【感想・ネタバレ】勉強ができる子は何が違うのかのレビュー

あらすじ

成績の良い子は、認知能力の他に、自分をやる気にさせる力や忍耐強く物事に取り組む力や感情をコントロールする力などの、非認知能力を身につけている。さらに、自分をモニターするメタ認知能力にも長けている。実は、学力向上のコツは自分自身を客観的に認識する能力「メタ認知」にある。では、「メタ認知」はどのようにして鍛えられるのか? 勉強ができるようになるためのヒントがここに! 【目次】第一章 成績の良い子と悪い子、何が違うのか?/第二章 やる気も粘りも非認知能力しだい/第三章 自分の学習スタイルをモニターしているか?──メタ認知について/第四章 読書と学力は密接に結びついている── 読解力と認知能力について

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Posted by ブクログ

子供に教えてあげたい事が山ほど書いてありました。先ずは自分の子供から伝えていこうと思いました。
叱られる事がない現代の子供達……忍耐力がない…今の学生や新人の子達みてるとよくわかりますね。学校の先生はほとんど強く言えない現状になっているため確かに家庭で躾やそういう事教えていく事が重要だと改めて感じました。非認知的な部分が欠落している子が多くなってますからね。
そして、メタ認知と読書の重要性。
読書が頭にとって学力や精神的にも良いことが改めてわかりました。自分含めて読書は続けていこうと思いました。
親が本読んでる姿見せないと子供は絶対読まないですからね。スマホばっか弄ってればスマホばっかいじる子供になりますからねー。
気をつけなければ。

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2023年12月21日

Posted by ブクログ

知性の向上には、認知能力(従来の意味での賢さ)とは別に、非認知能力とメタ認知能力が欠かせないと書いてあった。
自分の子供を賢くしようという気持ちはなく、息子が賢くなりたいなら改めて彼が読めばよいと思うので、自分を賢くしたい。
自己分析をすると、認知能力は凡庸で、非認知能力は少し低く、メタ認知能力がとても弱い。自分を客観的にみて、弱いところを強化できるようになりたい。
・・・・
非認知能力
未熟ながらかんばっている自分を受け入れ、自分で自分を励まし、自分を向上させようとする力
マシュマロテスト:1日我慢すれば1個報酬が増えると説明したうえで、我慢できるかどうかを図る非認知能力を判断するテスト。

メタ認知能力
自分の学習状況をモニターし、まずい点があればそこを改善する
これから何を学ぶのかを意識することで理解が進む
苦手なところをはっきりさせて、時間をかけて取り組むようにする
①どのような読み方をしたら理解が進むか
②どのように覚えれば記憶が定着しやすいか
③どのようにすれば頭の中で考えを整理することができるか(ごちゃごちゃから整理した状態にする)
④どのような点に注意すればうっかりした誤答を防げるか
⑤どのようにすれば重要な概念の理解が深まるか

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2024年08月17日

Posted by ブクログ

成績の良い子は単に「頭が良い」のではなく、自分をやる気にさせる力や忍耐強く物事に取り組む力などの「非認知能力」を身につけている。さらに、自分を客観的にモニターする「メタ認知能力」にも長けている。生まれた環境や特性の違いはあるとしても、筆者によるとこれらの力はある程度後天的に伸ばせるという。そして、どちらの力も伸ばすのに最適なのは、「読書」で読解力や想像力を鍛えること。もちろん一朝一夕に効果が出るものではないだろうが、「本を読めば頭が良くなる」と言うのもあながち嘘ではないようだ。

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2024年06月02日

Posted by ブクログ

勉強ができる子は、認知能力と非認知能力とめた認知能力がある
それだけの事なのに、その例だったりを何回も繰り返し説明していて少しくどかった

それぞれの能力とその鍛え方の表を作って欲しい

自分にレジリエンスが無くて、文章から物事を読み取る能力がかけているからなのかな、、、、

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2024年03月12日

Posted by ブクログ

今時の中学生や高校生は読解力が低いというのはなんとなく感じていましたが、改めてデータで示されるとドキッとしますね。著者がご高齢のせいか、ちょっと感覚的に今の子達には受け入れられないような記述もありますが、読んでみる価値はあると思います。

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2024年01月07日

Posted by ブクログ

2024/01/01
勉強ができるようになるためにはどうしたらいいのか、というとても大きな課題について書かれた本。
結局のところメタ認知能力を高めることや、そのための幼少期からの読書経験が大切なんだと言うことをいろいろな形で言い換えながら述べられているように感じました。
内容がどうもどこかで読んだことがあるなと思ったら、この人の別の本を読んでいたのが記録に残ってました。
メタ認知能力を高めること、というのは自分もその通りだなーと感じでいますが、自分の働きかけで果たしてどうにかなるものなのだろうかとも思ってしまいます。
こういう本を読む親御さんはそもそも教育に関心があるだろうし、教育に関心がないとんでもない親御さんがいてその子どもはやっぱり勉強に向かう姿勢そのものが成ってないのは本当にその通りだとも思います。
付け焼き刃の暗記による高得点で好成績を取るのではなく、そもそも根本的な「学力」をつけることって何なんだろうということを常に考えていかなきゃいけないなと思いました。

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2024年01月01日

Posted by ブクログ

学力向上において必要な力について解説した本
同じことを何度も言い換えて述べているように感じた 一方で、用いられる具体例は学習場面におけるものが多くて、著者の意見を理解しやすく、勉強に関するアドバイスは建設的なものだった
特に、日本の若者の読解力についての説明は興味深かった

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2023年11月22日

Posted by ブクログ

 本書は、広く「非認知能力」の本と言ってよいと思います。

 著者は、「非認知能力」とは、自分をやる気にさせる力や忍耐強く物事に取り組む力、集中力、我慢する力、自分の感情をコントロールする力など、学力のような知的能力に直接含まれない能力のことである、と定義します。
 
