沢木耕太郎のレビュー一覧

  • 春に散る(下)

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    シンプルにまとめられてて読みやすかった。
    無駄がなく、誰かの過去を想起する際も、だいぶ凝縮されて書かれており、しんどさを感じなかった。

    終盤、ちょっと押し込んだようにいろんな内容が詰め込まれてたのが残念。
    駆け足に読ませられる印象を持ってしまった。

    やっぱりボクシングの取材がしっかりされてて、根拠があるなと唸らされる。
    広岡がカッコ良すぎて、キャストに佐藤浩一って合ってるなーと関心しながら読めた。
    嫌悪感抱く人物もおらず、終盤、嫌と思っても仕方ないエピソードもあるが、それまでも美しく描かれてるので嫌な気持ちもしない。

    爽やかな青春スポーツ小説だった。

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    2023年09月21日
  • 春に散る(上)

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    ネタバレ

    前半のラスト10ページくらいまでボクシングは無し。それでも期待を込めつつスラスラと読めたのは筆者の力量か。映画は、未見も広瀬は佐藤浩市のイメージとは少し違うし、佐瀬と藤原が鶴太郎と哀川翔って違和感しか無い。

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    2023年09月05日
  • 深夜特急6―南ヨーロッパ・ロンドン―(新潮文庫)【増補新版】

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    遂に最終巻
    イタリアはローマ、フィレンツェ
    そしてお隣りモナコではマカオのリターンマッチ 
    所持金総額500$を切っているのに、カジノに出陣しようとするのには驚いた

    マルセイユ、バルセロナ、バレンシア、リスボン、サグレス、マドリード、パリ、ロンドン
    マドリードではバルをはしご
    旅を始めて酒場で楽しむのは初めて

    最後は、そういうオチなんだ?

    全巻通して一番前向きに見えたのは、香港とマカオのカジノだったかなあ〜

    所持金1900$で一年以上の旅は凄い!
    時代は違うとはいえ、なかなか出来ません
    若いうちの苦労?は、大きな財産になりますね

    公開中の沢木耕太郎さん原作の映画『春に散る』も観てみた

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    2024年07月24日
  • ポーカー・フェース(新潮文庫)

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    沢木さんの短編エッセイ集。過度に気取らず、さりとて平凡でなく。旅先や仕事、家の近くの公園で会った人、著名な人との関わりなど、人生における様々な小さな出来事から、話を膨らませるのは素晴らしい才能。旅先で読むにはちょうど良い内容と分量。

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    2023年08月29日
  • ポーカー・フェース(新潮文庫)

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    チェーンスモーキングを読んだのは何年前だったろう?
    本書もほぼ変わらない筆致で、こんなスマートな文章あるんだ、という軽いショックを受けた感覚を思い出した…

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    2023年08月12日
  • 深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―(新潮文庫)【増補新版】

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    一巻から六巻のうちの五巻に突入しました
    旅も終盤となると、ちょっと淋しい気持ちになります
    今回は、沢山の世界遺産や有名地が出て来るので、私もネット検索しながら一緒に旅した気分に浸りました

    トルコ(エルズルム、トラブソン、アンカラ、イスタンブール)から始まり
    ギリシャ(アテネ、ペロポネソス半島のミケーネ、スパルタ、ミストラ、オリンピア、パトラス)
    そして、地中海船旅でイタリアを目指します

    トルコでは、ちょっとだけ贅沢をして、著者お気に入りのブルーモスクと海が見える部屋に泊まります
    そして日本で頼まれていた事があり、それを果たしにアンカラに行きます
    今まで、厳しい経済的な状況とその時の気分で動

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    2024年07月24日
  • 深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】

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    アフガニスタンとイランの国境から凄まじいバスの長旅でテヘランへ
    テヘランからシーラズ、イスファンへ

    今回は心身ともに疲れが溜まっている様で、淋しさや恋しくなるシーンが増え、温度も下がり気味

    印象的なのは、
    今まで以上に日本語や活字が恋しくなり、出逢った日本人に本を貰うシーン
    たまたま知り合った者同士7、8人の日本人がいるヒッピー宿に毎日通い詰めるシーン
    大都会のテヘランで公衆電話の中で笑いながら話をする人達を見て、淋しく思うシーン
    何としても日本人夫婦に会いたいと頑張ってテヘランへ向かうシーン

    何の為に旅行をしているのか?
    楽しむ為に旅行をしているのに、お金が無いという現実
    物乞いに対す

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    2024年07月24日
  • 春に散る(下)

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    ネタバレ

    NHKFMドラマと若干違った、ラジオの方は余りにもドラマチック過ぎた。あのドキュメンタリーの旗手である著者が最近創作物を書くことが増えている様に感じるが、あのキレキレのドキュメンタリーの方がやはり好きだ、本作も決して悪くはないんだけれども、若干予定調和感を感じるしラノベ感もあり文学ではなく読み物って感じてしまう、だが映像化するにはちょうどいいのかも知れない。ついこの間読んだ「天路の旅人」も素晴らしかったので是非ドキュメンタリー作家を貫いて欲しい。

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    2023年06月23日
  • 敗れざる者たち

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    面白いを超えている。
    素晴らしい取材力。

    特に面白かったのは
    長距離ランナーの遺書という円谷幸吉の話

    なぜ自殺してしまったのか。
    鋭い洞察力だ。引き込まれた。

    それと次の文章。

    燃えつきる

    この言葉には恐ろしいほどの魔力がある

    正義のためでもなく、国家のためでもなく、
    金のためでもなく、
    燃え尽きるためだけに
    燃え尽きることの至難さと、それへの憧憬。
    あらゆる自己犠牲から、可能な限り遠いところにある自己放棄。

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    2023年06月17日
  • 春に散る(下)

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    60代男性たちが若者に夢を託す♪
    自分にはまだ共感できない部分もあるかなぁと
    おもったけど〜
    途中ハラハラドキドキ…
    最後まで読むと気分爽快〜
    どんな人生でもいいから、最後まで夢を持ちたい!

