榎本博明のレビュー一覧

  • 自己実現という罠

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    本書は、現代日本の問題である「やりがいの搾取」について書かれたものである。

    このやりがいの搾取は、学校の教員が顕著な例ではないだろうか。「熱意のある先生」「生徒思いの先生」「生徒第一の先生」を求めている一方で、労働に見合うだけの給料が支払われない。
    正しくやりがい、熱意の搾取である。

    筆者の主張は、単に「仕事にやりがいを求めすぎるな」という浅いものにとどまらない。

    「やりがい」だけで働かせようとする社会に騙されてはいけない、そして、「自分の成長のため」と、薄給で過重労働をする末路が過労死や過労自殺であるという若者への警鐘なのである。

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    2020年02月07日
  • 50歳からのむなしさの心理学

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    この1、2年自分を苦しめていたものの正体が何となくわかったように思う。だからといって悩みが解決するわけではないのだが、自分が苦しんでいることには意味があるのだと分かって少し気が楽になった。

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    2020年01月19日
  • 近しい相手ほど許せないのはなぜか

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    ネタバレ

    心の中に溜まり続けていた許せないという感情が私を苦しめていることを感じていたので、ちょうど良いタイトルだと思い読んでみたら、とても参考になりました。
    何か怒りの感情が湧いたとき、相手の立場に立ってみること、自分は自分、相手は相手という考えがあるということ、一度冷静になる自分が必要だと感じたし、近しい相手にこそ愛を持って許したいと思えました。
    父性本能と母性本能についての深掘りした内容とその宗教的な歴史も面白く拝見させて貰えました。
    ただ、アンケート結果から許せない人が多いのは女性だと考えるのはやや安易だったり、歴史の深掘りが多すぎて、本当に許せない相手に対しての感情を読んで解決できるとは言い切

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    2019年11月21日
  • 正しさをゴリ押しする人

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    某評論家や某論客に対しての意見かな?と邪推してしまう。とは言え、自分にも当てはまる事もあり、これは気をつけねばと感じた。白か黒か、右か左かで物事を考えると行き着く先は「間違いは許されない」となり得る。
    本によれば正しさをゴリ押しする人とは、欲求不満でストレスが多く、自己肯定感の低い人。且つ、承認欲求が満たされない人。

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    2019年09月30日
  • 「上から目線」の構造

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    いわゆる心理学の本。「上から目線」というキーワードを軸に、外国人にはあまりない日本人独特の「甘え」、「父性と母性」あたりから、現代の日本人の特徴を分析。
    今までいろんな学者が研究してきていることなので、目新しさはないが、上から目線を気にする若者が多くなったことから話題を膨らませている。
    データやアンケートに基づいたものではなく、あくまで著者の主観によるところが多いのが残念なところ。
    子供が遊べる広場が都会では減ってしまったこと(遊びの中で上の子の言う事をきく、下の子の面倒をみる)、大学側の学生に対するお客様扱い等を例に出し、コミュニケーション不全の若者が増加することへの懸念を述べられている。

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    2019年09月23日
  • 「やりたい仕事」病

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    カオスセオリー ・・・ブライトとプライヤー
    The chaos theory of careers

    P177 クランボルツの計画された偶発性理論
    開発すべきスキル
    ・好奇心
    ・粘り強さ
    ・柔軟性
    ・楽観性
    ・冒険心

    ジェラット 積極的不確実性理論

    やりたいこと志向からの脱却

    キャリアデザインという発想からの解放

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    2019年09月23日
  • ビジネス心理学 100本ノック

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    心理学博士である著者がビジネスや人付き合いにおける行動の数々を心理学の観点から解説した一冊。

    組織運営やマーケティングの施策や会議時の発言などを心理学の観点から改善策が書かれており勉強になりました。
    そして、本書を読んで自分をコントロールすることや組織と上手く立ち回る方法を学ぶことが出来ました。
    また、慮ることからくる甘えの心理や言語構造からくる初対面の人との社交性や間人主義と個人主義の違いなど日本人の特性からくるものもあることも知ることが出来ました。

    そんな本書の中でも説得の方法に一面的と両面的の手法を相手によって使い分けることや日本人は人間関係も大いに仕事に影響を与えることなどは印象に

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    2019年07月21日
  • 「おもてなし」という残酷社会

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    日本のような「間柄の文化」特有の「お互い様」の精神の心地よさは、おもてなしが根づいていない「自己中心文化」に発する顧客満足度優先では崩れてしまうと指摘。

    覚書
    社会心理学 井川純一らのバーンアウト傾向の職種比較(2013年)600の精神科病院対象に実施
    医療事務従事者、精神保健福祉士、看護師がバーンアウト度高く、医師、作業療法士、薬剤師がバーンアウト度が低いという結果。
    看護師の感情労働測定尺度ELIN 片山由加里 
    看護師の感情労働を探索的理解 表層適応 表出抑制 ケアの表現 深層適応の5つの因子でとらえる

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    2019年01月05日
  • 自己実現という罠

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    なかなか面白かったです。
    「やりたいこと探し」の若者をディスるのではなく、「仕事で自己実現、なんて無理しなくてもいいでしょ」ということ。あと、それ(仕事で自己実現)を悪用する風潮・理論について述べられています。
    自分のところの若者がそういう思いでいたら、読んでみてもらってもいいかも、と思いました。

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    2018年07月19日
  • 「忖度」の構造 空気を読みすぎる部下、責任を取らない上司

