榎本博明のレビュー一覧

  • 「おもてなし」という残酷社会

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    昨今のヤマト運輸など、サービスが過剰かつ、それにのっかった「お客様意識」に警笛を鳴らす。
    「お互い様」を忘れてはならない、忘れるくらい追い詰められている状況を何とかしないといけない、というのはすごく共感できます。

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    2017年04月29日
  • 「俺は聞いてない!」と怒りだす人たち

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    日本人独特の「場」を大切にするという人間関係の在り方(=中枢にいる本当の意味の権力者はいない。日本人のトップというのは権力者ではなくて配下の気持ちをまとめる調整者。心理学者の河合隼雄氏は「中空構造」といっている)によって文化が成り立っているために、日本では欧米と違って個人に明確な業務の境界がひかれていない(職場によって助け助けられながら仕事をまわす)、能力な突出した人にもダメな人にも一定範囲で点数をつける人事評価、根回しという文化、コンプラ通報者などいちど職場仲間を非難するような行動をするとメンバーからのけ者にされてコンプラ通報者のほうこそが苦難に陥る構造、物事の正当性よりは名誉を守るほうが大

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    2017年03月06日
  • 「正論バカ」が職場をダメにする

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    この本の書いてあることを鵜呑みにしてはいけないが、参考にすべきことは多い。

    大切なことは、相手にとって快適な存在になること。
    当たり前だけど、難しいだけに、気をつけなくてはならないこと。この本はそれを教えてくれます。

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    2016年09月12日
  • ほめると子どもはダメになる

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    自分勝手な主張をし傷つきやすい。社会化されていない。そんな生徒が増えた学校の現実からみて、至極真っ当な主張の本でした。「褒めて育てる」一辺倒への警鐘、そうなってしまった原因(日本と欧米の文化背景の違い)
    などは、
    なるほど!と感じました。

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    2016年02月10日
  • 〈自分らしさ〉って何だろう ――自分と向き合う心理学

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    私にとっては 面白い本でした。今まで悩んでいた事、人生の中でぶつかる難問、自分が嫌だーって思って悩んでいた事。この本に出会えて良かったと思いました。ヒントがたくさん詰まっていて、日本人の特徴なんだ!って、すーっと頭に入ってくる本でした。また時折読みたいほんです。

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    2016年01月18日
  • 薄っぺらいのに自信満々な人

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    認知的複雑性:多面的にみることができるか?
    一面的説得法と両面的説得法は使い分ける

    京セラ稲盛氏
    楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する
    ポジティブ思考とネガティブ思考を切り替えるか、人材をうまく配置すること

    できるアピールのつもりが痛い人アピールになってしまう皮肉
    できる人は上方比較、できない人は下方比較

    嫌われることを恐れて崩壊する上司アイデンティティと親アイデンティティ
    仕事の進捗確認で余計な説明をする部下は評価不安がつよい

    物事を複眼的にみることが、視野を広げ、自分の世界を豊かにしていくことができる

    できる人間は、人からの評価でなく、自分なりに納得のいく評価基準をも

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    2015年09月22日
  • 「上から目線」の構造

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    この本で描かれている日本人の精神構造を知ることは、現代日本社会の病巣を考える上で非常に有用である。現代日本人の精神構造を身近な例を挙げながら心理学的見地で解剖した本書は非常に実務的な本であるといえます。本書を読んで私はいろいろと思い当たること、そして自身反省しなくては!ということが多々ありました。

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    2015年09月13日
  • 論理的に説得する技術 相手を意のままに操る極意

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    イラストたくさんで、非常に分かりやすかった。

    特に人間の心は、感情で動くの章が非常に共感するポイントが多かった。

    例えば、
    1.理屈を通すにも気持ちのケアが大事
    嫌味な言い方で理屈を通すのは…
    2.間柄によって通る・通らないがあきまる
    日本人のリーダーは、明確な主張をせず、責任の所在を曖昧にするタイプが多い
    3.雑談で共通の「土俵」を作る
    出身地、出身校、趣味などなんでもいい
    4.共通点を強調する
    5.説得は、共同作業と心得る
    一方的に主張せず、意見を求め、話に巻き込む
    6.相手に出来るだけしゃべらせる
    傾聴は話し手の説得力を増す
    7.相手の状況・都合に配慮する
    自分の都合で話さない
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    2014年10月09日
  • ゆるく生きたい若者たち 彼らはなぜ本気になれないのか?

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    突き刺さりました。
    当てはまりまくりです。
    ゆるく生きたいし、ゴールが見えないのです。
    これからの日本はダメになると言われ続けたらやる気も起きない。
    だからこそ、目の前の仕事を一所懸命頑張る。
    そこから見えてくるものがあるのかもしれません。
    わたしのような、ゆるく生きたいと思っている人にも、ぜひ読んで欲しいです。

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    2014年07月25日
  • 病的に自分が好きな人

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    本質的な心理学の本。

    人は誰もが、「自分は特別な存在」だと思っており、その中でうまくバランスを取って生きていくべきだ。

    ネットの発達により、多くの人が自己愛過剰になりがち。

    自己を愛するということは、他者を愛することにつながる。


    就活で考えていたこととドンピシャだったので面白かった。

    心理的負債、正(負)の理想自己(なりたい、なりたくない自己像のこと)などの心理学用語も満載。

    就活初めの人に読んで欲しい!

