榎本博明のレビュー一覧

  • 教育現場は困ってる

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    2025/07/29
    現在も改革が進む教育のあるべき方向性について警鐘を鳴らす内容の本。
    講義型の授業ではなく、アクティブラーニングという名のもとに話し合いやプレゼン、会話などと言ったコミュニケーションの側面を重視する学習が広がる中で、本当にそれで大丈夫なのかともう一度教育改革のあり方を問うている。
    この人の分析もかなり面白くて、アクティブラーニングが提唱されるようになったアメリカの教育のアプローチの仕方と!日本の教育のアプローチの仕方は国の文化的な側面から考えても合致しているとは言えないのではないかと言っている。
    話し合いやプレゼンをするにも当然前提となる知識は必要で、その知識を身につけるた

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    2025年07月30日
  • 自己肯定感は高くないとダメなのか

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    自己肯定感という言葉をもてあそんで、人の不安につけこんで金を稼ぐ自己肯定感ビジネスが流行りまくっていることに腹が立ったので読んだ
    内容については概ね同意する。でも日本の文化を協調的であること謙遜すること、そこに馴染むように生きているのだから世界から見て日本の子どもの自己肯定感が数値として低くても機にする必要はないというのは、逆に言えばそこに馴染みにくい子のことを切り捨てているような気がした
    もっとあらゆる子どもを包摂して、その前提で論じてほしかった
    とはいえ自己肯定感を高くするためにむやみやたらに褒めたりすることは逆効果だと私も思う。とにかく褒めておけばいい、という教育の仕方は結果を褒めること

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    2025年07月23日
  • 思考停止という病理

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    第一章は筆者による違和感総まとめになっていたので気になるトピックスだけ読んで、「分かるわ~」で軽く読めた。
    二章以降からは思考停止に陥る理由となる日本人特有の思いやりや忖度文化についての解説がある。そして時代が進み技術の進歩によって変化する教育現場の課題が深く、読書をして思考力や読解力を鍛えないとあっという間に資本主義社会に飲まれてしまうぞという警鐘があった。疑うことをしない人が多いなっていうのは自分もよく感じることで、毎日生きてるだけで自動的に情報が入ってくるけど、鵜呑みにしてる人ばっかりで心配になる。まさに今選挙期間中で、排外主義のデマを宣う政党とその様子を垂れ流すテレビとか。印象操作で騙

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    2025年07月19日
  • 自己肯定感は高くないとダメなのか

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    ひとまず表題の問いに関しては、理路整然としたかたちで反駁している。概要としてはウェルビーイングの定義を巡る議論などにも通ずるものがあるが、とりわけ自己肯定感の議論においては量的調査の目に付く部分を行政や教育の中でいびつな形で取り入れてしまっているのは、そもそもそれが必要なのかという疑問を持つ身からするとなんと不毛なことかと。

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    2025年07月05日
  • 絶対「謝らない人」

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    自分がどんな人間でも現状を受け入れ、
    人と比べず、
    自分だけでなく人の立場からものを考え、
    感謝と謙虚さを忘れず、
    人の言葉をよく聞き、
    ちょっと叱られたくらいではへこたれない心の強さをもち、
    自己を客観的に見て捉え、
    正しい善悪の判断力をもつ。
    サウイフモノニ
    ワタシハナリタイ

    ちゃんと謝れる人はそれができる人。
    子供の頃に大人が教えてくれる、当たり前のこと。
    だから子供は褒めて叱って育てていかなくてはならない。
    生きる希望をもてるようにするとともに、その鼻っ柱をへし折ってやらなければならない。
    大人になってからでは遅い。

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    2025年07月02日
  • 「指示通り」ができない人たち

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    この本で得たいこと・背景
    この本で得たいことは「メタ認知」と「ミスに対して指示した対応策を実践せず同じミスを繰り返す後輩への接し方」だ。

    気づき
    読み進めていくうちに、自分が後輩に対して思っていたように、上位者が自分に対して思うところが少なからずあったのでないかと省みるようになった。
    仕事外でも通ずるものがあり、コミュニケーションの本として読むにも良いと感じた。

    TODO
    自分とは別視点で物事を見られるように、読書を通じてその力を養う。
    恋人との関係で感情的にならないように、セルフトークを使う。

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    2025年06月29日
  • 自己肯定感は高くないとダメなのか

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    「自己肯定感」。最近よく聞くワードで、たしかに、高くないといけないと思い込まされている節がありますよね。本当にそうなのか?の本質に迫っていて大変参考になりました。自分にも、仕事にも、子育てにも参考にできそう。巷にあふれる自己肯定感本とは一線を画すものでとても良かったです。

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    2025年06月29日
  • 「指示通り」ができない人たち

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    メタ認知に関する章は、仕事をする上で参考になる内容だった。自分は今どんな状態か、何ができて何ができないのか、どうしたら改善できるか、自問自答して、メタ認知力をつけたい。

    読書中に思っても、いざ仕事となると全く意識できていない時が多いのがこれまで。
    普段からどう意識して実践するか自問自答する。

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    2025年06月03日
  • 教育現場は困ってる

