榎本博明のレビュー一覧

  • 「上から目線」の構造

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    ネタバレ

    心理学者で、たぶん、カウンセリングとかもしてると思われる著者が、最近の日本の社会問題とコミュニケーション能力の低下を関連付け分析している内容。

    著者がどういう立場の人なのかわからない、ほんまにそんな若者いてるんか?とうくらい自分にとって実感がない事例が多い、他の学者の説を説明する箇所も多かったり、色々な情報が散髪的に書いてあって、なるほどねーと思いながらさらっと読んだはいいけど、つまり、、、が言いにくい内容だった。

    自分ごととして、残っているのは、
    上から目線、とかそういう感覚をもってしまう人は、自分に自信がなくて下に見られる事を恐れている、という話。
    上の人に上から言われるのは当たり前な

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    2013年05月20日
  • 「すみません」の国

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    昨今、タテマエを悪しきものとして思ったことをそのまんま発語する風潮が幅をきかせている。が、タテマエには利己的な心を抑制する大きな効用があることを自覚する必要がある。社会的存在にふさわしい振る舞いには自己にブレーキをかけるタテマエが間違いなく必須。自分たちの深層に宿る日本的なものをしっかり直視し良いものは自信をもって堅持しグローバル時代を生きていかなければならない。

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    2013年05月07日
  • 「俺は聞いてない!」と怒りだす人たち

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    上司の生態とはわかりにくいものである。

    とにかく知らされたい、生き物なんだ。

    報告がないと疎外感があるのだ。

    孤独な生き物かもしれない。

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    2013年05月06日
  • 「上から目線」の構造

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    われわれは常に論理的判断の基準と空気的判断の基準という、一種の二重基準のもとに生きているわけである。半数以上のメンバーが賛同できない結論が「空気」によって強引に採択されたりするのだ。「察しのの文化」が深く根づいている日本では、場の「空気」に抗うのは至難の業なのである。今とくに求められるのは、自己中心的心性から抜け出して、もっと他人に関心を向けることである。人間は、だれでも自分の視点からしか世界をみることができないが、相手に対する共感性を何とか高め、想像力によって自他の視点の溝を埋めようと努力するのである。

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    2020年05月09日
  • 「俺は聞いてない!」と怒りだす人たち

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    言っていることはわかりますが、なんだか欧米バンザイに見えなくもないかなという内容ではありました。実際書かれている内容に該当することは多々ありますけど、なんだか悪い側面だけ取り上げている感じ。
    欧米形式のコミュニケーションは物事をはっきりいえる分よいこともありますが、集団の力に頼れない部分もある。日本式の経営では物事の決め方が遅いというのは事実ですし、そこは否定しませんが、硬軟おりまぜて、いいとこどりで仕事を進めるのが正しいかな。と、思ってます。すべてがすべてうなずけるという内容ではなかったですね。

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    2013年04月07日
  • 「上から目線」の構造

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    自分が人にどう思われているかが気になって仕方がない。それは自己愛過剰。自分のことにしか興味がないから、自分がどうみられているかが気になって仕方がないということ。日本社会の特徴的な事象。

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    2013年03月25日
  • 「やりたい仕事」病

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    キャリアデザインの横行と不必要さを訴える本書は、最近考え方が今風に凝り固まっていた自分には良い処方箋であったように感じる。

    しかし、やりたいことなんてどうせ変わる、何でもいいから目の前の仕事に没頭してみろ(超意訳の為悪しからず)と言う考えには必ずしも同意できなかった。そこまで割り切れたら苦労しねえよ!みたいな気持ち。

    なので、勉強になるな・参考になるな程度で留めておくのが無難だと私は思いました。

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    2013年03月09日
  • 病的に自分が好きな人

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    自己愛過剰をテーマに書かれているが、全ての人に共通する自己愛を上手く使っていくための、自分のこころの持ちようを示唆してくれる内容です。

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    2013年02月03日
  • 「やりたい仕事」病

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    若いときに「自分の『やりたい仕事』『向いている仕事』って何だろう?」「○○年先までのキャリアを考えよう」など、そんなことを言うてもしゃーないやろうっていう本。
    上記のように考えてしまうと、今ある目の前の仕事に本気で打ち込まない理由になってしまう、人生のさまざまな可能性にみずからを閉じてしまう、など、著者は危惧している。
    最近よくある論調ですね。でも読みやすいのでいい本です。
    ただ、榎本博明さんにしては、心理学的な考え方が少ないなと感じました。

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    2012年12月28日
  • 「上から目線」の構造

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    上から目線と言われたので読んでみました。
    どちらかというと、上から目線が気になる人、上から目線だなって感じる人向けの本でした。

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    2012年12月02日
  • 「上から目線」の構造

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    上から目線、確かに気付いたら周りに溢れてた言葉。そして自分も言われる言葉、言う言葉。ただの若者批判と片付けるのは簡単だけれども、もっと謙虚にならないとなと身を引き締める必要があるとも感じた。実るほど頭を垂れる稲穂かな。

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    2012年11月25日
  • 病的に自分が好きな人

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    わたし、この手のテーマ好きなんですよね。
    卒論も似たようなところがあったし、
    無意識に興味関心が高いのかなーなんて思います。

