榎本博明のレビュー一覧
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ネタバレやりたい仕事にこだわりすぎるあまり、行き詰まってしまう若者が増えている。
リクルートなどに代表される新卒就職支援活動を行っている会社、世の中の人材紹介会社はもしかしたら、それを促して暴利をむさぼっているのかもしれない。
もちろん、人によれば今までの人生を振り返って自分の使命を見つけ、それを仕事にできる人がいるのかもしれない。しかしほとんどの人はそうではない。夢や目標を持たない人、夢や目標がまだ見つかっていない人、夢や目標にまでは届いていない思いを抱いている人。そのような人たちに「やりたい仕事」を無理矢理考えさせても、逆に辛い思いをさせてしまうだけである。
筆者は、とりあえず挑戦をしてみる -
Posted by ブクログ
自己愛が過剰な人たちの病理について。
この著者はうちの職場の人なのか!と思うくらい、うちの職場にいる人の特徴を言い当てていてびっくりした。
ということは、こういう自己愛が過剰で困ったことになる人はいっぱいいるのかと思うと頭が痛い。
自己愛が過剰になる人というのは、両親の愛し方が過剰か少ないかということが多いとか、ゲームやりすぎると自己万能感が高まって自己愛過剰になるとかいうあたりはちょっと偏ってるかなーと思った。
この本の良いところは、最後に自己愛をうまく活かして生きる方法を書いてあったところ。自己愛+努力は最高のエネルギー、らしい。
スティーブ・ジョブズが自己愛性人格障害だったというのは -
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて購入。
コンプレックスからくる防衛の方法の一つかな~とも思える。
空気を読んだり、コミュニケーションの方法の変化とかいろいろと面倒な時代になったあたりから、「上から目線」が出てきたようにも思う。
p204に、“今では、どこの大学でも、成績表を学生本人だけでなく、保護者にも送付する。”と書かれていたが、確かに(苦笑)。
最初に入った大学では、自分しか成績内容は分からなくて済んだのに、30過ぎて編入した大学では、成績表を実家の親宛てに送ってきた。この年になって親に成績を知らされるとは思っていなかっただけに、笑うしかなかった思い出がある。
心理学の側面で書かれており、文章も読 -
Posted by ブクログ
タイトルそのままの内容です。「やりたい仕事」病。
就活中の今、ちょうど「もう「やりたい仕事」とかうんざりだよ」と思っていたので、書店で見つけたときは「これだ!」と手に取った。
通して読んでみたけど、なんかもにょる。なんでだ…
やりたい仕事にこだわることが、仕事のパフォーマンスを低下させる、という本旨には同意した。その通りだと思う。
でも、不確実な社会を生き残るための心理的スキル(?)、いくつか挙げられてたんだが、それにどうも拒否反応を起こしてしまった。
行動力があること、粘り強く諦めないこと、楽観的であること…
抑うつ傾向のある自分としては、それができないから困ってるんだよ、といった感じであ