榎本博明のレビュー一覧
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自発的意欲を引き出すには。
創意工夫の余地を与えたり、責任感を刺激すること。
ある程度の枠組みは与えながらも、その中で自由裁量で工夫できる様にすることで自分の仕事という感じになる。任されることで責任感が刺激される。それが意欲に繋がる。
やらされ感は意欲を削ぐ。命じられるばかりだとやされ感が強くなる。やっている仕事が自発的行動ではなく、他人事になる。コミットが薄くなる。それではモチベーションが上がらない。
もっともキツイ刑は、無意味な作業を強いる事だと言われている。
ナラティブ=語り
カタルシス、自己明確化、統合化、動機付けの4つの機能がある -
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『記憶の整理術』
榎本博明
記憶には思い出すときに作り直されるという側面がある。ゆえに、思い出された内容は、今の心理状態や価値観を映し出している。心理状態や価値観が変われば、思い出すことも違ってくる。(p45)
過去の出来事は変わらないが、それを思い出す私たちのその捉え方は違うこともあるのだ。
未来予想図は、回想記憶をもとに描かれる。希望に満ちた前向きの未来予想図を描くには、これまでの人生を肯定的に意味付けることができるように、回想記憶を整理しておくことが必要である(p73)
回想記憶を肯定的に意味付けることは、私にとって困難な作業だろう。この卑屈さと向き合う必要がある。
自分 -
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やりたい仕事、自分の適性とは何か?
就活をする中で抱えていた悩みに、何か答えを見つけることができるのではないかと思い、手に取った。
現代は変動が大きく流動的であり、また自分自身もこの先どのような事象に出会い、どう影響されるかは分からない。このような状況で未来予想図を立てることは難しい。できたとしても、計画通りにいかないことが多い。仕事のやりがいや楽しさは、計画通りの未来の中に見つかるのではなく、目の前の仕事を大切にし、全力で取り組むことによってこそ得られるものである。そして、キャリアは形成される。
目標に固執するのではなく、物事に柔軟に対応し、その中でたまたま得たチャンスをしっかりと掴んでい -
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ネタバレキャリアプランを考えてても自分の考えてたキャリアプランとは現実が違いすぎて、悩んでる若者や逆にキャリアプランが見えなさすぎて動けず悩んでいる若者が増えている。そんな人々へのアドバイス的な本。
言ってることの骨子は
やりたいことじゃないからと言って、その仕事に向き合わないとその時間がもったいない。
どんな仕事でもしっかり向き合って仕事すれば、どんな仕事にでも応用できる仕事力はつく。
やりたいことは実際やってみないとわからないし、人のやりたいことは出来ることが増えるにつれて刻々と変化する。だから今目の前の仕事をやってみて、その上で自分のなかに出てきたやりたいことをやればいい。
キャリアプラン -
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キャリアデザインとは?
→不確実性の高い将来のキャリアをデザインするより思いがけない出来事に対する対応力を高め、その出くわす確率を高める行動パターンを身につけることが大事
先のことばかり気にして今、この瞬間に没頭できないことで全力を尽くすことによる達成感や成長のチャンスを逃してしまう
将来像で自分を縛るのでなく、自分の変化や成長に応じて将来像を絶えず修正していく
人生で大切なのは目標でなくプロセス、つまりどんな時間を過ごしてきたか
仕事をする人の心構えがやりがいや楽しさを規定する
チャンスもものにするには、行動力、楽観力、切替力、チャレンジ精神、集中力、意味付け力 -
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ネタバレ心理学者で、たぶん、カウンセリングとかもしてると思われる著者が、最近の日本の社会問題とコミュニケーション能力の低下を関連付け分析している内容。
著者がどういう立場の人なのかわからない、ほんまにそんな若者いてるんか?とうくらい自分にとって実感がない事例が多い、他の学者の説を説明する箇所も多かったり、色々な情報が散髪的に書いてあって、なるほどねーと思いながらさらっと読んだはいいけど、つまり、、、が言いにくい内容だった。
自分ごととして、残っているのは、
上から目線、とかそういう感覚をもってしまう人は、自分に自信がなくて下に見られる事を恐れている、という話。
上の人に上から言われるのは当たり前な