あらすじ
理解できない部下の行動の裏にある心理が手に取るようにわかる
いつの世も言われる「最近の若者は・・・」という言い回し。
生まれ育った時代背景が違うだけでこうも違うものなのかと嘆く人も多いはずです。
「気遣いは 昔上司に 今部下に」
というサラリーマン川柳が話題になったように、
とくに会社における上司-部下の関係においてはお互いの認識のズレは大きく、
仕事の業務よりも人付き合いに疲弊している職場を多く見かけます。
この本は、上司-部下間のお互いの認識のズレが起きたとき、
お互いが何を考え、なぜすれ違ってしまうのか、どう対応すればわかってもらえるのかを、
心理学の視点から説いています。
心理的な負担が大きい“人の問題”がクリアになり、結果を出すことだけに集中したい方、ぜひご一読ください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
生きるため、欲しいものを買うためにどんな叱責にも耐え働き続けてきた上司と、小さな頃からキャリアデザインを意識し、やりたい仕事を一生懸命探し、自己主張する事を良しとされてきた部下。環境、価値観が異なることによるギャップをどう上司側が埋めるかを記した書籍。
上司が困ることは、ある程度予測がつくものではあったが、読んで改めて、上司の本当に求めていることを汲み取って働こうと感じた。しかし、鵜呑みにはできない点もある。定時で帰ることに関しても、仕事を終えられていない人が普段どれだけの熱量でもって仕事に臨んでいるかも考慮するべきだと考える。また、人の仕事に気を回し過ぎて、残業する雰囲気を作ってしまっては本末転倒であると考える。いずれにしても、自分の中でバランス・軸を持ち、仕事に臨む事、流されない事が重要であると感じた。