【感想・ネタバレ】旅の窓のレビュー

あらすじ

「旅を続けていると、ぼんやり眼をやった風景のさらに向こうに、不意に私たちの内部の風景が見えてくることがある」。マラケシュのホテルで見た「待つ女」、ローマで旅愁を覚えた終着駅、カトマンズで胸をしめつけられた裸電球――。旅先で撮った八十一枚の写真から、人生の機微を描いた物語が立ち上がる。沢木耕太郎「もうひとつの旅の本」。

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Posted by ブクログ

SNSを開くと、良くも悪くも“綺麗”な写真が、留めなく押し寄せてくる昨今。

そんな時代の中で、著者が切り取る一瞬は、世界の旅先の、ほんの些細な日常の一コマ。

旅の醍醐味は、観光地の景観の美しさや、その土地の美味しい料理を堪能することだけでなく、

そこに生きる人たちの息遣いを、感じることなのだろうと思わせてくれた。

あぁ、旅に出たくなった。

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2025年09月22日

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写真も、その横に添えられている筆者のとりとめのない思いもすごくマッチしてて好き!
旅の静けさ、発見、楽しさなどが聞こえてくる
あぁ、旅に行きたくなってきた

異国の地へ旅した時に読みたい作品。

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2025年07月14日

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かつて「深夜特急」で衝撃を受け
大好きになった沢木耕太郎さん
が、しかし
それ以来あまり作品に触れてこなかった
深夜特急がすべてでそれ以上はないと
勝手に思っていたから

「旅の窓」はそんな
深夜特急の一コマを見ているようで
ひとつひとつの言葉と、写真が
“すっっと“気持ちに入ってくる
沢木ワールドに久しぶりに癒される
もう少し沢木耕太郎さんの本に
触れてみたくなった

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2025年05月18日

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文章がとにかく美しい。
写真もポストカードのよう。
写真一枚からあそこまでのストーリーを紡ぎ出せるのが凄い。
人を観察する視線がちょっと気障で、その感じが大好きです。

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2023年09月14日

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沢木さん自身が旅先で撮った写真とそれにまつわる簡潔な文章が見開きで綴られている。こういう何気ない写真がとてもよい。そしてそれに対する背景とその時の自分の思い。細切れに長い時をかけて楽しませてもらった。こういう作品って意外とないような気がする。病院の待合室などにあるとピッタリだと思う。誰もが楽しめる。私もこのようなものを作ってみようと思ったりした。

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2020年09月28日

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疲れた時にすっと心に隙間風のように入って来る言ノ葉たち、そしてさり気ない旅先の写真。他のこの方の書籍も手に取って読んでみたくなった、そんな一冊。
但し諸事情にて幻冬舎の書籍は以後読まないと決めたので、他の出版社からリリースされている書籍に限りますが、この本は常にバッグに入れて持ち歩きたい一冊になりました。

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2016年09月04日

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1枚の写真に1枚の文章。
「感じる写真館」
ずっとアルバムをめくりながら、
お話を聞いているみたい。

「どのようなところでも人間は生きているし、
また生きていける」
世界を見てきた沢木さんが放つ説得力。

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2025年07月03日

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沢木耕太郎さんの写真の撮りどころ、なんで撮ったかが知れる1冊。1枚の写真に対して想像力を働かせて物語を作っているのが面白い。
一期一会を大事に毎日生きていきたいと思わせてくれました。

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2024年12月28日

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とても気持ち良い本。
深夜特急の沢木さんの目線。沢木さん自身が撮った写真と、その写真について綴られる文章が見開きになってます。
短い文書のなかに、旅するなかで感じた沢木さんの喜怒哀楽が伝わってくる。
気軽に読めるページ数と文字数なので、旅の途中にこれは持ち歩きたい。

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2024年06月22日

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写真付きの旅エッセーである。沢木作品はテロルの決算に始まり、深夜特急と王道を読んできたが、最近は軽いエッセーが多い。叙情あふれる文章にこころがホットする。

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2023年05月24日

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写真と文章で構成されており、とても読みやすい。
好みだったのは、
美人と老人
姉と妹

生き方は顔に出るのだろうか。
私はどんな顔なのか。

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2021年09月30日

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好きなページ

「ひとりで立つ」(ブラジル・ベレン)
「記念写真」(ドイツ・ケルン)
「美人と老人」(ベトナム)
「移動綿飴屋」(中国・麗江)
「素晴らしい人生」(中国・浙江)
「日付のある写真」(キューバ・ハバナ)
「うずく」(サイパン、池上)
「勝負師」(ネパール・カトマンズ)
「笑顔ひとつ」(ベトナム・メコンデルタ)
「カーテンの向こう側」(世田谷)

