榎本博明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【背景】
①なぜ読むか
以前、この本の要約を読んで記憶に残っていた。
②何を得たいか
日本社会の“上っ面”な人間関係の一要因を考察するきっかけ。
③読後の目標
身近な人間関係への応用。
【著者】榎本博明
【出版社】PHP新書
【重要語句】
やさしい、厳しさ、閉塞感、友達、ほめる、タテマエ、「間柄の文化」、レジリエンス
【要約】
【メモ】
ほめる≠やさしさ
留年はかわいそうなのか
【感想】
書かれたのは2016年。現状との若干のミスマッチは否めない。むしろ、当時の状況を示す指標としては参考になると思った。
また、この本は、若者批判によりがちではある。社会人歴数年の私から言わせてもらえば、年上の管理職に対し「お前ごときが私に注意するな」と思うことは多々ある。“叱る”行為の中の優しさは、相手を育てるだけの気概がなければ成立しえない。古い表現だが、筋を通す、仁義を尽くすような人であれば叱られても良いが、責任を転嫁するような無能な管理職や上司は黙ってヘラヘラしとけ、と言わざるを得ない。ある意味で昭和的な優しさが足りないとは思う。人情が足りないというか…
本書でも使われる「やさしさ社会」を作ったのは、我々の世代だけだろうか。否、そんなことは無い。物質的な豊かさを重視し、精神的な豊かさを放棄したのはどの世代だろうか。そのような教育、社会を作ったのは誰だろうか。この著者を含めてだが、ヒトと特に自分の子供たちと、ちゃんと向き合ってきたのか。自分や今(当時)の社会ばかりを優先し、子供や未来のために本当に必要な関係を築いたのか。
現代社会では、「多様性」という言葉が多用される。みんな違ってみんないいよね的な“やさしさ”が蔓延っている。そもそも、今さらそんなことを口にするのもバカらしいし、その違いを優先して既存のシステムや文化を全てキャンセルすることは許されるのか。保守的との指摘はあるかもしれないが、それは人類が、日本人が積み上げてきた文化、ひいては人類そのものへの挑戦ではなかろうか。
私は自分の軸に沿って、優しくありたい。 -
Posted by ブクログ
1人の時間をもっと大切に有意義な
時間にしようと思った。
ケータイをいじる時間を減らし
思索にふける時間を増やそうと思った。
↪︎いざ実践してみると
仕事でやらなければいけないことが
多く出るようになった。
仕事以外の考えやアイディアも
多く出るようになった。
『無意識下で思考が熟す。』p184
今まで生きてきて何となく思っていたことが
文字化されていて、やっぱりそうだよなと
思ったと同時に、今後実践できるすごく貴重な
気づきだった。
↪︎これは『答えを急がず、かといって諦めたり
する訳ではなく心のどこかで絶えず気にしながら
待つから思考が熟す。』という意味。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ褒めて育てる、叱らない育児 が主流の昨今の日本に大切な一冊。よくぞ言ってくれた!と思う。
当たり前のことなのだが、知らなかった、という人がいるならとても理論立てて説明していて良書かと。育児中で時間がなくても読みやすい。
頑張れない、我慢できない、レジリエンスの低さ
その原因を詳しく語る
いつもポジティブでいられらように気をつかってもらえる子育てや教育のお陰で、厳しい境遇を経験していないため、厳しい状況に弱く、挫折を乗り越えることができず、すぐに心が折れてしまうのだ p.36
小1プロブレムの発生理由として、
家族におけるしつけが十分でない
児童に自分をコントロールする力が身についていない
児童の自己中が強い p.45
欧米のように個の社会…義務を果たさない者や実力を発揮できないものは切り捨てられる厳しい社会で褒めるのと、日本…相手を丸ごと受容する社会で褒めるのとでは、意味が違ってくる p.48
厳しく育てられることで、世の中は自分中心に動いているのではないことを体得し、欲求不満にも耐えられるようになり、思い通りにならない現実をしぶとく生きることができるようになると考えられる。 p.51
大事なのは…挫折状況を耐え抜く精神力、苦手な人ことでもできるかぎり頑張ってみる意欲、できないことをくよくよ気にするより気分転換してできることに全力を傾けられる楽観性、好きなことや興味のあることに我を忘れて没頭する集中緑茶などを身につけておくことである。 p.62
AIの時代に重要になる想像力
自然体験は思い通りにならない人生を生き抜くための忍耐強さや知恵を与えてくれる。自然とのふれあいは、感動するこころや待つ心を育ててくれる上に、あらゆる発想の源にもなる。 p.86
幼児期において重要なのは、非認知能力を身につけること。
自分を動機づける能力
長期的な視野で行動する能力
自分を信じる能力
他社を信頼する能力
自分の感情をコントロールする能力 など p.96
プロセスを重視する認知→ 結果ダメでも頑張ったことのすがすがしさや、充実感に目を向ける→ 諦めない心を強化 p.110
物事に対するタフな受け止め方
小さな失敗や思い通りにならない苦しい状況を繰り返し経験することで、失敗による感情的な落ち込みに慣れる
ダメな時に自分を責めたりせずに前向きな気持ちになれるように適切な声がけをすることが大切 p.154
レジリエンスを高める! p.169
自尊感情を育てる! p.170
傷つけない子育てより傷つきにくい心に鍛える子育て
p.197
最後は信じて見守ること p.219