榎本博明のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「過去は変えられる」という言葉に惹かれて読みました。
記憶とは単なる記録ではない。記憶を語るうえで、「記録」の方法論ではなく、「現在」の視点からの「意味づけ」が過去の認識すら変え、未来展望を明るくする。
そういった経験から学ぶ「意味づけ力」の重要性を再認識できました。
著者は新領域「自己心理学」の提唱者。
様々な心理学者や一般的な事例を引き合いに出しながらわかりやすく解説。
本の中でも用語の解説は分かりやすく別欄を設ける心配りが感じられました。
「フラッシュバルブ記憶」や「流動性知能」と「結晶性知能」など、
いくつか実際の仕事の場面でも話のネタとして使えそうな観点がありました。 -
Posted by ブクログ
教育現場の端っこで働いています。
ほめます。
驚くほどほめます。
ほめるほどのことでなくても、
注意すべき場面でも、
無理やりほめます。
67ページの言い換えがリアルです。
チャレンジ精神がない→地に足がついた
図々しい→度胸がある
等々…
あまり解決策は示されていません。
「自分で気付かないと手遅れになるよ」というメッセージはありますが、そこに気付けない若者はこの本を手に取らないし、まさか自分の事とは気付きません。
大手企業が新規採用を減らして、AIと能力のある若者で組織を運営する時代が来ました。
無責任な『ほめ育て社会』を見直す時が来ているのだと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ⚫︎面倒くさい人 はどんな人か
まさにタイトル通りの人と関わる部署に配属となり、助け船だと思って読んでみた。
面倒くさい人は、変な手続き論を言い出したりして周囲を惑わすことがある。それはあまり仕事ができない人にありがちな行動なのだった。また真実を指摘しても受け入れられないというのは自分にも当てはまるなと。意見を言われても、どうしても自分が正しいと思い込み、最初は受け入れられない時がある。
面倒くさい人とどのように対峙するかを学びながらも自分の振り返りにもなった。
そういう人がいるということ、そしてそれを変えることはできないということ。これを知れたのは大きい -
Posted by ブクログ
思春期の「自分らしさ」をテーマにした一冊。ちくまプリマー新書らしく、平易で読みやすいのに、今の時代に合った視点がしっかり詰まっていました。
特に印象に残ったのは、昔のように価値観が固定されていた時代とは違い、現代では“ひとつの選択を貫くこと”自体が前提ではなくなっている、という指摘。
たしかに、社会も働き方もどんどん変わっていく中で、目標が一つに絞れないことや、選んだ道が「違ったかも」と思う瞬間って誰にでもあるはず。そこを「失敗」と捉えなくていいんだと、改めて背中を押された気がしました。
中高生から新社会人くらいの、<自分らしさ>に悩みやすい時期の人には読みやすい内容だと思う。
自分を -
Posted by ブクログ
この本を読む目的が「自分らしさの回答を出すため」であればおすすめはしない。筆者があとがきで「『これが自分らしさだ』という答を与えるつもりで書いたのではない。」と示しているように、あくまでも考えるための「ヒント」を授けてくれる内容である。
MEMO
・行動することで、思いがけない気づきが得られることがある。それまで気づかなかった自分の一面を発見することがある。何でもそうだが、やってみて初めてわかることがある。
・気になることには目を向ける気持ちの余裕をもつ。このような生き方こそが、変動の激しい現代にふさわしい生き方と言えないだろうか。
とにかく行動する。そしてそのプロセスで感じたことを言語