沢木耕太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シンプルにまとめられてて読みやすかった。
無駄がなく、誰かの過去を想起する際も、だいぶ凝縮されて書かれており、しんどさを感じなかった。
終盤、ちょっと押し込んだようにいろんな内容が詰め込まれてたのが残念。
駆け足に読ませられる印象を持ってしまった。
やっぱりボクシングの取材がしっかりされてて、根拠があるなと唸らされる。
広岡がカッコ良すぎて、キャストに佐藤浩一って合ってるなーと関心しながら読めた。
嫌悪感抱く人物もおらず、終盤、嫌と思っても仕方ないエピソードもあるが、それまでも美しく描かれてるので嫌な気持ちもしない。
爽やかな青春スポーツ小説だった。 -
Posted by ブクログ
遂に最終巻
イタリアはローマ、フィレンツェ
そしてお隣りモナコではマカオのリターンマッチ
所持金総額500$を切っているのに、カジノに出陣しようとするのには驚いた
マルセイユ、バルセロナ、バレンシア、リスボン、サグレス、マドリード、パリ、ロンドン
マドリードではバルをはしご
旅を始めて酒場で楽しむのは初めて
最後は、そういうオチなんだ?
全巻通して一番前向きに見えたのは、香港とマカオのカジノだったかなあ〜
所持金1900$で一年以上の旅は凄い!
時代は違うとはいえ、なかなか出来ません
若いうちの苦労?は、大きな財産になりますね
公開中の沢木耕太郎さん原作の映画『春に散る』も観てみた -
Posted by ブクログ
一巻から六巻のうちの五巻に突入しました
旅も終盤となると、ちょっと淋しい気持ちになります
今回は、沢山の世界遺産や有名地が出て来るので、私もネット検索しながら一緒に旅した気分に浸りました
トルコ(エルズルム、トラブソン、アンカラ、イスタンブール)から始まり
ギリシャ(アテネ、ペロポネソス半島のミケーネ、スパルタ、ミストラ、オリンピア、パトラス)
そして、地中海船旅でイタリアを目指します
トルコでは、ちょっとだけ贅沢をして、著者お気に入りのブルーモスクと海が見える部屋に泊まります
そして日本で頼まれていた事があり、それを果たしにアンカラに行きます
今まで、厳しい経済的な状況とその時の気分で動 -
Posted by ブクログ
アフガニスタンとイランの国境から凄まじいバスの長旅でテヘランへ
テヘランからシーラズ、イスファンへ
今回は心身ともに疲れが溜まっている様で、淋しさや恋しくなるシーンが増え、温度も下がり気味
印象的なのは、
今まで以上に日本語や活字が恋しくなり、出逢った日本人に本を貰うシーン
たまたま知り合った者同士7、8人の日本人がいるヒッピー宿に毎日通い詰めるシーン
大都会のテヘランで公衆電話の中で笑いながら話をする人達を見て、淋しく思うシーン
何としても日本人夫婦に会いたいと頑張ってテヘランへ向かうシーン
何の為に旅行をしているのか?
楽しむ為に旅行をしているのに、お金が無いという現実
物乞いに対す -
Posted by ブクログ
ネタバレ少女は小説を書く愉しみを覚えた。それは、『しんこ細工の猿や雉』の中の「おとなしい子に御褒美」という言葉を借りれば、物語を愛し、物語の力を信じた少女に、物語の神様が「御褒美」としてひとつの美しい手鏡を与えた、ということと同じであったろう。そこに映せばどのようにでも姿かたちを変えることができる、という美しい手鏡だ。少女は、思うがままに変容させつつ、そこに自分を映し、外界を映していく……。
だが、小説を書くという行為には、たとえそれがどれほど幼くつたないものであっても、どこかに「自らを視つめる」という契機を避けがたく含んでしまうところがある。手鏡は自惚れ鏡にもなりうるが、鏡台の前に座った少女には -
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沢木耕太郎(1947年~)氏は、横浜国大経済学部卒のノンフィクション作家、エッセイスト、小説家、写真家。著者が1974~5年に香港からロンドンまでを旅した記録『深夜特急』(発表は1986~92年)は、当時のバッグパッカーのバイブル的存在としてあまりにも有名。本作品で大宅壮一ノンフィクション賞、『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞、『凍』で講談社ノンフィクション賞、その他、菊池寛賞等を受賞。
本書は、1978年に出版、1982年に文庫化されたものを、2008年に新装版化したものである。
私は、1980年代にバッグパックを背負って海外を旅し、沢木の作品はこれまでに、上記の各賞受賞作をはじめ、 -
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試し読み
購入済み西川一三と沢木耕太郎
西川一三と沢木耕太郎。時代も旅程も全く違うが旅する二人に共通する「匂い」を感じることができる。小説ではなくドキュメンタリー ルポルタージュなのだが、主人公西川一三の歩みがあまりにも壮大なので、その迫力は凡百の小説を遥かに上回っている。