな思うのかもしれないが、作中の言葉で『多分、私は回避したかったのだ。決定的な局面に立たされ、選択することで、何かが固定してしまうのを恐れたのだ。逃げたと言ってもいい。』という言葉が響いた。そんなつもりはない。自分の進みたい方向に向かってるのだと思っていても、逃げである部分もあるなあ。インド鉄道の寝台列車の中で読んだ。至高。

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    2025年06月23日
  • 飛び立つ季節―旅のつばくろ― 電子オリジナル版 無料お試し版

    購入済み

    昔を思い出す

    この作者の本は昔を思い出せたりするので好きでこの本もとても昔のことを思い出せて懐かしい気持ちになれたので私のおすすめの一冊です

    #ほのぼの

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    2025年03月08日
  • 深夜特急6―南ヨーロッパ・ロンドン―(新潮文庫)【増補新版】

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    ついに完結。
    ヨーロッパに行った事がない自分としては、イタリア、スペイン、ポルトガルに行ってみたい気持ちになった。
    海外旅行に行きたい欲が爆上がり。

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    2025年03月05日
  • 心の窓

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    ネタバレ

    長女が次女にプレゼントした本をちょいと拝借した。
    南沢奈央さんがラジオで紹介していた本だという。
    沢木耕太郎さんと言ったら、私の世代にとっては、バックパッカーのバイブルともいうべき「深夜特急」の著者。イメージは大沢たかおさん。
    スマホの写真ではない。重たいカメラで撮った写真とエッセイ。「世界にはつまらない場所などない。」と語る沢木さんはカメラで、文化を歴史を自然をそして人の内面を切り取る。ひとつひとつの写真とエッセイに慈しみを感じる。
    お気に入りはいくつもあるけど、「真剣勝負」かな。ひとりの女子学生が、老人から何かをレクチャーを受けている光景。彼がホノルルに滞在していた1ヵ月半の間、朝の9時か

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    2025年02月06日
  • 深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―(新潮文庫)【増補新版】

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    アジアを抜けヨーロッパに入り、日本のような近代化した土地になり、絵が想像しやすくなった一方、インドや香港などで感じたような「非常識感」は薄れていった。作者も、そういった非常識な刺激がなくなった分、考え事をしたり、内省している時間が増えたようだ。
    イスタンブールは久しぶりに作者が気に入った土地だったようで、読んでて心地良かった。もっと長い期間滞在すればいいのに!と思ってしまった(笑)

    アジアではヒッピー達からお金を巻き上げようという人たちが多かったけど、ヨーロッパに近づくにつれヒッピー達に対して純粋に好奇心をあらわにして近づいてくる人が増えた気がする。物質的に豊かになっているからだろうか?もち

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    2025年02月05日
  • 旅のつばくろ(新潮文庫) 電子オリジナル版

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    沢木耕太郎さんも今年で78歳か。「深夜特急」はいまだに自分の中で生涯ベストの作品です。本書は初の国内旅エッセイだそうです。海外の旅と同じスタンスで、自由に旅をして人と出会う。文体も若いころのまま。旅に出たくなる良書でした。

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    2025年02月05日
  • 深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】

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    前巻のインドはとにかく絵が強烈だったが、今巻は作者の心情の揺れ動きにスポットが当たっている気がした。
    旅慣れ、あるいは旅疲れもあるのか、途中「人の親切がわずらわしい」とまで言い出してしまって、”おやおや”と言う気持ちで読み進めた。なんだか、先へ先へととにかく進んで、とにかく値切って...と、”もう少しその町を楽しんで!”と切ない気もしたけども、これが長旅を続けるヒッピーのリアルということなのか...
    好奇心が摩耗してきて、それでも旅からは抜け出したくない、そんな心のカオスが伝わってきた。

    ラマダンのバスの中で、みんなが「勧めあいっこ」して食べ物を18時より前に食べるきっかけを作ろうとしてると

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    2025年01月30日
  • 深夜特急6―南ヨーロッパ・ロンドン―(新潮文庫)【増補新版】

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    ネタバレ

    有名な観光地や観光スポットを巡るわけではなく、自分の直感や旅で出会った人から情報をもとに訪れる地を決めていく。当然失敗することもあるし、思いがけない経験をすることもある。

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    旅の目的が単に「行く」ことだけになってしまっているのではないかということです。大事なのは、「行く」過程で、何を「感じ」られたかということであるはずだからです。目的地に着くことよりも、そこに吹いている風を、流れている水を、降り注いでいる光を、そして行き交う人をどのように感受できたかということの方がはるかに重要なのです。
    6巻 p275より
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    2025年01月27日
  • 深夜特急2―マレー半島・シンガポール―(新潮文庫)【増補新版】

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    今回も面白かった。2巻はいろんな出会いがあった。仲良くなったと思っていたバンコクの女子学生や、日本語を勉強中の若者と、後味悪く終わったのが寂しかった一方、ペナンのヒモたちとの会話や、チュムポーン行きの列車で出会った若者たちの親切心など、良い出会いもたくさんあったようだ。香港ほどの熱気を感じられなかった著者だが、たしかに街にはそうかもしれないけど、人々との出会いは熱いものもあったように思えるけど...
    3巻も楽しみ。

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    2025年01月19日
  • 深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―(新潮文庫)【増補新版】

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    大陸横断なんて好奇心をこんなにも刺激される機会はそうないように思うが、渦中にいると好奇心が摩耗されて命さえ粗末に思えるようになるものなのかと意外だったが、読み進めていると意味が分かるような気もする。この本が単に旅先のレポートではなくて、旅を通してうつろい変化していく筆者の内情を辿ることができるのが面白いのかなと思った。

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    2025年01月07日
  • 深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】

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    また面白くなってきた!
    中東を日本人がこんなにふらっと横断できた時代があったのかとか(知らないだけで実は今もできるのかもしれないが)、タリバンの名前も出てこないアフガニスタンではこんな穏やかな時間もあったのかとか、中東の現代史を知りたいなと思わされた。

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    2024年12月28日
  • 深夜特急2―マレー半島・シンガポール―(新潮文庫)【増補新版】

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    ネタバレ

    マレー半島を寝台列車で縦断することになり、同じような旅行をしている人のブログとかを読み漁っていた。そこでたまたま知ったこの本を、寝台列車の中で読んだ。知らなかったのだが、実はかなり有名な紀行文のようで、バックパッカーブームの生みの親らしい。読んでみると確かに同じような旅をしたいと読者に思わせるような旅行記だった。

    一巻で訪ねた香港やマカオと比べると、バンコクもクアラルンプールもシンガポールも、作者にとってはどうもイマイチだったらしい。自分と同じような旅程がテーマということで手に取った本であるが、行く先々のほとんどの街が物足りないと言われていたのには、正直笑ってしまった。でも、作中の作者は僕と

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    2024年12月29日