榎本博明のレビュー一覧

  • 「俺は聞いてない!」と怒りだす人たち

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    言っていることはわかりますが、なんだか欧米バンザイに見えなくもないかなという内容ではありました。実際書かれている内容に該当することは多々ありますけど、なんだか悪い側面だけ取り上げている感じ。
    欧米形式のコミュニケーションは物事をはっきりいえる分よいこともありますが、集団の力に頼れない部分もある。日本式の経営では物事の決め方が遅いというのは事実ですし、そこは否定しませんが、硬軟おりまぜて、いいとこどりで仕事を進めるのが正しいかな。と、思ってます。すべてがすべてうなずけるという内容ではなかったですね。

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    2013年04月07日
  • 「上から目線」の構造

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    自分が人にどう思われているかが気になって仕方がない。それは自己愛過剰。自分のことにしか興味がないから、自分がどうみられているかが気になって仕方がないということ。日本社会の特徴的な事象。

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    2013年03月25日
  • 「やりたい仕事」病

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    キャリアデザインの横行と不必要さを訴える本書は、最近考え方が今風に凝り固まっていた自分には良い処方箋であったように感じる。

    しかし、やりたいことなんてどうせ変わる、何でもいいから目の前の仕事に没頭してみろ(超意訳の為悪しからず)と言う考えには必ずしも同意できなかった。そこまで割り切れたら苦労しねえよ!みたいな気持ち。

    なので、勉強になるな・参考になるな程度で留めておくのが無難だと私は思いました。

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    2013年03月09日
  • 病的に自分が好きな人

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    自己愛過剰をテーマに書かれているが、全ての人に共通する自己愛を上手く使っていくための、自分のこころの持ちようを示唆してくれる内容です。

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    2013年02月03日
  • 「やりたい仕事」病

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    若いときに「自分の『やりたい仕事』『向いている仕事』って何だろう?」「○○年先までのキャリアを考えよう」など、そんなことを言うてもしゃーないやろうっていう本。
    上記のように考えてしまうと、今ある目の前の仕事に本気で打ち込まない理由になってしまう、人生のさまざまな可能性にみずからを閉じてしまう、など、著者は危惧している。
    最近よくある論調ですね。でも読みやすいのでいい本です。
    ただ、榎本博明さんにしては、心理学的な考え方が少ないなと感じました。

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    2012年12月28日
  • 「上から目線」の構造

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    上から目線と言われたので読んでみました。
    どちらかというと、上から目線が気になる人、上から目線だなって感じる人向けの本でした。

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    2012年12月02日
  • 「上から目線」の構造

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    上から目線、確かに気付いたら周りに溢れてた言葉。そして自分も言われる言葉、言う言葉。ただの若者批判と片付けるのは簡単だけれども、もっと謙虚にならないとなと身を引き締める必要があるとも感じた。実るほど頭を垂れる稲穂かな。

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    2012年11月25日
  • 病的に自分が好きな人

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    わたし、この手のテーマ好きなんですよね。
    卒論も似たようなところがあったし、
    無意識に興味関心が高いのかなーなんて思います。

    さて、本書ではインターネットの普及・発達とともに
    増加の一途を辿っている「自分大好き人間」について、
    その分類ごとの行動分析などを解説しています。
    もう一言で「いるいる、こんな人(笑)」などと
    他人事のように思ってしまいがちですが
    少し時間を経て冷静に考えたとき
    自分自身についても釘を刺されたようでひやりとしました。

    自分のことを好き、もしくは自尊心というのは
    決して悪いことではないのだけれど、
    ようはその加減ですね、何事も。

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    2012年11月25日
  • 「上から目線」の構造

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    上司のアドバイスや叱咤に対して、「上から目線で言わないでください」と抵抗する若者が良く見かけられる、という事例から、なぜ人は上から目線と感じてしまうのか、を論じた一冊。

    そもそもの発端である事例では直接上司に「上から目線だ」と指摘しているらしく、それは信じがたい事例なのだが、陰で「偉そうにしやがって・・」と言うのはよくある事例だと思う。

    結局その様に上から目線だと憤っている側こそ、実は上から目線でその上司なりを品定めしているというのが実態。
    なんだか複雑な環境が生まれているようです。

    著者は教育現場の変化や、家庭における教育やら道徳の変化にその原因があるようだと論じているが、これはある意

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    2012年11月23日
  • 病的に自分が好きな人

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    自分はどうなんだろう、と内心ヒヤヒヤしながら読みました。
    前半はほとんど「自分好き」なひとたちの特徴をあげつらっている。なので、こういう本を読んできたひとたちにはまたか、という反応をしてしまうひともいるかもしれませんが、だいたいにおいて頷けます。
    ただ、傷つくのがこわいからひとと深くかかわらない、という説明にはいつも疑問を感じるねんなあ。少し、ちゃう気がする。
    まあこういう本を読んでもああーって悲観的になるしかないねんなあ残念なことに。とにかく、自分はよくふるまっていこうと思う。

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    2012年10月13日
  • 「上から目線」の構造

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    確かにすぐ、「上から?」っていう人いるよなぁ。その返し、頻度多いとわりと違和感。
    そういう人と、そう言われがちな人の精神構造を読み解こうとしている本。一冊の本にするほどの風潮かは?だけど、確かにそう解釈すると納得かもなあ。などと。

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    2012年08月09日
  • 「すみません」の国