 さらに著者は、非認知能力に加え、「メタ認知」が学習効果を大きく左右すると言い、 「メタ認知」とは、認知についての認知であると定義します。
 例えば、教科書を読みながら(認知)、自分がちゃんと理解できているかどうかをモニターする力(メタ認知)だと言います。

 最終章の第四章では、「読書と学力は密接に結びついている」とし、読書の効用を語っています。
 読書の楽しみについて、著者は以下のことを挙げています。
  ・非日常を生きられる
  ・心の友ができる
  ・現実には会えない人に会える
  ・いろいろな視点が手に入る
  
 さらに、著者は、読書が学力の基礎となるとし、読解力の危機が学力低下を招くと警鐘を鳴らし、読書が学力を高めるための強力な武器になるのは明らかだ、と言って本書を締めます。


 さて、「非認知能力」は、文部科学省の学習指導要領では「学びに向かう力・人間性等」と表現され、OECD(経済協力開発会議)では「社会情動的スキル」と呼ばれています。いずれも幼児期に育むことを期待されていますが、残念ながら、獲得の程度には個人差があります。
 
 幼児期には、「大人から無条件に愛される経験(アタッチメント)をもつこと」、「その子らしさや主体性を大切にすること」、「子供のがんばっている姿を認め、小さな成功体験をつませること」、「様々な遊びの中で好奇心を育んだり、夢中になる体験をすること」、「外遊びを通してしっかりと身体を動かしたり、自然とふれあったりすること(五感をフルに使うこと)」、「絵本の読み聞かせを通してコミュニケーションや言葉への関心を深めること」などが大切だと言われています。
 が、わたしは、思春期の子どもたちに対しても、始めるのに遅すぎることはないと信じています。

 胸襟を開いて、子どもたちを柔らかく受け入れたいですね♡


【目次】
 はじめに/

 第一章 成績の良い子と悪い子、何が違うのか?/能力が同じでも、それを活かせる子と活かせない子がいる/最近注目されている非認知能力とは?/非認知能力を高められるかどうかで将来が違ってくる/学習効果を大きく左右するメタ認知/認知能力の基礎となる語彙力と読解力/日頃から読書をしているか?/

 第二章 やる気も粘りも非認知能力しだい/目の前の欲しいものを我慢できるか?/欲求充足の先延ばしができる子の将来は?/非認知能力の基本的な要素とは?/自己コントロール力の向上が学業成績につながっていく/自己コントロール力の発達/忍耐力の乏しい子が増えている/幼稚園から小学校への移行でつまずく子が増えている/学校の先生はもはや自己コントロール力を鍛えてくれない/親も自己コントロール力を鍛えてくれない/やる気のコントロールの仕組み/ここぞというときの集中力を高める/レジリエンスを高めるように意識する/

 第三章 自分の学習スタイルをモニターしているか?──メタ認知について/勉強ができる子はメタ認知ができている/メタ認知のメカニズム/メタ認知的モニタリング能力の発達/メタ認知的コントロール能力の発達/メタ認知的知識の発達/メタ認知的モニタリングのいろいろ/理解度についてのモニタリングの様相/理解を妨げる要因のモニタリング/勉強中の自分の認知状態をモニターしつつ学び方をコントロールする/メタ認知的知識があれば効果的な学習法を取り入れられる/メタ認知的知識のいろいろ/

 第四章 読書と学力は密接に結びついている──読解力と認知能力について/読書の効用とワクワク感/非日常を生きられる/心の友ができる/現実には会えない人に会える/いろいろな視点が手に入る/読書が学力の基礎となる/読解力の危機が学力低下を招く/なぜ読書によって学力が高まるのか?/

 おわりに

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2025年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

非認知能力やメタ認知が大事、という、大人(特に教育関係者)にとっては当たり前のことを整理して書いてあるんだけど、本格的に能動的な勉強が始まる中学生によいのでは。手に取りもしなかったけど、そっと本棚に置いておく。

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2025年04月12日

Posted by ブクログ

結論、学力の高い子は本を読んでいる。
読書は良いぞと買いてる本。それをいろんな例をあげながら、読み解いてる本。

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2024年11月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

何を考えるにも、語彙力や読解力といった認知能力が必要なのである
高校時代や大学時代の読書量より、小中学校時代の読書量の方が、大学生になったときの読解力に強く関係していることを見出している。
このように読書には、認知力能力を高める効果があり、日ごろから読書をしていることが学力向上のためにも大切とわかる
メタ認知的知識があれば効果的な学習法を取りられる。
1どのような読み方をすれば理解が進むか、
2どのように覚えれば記憶が定着しやすいか、
3どのようにすればあの頭の中の考えを整理することができるか、
4どのような点に注意をすれば、うっかりしたことを防げるか。
5どのようにすれば重要な概念の理解が深まるか
6ながら学習しても大丈夫なのか

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2024年04月20日

Posted by ブクログ

勉強への意欲が高い子、成績が優秀な子は普通の子と何が違うのか? 「読書を多くしている」「粘り強く我慢できる」という半ば当たり前の内容を紹介しています。親としてこの2つをいかに伸ばしてあげられるかが大事だなと再確認できました。

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2023年12月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

うーん。この本を親が読む子でこれが効く子どれだけいるのかな。あるいは、高校生あたりを想定してるのかな。だとするとこの本を手に取るだけでもう必要なさそう。メタ認知を手に入れるのはなかなか大人でも難しいから、まあ、意味はあるか。3章から読んでもいいかもしれない。感情コントロール力が必要、はほんとにそうなんだけど、おそらくこれは諸刃の剣。

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2023年12月12日

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