【感想・ネタバレ】正しさをゴリ押しする人のレビュー

あらすじ

一見、正しいことを主張しているようでありながら、強烈な攻撃性を感じさせる人。「正義の人」と「危ない人」の境目はどこにあるのだろうか。「歪んだ正義感」を振りかざしてしまう人たちの特徴と心理を考える。

序章 「正義の人」か、「危ない人」か?
第1章 「正しさ」をめぐる攻防がややこしいのはなぜか?
第2章 なぜそこまで「自分の正しさ」を信じ込めるのか?
第3章 「正しさ」をゴリ押しする行動の背景にある心理とは?
第4章 正義感をあざ笑う時代の空気
第5章 「正しさ」をゴリ押しする「危ない人」にみられる特徴
第6章 「正義の人」が「危ない人」に変わる瞬間

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Posted by ブクログ

 4年前の自分にこれを読め、と勧めてあげたい。前職のパワハラ社長に当てはまり過ぎていて、彼の考え方や行動原理を知りたかったのだが、本書にすべて書かれていた。確かに「俺は正義のヒーロー」ってよく言ってたな。認知的複雑性が乏しかったのか。
 とはいえ、私自身も日頃些細なことでイライラしてしまったり、欲求不満を子どもに強く当たることで発散してしまっていたりと、当てはまることもあったので気をつけよう。絶対的に正しいことなんてこの世にはない、という考えを持ち続けること。

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2022年07月02日

Posted by ブクログ

某評論家や某論客に対しての意見かな?と邪推してしまう。とは言え、自分にも当てはまる事もあり、これは気をつけねばと感じた。白か黒か、右か左かで物事を考えると行き着く先は「間違いは許されない」となり得る。
本によれば正しさをゴリ押しする人とは、欲求不満でストレスが多く、自己肯定感の低い人。且つ、承認欲求が満たされない人。

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2019年09月30日

Posted by ブクログ

これは本当に気を付けよう。
客観視出来ていると驕らない。

p43.立場が違えばものごとを見る構図が異なるため、こちらの理屈は向こうには通じない

正しさをゴリ押しする人は認知的複雑性が低い。→違う見方もあるかもしれないと立ち止まる。
人それぞれに性格も違えば生い立ちも違う。

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2024年09月01日

Posted by ブクログ

自分は正義の味方のつもりでも、周りから見るとオカシイ人の事が書いてありました。認知的複雑性の乏しい人。物事を多面的に見れない人。十人十色でみをなそれぞれの考えがあるっていうのがからない人。

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2020年07月31日

Posted by ブクログ

正義とか公平とか平等とか、盲信してはいけない。
臨機応変さやゆとりが大事だなー。

自らの態度を振り返り気をつける良い機会となりました。

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2019年01月25日

Posted by ブクログ

平等には2つの考え方がある。古代ギリシャ時代から。
プラトン=「不等なるものにそれぞれその本性に応じて与えられる平等」こそが正義だが、内紛を避け大衆の不満を和らげるため、無差別の平等を用いなければならないこともある。」

ネット空間がもたらす幻想的万能感が正義感を煽る。

人間の隠れた甘えを察知しない西洋文化。
共感性が乏しい。
熟慮しないからこそ自信満々になれる=ヒューリスティック思考。労力節約のために安易な判断に頼る。

認知的複雑性が乏しい=多面的に見ることができない。補遺人と悪い人、味方と敵、に二分する傾向。

欲求不満攻撃仮説
社会的欲求不満から。
日本的甘えからくる欲求不満から。

ひがむ、ふてくされる、ひねくれる、は同じ根。

肉体労働、頭脳労働、のほかに感情労働がある。

劣等コンプレックスの変種としてメサイアコンプレックス。正義ぶるのは、劣等コンプレックスの一種。

シャーデンフロイデ=人の不幸は蜜の味=妬みが原因。

正しくやる、よりうまくやる、ことを重きをおく社会。
グローバル化が倫理感を壊した。
「菊と刀」=偽りなく利潤追求しても社会には認められない、とは違う世界観が支配し始めた。

正しさを主張する人の足を引っ張る。
自分の価値観を押し付ける=認知的複雑性が低い=セルフモニタリングが上手くできない=自己愛パーソナリティが強い

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2017年12月03日

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