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    2023年05月25日
  • 旅の窓

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    写真付きの旅エッセーである。沢木作品はテロルの決算に始まり、深夜特急と王道を読んできたが、最近は軽いエッセーが多い。叙情あふれる文章にこころがホットする。

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    2023年05月24日
  • 飛び立つ季節―旅のつばくろ― 電子オリジナル版

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    自分もいつか著者のような旅ができるようになれたらいいのになーと思いながら読み進めていました。無理に興味のない観光地に足を運ばない、気の向くままにふらふらと、スマホも持たず…(できるかな?)

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    2023年05月05日
  • 一瞬の夏(下)

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    沢木耕太郎の一瞬の夏を読みました。
    ノンフィクションで落ちぶれてしまったボクサーを、もう一度チャンピオンにするために援助して頑張るのですが、最後はタイトル通りと言う感じです。
    淡々と話が流れる感じで、後半盛り上がり中々面白かったです。

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    2023年04月12日
  • 春に散る(下)

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    色々な世代の登場人物がクロスして面白い作品になっていたと思います。大人の友情物語といった感じでした?

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    2023年04月02日
  • 作家との遭遇(新潮文庫)

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    ネタバレ

     少女は小説を書く愉しみを覚えた。それは、『しんこ細工の猿や雉』の中の「おとなしい子に御褒美」という言葉を借りれば、物語を愛し、物語の力を信じた少女に、物語の神様が「御褒美」としてひとつの美しい手鏡を与えた、ということと同じであったろう。そこに映せばどのようにでも姿かたちを変えることができる、という美しい手鏡だ。少女は、思うがままに変容させつつ、そこに自分を映し、外界を映していく……。
     だが、小説を書くという行為には、たとえそれがどれほど幼くつたないものであっても、どこかに「自らを視つめる」という契機を避けがたく含んでしまうところがある。手鏡は自惚れ鏡にもなりうるが、鏡台の前に座った少女には

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    2023年03月19日
  • 春に散る(下)

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    かつて世界チャンピオンを目指した仲間たちと、『チャンプの家』で暮らし始めた、広岡仁一。

    才能あふれたプロボクサー・黒木翔吾が4人に教えを求めてくる。

    翔吾とともに、世界を目指すことを決めた、広岡、藤原、佐瀬、星の4人。

    佳菜子の過去も明らかに…

    翔吾も世界タイトルマッチへと進むが…

    広岡も自らの病気を隠し、翔吾のタイトルマッチへと向かう…

    広岡、いい人すぎる…
    まさに名前の通り、人につくしている。
    何が彼をそこまでさせるのか…
    もう少し、この先が見たかった…

    春に散る…

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    2023年02月19日
  • 春に散る(上)

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    かつて世界チャンピオンを目指したボクサーだった広岡仁一。
    60歳を超え、自分の残り少ない人生を想い、40年ぶりに日本に戻る。

    かつて所属していたジムの会長はなくなり、その娘が引き継いでいた。

    かつて、ともに合宿所で暮らし、世界チャンピオンを目指した仲間たちを訪ねるが、それぞれに孤独な人生を送っていた。

    やがて、広岡ら4人はともに暮らし始める。かつてジムの2階の合宿所で暮らしたように。

    世界チャンピオンになれなかった元プロボクサーたちが、これからどう生きていくのか。

    佳菜子も何か訳アリのようだが、彼女の過去に何があったのか…

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    2023年02月18日
  • テロルの決算

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    読むのに時間がかかり疲れた
    間違いなく読み応えはあるが
    時代も古いし
    正確に認識できていない言葉が出てくると
    例えば
    安保闘争ってなんだっけ?
    とググったりを繰り返した

    テロは誠に手前勝手な迷惑行為であるが
    その全てを否定することも難しいのではないかと思ってしまう

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    2023年02月06日
  • テロルの決算

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    沢木耕太郎(1947年~)氏は、横浜国大経済学部卒のノンフィクション作家、エッセイスト、小説家、写真家。著者が1974~5年に香港からロンドンまでを旅した記録『深夜特急』(発表は1986~92年)は、当時のバッグパッカーのバイブル的存在としてあまりにも有名。本作品で大宅壮一ノンフィクション賞、『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞、『凍』で講談社ノンフィクション賞、その他、菊池寛賞等を受賞。
    本書は、1978年に出版、1982年に文庫化されたものを、2008年に新装版化したものである。
    私は、1980年代にバッグパックを背負って海外を旅し、沢木の作品はこれまでに、上記の各賞受賞作をはじめ、

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    2023年01月14日
  • 天路の旅人 無料お試し版

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    西川一三と沢木耕太郎

    西川一三と沢木耕太郎。時代も旅程も全く違うが旅する二人に共通する「匂い」を感じることができる。小説ではなくドキュメンタリー ルポルタージュなのだが、主人公西川一三の歩みがあまりにも壮大なので、その迫力は凡百の小説を遥かに上回っている。

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    2023年01月06日