榎本博明のレビュー一覧
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日本人独特の「場」を大切にするという人間関係の在り方(=中枢にいる本当の意味の権力者はいない。日本人のトップというのは権力者ではなくて配下の気持ちをまとめる調整者。心理学者の河合隼雄氏は「中空構造」といっている)によって文化が成り立っているために、日本では欧米と違って個人に明確な業務の境界がひかれていない(職場によって助け助けられながら仕事をまわす)、能力な突出した人にもダメな人にも一定範囲で点数をつける人事評価、根回しという文化、コンプラ通報者などいちど職場仲間を非難するような行動をするとメンバーからのけ者にされてコンプラ通報者のほうこそが苦難に陥る構造、物事の正当性よりは名誉を守るほうが大
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認知的複雑性:多面的にみることができるか?
一面的説得法と両面的説得法は使い分ける
京セラ稲盛氏
楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する
ポジティブ思考とネガティブ思考を切り替えるか、人材をうまく配置すること
できるアピールのつもりが痛い人アピールになってしまう皮肉
できる人は上方比較、できない人は下方比較
嫌われることを恐れて崩壊する上司アイデンティティと親アイデンティティ
仕事の進捗確認で余計な説明をする部下は評価不安がつよい
物事を複眼的にみることが、視野を広げ、自分の世界を豊かにしていくことができる
できる人間は、人からの評価でなく、自分なりに納得のいく評価基準をも -
Posted by ブクログ
イラストたくさんで、非常に分かりやすかった。
特に人間の心は、感情で動くの章が非常に共感するポイントが多かった。
例えば、
1.理屈を通すにも気持ちのケアが大事
嫌味な言い方で理屈を通すのは…
2.間柄によって通る・通らないがあきまる
日本人のリーダーは、明確な主張をせず、責任の所在を曖昧にするタイプが多い
3.雑談で共通の「土俵」を作る
出身地、出身校、趣味などなんでもいい
4.共通点を強調する
5.説得は、共同作業と心得る
一方的に主張せず、意見を求め、話に巻き込む
6.相手に出来るだけしゃべらせる
傾聴は話し手の説得力を増す
7.相手の状況・都合に配慮する
自分の都合で話さない
8. -
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自分はそもそも、就職活動の時に、「本当に自分が好きなことは何か?使命は何かを考えて、その仕事につかないと、定年したときに、「自分はこの人生、何をやってきたのか」と後悔することになる。」と言われて仕事を探してきたし、今までその姿勢で今後のことを考えた仕事をしてきたつもりだった。
しかしそれでは、ちょっと考えただけでもわかる話なのだが、上記に完全一致しないと仕事はできないのかor充実した人生が送れないというかというと全くそうではないし、むしろ当初描いたキャリア像など、これだけ世界が激変する中では何も意味も持たないことを肌で実感してくる。
そういうジレンマの中で出会ったのがこの本。
仕事とは、自分 -
Posted by ブクログ
確か、日経プレミアPLUSに著者の特集ページがあって、面白いなと感じて読んだのが本書。
やりたい仕事をしなければならない、という固定観念にとらわれることに注意を喚起している本。
「ほんとうに大切なのは、『今、ここ』に集中して全力を尽くすこと。
それによって能力開発が進み、成果が上がるだけでなく、自分自身の思いがけない能力や適性を発見することになる」(p.207)
私自身はのやりたい仕事なんてのは正直なところわからない。
できるかどうかもやってみないとわからない。
とりあえず、先のことばかり考えるのは、一旦中止して、今の仕事に集中することが第一歩なのだと思った。
もちろん、会社の100% -
Posted by ブクログ
ネタバレこの著者の言っていることは正しいと思う。
まず、「好きな仕事ややりたい仕事とは、探すものではない」。
うーん。確かにその通りなんだよな。
周りを見ていてこれがやりたいこと!って仕事をしている人は学生のころから何かしら取り組んでいる。それに比べて僕の場合は、今の仕事も就活中に出会って決めた仕事。大学3年までこの業種につくとは露知らず。
で、転職とか僕がやるべき仕事はなんだろなんて探している自分がここにいる。
まあキャリアデザインを考えて、ずっと考えて、見つからないなあって悪循環を生んでいることは自分でもわかっているので、やっぱり今の仕事に没頭することが一番必要なんですよ。
でも目標を立ててそれに