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    2014年03月27日
  • 病的に自分が好きな人

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    自分が、自分が、の檻から抜け出したいです。
    人は愛情が不足すると、自分で自分を過剰に愛してしまう。
    相手の視点でみることが大切。

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    2014年01月30日
  • 「上から目線」の構造

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    抜群に面白かったです。
    最初から最後まで面白かった。
    切れ味抜群で、読んでいて最高に気持ちが良かった。

    心理学・社会学を理論をベースに書かれていると思うのだが、
    理論的な話は一切出てこないし、文体もライトなので読んでいて疲れるということがないのも嬉しい。

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    2013年11月15日
  • 「やりたい仕事」病

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    将来を考え過ぎるから、今に集中できなくなる。綿密に考えたところで、変化の速い時代では思い通りにいかなくて当然だ。ならば大切なのは、将来についてあれこれ考える以上に、今に集中し、柔軟に学び、適応することなのではないか。

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    2013年11月11日
  • 「上から目線」の構造

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    「上から目線」のみにとどまらず、様々な心の動き、あり様が分かり易く解説されている。
    周りの人達を思い浮かべたり、自分を省みたりしながら、一気に読んだ。
    納得しきり。

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    2013年10月30日
  • 「やりたい仕事」病

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     この本は学生であるならば必ず読むべし!
    そもそも、好きなことを仕事にすることと自分らしさを出すというのは幻想なのではないかと思う。取り組む前に嫌いだと思っていたが実際に取り組んでみると意外と好きなんだという発見があるのはよく聞く。自分に適しているかどうかはやってみないとわからない。10、20年後どうなるかは経ってみないとわからない。「先のことをあれこれ考えるのではなく、目の前にあるものを精一杯取り組むこと。」著者は何度も強調している。自分自身も現状に満足せずに目の前にあるものを精一杯取り組んでいきたい。

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    2013年09月09日
  • 「やりたい仕事」病

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    自分はそもそも、就職活動の時に、「本当に自分が好きなことは何か?使命は何かを考えて、その仕事につかないと、定年したときに、「自分はこの人生、何をやってきたのか」と後悔することになる。」と言われて仕事を探してきたし、今までその姿勢で今後のことを考えた仕事をしてきたつもりだった。
    しかしそれでは、ちょっと考えただけでもわかる話なのだが、上記に完全一致しないと仕事はできないのかor充実した人生が送れないというかというと全くそうではないし、むしろ当初描いたキャリア像など、これだけ世界が激変する中では何も意味も持たないことを肌で実感してくる。
    そういうジレンマの中で出会ったのがこの本。

    仕事とは、自分

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    2013年06月25日
  • 「やりたい仕事」病

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    確か、日経プレミアPLUSに著者の特集ページがあって、面白いなと感じて読んだのが本書。

    やりたい仕事をしなければならない、という固定観念にとらわれることに注意を喚起している本。

    「ほんとうに大切なのは、『今、ここ』に集中して全力を尽くすこと。
    それによって能力開発が進み、成果が上がるだけでなく、自分自身の思いがけない能力や適性を発見することになる」(p.207)

    私自身はのやりたい仕事なんてのは正直なところわからない。
    できるかどうかもやってみないとわからない。
    とりあえず、先のことばかり考えるのは、一旦中止して、今の仕事に集中することが第一歩なのだと思った。

    もちろん、会社の100%

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    2013年04月08日
  • 「やりたい仕事」病

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    ネタバレ

    この著者の言っていることは正しいと思う。
    まず、「好きな仕事ややりたい仕事とは、探すものではない」。
    うーん。確かにその通りなんだよな。
    周りを見ていてこれがやりたいこと!って仕事をしている人は学生のころから何かしら取り組んでいる。それに比べて僕の場合は、今の仕事も就活中に出会って決めた仕事。大学3年までこの業種につくとは露知らず。
    で、転職とか僕がやるべき仕事はなんだろなんて探している自分がここにいる。
    まあキャリアデザインを考えて、ずっと考えて、見つからないなあって悪循環を生んでいることは自分でもわかっているので、やっぱり今の仕事に没頭することが一番必要なんですよ。
    でも目標を立ててそれに

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    2013年02月19日
  • 「やりたい仕事」病

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    仕事は基本的に面倒くさいもので嫌なものだ。仕事にもともと面白さなどはなくいかに自分が仕事を楽しめるように工夫が必要だ。後先や未来のことを考える暇などなく今ここにある目の前の仕事をやることに意味がある。

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    2013年03月13日
  • 病的に自分が好きな人

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    従来のうつ病は生真面目で責任感が強く、物事がうまくいかなかったり、問題が生じると一生懸命になりそれでもうまくいかないと自分を攻めるタイプが多かった。ところが最近では責任感に欠け思い通りにならないと逃げだし、人のせいにして投げ出す人の場合が多い。これを新型うつ病と言う。

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    2013年03月13日