【感想・ネタバレ】自己実現という罠のレビュー

あらすじ

「仕事で自己実現しよう!」など、内発的動機づけといった心理学の概念を悪用して、従業員を酷使する事例が後を絶たない。では、個人は悪徳経営者からどう身を守ればいいのか?

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Posted by ブクログ

大学などで行われているキャリア教育の中で、好きな事を探し、やりたいことを仕事にしよう、仕事で自己実現しよう、と伝えているが、その弊害について、警鐘を鳴らしている。
自分もリーダーシップ開発プログラムの中で、やりたいことは?何を実現するのか?と考えることもあったが、それは経営側がやりがいを(意図的かそうでないかは別として)悪用し、会社に都合の良い社員の育成ともいえるのだな、と思えました。
また、一方で自分も周囲に対して、同様のやりがいの強要をしていないか?を振り返り、行動をしなければならないなと感じました。

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2020年03月17日

Posted by ブクログ

本書は、現代日本の問題である「やりがいの搾取」について書かれたものである。

このやりがいの搾取は、学校の教員が顕著な例ではないだろうか。「熱意のある先生」「生徒思いの先生」「生徒第一の先生」を求めている一方で、労働に見合うだけの給料が支払われない。
正しくやりがい、熱意の搾取である。

筆者の主張は、単に「仕事にやりがいを求めすぎるな」という浅いものにとどまらない。

「やりがい」だけで働かせようとする社会に騙されてはいけない、そして、「自分の成長のため」と、薄給で過重労働をする末路が過労死や過労自殺であるという若者への警鐘なのである。

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2020年02月07日

Posted by ブクログ

なかなか面白かったです。
「やりたいこと探し」の若者をディスるのではなく、「仕事で自己実現、なんて無理しなくてもいいでしょ」ということ。あと、それ(仕事で自己実現)を悪用する風潮・理論について述べられています。
自分のところの若者がそういう思いでいたら、読んでみてもらってもいいかも、と思いました。

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2018年07月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

メモしたいと思ったところ
・欧米の「自己中心の文化」、日本の「間柄の文化」。
間柄の文化でCS(顧客満足)の指標を取り入れると、際限なくサービスが過剰になっていく。
=>CSなど欧米のやり方を、そのまま日本に輸入するの、いい加減やめませんかね。
・できることや経験を増やしていくとやりたいことがみつかるかもしれない。やりたいことがないと焦るより、できることを着実に増やしていき、やりたいことが見つかればよい。やりたいことを無理に探さなくてよい。

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2019年03月23日

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