榎本博明のレビュー一覧
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職場やプライベートでのコミュニケーションの取り方について心理学の観点から解説した一冊。
読んでいて、モデルケースがなんとも対応に困るものばかりであり得るケースであると感じたのともに、そのような行動をとる人の真相心理や対処法も書かれていて非常に勉強になりました。
今では付かず離れずという絶妙な距離感での付き合いというのが職場やプライベートでは求められていることを感じるとともにネットやスマホの普及で非対面のコミュニケーションが増える一方で従来の対面的コミュニケーションに慣れた世代が今の若者とのやり取りに苦労している現状も読んでいて感じました。
本書を読んで、モデルケースを反面教師として注意していきたいと感じたのとともに心理学の観点からの人間の行動について様々なことが学べました。
自分本位ではなく相手の気持ちになってコミュニケーションをとることがどのような相手でも基本であり、その中でうまく自分を表現していくことが大事だと読んでいて感じました。 -
Posted by ブクログ
あ~いるいる、こういう人
じゃなくて
自分にもこういう一面あるなぁ・・・と
反省にもよい。読んでよかった。
「過剰反応しやすい人の心理的特徴のひとつとして、認知的複雑性ん低さをあげることができる。
認知的複雑性とは、物事を単純化せずに多面的にみることができることをさす。
認知的複雑性が低い人は、物事を単純化するクセがあるのだが
それは一面的にしか見ていないからである。」
解決策はなかなかどうしてマクロ的にならざるを得ないが、
「近隣住民が保育園にクレームをつける」ことに対して「近隣住民にその子供たちを『知っている存在』に帰る」ために「保育園の運動会に招待する」など接点を増やすような工夫をする・・・に身近な解決策の活路を見いだせそうです。
若い人だけじゃなくて会社に蔓延る「お局さん」も大抵こんなタイプだよなぁ・・・。 -
Posted by ブクログ
生きるため、欲しいものを買うためにどんな叱責にも耐え働き続けてきた上司と、小さな頃からキャリアデザインを意識し、やりたい仕事を一生懸命探し、自己主張する事を良しとされてきた部下。環境、価値観が異なることによるギャップをどう上司側が埋めるかを記した書籍。
上司が困ることは、ある程度予測がつくものではあったが、読んで改めて、上司の本当に求めていることを汲み取って働こうと感じた。しかし、鵜呑みにはできない点もある。定時で帰ることに関しても、仕事を終えられていない人が普段どれだけの熱量でもって仕事に臨んでいるかも考慮するべきだと考える。また、人の仕事に気を回し過ぎて、残業する雰囲気を作ってしまっては本末転倒であると考える。いずれにしても、自分の中でバランス・軸を持ち、仕事に臨む事、流されない事が重要であると感じた。 -
Posted by ブクログ
書店で手に取りパラパラ眺め、面白そうだったのでそのままレジへ。読後、生きづらさを感じながら生きる現代日本人の一人として本書に関心がいったことをそれとなく気付かされたように思う。
ここに書かれていることは何も珍しいことではない。日本人であれば誰でも経験的に気付いているようなことが対象とされている。この誰もが日常的に抱く漠然とした認識が、心理学者ならではの明快な分析によって解き明かされる。とりわけ、欧米人との比較から日本人像が浮き彫りにされてゆく。たとえば、多重人格という症例が日本であまり認められないのに対し、北米ではそれほど珍しくはないという事実から、その差異の根底に欧米人と日本人との決定的な違いがあるとする著者の視点には脱帽する。
本書を一読すると、"生きづらさ"の正体が少し明らかにされたような気がする。ただ、その"生きづらさ"が私の十余年来の哲学の原動力であった。それから完全に解放されるとき、私の哲学は終了するだろうと思っている。ただ、それはまだ継続しそうである。だから、私にとっては、生きづらさの正体はここで言われているような表層的なものではないのだろう。洋の東西を分かたずに、さらにもっと深層の部分にあるのかもしれない。そして、現在私が辿りついていたところを解き明かすキーワードは"自然"。その"自然"の現れの相違を明らかにするものとして、本書を飽きることなく最後まで興味深く読ませて頂いた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレやりたい仕事にこだわりすぎるあまり、行き詰まってしまう若者が増えている。
リクルートなどに代表される新卒就職支援活動を行っている会社、世の中の人材紹介会社はもしかしたら、それを促して暴利をむさぼっているのかもしれない。
もちろん、人によれば今までの人生を振り返って自分の使命を見つけ、それを仕事にできる人がいるのかもしれない。しかしほとんどの人はそうではない。夢や目標を持たない人、夢や目標がまだ見つかっていない人、夢や目標にまでは届いていない思いを抱いている人。そのような人たちに「やりたい仕事」を無理矢理考えさせても、逆に辛い思いをさせてしまうだけである。
筆者は、とりあえず挑戦をしてみること・目の前のことに一生懸命取り組むことをすすめ、そこから訪れる偶然の出会いをうまくチャンスに変換することが大事だと論じている。
大いに納得した内容であったが、一方で同じ内容の重複が多すぎることは批判しておきたい。逆に、だからこそ、速読ができたのではあるが。 -
Posted by ブクログ
自己愛が過剰な人たちの病理について。
この著者はうちの職場の人なのか!と思うくらい、うちの職場にいる人の特徴を言い当てていてびっくりした。
ということは、こういう自己愛が過剰で困ったことになる人はいっぱいいるのかと思うと頭が痛い。
自己愛が過剰になる人というのは、両親の愛し方が過剰か少ないかということが多いとか、ゲームやりすぎると自己万能感が高まって自己愛過剰になるとかいうあたりはちょっと偏ってるかなーと思った。
この本の良いところは、最後に自己愛をうまく活かして生きる方法を書いてあったところ。自己愛+努力は最高のエネルギー、らしい。
スティーブ・ジョブズが自己愛性人格障害だったというのは本当かどうか分からないけど、もしそうだったとしたら、かなり希望が持てる話だと思う。
自分自身の自己愛と向き合うきっかけになった面白い本でした。