沢木耕太郎のレビュー一覧

  • 深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    この巻が最も考えさせれる1冊で、深夜特急シリーズで一番好き。物乞いについて、旅を続ける事について、麻痺していく感覚、冷めていく熱、旅の先にある真っ当な生活、終わりゆく青春、出会いと別れ。
    旅の時間とそれが終わったあとの時間、その中間地点にある暗いトンネルのような感覚。贅沢な虚無感。とても共感した。

    0
    2025年03月12日
  • 深夜特急3―インド・ネパール―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    僕はこの一冊をインドのバラナシで読んだ。
    デリーもコルカタも行ったが1970年代の沢木さんの旅の風景を今でも感じることができる。50年前と変わってねー!!と嬉しくなる。

    0
    2025年06月23日
  • 深夜特急2―マレー半島・シンガポール―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    旅人はみんな思うのかもしれないが、作中の言葉で『多分、私は回避したかったのだ。決定的な局面に立たされ、選択することで、何かが固定してしまうのを恐れたのだ。逃げたと言ってもいい。』という言葉が響いた。そんなつもりはない。自分の進みたい方向に向かってるのだと思っていても、逃げである部分もあるなあ。インド鉄道の寝台列車の中で読んだ。至高。

    0
    2025年06月23日
  • 飛び立つ季節―旅のつばくろ― 電子オリジナル版 無料お試し版

    購入済み

    昔を思い出す

    この作者の本は昔を思い出せたりするので好きでこの本もとても昔のことを思い出せて懐かしい気持ちになれたので私のおすすめの一冊です

    #ほのぼの

    0
    2025年03月08日
  • 深夜特急6―南ヨーロッパ・ロンドン―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    ついに完結。
    ヨーロッパに行った事がない自分としては、イタリア、スペイン、ポルトガルに行ってみたい気持ちになった。
    海外旅行に行きたい欲が爆上がり。

    0
    2025年03月05日
  • 心の窓

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    長女が次女にプレゼントした本をちょいと拝借した。
    南沢奈央さんがラジオで紹介していた本だという。
    沢木耕太郎さんと言ったら、私の世代にとっては、バックパッカーのバイブルともいうべき「深夜特急」の著者。イメージは大沢たかおさん。
    スマホの写真ではない。重たいカメラで撮った写真とエッセイ。「世界にはつまらない場所などない。」と語る沢木さんはカメラで、文化を歴史を自然をそして人の内面を切り取る。ひとつひとつの写真とエッセイに慈しみを感じる。
    お気に入りはいくつもあるけど、「真剣勝負」かな。ひとりの女子学生が、老人から何かをレクチャーを受けている光景。彼がホノルルに滞在していた1ヵ月半の間、朝の9時か

    0
    2025年02月06日
  • 深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    アジアを抜けヨーロッパに入り、日本のような近代化した土地になり、絵が想像しやすくなった一方、インドや香港などで感じたような「非常識感」は薄れていった。作者も、そういった非常識な刺激がなくなった分、考え事をしたり、内省している時間が増えたようだ。
    イスタンブールは久しぶりに作者が気に入った土地だったようで、読んでて心地良かった。もっと長い期間滞在すればいいのに!と思ってしまった(笑)

    アジアではヒッピー達からお金を巻き上げようという人たちが多かったけど、ヨーロッパに近づくにつれヒッピー達に対して純粋に好奇心をあらわにして近づいてくる人が増えた気がする。物質的に豊かになっているからだろうか?もち

    0
    2025年02月05日
  • 旅のつばくろ(新潮文庫) 電子オリジナル版

    Posted by ブクログ

    沢木耕太郎さんも今年で78歳か。「深夜特急」はいまだに自分の中で生涯ベストの作品です。本書は初の国内旅エッセイだそうです。海外の旅と同じスタンスで、自由に旅をして人と出会う。文体も若いころのまま。旅に出たくなる良書でした。

