暦のしずく

暦のしずく

2,400円 (税込)

12pt

宝暦八年、獄門を申し渡された講釈師・馬場文耕。長屋暮らしの文耕は、かつてなぜ刀を捨て、そして獄門に処されることになったのか? 謎に包まれた実在の人物、文耕の生涯を端正な文章と魅力的な登場人物で描き出す。沢木耕太郎、初にして堂々たる時代小説!

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暦のしずく のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    馬場文耕という講釈師の生涯。沢木耕太郎はノンフィクションやエッセイの作家だと思っていたけど、この本を読んでいるうちに、講談を聞いているような気持ちになった。
    (特に、最後の1頁!)
     物語で重要な役割の里見樹一郎という人物が何者なのかずっと気になっていたけど、最後まで分からず仕舞い。きっと、架空の人

    0
    2025年12月04日

    Posted by ブクログ

    沢木耕太郎初の時代小説。
    なぜ自分はこの人物を主人公に時代小説を書こうと思ったか、が初めに語られる。

    「長い日本の芸能史において、ただひとりだけ芸によって死刑に処せられることになった芸人」講釈師、馬場文耕が主人公。

    0
    2025年11月12日

    Posted by ブクログ

    宝暦8年、日本の芸能史において、ただ一人だけ芸によって死刑に処せられた講釈師・馬場文耕の生き様を小説にした著者初の長編時代劇。
    貧乏長屋に住み、筆耕もしながら太平記など軍記物の講釈をしていた文耕は、次第に武家物、色街の女や御店者が出てくる江戸市井の話で人気を博していく。
    さらに、お家騒動の実話や将軍

    0
    2025年09月10日

    Posted by ブクログ

    はて、どこまで本当なのか、それとも騙りなのか。
    世話物を地で行く市井の描写。友情、朋輩、師弟の関係。さらには手に汗握る剣豪シーンなども交え、最後は政談物へと流れ込んでいく。
    盛り上がってきたところで横道にそれて説明をはじめたり、どこか俯瞰した描写をしてみたり、沢木耕太郎の語り口はまさに講談そのものへ

    0
    2025年08月11日

    Posted by ブクログ

    ノンフィクション作家と言いながらも、このように大作の歴史小説を書かれるとは…。
    僅かな資料しか残っていない馬場文耕という講釈師を、これほど人間味溢れた血肉の付いた人物描写で読ませてくれた。
    文耕の講釈が封建時代の理不尽な事件に切り込んでいく困難さと、武士社会への気骨ある反駁に読み手の気持ちは同調して

    0
    2025年08月01日

    Posted by ブクログ

    講釈師が江戸時代を通して唯一死罪に処せられた事件をもとに創作された沢木耕太郎の初めてのフィクション。

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    本の売り上げランキングには入っていないが、間違いなく読む価値のある本。主人公の文耕は歴史に埋もれてしまった人物であるが、男性にも女性にもモテる魅力的な人物。どういう経緯で獄門という重罪を負うことになるのか、辿っていくスリル。いつの間にか主人公の生き方に共感している自分。筆者の代表作になりうる大作であ

    0
    2025年11月17日

    Posted by ブクログ

    沢木耕太郎さんの、初の時代小説ということで
    読んでみる。この分厚さ‥読めるだろうかと、
    内心思ったが、読み始めると意外なほどにこの小説にすんなりと入り込め、一気に読み終えた。

    獄門を申し渡された講釈師・馬場文耕は長い
    日本の芸能史において、ただひとりだけ
    芸によって死刑に処せられることになった芸人

    0
    2025年11月11日

    Posted by ブクログ

    沢木耕太郎さんが時代小説をと思ったが
    事実を調べ、それに沿った想像を書いた内容に感服しました。
    ちょっと私には読みづらかった。
    家内は3日で読破していたが、頭の差かなと思う。

    0
    2025年10月31日

    Posted by ブクログ

    江戸の中期に活躍した講釈師、馬場文耕の話。面白かったです。
    この本を読んで、馬場文耕その人と、重なる時代に登場した田沼意次等の有名人物、そして、現在の日本橋や吉原の地理を知ることができました。講釈師、今では、講談師とよばれる職が当時に存在し、百姓、租税を巡る社会問題に由来して、従来の講釈師のスタイル

    0
    2025年10月25日

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