作家との遭遇(新潮文庫)

作家との遭遇(新潮文庫)

693円 (税込)

3pt

4.1

少年の頃に開いた書物の森で、あるいは「学校」のようだった酒場の片隅で、沢木耕太郎が心奪われるように出会ってきた作家たち。山本周五郎、向田邦子、山口瞳、色川武大、吉村昭、吉行淳之介、小林秀雄、瀬戸内寂聴など、書くことが即ち生きることだった19人の作家に正面から相対し、その本質を描き出す。誰も知らなかった顔に辿り着き、緊張感さえ孕むスリリングな刺激あふれる作家論!

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作家との遭遇(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    いつもながら、沢木さんはズルい。
    この本を読むだけでも
    人それぞれ何かしらと並行しているのに
    読んだ後にはこの本にある著者の
    何某かの本を探す運命に駆られる

    沢木耕太郎に出会い
    深夜特急を次世代に渡してなお 自身がこれほどまで沢木耕太郎に翻弄されるとは
    毒な良薬
    この意味が理解できたら
    貴方も立派

    0
    2023年10月23日

    Posted by ブクログ

    稀代のエッセイスト、沢木耕太郎が著名作家との遭遇、というよりも作家評を纏めたものである。とは言え、私は沢木耕太郎や列挙された作家達をほとんど触れてこなかったので、作家紹介本として読み進めた。

    私は沢木耕太郎の見識の深さと広さ、そして作家に対する真摯で純粋な姿勢に夢中にさせられた。紹介された作家に心

    0
    2023年05月28日

    Posted by ブクログ

    憧れの作家を挙げろと言われたら、沢木耕太郎さんを挙げるだろう。彼の書くものは、小説を除いて、ほとんど読んでいるかもしれない。本書は、以前単行本として刊行された23人の作家論だが、文庫化にあたり外国人作家が割愛され19人の日本人作家論となっている。

    沢木さんの作家論を読んで、その作家について学ぼうと

    0
    2022年10月15日

    Posted by ブクログ

    沢木耕太郎が言うところの…〈作家との遭遇〉は2つあり、ひとつは酒場。もうひとつは文庫の解説を書く機会と…あとがきに記す。

    ひとたびその機会を得られると、著書は〈ひとりの作家について学ぶためのチャンス〉と見なし、全作品を読み通し、自分なりの『論』を立ててみようとする。

    通常の文庫解説は400字×1

    0
    2022年05月25日

    Posted by ブクログ

    沢木耕太郎(1947年~)氏は、横浜国大経済学部卒のノンフィクション作家、エッセイスト、小説家。『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞(1979年)、『一瞬の夏』で新田次郎文学賞(1982年)、『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞(1985年)、菊池寛賞(2003年)、『凍』で講談社ノン

    0
    2022年05月08日

    Posted by ブクログ

    少年の頃に開いた書物の森で、あるいは「学校」のようだった酒場の片隅で、沢木耕太郎が心奪われるように出会ってきた作家たち。山本周五郎、向田邦子、山口瞳、色川武大、吉村昭、吉行淳之介、小林秀雄、瀬戸内寂聴など、書くことが即ち生きることだった19人の作家に正面から相対し、その本質を描き出す。誰も知らなかっ

    0
    2022年11月05日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    思えば、沢木幸太郎の本を読んだことってほとんどなかった。
    今回読んだのは、いろんな作家のことで、紹介分には作家論とある。あとがきを読むと、文庫の解説を集めたものだという。
    どれもこれも、するどく個性的だと思った。もちろん、作家それぞれが個性的であるわけだけれど、この本を読むと、登場する本たちも読んで

    0
    2024年02月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     少女は小説を書く愉しみを覚えた。それは、『しんこ細工の猿や雉』の中の「おとなしい子に御褒美」という言葉を借りれば、物語を愛し、物語の力を信じた少女に、物語の神様が「御褒美」としてひとつの美しい手鏡を与えた、ということと同じであったろう。そこに映せばどのようにでも姿かたちを変えることができる、という

    0
    2023年03月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    著者の分析力、評論の眼差しについつい引き込まれる。
    中でも、私の敬愛する田辺聖子、向田邦子についての章が秀逸。
    田辺聖子の「しんこ細工の猿や雉」は自伝的小説、その自分と他者への距離の取り方を絶賛。
    「父の詫び状」の中の”ねずみ花火”の完璧なカードの切り札。再読したい本がいっぱい。
    寂聴氏の「美は乱調

    0
    2022年08月02日

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