榎本博明のレビュー一覧
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子供の学力向上を願う全ての親におすすめの一冊。
著者が子供を塾や習い事に通わせるよりも、効果的な方法を提案していた。
それが「読書」。
幼少期に読書習慣を身につけるだけで、学力向上、将来の成功への可能性も広がるという。
なぜ読書が効果的で影響力を持つのか、子供が本好きになる秘訣などが詳細に解説。
読書の素晴らしさだけでなく、スマートフォンの弊害など現代の悩みにも言及されている。
とても充実した内容の実用書で、我が子にはさっそく、朝10分の読書から始めてみようと思う。
読書の素晴らしさに触れ、新たな習慣を身につけることで、家族全体の人生にポジティブな変化をもたらすことができるはず。 -
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ネタバレんな、極端な!
とツッコミを入れながら読み始めた。
めっちゃ面白い。
学校が楽しくない という子供達の声により楽しい学校づくり などということを大人が言い出す。勉強がつまらない という子どもたちの声により、楽しく学べる場にしよう などと大人が言い出し、子供達にラクをして学ぶことのできるような教材づくりや教授法が考案される。勉強するにも子どもたちを強制するのはかわいそうだから、興味のない勉強を無理やりやらせるのはやめて、できるだけ子どもたちの興味を引き出せるように心がける。
すると「興味のないことはやりたくない」「好きでもないことはやる気になれない」「楽しくないことをやらされるのはムカつく」と -
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子供に教えてあげたい事が山ほど書いてありました。先ずは自分の子供から伝えていこうと思いました。
叱られる事がない現代の子供達……忍耐力がない…今の学生や新人の子達みてるとよくわかりますね。学校の先生はほとんど強く言えない現状になっているため確かに家庭で躾やそういう事教えていく事が重要だと改めて感じました。非認知的な部分が欠落している子が多くなってますからね。
そして、メタ認知と読書の重要性。
読書が頭にとって学力や精神的にも良いことが改めてわかりました。自分含めて読書は続けていこうと思いました。
親が本読んでる姿見せないと子供は絶対読まないですからね。スマホばっか弄ってればスマホばっかいじる子 -
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子供に英語を習わせる前に読んでほしい本。
私は常々、子供に英語教育は不要だと思っていた。
英語より大切な国語力であり、それが全ての基本だと。
私がなんとなく感じていた英語教育の弊害がとてもわかりやすく記載されていた。やっぱりそうだよねと納得できる内容ばかりであった。
私の周りには、英語が元々話せて海外にいく人なんていない。
行くと決めてから勉強していた。大谷選手もそうである。
やたらとアメリカネイティブに拘る日本人、白人コンプレックスを患う日本人、英語を話せないとグローバル社会で生き残れないと思い、他の能力が何もない日本人。
英語教育を考え直してほしい。
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叱ることの意義を改めて考えさせられました。もとから「褒めてのばす」だけ、や「叱らない教育」は賛同できません。程度問題なのでしょう。そもそも意識して「褒める」のではなく、本当にいいと思ったときには自然と「褒める」でしょうし、感情論で指導をしなければ、適度に「叱る」のだと思います。教育現場に置いて、生徒に対して「愛情」も持つことができればよりよい叱り方が見えてくると思われます。ポジティブになってほしいと叱らないで育てたはずの人たちが、社会人になってちょっとした指導がはいっただけで、ネガティブになり、心が折れるというのは持っていきかたとしては成功したと言えませんね。
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2022/09/03
タイトル通りの内容で、日頃職場などで、このように感じている人に対して、どうしてそのように自分が考えるのか、何か旨い対処法はないものかと考えていた時にこの本に巡り合いました。
面倒くさいにもいくつか種類があって、この本の中でその面倒くささをさらに細かく分析してくれています。
人間には色々なタイプの人がいますが、大きくはその人の生育歴にも関わってくる部分があるため、相手を変えるより自分がその時負担の無い様に対処できるか、対処した時の負担を軽減できるかどうかが鍵になりそうです。
また、自分ももしかしたら誰かの面倒くさい人になっている可能性もあると自戒を促してくれる内容も盛り込ま -
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2022/08/27
勉強ができる子はどうしてそのようになれるのかを具体的な研究結果などをもとにして分析し、現代の子育てや、学校での子どもを取り巻く環境に警鐘を鳴らしつつ、そのようにならないためにはどうしたら良いのかを考えることができる本だと思います。
色々読んでくと、やはり幼少期に親として子どもにどのように関わっていくのがいいのか、大切なことなのかについて触れられていて、子育てをする親御さんにこそ読んでもらうべき本なんだろうと思います。
けれど、自由放任で「子どもの意思を尊重する」だとか「子どもに成功体験をさせる」などと自分のエゴを押しつけて子どもの自由な時間を奪って習い事漬けにする親とか -
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ネタバレ◯時間 12分32秒
◯目的 ゆるく生きたい若者たちにどう向き合うか
◯内容
・ほどほどの人生でいい
・本気にならない なれない
・上から目線に過剰反応
・先生の発言を上から目線とうけとる小学生
・逆 上から目線
・繊細 打たれ弱い
・傷つけたくない→傷つきたくない
ヤマアラシのジレンマ
・新型うつ
・勝ち負けのスキーマ
批判でなく理解するようにする
自分から示す(背中を見せる)
大人もがんばる 信頼関係
◯感想
時代は変わったなぁと思う。自分自身が新人だったころも「新人類」とかと言われ、考え方が違うと思われていたが。
心屋仁之助さんなら、なんて、言うのだろうなぁ
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日本の子供の自己肯定感の低さは他の諸外国に比べて低い、ということは有名な話です。
では、「叱るのをやめてもっと褒めよう」というので自己肯定感が高くなるかというと全く逆だったそうです。
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私自身最近つくづく思うことですが、
子どもが大人に対してフレンドリーなのはいいことですが、
それが行きすぎて、大人を舐めていたり、奴隷や召使のように思っている子どもがすごく増えたと感じています。
彼らは悪いことをしても大人からガツンと怒られたことがないので、
問題行動がどんどんエスカレートしていく。
そしていざ大人が怒れば酷く傷ついて虐待だ、権利の侵害などという。
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「ほめて育てる」は、厳格すぎる父系社会の -
Posted by ブクログ
最近は早期教育が盛んで、中でも「ほめて育てる」「叱らない子育て」が主流です。しかし、そうした親の熱意とは裏腹に、多くがキレやすく傷つきやすい若者に育ってしまっています。そうした現状を踏まえ、本書は、心理学者の筆者が、AI時代を生き抜くために、12歳までに身につけたい「社会で成功するための能力」について説明しています。
2000年にノーベル経済学賞を受賞したジェームス・ヘックマン氏が幼児教育の重要性を説いたことから、その重要性がますますクローズアップされています。しかし、特に重要なのは認知能力(IQ:知的な能力)ではなく、非認知能力(EQ:
忍耐力、感情コントロール力、共感性、やる気)を高めるこ