あらすじ
●データ・ロジック+心理的要素が鍵に
膨大なデータの蓄積が、次なるマーケット予測につながり、顧客に働きかける時代。相手を説得させるために、理詰めで考え、相手をうならせるプレゼン。仕事は省力化され、かつ、ターゲットをはずさないマーケティングがかなりの精度で行われるようになってきたとされる。社外でも社内でも。
しかし、ステレオタイプ化したターゲット広告は、顧客の気持ち悪さを誘発し、スキのないプレゼンは、少しは口を挟みたい人の反感を買う。メンタルヘルスの社員は増え続け、コミュニケーション不足の会社は、分析が完璧でも実行力に欠ける。こういう時代でもあっても、心理学がビジネスを動かす要素としては欠かせない。
本書は、ビジネスで必要な心理学の要諦を5ページ×50項目で解説するもの。
●職場の質問をベースに。図表をいれて理解力アップ
著者の榎本氏がたずさわった実際のケースをクエスチョンにし、それに答えていくかたちになっている。見出しに心理学用語を残したことで、事例の意味づけを理解し、他のケースにも応用できるようにしている。ビジネス心理学の基本的考えが網羅できる一冊。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「成長を実感する5つのケース」「仕事を評価する9つの次元」など、モチベーションや能力を分析する切り口が多く紹介されている。目標設定や一年の振り返りなど、文章にして会社に提出する機会がしばしばあるが、上手く書けず苦手意識がある。そんな時はこの本からアイデアを得られそうだ。
Posted by ブクログ
そうかあ?なんじゃそりゃ?
というのもある。あるけど、
それよりも多くの学びを得ることはできた。
だから、このような「大全」系の本は、
辞書みたいな感覚で、
全部は覚えられない、必要なものを会得する、
という向き合い方で良いのだと思います。
Posted by ブクログ
◆仕事でも、勉強でも、趣味でも、外的報酬を強く意識すると楽しくなくなってしまうため、好奇心を刺激し、内発的動機づけを行うようにする。
◆指導する際に、本人の創意工夫を創出させるために、「問いかける調子」でアドバイスすることを意識する。
◆サイコグラフィック・セグメンテーションを行ったマーケティング戦略が消費者の欲求充足につながりやすくなる。
Posted by ブクログ
きっと良い発見がある本。本書ではタイトルの通り、ビジネスに関する心理学の問題を一通り学べる。私は筆者の著者『薄っぺらいのに自信満々な人たち』を読み、能力が低い人の能力を高めていくために、何をすべきかを知りたくて、本書を手に取った。答えは本書の中にあった。それは論理的な本を読ませること。そういう人たちは、自ら読者をする習慣が無いため、無理にでも勉強させることで、自己認知能力が高まるとのこと。良い収穫だった。その他にもビジネスをより良くするための知恵がたくさんある良書である。広くおすすめしたい。
Posted by ブクログ
上司や部下の「いったいなぜそんな行動を?」といった疑問に、分かりやすく答えてくれている本。その問題が実際に解決するかどうかは分かりかねるが、読みやすい本である。
Posted by ブクログ
ビジネスシーンでよくある言動・行為に対する心理学的な背景が解説されており、納得感を得られる。モチベーション向上、良好な人間関係、評価に対する納得性。理想とする職場作りに対して、どのような処方箋があるか。考える上でヒントを得られた。
Posted by ブクログ
心理学用語を使ったモチベアップや人心掌握術。
なんだけど、こうした理屈で対応できない事態があるとは思う。
分析はいいのだが、対処が書かれてあればよかったのにな。
Posted by ブクログ
「あーいるいる」だったり「私これかも…」だったり、頷きながら読み進めました。
どんな仕事も人とのつながりは切り離せないし、せっかくなら気持ちよく働きたい!
この本の知識があればうまく対応できることが増えそうです。
Posted by ブクログ
最後の方は心理学というよりがっつりマーケティングの知識だった。それにマーケティングをさらっと出してる感じがして奥深さはない。
職場等での人間関係を解決するような事例が載っているのだが、参考にしすぎるのは個人的には危ないと思う。
さらっと読むには良い。
いくつか出た心理学の効果は話のネタとして覚えておきたい。
Posted by ブクログ
人の行動や反応の背景を、細かい心理学的実験を裏付けに解説してくれている本。
ここまできちんと裏付けしている本はないのでは?
ただし、各節に提示されている疑問に対して解決するものではなく、あくまでこういう仕組みになっている、ところまでを説明しているので、解決はご自身で・・・
Posted by ブクログ
モチベーション高く仕事を進めるスキルを身につけるため、読みました。本書の内容を一言でいうと「人間は意味への意志に基づいて行動するため、社会的使命感に結びつけて、利己的でなく社会に貢献するような意味づけをする」です。自分で自分を内発的動機づけでチアアップできれば、環境変化に対応し前向きに働けると思いました。