    0
    2025年02月05日
  • 深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    前巻のインドはとにかく絵が強烈だったが、今巻は作者の心情の揺れ動きにスポットが当たっている気がした。
    旅慣れ、あるいは旅疲れもあるのか、途中「人の親切がわずらわしい」とまで言い出してしまって、”おやおや”と言う気持ちで読み進めた。なんだか、先へ先へととにかく進んで、とにかく値切って...と、”もう少しその町を楽しんで!”と切ない気もしたけども、これが長旅を続けるヒッピーのリアルということなのか...
    好奇心が摩耗してきて、それでも旅からは抜け出したくない、そんな心のカオスが伝わってきた。

    ラマダンのバスの中で、みんなが「勧めあいっこ」して食べ物を18時より前に食べるきっかけを作ろうとしてると

    0
    2025年01月30日
  • 深夜特急3―インド・ネパール―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    ついにインド。強烈だった!
    どのくらい強烈かわかるエピソードを一つ選ぶとするならば、街に巣食うドブネズミにピーナッツを投げて暴れさせ、それを鑑賞させることがちゃっかりビジネスになっているところ。
    たとえば日本でも鯉にあげるための餌を売っている公園とかはあるけども、相手は野生のドブネズミだし、そのドブネズミを見世物にしようという発想が、びっくり。
    そしてそれを楽しむ人たちがいることにも、びっくり。

    他にも、印象深かったことを箇条書きで。
    ・胸が痛くなる子供たちの生活(売春、病気、物乞い等)
    ・電車の特等席は荷物置き
    ・ブッダガヤとアシュラムでの生活。ここで出会った日本人たちもまあパワフル。後書

    0
    2025年01月27日
  • 深夜特急6―南ヨーロッパ・ロンドン―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    有名な観光地や観光スポットを巡るわけではなく、自分の直感や旅で出会った人から情報をもとに訪れる地を決めていく。当然失敗することもあるし、思いがけない経験をすることもある。

    -----------------------------------
    旅の目的が単に「行く」ことだけになってしまっているのではないかということです。大事なのは、「行く」過程で、何を「感じ」られたかということであるはずだからです。目的地に着くことよりも、そこに吹いている風を、流れている水を、降り注いでいる光を、そして行き交う人をどのように感受できたかということの方がはるかに重要なのです。
    6巻 p275より
    -------

    0
    2025年01月27日
  • 深夜特急2―マレー半島・シンガポール―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    今回も面白かった。2巻はいろんな出会いがあった。仲良くなったと思っていたバンコクの女子学生や、日本語を勉強中の若者と、後味悪く終わったのが寂しかった一方、ペナンのヒモたちとの会話や、チュムポーン行きの列車で出会った若者たちの親切心など、良い出会いもたくさんあったようだ。香港ほどの熱気を感じられなかった著者だが、たしかに街にはそうかもしれないけど、人々との出会いは熱いものもあったように思えるけど...
    3巻も楽しみ。

    0
    2025年01月19日
  • 深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    大陸横断なんて好奇心をこんなにも刺激される機会はそうないように思うが、渦中にいると好奇心が摩耗されて命さえ粗末に思えるようになるものなのかと意外だったが、読み進めていると意味が分かるような気もする。この本が単に旅先のレポートではなくて、旅を通してうつろい変化していく筆者の内情を辿ることができるのが面白いのかなと思った。

    0
    2025年01月07日
  • 深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    また面白くなってきた!
    中東を日本人がこんなにふらっと横断できた時代があったのかとか(知らないだけで実は今もできるのかもしれないが)、タリバンの名前も出てこないアフガニスタンではこんな穏やかな時間もあったのかとか、中東の現代史を知りたいなと思わされた。