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    ネタバレ

    日本は状況依存社会。すみませんと言われることでそれ以上攻め立てるのは無粋だという場の雰囲気を作り出す。
    悪者探しをしないためにすいませんと言う。
    日本社会に適応するためには言葉の背後にある思いを察することが求められる。
    良好な雰囲気の場が形成されればお互いに相手が困る要求を突きつけることが出来なくなる。日本のコミュニケーションは意思を伝える手段ではない。
    相手の出方を伺いそれにあわせて自分の出方を決める。相手の思いと自分の思いをいかに調査させるかに腐心する。
    日本では言語によるコミュニケーションがそれほど重要視されてこなかった。
    正論を言う人は嫌われる。何を言ったかよりも誰が言ったかが重要。

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    2012年07月30日
  • 「上から目線」の構造

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    目上の人を平気で「できていない」と批判する若手社員、駅や飲食店で威張り散らす中高年から、「自分はこんなものではない」と根拠のない自信を持つ若者まで―なぜ「上から」なのか―。ま、いろんな人がいますわな。

    「目上の人を平気で「できていない」と批判する若手社員、駅や飲食店で威張り散らす中高年から、「自分はこんなものではない」と根拠のない自信を持つ若者」本当に世の中はいろいろな方がいるもんだとこの本を読んで思いました。

    この本はなぜ「上から」ものを言ったり考えたりする人がいるのか?また「上から」という目線がどうして気になるのか?ということを心理学者である筆者が読み解いたものです。

    個人的には筆者

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    2012年07月18日
  • 「すみません」の国

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    日本は状況依存社会。原理原則より、お互いの立場に共感し曖昧でよしとする。言葉は意思を伝えるのではなく、場の雰囲気を保つためのもの。

    だからダメ、ではなく、国際社会に対して日本的論理の良さへの理解を求めていこう。
    より難しい、高度なコミュニケーションなのだと。

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    2012年11月11日
  • 「すみません」の国

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    ■日本文化

    「共感性が高い」のが、日本文化の大きな特徴の1つといってよい。「みっともないことを嫌う」のもの日本文化の特徴の1つだ。このような事情によって、日本人はすぐに謝る事になる。つまり、非を認めてあやまる潔さをよしとする美学があり、非を認めて謝るものを責め立てて責任を追及するようなことはしない文化であるために謝りやすい。加えて、相手の立場への共感性が高いために、すぐに謝る。

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    2012年06月30日
  • 「上から目線」の構造

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    ネタバレ

    目上からのアドバイスなどに対して「上から目線による見下し」と捉える被害者意識を心理学視点から読み解こうとしている内容。斬新な内容は無い。様々な展開を行っているが深堀りされず、結論が若者批評に収まっているのが安直すぎる。
    どちらかというと内容として気になったのが、他国との違いだ。
    いくつかのキーワードが存在する。
    ・アイディンティティの欠如
    ・「空気」という異質な存在
    ・世間体の形骸
    ・間柄を掴まないと自己規定が決まらない
     相手によって一人称を使い分ける「俺」「私」「僕」「お父さん」「お母さん」
    ・父性社会と母性社会
     父性社会は切断、母性社会は包含

    こう並べた時、他国との違いは政治以外に宗

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    2012年06月24日
  • 「すみません」の国

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    ネタバレ

    日本人にとって言葉(日本語)はただ単に意思を伝える手段というだけでなく、「場」を整え人間関係を円滑にする役割も持っていることが本書を読むと良く分かります。(むしろ後者の方がより色濃い)
    一方、欧米では言葉は相手に自分の意思を伝えるための役割がほぼ全てであるため、対立意見を闘わせるディベートが盛んに行われる。

    こうした対比も勿論面白いですが、もっと興味深いのは、欧米社会のように意見の対立を論理で押し切ることは「物事を一面的にしか見ない」ことを意味するのであり必ずしも正しい結果を招かないという指摘です。
    これに対して日本社会のように意見を「調整」して物事を決めるやり方の方が、意思決定は遅れるもの

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    2013年10月24日
  • 「すみません」の国

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    なかなか示唆に富む書。

    ただよくわからなくなったのは、日本人は調和を大切にし、アメリカ人は自己主張が強い。

    確かにそうかもしれないが、ではなぜ「人を動かす」や「7つの習慣」といった名著がアメリカ人によって書かれ、ベストセラーになるのだろうか。

    頭が混乱してしまった。

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    2012年05月03日
  • 記憶の整理術 忘れたい過去を明日に活かす

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    ※自伝的記憶を振り返ろう

    回想記憶と
    これから起こることに対する記憶


    時間の主観性、感情

    抑圧

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    2012年01月04日
  • 記憶の整理術 忘れたい過去を明日に活かす

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    記憶をテーマにさまざまな観点から説明する。記憶は現在の自分が作っているものであるという考え方が新鮮だった。

    ・回想記憶を自己コントロールに活かす:思い出すと幸せになるエピソード、自信を感じられるエピソードなどをストックし、引出すことでアクセスをよくしておく。
    ・記憶は自分の感情がつくる。幸せな記憶をつくるには、楽しい気分、嬉しい気持ちに浸り、過去を振り返ったり、身のまわりのことに目を向ける。
    ・潜在記憶を活性化するには、読書をする、映画やドラマを見る、人と話す、場所を訪れる。

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    2018年10月31日