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2021年08月11日

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旅の一コマを切り取り、エッセイに写真を添えたもの。まあ、なんちゃない内容ではあるが、こうしたなんちゃない出会いなんかも今や得難いものになっている。あー旅に出たいなあ。そう思いながらページをめくった。

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2021年06月10日

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「旅」にふさわしい、一コマとそれに添えられたエッセイ。見開きでワンシーン。読みやすく、自分も旅をした気になる。旅行ではなく、旅。なにがない一コマが何故かとても印象に残ることはよくあることだ。観光ではなく、自分やそこに見える人々の一挙手一投足が。
新型コロナによってなかなか外出できなくなっているから余計に、こういう旅に憧れがつのっているのかもしれない。

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2020年10月14日

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本当ならロンドンに連れて行った本でした。イタリア、ロンドン、パリ、沖縄と2月からキャンセルの連続。コロナのバカやろう!

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2020年08月15日

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ネタバレ

プロのカメラマンでない著者が撮つた写真が添えられた文章と一緒になって、ほんわかした気分にさせられる。

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2016年05月29日

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沢木氏が旅先で自ら移した写真とそれにまつわる文章をあわせたもの。写真はそれぞれなかなかだけど、やっぱり文章がつくことでとらえどころがわかる感じだな。文章は10行ほどの短文なんだけど、そのなかで言わんとするところを伝えようとしたり、オチをつけようとしたり、長文の紀行文などでは冷静に感じられる沢木さんがちょっと苦心している感じがしてかわいらしい。

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2017年12月23日

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どの写真にも素敵な物語がそえられて、ほっこりできる本でした。
私が旅に出たとして、沢木さんのように目の前の風景を見ながら、いろんな思いを馳せたり、夢想したりできるだろうか?答えはもちろんノー。
でも沢木さんのように何気ない風景に色んな価値を見出せるような人になりたい。

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2025年04月15日

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旅行を終えて時差ボケ完治すべくお休みしていた日。
また旅行に行きたくなる風景、というより
著者しか気づけなかったワンシーンを見せてくれて説明もついてる、そんな小説。
ふとした笑顔とか、魅力的だよね。わかる。

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2024年08月31日

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たまには写真集もいいですね。この本は、それぞれの写真にそえてある文章が短すぎず長すぎず、私の好みでした。何となく手元に残しておきたくなるのも「写真集」かもしれません。お勧めはアメリカのニュージャージー州のある町の写真と文章。「名もない町」などというものはない。手にとって見て読んでいただきたい。

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2023年10月01日

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深夜特急を読んだことがあれば沢木耕太郎がほとんど写真を残さない旅をしていたことは知っている

そんな彼の、旅とはおよそこういうもの、と思わせてくれる写真とエッセイ

旅したくなる

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2022年09月05日

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ぐいぐい引き寄せる文章を読むと旅の絵が思い浮かんでくる。そして短めの章の終わりに筆者の撮った写真が現れる。そしてその写真はほぼ想像を越えない。文章ほどには届かない。やはり筆者は文章のプロということなのだろう。
中には想像を超えた心をうつ写真もあることは補足します。

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2020年11月17日

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旅の写真とエッセイ。
写真は撮る人と撮られる人と読み手の関係性だと聞いたことがある。
この人のエッセイが今の私の心を揺さぶり、琴線に触れるのも、この時の著者と今ここにいる私との関係性なんだろう。

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2018年06月23日

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自分もこんな風に考えを巡らせながら写真を撮って見たい。作者は旅をしながら心が満たされていそうだ撮って思った。

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2017年07月04日

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沢木新刊ということで。
写真は力まずにほんわか。
文章は自分にとってはまちまち。字数の枠があるのではあろうけど。

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2016年06月19日

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カメラを持って旅に出る。その先にある人や風景を思いのまま光で描きながら、目的地まで、あるいはあてどなく。
旅に出た気にさせてくれるだろうと考え手に取った本だが、読んだ後はただ旅に出たい気持ちにさせられただけでした。そういう意味では罪な本といえる。

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2016年06月05日

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開くと左ページに沢木さんが映した写真、右ページにそれについての短文が書かれている作品。
なかなか良い写真が多くて、感心します。
特に子供や老人の笑顔が良い。

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2016年05月02日

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