榎本博明のレビュー一覧
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新書は9割タイトルで読むかどうかを決めるのだが、なるほどと思う所はあったが、今の私にはさほど必要なかったかも。自分を殺してまで相手に合わせることを、まったくしなくなったので。本書で問題視されている“やさしさ”は相手の気持ちに立ち入らず、自分も相手も傷つけない見かけだけのやさしさである。確かに学生の頃はこの“やさしさ”を重視していたが、いつの間にどうやって克服したのか記憶にない。私は抜け出すことができたが、脱出できないまま人間関係に悩み疲れている大人も多いのだろう。我が子がそういう大人になって欲しくはない。
友達親子は論外だが、子どもの将来のためを考えて厳しく叱れるだろうか。つい自分の都合で -
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寧ろ自分がその面倒くさい人なので読んでいて陰鬱になってきた。
人生を構成する主要な価値を6つ抽出しどれを重視するかで人の類型分けした教育学者シュプランガーのことを初めて知ったのが勉強になった。
理論型 - 理論が通じることや真理に価値をおく。
経済型 - 金銭的・社会的地位に価値をおく。
審美型 - 美的なもの、楽しいことに価値をおく。
宗教型 - 神を崇め、信仰に価値をおく。
権力型 - 他人を自分の意のまま従わせることに価値をおく。権
社会型 - 社会への奉仕活動や福祉にかかわることに価値をおき、人の役に立つ行動をとる。
本書ではこのうちの宗教型についてバッサリカットしている。キャリア形成 -
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一言でいうと、親も子も読書をした方が良いということ。
読書または読み聞かせしている子供と、していない子供の間に語彙力と読解力に大きな差が生まれる。
分岐点としては、小学校入学まで。
この差は小学校6年間埋まることのない差であるとのこと。
読解力のある子供は自発的に本を読み、わからない言葉を自分で調べて語彙力を高めていく。
これを聞いて子供に読書をさせたいと思い、本を買い与えて読めと言っても、やさられ感があることに対して子供も気が進まない。
その為、まずは親が読書を楽しんでいる姿を見せる必要がある。
子供と一緒になって読書を楽しむことで、子供の知的好奇心が芽生えていく。 -
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ネタバレ現代の日本教育に一石を投じる本。やたらと「褒める」「叱らない」「ありのままで」が強調される風潮があるが、これは、高校・大学の卒業が非常に厳しい欧米で成立する教育方法。日本のような、卒業はしやすい仕組みにおいては、ただ子どもを甘やかすだけになりかねない。事実、打たれ弱い・粘れない子どもが増えてきている。
日本人の目指す親の理想的な姿は「友達のような話しやすい関係」「子どもの自由を後押しする」らしいが、この本を読んで、それだけでは無責任であると感じた。親は、子どもが社会の荒波にも立ち向かっていけるだけの力を養わせる義務がある。それは「褒める」「叱らない」だけでは身につかない。もちろん虐待は論外だ -
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現場が困っているというより著者は怒っているか。大きな社会動向の前に一個人が抗うことはほとんどできない。理念は良いが実行段階で組織的にできるだけ公平に誰もが扱えるようにと具体策に落とし込むと理念と裏腹な結果になることも多い。子ども(~大学生)は自ら現在の教育制度を選べない。全て,大人が敷いた制度である。子どもが危機的であるならば,それは大人の責任であろう。教育を任せてしまうことのメリットとリスク,そこにどう関与するか。そのうち,子ども(未来の大人)から大人が「俺たちを低能力にしやがって」訴えられる日が来るかも。そんなことも思わない考えない状態かもしれない。そうすると危機的な状況に気づいた個人の力
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こんなさみしさを感じるよという紹介の本
色んな所で色んな人がさみしさ感じてるというのがわかる
またそれが成長のために必要なシステムなことも説明している
親からの自立には不安と孤独、無力感が伴う
個別性の自覚:自分は誰とも異なる独自な存在、完全にはわかりあえない、人生の責任を自分で持つ
自伝的記憶、バンプ現象
人間は自意識を麻痺させるためのありとあらゆる道具を開発してきた
社交で大切なのは話されている内容ではなく話されているという事実
母性①慈しみ育てる②狂乱の情感性③冥府的な暗さ
見捨てられ不安を克服する:気にしすぎ、合わせる、疲れる
退屈は知的な面で陳腐となってしまった視点や概念への不満を -
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アクティブ・ラーニングと称するグループワーク、教員の受けを良くするための処世術の進化、「授業が楽しい」とするためにただ遊ばせる内容をやっている大学教育の危機を訴えている。
たしかに読解力は低下しているし、飽きっぽいのが今の学生。
そんな学生の主体性はたかが知れているので評価に値しないというのもわかる。
じっくりと文献に取り組み、一人で考え抜く力が求められている、内的体験が重要であるという点はまったく賛成する。
それから日本人の優秀さが悲観的なところ、謙虚なところだ、と持ち上げるのは少しずれている。
一方で、著者の手前味噌な自分の授業はよくできている、学生も感動したアンケートの紹介が連続する部分 -
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辛い思い出が多いからうつになるのではなく、気分がうつ状態だから辛い記憶が引き出される。
モチベーションを規定しているのが未来予想図。明るい未来を描ければモチベーションが高まる。
過去は変えられる=自分の視点が変われば過去も変わる。
記憶は、貯蔵庫ではない。記憶する人によって能動的に作られる。
関心のあることしか見ない。ショーウインドウにあるマネキンを見ている自分。マネキンか鏡に映っている自分か。
未来はまだここに存在しない。過去はもうここに存在しない。あるのは、過去についての現在、現在についての現在、未来についての現在、だけ。(アウグスティヌス)
記憶は思い出している今を映し出す。
未 -
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初対面は大事、紹介文を読んだだけでも好印象を与える。
心のモニターカメラの性能を上げる。他人のカメラの性能に文句は言わない=人のふり見て我がふり直せ
接触回数が多いほど親近感がわく=営業がこまめに顔を出す理由。
日本人がはっきり言わないのは、気持ちが通じ合う間柄だから。
場面にふさわしい自分を演じている。日本人は間柄、を生きている。相手との関係を測る=相手との関係性がはっきりしないとどう対応していいかわからない。
欧米は、自己中心の文化、日本は間柄の文化。
人は自分には甘い。
不安が強い人は、用意周到になれるから成功する。不安に対抗できる人が強い。
最善を尽くす、より具体的で困難な目