榎本博明のレビュー一覧

  • 「さみしさ」の力 ──孤独と自立の心理学

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    こんなさみしさを感じるよという紹介の本
    色んな所で色んな人がさみしさ感じてるというのがわかる
    またそれが成長のために必要なシステムなことも説明している

    親からの自立には不安と孤独、無力感が伴う
    個別性の自覚:自分は誰とも異なる独自な存在、完全にはわかりあえない、人生の責任を自分で持つ
    自伝的記憶、バンプ現象
    人間は自意識を麻痺させるためのありとあらゆる道具を開発してきた
    社交で大切なのは話されている内容ではなく話されているという事実
    母性①慈しみ育てる②狂乱の情感性③冥府的な暗さ
    見捨てられ不安を克服する:気にしすぎ、合わせる、疲れる
    退屈は知的な面で陳腐となってしまった視点や概念への不満を

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    2021年02月14日
  • 教育現場は困ってる

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    アクティブ・ラーニングと称するグループワーク、教員の受けを良くするための処世術の進化、「授業が楽しい」とするためにただ遊ばせる内容をやっている大学教育の危機を訴えている。
    たしかに読解力は低下しているし、飽きっぽいのが今の学生。
    そんな学生の主体性はたかが知れているので評価に値しないというのもわかる。
    じっくりと文献に取り組み、一人で考え抜く力が求められている、内的体験が重要であるという点はまったく賛成する。
    それから日本人の優秀さが悲観的なところ、謙虚なところだ、と持ち上げるのは少しずれている。
    一方で、著者の手前味噌な自分の授業はよくできている、学生も感動したアンケートの紹介が連続する部分

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    2021年02月04日
  • 「対人不安」って何だろう? ──友だちづきあいに疲れる心理

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    最初はSNS関連の本として読み始めましたが、途中からそんなことはどうでもよくなりました。ともするとネガティブな響きのある言葉ですが、「対人不安」を一方的な悪者扱いすることなく、その特徴や向き合い方について解説してくれています。必要以上に気疲れしないよう、何事も、過ぎたるは猶及ばざるが如しなんだろうな...と思いました。

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    2020年12月18日
  • 記憶の整理術 忘れたい過去を明日に活かす

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    辛い思い出が多いからうつになるのではなく、気分がうつ状態だから辛い記憶が引き出される。
    モチベーションを規定しているのが未来予想図。明るい未来を描ければモチベーションが高まる。

    過去は変えられる=自分の視点が変われば過去も変わる。
    記憶は、貯蔵庫ではない。記憶する人によって能動的に作られる。

    関心のあることしか見ない。ショーウインドウにあるマネキンを見ている自分。マネキンか鏡に映っている自分か。

    未来はまだここに存在しない。過去はもうここに存在しない。あるのは、過去についての現在、現在についての現在、未来についての現在、だけ。(アウグスティヌス)
    記憶は思い出している今を映し出す。

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    2020年12月07日
  • 孤独 ひとりのときに、人は磨かれる

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    中身の8割はSNS・ネット・スマホ依存について書かれているため、タイトルの「孤独」からは少し離れている気がします。ただ、最後の孤独の効能と作者から、曖昧な世界で生きようという呼びかけはけっこう好きです。

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    2020年11月16日
  • 「上から目線」の構造

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    相手に期待するレベルと相手のフェーズに相違があると苛立ちを覚えてしまう。相手がどこにいるかをまず考えないといけない。

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    2020年10月28日
  • ほめると子どもはダメになる

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    たしかに。
    叱られるという経験が少ないこども
    叱られることに対して、存在を否定されているように感じる過敏さ、なんでもハラスメントになりうる。。。
    私は逆に子どもを「叱る」ことについて再考するきっかけに。

    過敏型自己愛が最近の日本人に多いって言われてる理由も関係してそう。

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    2020年10月26日
  • ビジネス心理学 100本ノック

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    初対面は大事、紹介文を読んだだけでも好印象を与える。

    心のモニターカメラの性能を上げる。他人のカメラの性能に文句は言わない=人のふり見て我がふり直せ

    接触回数が多いほど親近感がわく=営業がこまめに顔を出す理由。

    日本人がはっきり言わないのは、気持ちが通じ合う間柄だから。

    場面にふさわしい自分を演じている。日本人は間柄、を生きている。相手との関係を測る=相手との関係性がはっきりしないとどう対応していいかわからない。
    欧米は、自己中心の文化、日本は間柄の文化。

    人は自分には甘い。
    不安が強い人は、用意周到になれるから成功する。不安に対抗できる人が強い。
    最善を尽くす、より具体的で困難な目

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    2020年09月30日
  • ビジネス心理学大全

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    モチベーション高く仕事を進めるスキルを身につけるため、読みました。本書の内容を一言でいうと「人間は意味への意志に基づいて行動するため、社会的使命感に結びつけて、利己的でなく社会に貢献するような意味づけをする」です。自分で自分を内発的動機づけでチアアップできれば、環境変化に対応し前向きに働けると思いました。

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    2020年09月06日
  • ビジネス心理学 100本ノック

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    学生の頃に習った心理学用語がたくさん出て来て懐かしい。その時々の自分の感情がどういった要因によって引き起こされているのか、心理学を理解することは自分自身を理解することなのだと改めて感じることができた。
    自己効力感が下がる原因について教えてくれる項目が面白かった。自分の生活を見直してみるきっかけにもなるかもしれない。

