榎本博明のレビュー一覧

  • 「正論バカ」が職場をダメにする

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    職場の人間関係を考える人におすすめ。

    【概要】
    ●人も職場も感情で動く。仕事がうまく進むかは人間関係で決まる。
    ●職場のコミュニケーション
    ●正しい理屈がなぜ通用しないか
    ●説得力を高める心理学
    ●相談上手のコミュニケーション
    ●信頼関係が高まる法則

    【感想】
    ●ロジカルシンキングは日本に合っていないことがわかった。
    ●正論がまったくダメなわけではなく、それ以上に感情論を考慮する必要がある。
    ●論理的思考の必要性若しくは重要性を説いている本が多数ある。これら多くの本を読めばいろいろな意見があるのだということがわかるが、どの本の内容も一理ある。
    数多くある考え方のうち、今の自分がおかれた環境

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    2020年02月24日
  • 「おもてなし」という残酷社会

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    もともと自然な気遣いができていた日本の文化に、欧米風顧客満足手法が導入され、過剰労働と感情労働に、労働者側の負担が増した。オリンピックに向けて「おもてなし」を売り物にお客様扱いを強調するのは、間柄の文化特有のお互い様の精神が崩れ、逆効果。

    いきすぎると、本来の良さが失われ、形だけ・上辺だけやり過ごせばいい、となってしまいかねません。

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    2019年12月18日
  • かかわると面倒くさい人

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    身近によくいる面倒くさい人の行動パターンや心理メカニズムを知れば、相手の反応を予測しながら適当にかわすことも可能になる。悪い人じゃないんだけど。思い込みが激しい、比較意識、自己中、自己防衛など類型的なタイプと、本人は内心ではこう考えているんだよ、的な説明が沢山示されています。

    タイプがわかれば対処のしようもあると言われますが、たくさんありすぎて、わからなくなってしまうくらいです。

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    2019年12月18日
  • 「やさしさ」過剰社会 人を傷つけてはいけないのか

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    やさしい人の人気が高い。傷つけないよう気を遣う。だけど、叱るより楽だしぶつかるのを避けてるだけで、相手のことを本当に考えてるわけじゃないのでは。気になるのは自分が人からどう思われているかだけでは。本当のやさしさは、自他への厳しさを伴うものだ。

    後書きによると、明快な回答を示せたわけではないけれど、やさしさについていろいろ考えてみました、考えるたび新たな発見がありました、とのこと。まさにその通りの本だと思いました。

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    2019年12月18日
  • 薄っぺらいのに自信満々な人

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    ポジティブすぎる人に限って、知識や物事の理解に深みがない。つながる力より、一人でいられる力の方が、今強く求められるのではないか。「できる人」ほど日ごろの自分の行動スタイルに対して絶えず疑問や不安を感じている。

    著者の言う薄っぺらいのに自信満々な人って、おおよそ何割くらいの人が該当するんだろうか。どこにでもいるのか、偏在するのか、もしくは誰もが持つ性格の一部なのか。過去と比べて変化した、今の時代の傾向なのだろうか?

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    2019年12月18日
  • ほめると子どもはダメになる

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    ここ20年程「ほめて育てる」が広がり、親の厳しさが失われた。こうあるべきの縛りが緩み、価値観の自信が揺らいだところに、アメリカ流の思想を無条件に取り入れたため、厳しさと甘さのバランスが崩れてしまった。親にとっても楽だった。

    褒める=叱らないとされているようですが、褒めるのと厳しくするのは、並立するんじゃないでしょうか。

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    2019年12月18日
  • 50歳からのむなしさの心理学

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    何か違う、何か物足りない、というのは変革のシグナル。後ろ向きにならず、前向きに悩み、納得のいく人生に向けて一歩を踏み出すためのヒントを示す。フランクル、神谷美恵子他多数の至言を引用して読者に寄り添う。

    引用されている沢山の言葉を見ていると、昔から、考え尽くされ語られ尽くされていること、そして誰でも簡単お手軽な答えもないってことがわかる。

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    2019年12月18日
  • カイシャの3バカ 会議好き、規則好き、数字好き

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    こういう本は、身の回りの誰かを想像しながら、読んでいくと、まあまあ面白いけど、残るものはあまり無いですね。

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    2019年10月19日
  • 50歳からのむなしさの心理学

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    いつまでも若さに執着せずに、成熟の価値を認め、成熟への道を歩む覚悟が必要。
    お金の面とかは全く書かれてない。
    経済的にゆとりがある人向けのような気がする。

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    2019年09月11日
  • ビジネス心理学 100本ノック

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    ・コミュニケーションにおいてスレ違いが起こる背景には、人間の自己中心的な性格が絡んでいる。人は自分に都合よく物事を知覚し(選択的知覚)、都合よく物事を記憶している(選択的記憶)。

