榎本博明のレビュー一覧
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こんなさみしさを感じるよという紹介の本
色んな所で色んな人がさみしさ感じてるというのがわかる
またそれが成長のために必要なシステムなことも説明している
親からの自立には不安と孤独、無力感が伴う
個別性の自覚:自分は誰とも異なる独自な存在、完全にはわかりあえない、人生の責任を自分で持つ
自伝的記憶、バンプ現象
人間は自意識を麻痺させるためのありとあらゆる道具を開発してきた
社交で大切なのは話されている内容ではなく話されているという事実
母性①慈しみ育てる②狂乱の情感性③冥府的な暗さ
見捨てられ不安を克服する:気にしすぎ、合わせる、疲れる
退屈は知的な面で陳腐となってしまった視点や概念への不満を -
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アクティブ・ラーニングと称するグループワーク、教員の受けを良くするための処世術の進化、「授業が楽しい」とするためにただ遊ばせる内容をやっている大学教育の危機を訴えている。
たしかに読解力は低下しているし、飽きっぽいのが今の学生。
そんな学生の主体性はたかが知れているので評価に値しないというのもわかる。
じっくりと文献に取り組み、一人で考え抜く力が求められている、内的体験が重要であるという点はまったく賛成する。
それから日本人の優秀さが悲観的なところ、謙虚なところだ、と持ち上げるのは少しずれている。
一方で、著者の手前味噌な自分の授業はよくできている、学生も感動したアンケートの紹介が連続する部分 -
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辛い思い出が多いからうつになるのではなく、気分がうつ状態だから辛い記憶が引き出される。
モチベーションを規定しているのが未来予想図。明るい未来を描ければモチベーションが高まる。
過去は変えられる=自分の視点が変われば過去も変わる。
記憶は、貯蔵庫ではない。記憶する人によって能動的に作られる。
関心のあることしか見ない。ショーウインドウにあるマネキンを見ている自分。マネキンか鏡に映っている自分か。
未来はまだここに存在しない。過去はもうここに存在しない。あるのは、過去についての現在、現在についての現在、未来についての現在、だけ。(アウグスティヌス)
記憶は思い出している今を映し出す。
未 -
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初対面は大事、紹介文を読んだだけでも好印象を与える。
心のモニターカメラの性能を上げる。他人のカメラの性能に文句は言わない=人のふり見て我がふり直せ
接触回数が多いほど親近感がわく=営業がこまめに顔を出す理由。
日本人がはっきり言わないのは、気持ちが通じ合う間柄だから。
場面にふさわしい自分を演じている。日本人は間柄、を生きている。相手との関係を測る=相手との関係性がはっきりしないとどう対応していいかわからない。
欧米は、自己中心の文化、日本は間柄の文化。
人は自分には甘い。
不安が強い人は、用意周到になれるから成功する。不安に対抗できる人が強い。
最善を尽くす、より具体的で困難な目 -
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・定年前は、焦っていたのですが、この本を読んで、そういう考えが自分を追い込んでいるのだと思いました。むしろ本当にお客様のためになるような仕事をしている会社で役に立つことを目指さないとダメなのだと…。
中高年がキレる理由 (平凡社新書) >> 生真面目すぎる人物は、抑圧が強すぎて、日頃から衝動を適度に発散することができていないため、裂け目ができると、とんでもないエネルギーが噴出してくる恐れがある……。
私は、自分のことを「生真面目すぎる」とは思いませんが「合理性を追求するために欲求を抑圧している」という面はあり「溜まっている鬱憤を上手く解放できていない」というところは否定でき -
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職場の人間関係を考える人におすすめ。
【概要】
●人も職場も感情で動く。仕事がうまく進むかは人間関係で決まる。
●職場のコミュニケーション
●正しい理屈がなぜ通用しないか
●説得力を高める心理学
●相談上手のコミュニケーション
●信頼関係が高まる法則
【感想】
●ロジカルシンキングは日本に合っていないことがわかった。
●正論がまったくダメなわけではなく、それ以上に感情論を考慮する必要がある。
●論理的思考の必要性若しくは重要性を説いている本が多数ある。これら多くの本を読めばいろいろな意見があるのだということがわかるが、どの本の内容も一理ある。
数多くある考え方のうち、今の自分がおかれた環境