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    2020年08月14日
  • ビジネス心理学大全

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    ケース(悩み)ごとに綺麗にまとめられており、自分も含めて身の回りの人の心境整理にはとても役立つと思います。
    しかし、その解決策までは明確に提示されていないので、そこを期待するとモヤッとして終わってしまいます。

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    2020年08月13日
  • 正しさをゴリ押しする人

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    自分は正義の味方のつもりでも、周りから見るとオカシイ人の事が書いてありました。認知的複雑性の乏しい人。物事を多面的に見れない人。十人十色でみをなそれぞれの考えがあるっていうのがからない人。

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    2020年07月31日
  • 中高年がキレる理由

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    ・定年前は、焦っていたのですが、この本を読んで、そういう考えが自分を追い込んでいるのだと思いました。むしろ本当にお客様のためになるような仕事をしている会社で役に立つことを目指さないとダメなのだと…。

     中高年がキレる理由 (平凡社新書) >> 生真面目すぎる人物は、抑圧が強すぎて、日頃から衝動を適度に発散することができていないため、裂け目ができると、とんでもないエネルギーが噴出してくる恐れがある……。

     私は、自分のことを「生真面目すぎる」とは思いませんが「合理性を追求するために欲求を抑圧している」という面はあり「溜まっている鬱憤を上手く解放できていない」というところは否定でき

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    2020年04月30日
  • なぜイヤな記憶は消えないのか

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    人生の良し悪しは「事実」ではなくそれをどう意味づけるかで決まる。数百人の相手に、自己物語法の面接を行うことで、記憶の中に保持されている自己物語を、ネガティブなものからポジティブなものに塗り替える手伝いをしてきた。ポジティブな意味を見いだせれば、人生を前向きに生きられるようになる。

    イヤな記憶が消えない理由ではなく、それを消す方法について書かれています。過去に浸るのはダメみたいに思ってましたが、記憶を振り返って楽しめるように、記憶を塗り替えておくのも大事なんですね。

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    2020年03月02日
  • かかわると面倒くさい人

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    私の廻りには、思い当たる方は、いません。そう言えば、自分の上司の奥様から、『あの人の嫁になるヒトは大変そー』と思い出しました。

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    2020年02月26日
  • 「正論バカ」が職場をダメにする

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    職場の人間関係を考える人におすすめ。

    【概要】
    ●人も職場も感情で動く。仕事がうまく進むかは人間関係で決まる。
    ●職場のコミュニケーション
    ●正しい理屈がなぜ通用しないか
    ●説得力を高める心理学
    ●相談上手のコミュニケーション
    ●信頼関係が高まる法則

    【感想】
    ●ロジカルシンキングは日本に合っていないことがわかった。
    ●正論がまったくダメなわけではなく、それ以上に感情論を考慮する必要がある。
    ●論理的思考の必要性若しくは重要性を説いている本が多数ある。これら多くの本を読めばいろいろな意見があるのだということがわかるが、どの本の内容も一理ある。
    数多くある考え方のうち、今の自分がおかれた環境

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    2020年02月24日
  • 「やさしさ」過剰社会 人を傷つけてはいけないのか

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    やさしい人の人気が高い。傷つけないよう気を遣う。だけど、叱るより楽だしぶつかるのを避けてるだけで、相手のことを本当に考えてるわけじゃないのでは。気になるのは自分が人からどう思われているかだけでは。本当のやさしさは、自他への厳しさを伴うものだ。

    後書きによると、明快な回答を示せたわけではないけれど、やさしさについていろいろ考えてみました、考えるたび新たな発見がありました、とのこと。まさにその通りの本だと思いました。

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    2019年12月18日
  • 「おもてなし」という残酷社会

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    もともと自然な気遣いができていた日本の文化に、欧米風顧客満足手法が導入され、過剰労働と感情労働に、労働者側の負担が増した。オリンピックに向けて「おもてなし」を売り物にお客様扱いを強調するのは、間柄の文化特有のお互い様の精神が崩れ、逆効果。

    いきすぎると、本来の良さが失われ、形だけ・上辺だけやり過ごせばいい、となってしまいかねません。

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    2019年12月18日
  • かかわると面倒くさい人

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    身近によくいる面倒くさい人の行動パターンや心理メカニズムを知れば、相手の反応を予測しながら適当にかわすことも可能になる。悪い人じゃないんだけど。思い込みが激しい、比較意識、自己中、自己防衛など類型的なタイプと、本人は内心ではこう考えているんだよ、的な説明が沢山示されています。

    タイプがわかれば対処のしようもあると言われますが、たくさんありすぎて、わからなくなってしまうくらいです。

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    2019年12月18日
  • 薄っぺらいのに自信満々な人

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    ポジティブすぎる人に限って、知識や物事の理解に深みがない。つながる力より、一人でいられる力の方が、今強く求められるのではないか。「できる人」ほど日ごろの自分の行動スタイルに対して絶えず疑問や不安を感じている。

    著者の言う薄っぺらいのに自信満々な人って、おおよそ何割くらいの人が該当するんだろうか。どこにでもいるのか、偏在するのか、もしくは誰もが持つ性格の一部なのか。過去と比べて変化した、今の時代の傾向なのだろうか?

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    2019年12月18日