    ・仕事ができるのに不安が強いタイプ(防衛的悲観主義)の人は、最悪の事態を想定して用意周到に準備を行うがゆえに、成果を出せる。このタイプの人に「自信を持て」と声をかけると不安が消え、かえってパフォーマンスは下がる。

    ・説得する際は、最初に好条件を示すのではなく、後から追加する「ザッツ・ノット・オール技法」が有効である。追加の条件に相手は得をした気持ちになり、納得しやすくなる。

    ・商品や企画を売り込む際、相手がはじ

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    2019年08月21日
  • 「おもてなし」という残酷社会

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    現代の過剰なまでのおもてなし精神が労働者全般の精神を蝕んでいることが明らかに。
    介護、教員、医療、接客、コールセンターなどは顕著にその無理がたたっていると感じる。
    お互い様精神がなくなるとこれ程までに日本人は他者にぶつける事するのか!?と
    怖さを感じる

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    2019年06月12日
  • 「上から目線」の構造

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    いまどきの若い者は…というのはいつの時代も同じだが、その中身がかなり変化していることが、よくわかる。
    で、自分の子ども達はどう育てればいいのか考えさせられる。

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    2019年06月12日
  • 病的に自分が好きな人

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    ネタバレ

    自分が好きな人というと、自慢げで自分の話ばかりをし、こちらの話を聞かない人というイメージがあったのですが、それだけではなく、消極的なパターンや新型うつのように思い通りにならないとうつになるというパターンもある事がよく分かる本。
    インターネット時代で、誰しも自分の意見を言うことができる、論表できる場があることから、上から目線でものを言うタイプというのも。

    この本を読んでいて、私は脳内に数人の知り合いを思い浮かべていました。あの人がああいう態度をとったのは自分が大好きすぎるからこそなんだな。ということを納得させられた本です。本当にいますからね、こういう人。他人だけじゃなくて自分を思い浮かべると、

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    2019年05月28日
  • ほめると子どもはダメになる

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    深い納得感あります。教育論ほどシロウトの無根拠の論説が蔓延って、流行り廃りでおかしなこと言ってる傾向にある。「ほめる」とはどういう行為か。ほめる子育てとはどんな結果を生むか、いろいろ考えさせてくれる名著。ただし、ほめられて育った大学生のルポは、筆者の教鞭での嫌な経験を元にかいており、ちょいちょい恨みと悔しさを感じて人間的。

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    2019年05月15日
  • 自己実現という罠

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    ネタバレ

    メモしたいと思ったところ
    ・欧米の「自己中心の文化」、日本の「間柄の文化」。
    間柄の文化でCS(顧客満足)の指標を取り入れると、際限なくサービスが過剰になっていく。
    =>CSなど欧米のやり方を、そのまま日本に輸入するの、いい加減やめませんかね。
    ・できることや経験を増やしていくとやりたいことがみつかるかもしれない。やりたいことがないと焦るより、できることを着実に増やしていき、やりたいことが見つかればよい。やりたいことを無理に探さなくてよい。

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    2019年03月23日
  • かかわると面倒くさい人

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    読んでいて、こういう人いるわーとなった。対処法を教えてくれたが、果たして実行できるか。
    この迷いが悪循環を生み出すのだろう。多分。

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    2019年01月27日
  • 正しさをゴリ押しする人

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    正義とか公平とか平等とか、盲信してはいけない。
    臨機応変さやゆとりが大事だなー。

    自らの態度を振り返り気をつける良い機会となりました。

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    2019年01月25日
  • ほめると子どもはダメになる

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    内容とタイトルが少し違うように思える。ほめてもよい場面ではほめてもよい。何でもかんでもほめるのはよくない、ということ。アドラー心理学の「ほめてはいけない、叱ってもいけない」とも違う考え方。

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    2019年01月20日
  • かかわると面倒くさい人

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    あんまたいしたこと書いてなかったな。
    自分が面倒くさいと思われてることは当然あるだろうし、そうならないための、考え方を変えるコツみたいなのはなるほどとは思ったけど。
    もうちょっと事例、具体的にあげた方が本としては面白かったかも。

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    2018年12月07日
  • 「忖度」の構造 空気を読みすぎる部下、責任を取らない上司

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    昨今、いろんな事件で使われてきた「忖度」。事件のイメージが強いせいか、不正な言葉のように感じてきたが、良い方向に働くと「思いやり」とも取れることが述べられており、なるほどと感じた。
    アメリカと日本の学校教育における比較などは面白かった。
    全体的に、忖度を悪者扱いしないでくれーという主張だが、忖度にも世代間があるところが難しい。

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    2018年10月29日