    0
    2024年12月28日
  • 深夜特急2―マレー半島・シンガポール―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    マレー半島を寝台列車で縦断することになり、同じような旅行をしている人のブログとかを読み漁っていた。そこでたまたま知ったこの本を、寝台列車の中で読んだ。知らなかったのだが、実はかなり有名な紀行文のようで、バックパッカーブームの生みの親らしい。読んでみると確かに同じような旅をしたいと読者に思わせるような旅行記だった。

    一巻で訪ねた香港やマカオと比べると、バンコクもクアラルンプールもシンガポールも、作者にとってはどうもイマイチだったらしい。自分と同じような旅程がテーマということで手に取った本であるが、行く先々のほとんどの街が物足りないと言われていたのには、正直笑ってしまった。でも、作中の作者は僕と

    0
    2024年12月29日
  • 深夜特急3―インド・ネパール―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    先に4と5を読んでしまっていてけっきょく順番がめちゃくちゃになってしまったけれどじゅうぶん楽しい。インドは多くの旅人が言うように、やっぱり一味違う場所なんだろうなあ。

    自分では絶対に真似できない旅をこうして読めるなんてありがたいことだと思う。

    こうした体験をすると人はどう変化するものなんだろう。気になる。でもやっぱり怖くて自分で行こうとは思えない。

    0
    2024年11月26日
  • 一瞬の夏(下)

    Posted by ブクログ

    いろんなことを思う作品だったな。
    人を導いたり教えたり託したりする事のもどかしさ。
    カシアス内藤さんには弱点があったのかもだけど、それもなんとなくわかる気がするものだったな。

    ボクシングに魅せられ翻弄された人たちのお話。

    やるならしっかり悔いない様に。

    0
    2024年11月26日
  • 春に散る(下)

    Posted by ブクログ

    物語を通して、人との繋がりや、相手への思いやりが丁寧に描かれていました。老人たちが集団で生活する、いわゆるネガティブな生活感のようなものはなく、素敵な年の取り方をしている大人の集まりに憧れを感じます。
    料理のシーンが個人的には特に好きで、定番のメニューを丁寧に作る描写からは、生活に丁寧に向き合っている大人の余裕が感じられます。
    著者はきっと執筆が楽しかったのだろうな、と勝手に感じています。きっと主人公のように丁寧な生活を楽しみ、その時その時を一所懸命に生きてこられた方なのだろうなと想像を膨らませています。

    0
    2024年10月20日
  • 春に散る(上)

    Posted by ブクログ

    登場人物の台詞や細やかな気遣いから、人間への愛が感じられます。裏切りや妬みなど人の嫌な部分はなく、安心して心地よく読書を楽しめる、そんな小説だと感じました。
    不動産屋や小料理屋など、ふとした他人とのふれあいのシーンがとても素敵で、踏み込みすぎず、でも互いに良い印象を持つコミュニケーションが自分なんかにはまだまだ真似のできない大人を感じさせる振る舞いです。
    年を重ねることに不安を感じることが多い中、この小説からは希望を感じます。おじさんの夢が詰まっているとも言えます。
    上巻の後半からは登場人物も増え、テンポも上がってきており、下巻を読むのがとても楽しみです。

    0
    2024年10月16日
  • 深夜特急2―マレー半島・シンガポール―(新潮文庫)【増補新版】

    Posted by ブクログ

    マカオ編を読んでから気づいたら5年とか経ってしまっていた、、びっくり

    自分が数ヶ月前に初めての一人旅をしたからか、旅行先で人の優しさに触れて温かい気持ちになったり、逆にぞんざいに扱われて寂しい気持ちになったり、そういうひとつひとつの心の動きがリアルに感じられてとてもよかった。
    一人旅は考え事をする時間が多いから、というかずっとぼんやり考え事をしてるみたいな状態で知らないものをたくさん目にするから、突然自分の埋もれていた感情や思考に気付ける瞬間があることが好きなんだよな〜と改めて思った。
    そういう描写、共感しすぎてにやにやしてしまった。
    まさに旅の追体験ができる、その素晴らしさを一冊めを読んだ

    0
    2024年09月11日