    さて、本書ではインターネットの普及・発達とともに
    増加の一途を辿っている「自分大好き人間」について、
    その分類ごとの行動分析などを解説しています。
    もう一言で「いるいる、こんな人(笑)」などと
    他人事のように思ってしまいがちですが
    少し時間を経て冷静に考えたとき
    自分自身についても釘を刺されたようでひやりとしました。

    自分のことを好き、もしくは自尊心というのは
    決して悪いことではないのだけれど、
    ようはその加減ですね、何事も。

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    2012年11月25日
  • 「上から目線」の構造

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    上司のアドバイスや叱咤に対して、「上から目線で言わないでください」と抵抗する若者が良く見かけられる、という事例から、なぜ人は上から目線と感じてしまうのか、を論じた一冊。

    そもそもの発端である事例では直接上司に「上から目線だ」と指摘しているらしく、それは信じがたい事例なのだが、陰で「偉そうにしやがって・・」と言うのはよくある事例だと思う。

    結局その様に上から目線だと憤っている側こそ、実は上から目線でその上司なりを品定めしているというのが実態。
    なんだか複雑な環境が生まれているようです。

    著者は教育現場の変化や、家庭における教育やら道徳の変化にその原因があるようだと論じているが、これはある意

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    2012年11月23日
  • 病的に自分が好きな人

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    自分はどうなんだろう、と内心ヒヤヒヤしながら読みました。
    前半はほとんど「自分好き」なひとたちの特徴をあげつらっている。なので、こういう本を読んできたひとたちにはまたか、という反応をしてしまうひともいるかもしれませんが、だいたいにおいて頷けます。
    ただ、傷つくのがこわいからひとと深くかかわらない、という説明にはいつも疑問を感じるねんなあ。少し、ちゃう気がする。
    まあこういう本を読んでもああーって悲観的になるしかないねんなあ残念なことに。とにかく、自分はよくふるまっていこうと思う。

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    2012年10月13日
  • 「上から目線」の構造

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    確かにすぐ、「上から?」っていう人いるよなぁ。その返し、頻度多いとわりと違和感。
    そういう人と、そう言われがちな人の精神構造を読み解こうとしている本。一冊の本にするほどの風潮かは?だけど、確かにそう解釈すると納得かもなあ。などと。

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    2012年08月09日
  • 「すみません」の国

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    ネタバレ

    日本は状況依存社会。すみませんと言われることでそれ以上攻め立てるのは無粋だという場の雰囲気を作り出す。
    悪者探しをしないためにすいませんと言う。
    日本社会に適応するためには言葉の背後にある思いを察することが求められる。
    良好な雰囲気の場が形成されればお互いに相手が困る要求を突きつけることが出来なくなる。日本のコミュニケーションは意思を伝える手段ではない。
    相手の出方を伺いそれにあわせて自分の出方を決める。相手の思いと自分の思いをいかに調査させるかに腐心する。
    日本では言語によるコミュニケーションがそれほど重要視されてこなかった。
    正論を言う人は嫌われる。何を言ったかよりも誰が言ったかが重要。

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    2012年07月30日
  • 「上から目線」の構造

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    目上の人を平気で「できていない」と批判する若手社員、駅や飲食店で威張り散らす中高年から、「自分はこんなものではない」と根拠のない自信を持つ若者まで―なぜ「上から」なのか―。ま、いろんな人がいますわな。

    「目上の人を平気で「できていない」と批判する若手社員、駅や飲食店で威張り散らす中高年から、「自分はこんなものではない」と根拠のない自信を持つ若者」本当に世の中はいろいろな方がいるもんだとこの本を読んで思いました。

    この本はなぜ「上から」ものを言ったり考えたりする人がいるのか?また「上から」という目線がどうして気になるのか?ということを心理学者である筆者が読み解いたものです。

    個人的には筆者

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    2012年07月18日
  • 「すみません」の国

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    日本は状況依存社会。原理原則より、お互いの立場に共感し曖昧でよしとする。言葉は意思を伝えるのではなく、場の雰囲気を保つためのもの。

    だからダメ、ではなく、国際社会に対して日本的論理の良さへの理解を求めていこう。
    より難しい、高度なコミュニケーションなのだと。

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    2012年11月11日
  • 「すみません」の国

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    ■日本文化

    「共感性が高い」のが、日本文化の大きな特徴の1つといってよい。「みっともないことを嫌う」のもの日本文化の特徴の1つだ。このような事情によって、日本人はすぐに謝る事になる。つまり、非を認めてあやまる潔さをよしとする美学があり、非を認めて謝るものを責め立てて責任を追及するようなことはしない文化であるために謝りやすい。加えて、相手の立場への共感性が高いために、すぐに謝る。

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    2012年06月30日
  • 「上から目線」の構造

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    ネタバレ

    目上からのアドバイスなどに対して「上から目線による見下し」と捉える被害者意識を心理学視点から読み解こうとしている内容。斬新な内容は無い。様々な展開を行っているが深堀りされず、結論が若者批評に収まっているのが安直すぎる。
    どちらかというと内容として気になったのが、他国との違いだ。
    いくつかのキーワードが存在する。
    ・アイディンティティの欠如
    ・「空気」という異質な存在
    ・世間体の形骸
    ・間柄を掴まないと自己規定が決まらない
     相手によって一人称を使い分ける「俺」「私」「僕」「お父さん」「お母さん」
    ・父性社会と母性社会
     父性社会は切断、母性社会は包含

    こう並べた時、他国との違いは政治以外に宗

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    2012年06月24日