榎本博明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分はそもそも、就職活動の時に、「本当に自分が好きなことは何か?使命は何かを考えて、その仕事につかないと、定年したときに、「自分はこの人生、何をやってきたのか」と後悔することになる。」と言われて仕事を探してきたし、今までその姿勢で今後のことを考えた仕事をしてきたつもりだった。
しかしそれでは、ちょっと考えただけでもわかる話なのだが、上記に完全一致しないと仕事はできないのかor充実した人生が送れないというかというと全くそうではないし、むしろ当初描いたキャリア像など、これだけ世界が激変する中では何も意味も持たないことを肌で実感してくる。
そういうジレンマの中で出会ったのがこの本。
仕事とは、自分のしたいことを好き勝手にするのが仕事ではなく、他者や世の中が自分に与えてくれる、必要な役割を果たせて初めて仕事となり、その目先の課題をひとつひとつこなすことで新たな(思いもしなかった)未来が切り開かれるという、ごくごく自然な話。でも、そうはっきり言ってくれることが自分にとっては非常に新鮮だった。
先の先入観があったので、そのような考えに至ることは「組織に呑まれ、負けやあきらめを認めること」という幼稚な思い込みがあったから・・・。
今やっている経理の仕事を、学生時代に望んだかといえば全くそうではなく、でも、今ではそれなりに成果も未来も見えてきている。そして10年後を考えれば、自分は経理以外の仕事をしている可能性は十分にある。
人と人との偶然のつがなりを大切にし、新たな機会を広げるため、行動力を通してチャンスの分母を大きくしていく。そのプロセスで毎日直面する大事小事を一生懸命こなしていく。そうやって、縁あって得た仕事を好きになっていく。
あえて未来を予測せず、予期しない出来事や不確実であることを楽しみ、ワクワクする心を養い、逆境や、悪い事態に直面しても、後悔や不運を恨む心を持つのではなく、次に活かし、鍛える好機と前向きに捉え、自分の人間としての幅を広げるチャンスと考える。
36歳を目の前にして、良い本に出会えたと思います。感謝。 -
Posted by ブクログ
確か、日経プレミアPLUSに著者の特集ページがあって、面白いなと感じて読んだのが本書。
やりたい仕事をしなければならない、という固定観念にとらわれることに注意を喚起している本。
「ほんとうに大切なのは、『今、ここ』に集中して全力を尽くすこと。
それによって能力開発が進み、成果が上がるだけでなく、自分自身の思いがけない能力や適性を発見することになる」(p.207)
私自身はのやりたい仕事なんてのは正直なところわからない。
できるかどうかもやってみないとわからない。
とりあえず、先のことばかり考えるのは、一旦中止して、今の仕事に集中することが第一歩なのだと思った。
もちろん、会社の100%言いなりにはなりたくないが。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの著者の言っていることは正しいと思う。
まず、「好きな仕事ややりたい仕事とは、探すものではない」。
うーん。確かにその通りなんだよな。
周りを見ていてこれがやりたいこと!って仕事をしている人は学生のころから何かしら取り組んでいる。それに比べて僕の場合は、今の仕事も就活中に出会って決めた仕事。大学3年までこの業種につくとは露知らず。
で、転職とか僕がやるべき仕事はなんだろなんて探している自分がここにいる。
まあキャリアデザインを考えて、ずっと考えて、見つからないなあって悪循環を生んでいることは自分でもわかっているので、やっぱり今の仕事に没頭することが一番必要なんですよ。
でも目標を立ててそれに向かって頑張ることは今までのスタイルなのでそこは脱却できず、この本の内容も考慮して1年先の目標だけは立てて、仕事に没頭しようと思う。 -
Posted by ブクログ
こんなにわたしが思ってたもやもやをある意味形にしてくれている本があるなんて!!!と驚きと尊敬の気持ちでいっぱいです。
未来のこと、先のことばかりにとらわれて今に一生懸命になりきれてない現状、多々見受けます。
先のことを考えるな!っていうわけじゃなくて、重要性はわかった上で、落とし穴もあるからそれじゃなきゃだめなんだーーー!って片方の考え方だけに流されない方がいいね、ていうのがざっくりした感想です。
就職活動中なのですが、読み返し読み返し、いまをいきていきたいな、と思いました。
とってもよい視点!今の自分に都合のいい言葉だからかもしれませんが。。
榎本さんありがとうございました! -
Posted by ブクログ
日本社会は「ホンネ」と「タテマエ」の二重構造でできており、この構造を理解していないと、コミュニケーションに支障をきたすという話。海外との比較で、この手の二重構造は悪く言われることが多いけれども、社会から争いを減らす意味で、むしろ上手く機能している側面を特に強調している。また、近年の日本では、タテマエを軽んじる風潮から社会がギスギスしている面が見受けられるとしつつ、現代の若者も、ホンネとタテマエの狭間で細心の注意を払いながらコミュニケーションをしている実態を明らかにしている。
私も、人の発言において、言外の意図や真意を読み取るのは非常に苦手だし、逆に自分が話す場面でも、どこまでの範囲を、どの程度まで正直に話していいのか今でも基準を測りかねているので、コミュニケーションは大の苦手である。特に、事前に準備ができないような突発的な場面では、コミュニケーションを上手くこなすことはまずできない。自分が責任を持てないことについて言質を取られるわけにはいかないし…。どうしてこんなに悩まなくてはいけないのか、背後にある社会構造を本書が明快に示してくれた意義は、私にとって非常に大きい。これからもバイブルとして時折り参照したい本。 -
Posted by ブクログ
自己肯定感。
自分自身のテーマのように感じていたこともあり、本屋でタイトルに惹かれ、購入。呪縛、という言葉にものすごくしっくりくるものがあった。
読み進めていくうちに、自分の中の常識が覆されていく感覚があって。この瞬間があるからやっぱり読書は楽しい?
なるほどなと思ったのは
文化や遺伝的にも自己肯定感は違ってくること
だからそもそも、自己肯定感は人によって定義が違うということ
自己肯定感を、人類が生き延びてきた経緯から解説しているので、そもそも自己肯定感ってなに?というところから理解ができる
不安になったり、正確さを求める真面目な日本人は自己肯定感が低くなりがちだけど
それはものごとと真摯に向き合い、ありのままを受け入れているということ。日本の職人さんがいい例で、あんなに繊細で丁寧に物作りができるのはそうした気質があるからこそなんだと。
不安になったり落ち込んだりすることよりも大切なことは、そこから折れてしまうのか、今よりよりよくしようと高みを目指して頑張れるのかということ。
だから、自己肯定感が低いから自分はだめなんだと落ち込む必要はなくて、むしろ向上心があって素晴らしいということ
そして自己肯定感は、自分を高めていくうちに自然と高まっていくものなんだということ。
私もなかなか今の自分に満足できなくて
いつになったら満足できるんだろうと思って落ち込むことも多かったけど、落ち込む必要はなかったんだなと
でも、いつまでも自己否定しているのはきっと違くて。ありのままを受け入れつつ、さらに成長していく気持ちでいることがベストなのかな
自己肯定感の低さをうまく活用できる人になれたらいいな。
-自分の現状に『このままではダメだ』と思い、もがき苦しみながら自分の道をみつけ、軌道修正する。しばらくすると、また『このままではいけない』という心の声が聴こえてきて、再度もがき苦しみながら自分の道をみつけ、軌道修正する。そうしたことの繰り返しが『自分の人生』を歩むということではないでしょうか。(本文より抜粋)