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    概ね同意できる内容が多かったです。
    特に、知識・技能を蔑ろにして薄っぺらなグループワークをやたらとすすめるという批判は的を射ていると感じました。
    英語教育についても、日本人の長所だった読み書きの能力の衰えはまさにその通りだと思います。コミュニケーションを重視した教育をしていますが、それで果たして子ども達が実践的なコミュニケーション能力を身に付けているのかというと疑問です。

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    2025年05月17日
  • 「指示通り」ができない人たち

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    さらっと読めます。
    事例→対応方法の繰り返しで進んでおり、個別の事案に関して、ああこうすれば良いのかとふむふむとなりました。

    まー、最終章まで、読めば身の振り方がわかり、どのように振る舞い、どのように考えれば良いのかよくわかりました。

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    2025年04月29日
  • 「指示通り」ができない人たち

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    こういうのと氷河期世代とが隣り合わせなのが見えてしまうのが今のしんどいところ。棲み分けられない。ジョブ雇用になったらどうにかなるようにも見えないし。

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    2025年03月28日
  • イクメンの罠(新潮新書)

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    母性と父性。
    最近は母性的な子育てが推奨されているような風潮があるけれど、やはりそれだけでは子どもは社会に出てから苦労する。
    なぜなら社会では理不尽なことが多く、理屈だけでは説明できないことばかりだからである。
    そんなときでも、強くあり続けなければ自分を保って過ごすことができないからである。
    子どものためを思うのなら厳しくするときに躊躇していてはいけない。
    父親が父性を母親が母性をという決まりはないし、どちらの姓であっても両方の面を持ち合わせているからバランスが大事である。

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    2025年03月27日
  • 「指示通り」ができない人たち

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    ネタバレ

    自分ができないことを嘆きつつ、成長しないというのがまさに私のことを言っているのかと思った。
    反省して振り返る力が足りないのかもしれない。
    あと、人に吐き出してスッキリしてしまうことで、満足している節はある。
    自分には何が足りていなくて、どう行動すればできるようになるのかを考えながら仕事していきたい。

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    2025年02月11日
  • 「対人不安」って何だろう? ──友だちづきあいに疲れる心理

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    ネタバレ

    対人不安=「悪いこと」「直さなきゃいけないこと」
    だと思っていたけど、これを読んだ後は、
    対人不安は自分の良いところでもあると
    考えられるようになった。

    対人不安に関する説明が8割くらいな感じで、
    同じような話が繰り返しされている印象。

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    2025年01月27日
  • 「指示通り」ができない人たち

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    なんでできないんだ?!やる気がないからか?!と思ってましたが、他の人達も同じように悩んでいて安心しました!

    できない=やる気がないではなく、能力が足りない、とと置き換えて感情的にならずステップを用意しようと改めて感じました。

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    2024年12月31日
  • 学校 行きたくない

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    「無理して学校いかなくても良い」

    そう安易に対応するとどのような問題が起こり得るのか。現代の不登校がどのようなものかを解説したうえで、また、学校が、机上の勉強に限らず、やがてくる社会での、思い通りにならない他人とのコミニュケーション、苦難と折り合いをつけるための重要な訓練の場という意味もあるとする。上記のように安易に対応することで不登校が長引き、子どもが成熟しない、結果、次の引きこもり、自立しない大人となる…いう問題を危惧する。

    現代的な「甘やかし」の風潮に警戒感を抱く筆者の主張は、バランス感をもって、子どもを見守るうえで重要な考え方の一つだなと思いました。

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    2024年12月23日
  • 「指示通り」ができない人たち

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    人は論理的に、経験に沿って、よく考えて話しているとは限らない
    つまり、自分が思っているより人はバカだし、相手もそう思っている
    相手の感情を理解して、相手は何が欲しいのか想像する
    知識、事象はある
    言語化して、自分のものにしようとしていない
    自分も然りである

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    2024年12月08日
  • 学校 行きたくない

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    様々な人が編み出した「不登校の類型」など、不登校に関することが全体的に学べる。
    人によっては物足りないかもしれません。

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    2024年11月26日
  • 伸びる子どもは○○がすごい

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    能力の低い子どもは認知能力も低い(身も蓋もない…涙)
    レジリエンスを上げるためには叱ることも必要

    このシリーズ、筆者の思いが溢れてて面白いけど論旨がばらけてるとも言える。

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    2024年11月05日
  • 「指示通り」ができない人たち

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    世の中には、周りの期待通り仕事が出来ない人がいる。具体的にどう言う事が出来ないのかを多数の事例を示して説明し、何が足りないのかを説明されている。
    色んな事例を見たが、正直そんな人いるの?と言うぐらいレベルの低い事例も多数あり、世の中色んな人が居るという事実を再認識できた。
    認知能力、メタ認知能力、非認知能力のいずれかが欠けていれば残念な人になる可能性が高い。自分が残念な人認定されないよう、日々能力改善に取り組んで行きたい。

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    2024年09月22日