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    意外におもしろかった☆


    権力を持つ側が圧力をかけなくても、権力を恐れる側が自己規制したり、権力側に有利になるように物事を進めたりすること。これが「忖度」

    忖度の結果、まずい事態が生じたとしても、権力側が何かを依頼した事実はないため、言外の意図を勝手に汲み取って動いた側が悪いということになる。

    日本人は、察する力、コンテクスト度が高いため、このようなことが起こる。

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    2018年01月31日
  • 「自分のすごさ」を匂わせてくる人

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    ちょうど自分の気になっていることやもやっとしているところを指摘していて、わかる!こういう人たくさんいる!って思いながら読みました。どうして匂わせてしまうのかその心理が書いてあったり、匂わせに敏感すぎる人もいるって書いてあってなるほど、と思うところもたくさんありました。自分もやってるかもしれないな〜と思うこともあったし、うまくスルーする技も書かれていたのでこれからも適度な距離感でSNSを使っていきたいと思いました。

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    2017年10月05日
  • 「すみません」の国

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    実は欧米のほうが 「タテマエ」の世界 建前を前に押し出して相手を説得していく 日本のほうがタテマエの謝罪に否定的で 具体例が多くて分かりやすい

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    2017年07月19日
  • 仕事でチャンスに強い人は、レジリエンスを高めている

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    本を読むとレジリエンスが強い人だらけのようだけど、多くの人が、素晴らしい仕事が出来ているわけではないはず。適当に受け流している人が多く。突き詰めれば詰めるほど、真面目に考え、やればやるほど限界になる人もいる。

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    2017年05月07日
  • ほめると子どもはダメになる

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    最近はマスコミでも騒がなくなったが、叱らない、褒めろ!が合い言葉である。騒がないというのか当たり前になったのだろうか。尾木ママを中心にこの子育てが大流行であるが、はやればアンチもあるはずで、タイミング的には出てきておかしくないときだった。
    内容は、確かに、、、と思うが、教育や子育ては科学ではないため、自分の心情や感覚でものが言えてしまって、相手の意見を論理的に否定することが不可能であるので、評価が難しい。最近の若者がおかしくなったのは褒めて育てたからだという論調であるが、若者にインタビューをしているわけでもなく、結局外から「〜だろう」とかってな推察をしているだけである。
    私は教育学は学問ではな

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    2017年04月11日
  • 〈自分らしさ〉って何だろう ――自分と向き合う心理学

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    自分の年齢を考えれば、今さら~なのだが、読んでみた。
    自分をきちんと見つめてこなかったなぁ、と改めて思う。

    日本人のコミュニケーションと欧米人のコミュニケーションの違いに納得。

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    2017年02月20日
  • 「正論バカ」が職場をダメにする

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    特定の人を思い浮かべつつ読んだ。率直に言って面倒臭い。自分もロジカルだけでは人は動かせないことは理解しているつもりだが、相手があまりにも理不尽な動きをしてくると、さすがにイライラが抑えられなくなってくる。
    しかし、辛抱強くやるしかないのが現実。本当にキツイ。

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    2016年12月18日
  • 病的に自分が好きな人

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    自嘲的なことを言っては、否定して欲しいだけ。まさにこれは自分のこと。なんか、ヒドイ人の話を読んで、自分はそうじゃないから大丈夫って安心するために読み始めたのに、ドンピシャでまいった。
    そう言われてみると、周りにも随分と迷惑をかけて来たような気がする。明日から気をつける。

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    2016年12月18日
  • ほめると子どもはダメになる

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    ネタバレ

    タイトルがとても刺激的なのは新書のご愛嬌ということで。
    実際には褒めるとと子どもがダメになるなんてこの著者は全く言っていません。

    欧米のように幼い時から子どもを自立した独りの人間として尊重しており
    厳しく指導している文化の中で推奨される褒めて育てる育て方を
    日本のように親子の関係が密接な文化の中でただ真似して褒めて育てても
    子どもはダメになりますよということを言っている本です。

    あるテストを行った後に褒めたグループと何も言わなかったグループでの
    その後の行動の違いなど実験を通した裏づけを元に客観的に述べているので
    説得力があります。

    自身4人の子どもを育ててきて同じ親から産まれても個性が

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    2016年10月15日
  • ほめると子どもはダメになる

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    褒めても自己肯定感は育たない、欧米と日本の親子の距離感と褒め方叱り方の関係などを、資料をもとに書いている。「親や先生は怒らない方が楽だから褒めて育てようとする」という文章が耳に痛い。だからと言って、褒めるのは意味がないというわけではなく、どう褒めればいいかについても触れていることは好感が持てる。

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    2016年01月08日
  • 人づき合いが楽になる20のコツ

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    職場やプライベートでのコミュニケーションの取り方について心理学の観点から解説した一冊。

    読んでいて、モデルケースがなんとも対応に困るものばかりであり得るケースであると感じたのともに、そのような行動をとる人の真相心理や対処法も書かれていて非常に勉強になりました。

    今では付かず離れずという絶妙な距離感での付き合いというのが職場やプライベートでは求められていることを感じるとともにネットやスマホの普及で非対面のコミュニケーションが増える一方で従来の対面的コミュニケーションに慣れた世代が今の若者とのやり取りに苦労している現状も読んでいて感じました。

    本書を読んで、モデルケースを反面教師として注意し

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    2015年11月03日