あらすじ
友だちといっしょにいてもホンネを出せない自分がいる。嫌われることを恐れ、気づかいに消耗している……。そこにはどんな心理メカニズムがあるのだろう。若者が抱える「対人不安」とそれを活かす方法を考える。
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Posted by ブクログ
思春期の子どもや人間関係に疲れた大人にも薦めたい一冊。
気にしすぎ、と一蹴されればそれだけのことを、丁寧に紐解いてくれます。
欧米がマイペースな「自己中心の文化」(ここだけ読むと語弊がありそうだけど、どちらが良い悪いではないのは読み進めれば分かります。)なら日本は相手の気持ちや立場に配慮する「間柄の文化」。
気づかいの応酬がお互いを否定せず、攻撃しない、穏やかで思いやり溢れる人間関係をもたらす。
人を気づかうことを、「人に影響を受ける」というと否定的な印象になるが、「人のこ とを配慮できる」というと肯定的な印象になる。
対人不安のおかげで人とうまくつき合っていける、という視点が大事だなと。
自己主張するにしても、相手に配慮するにしても、目の前の相手に向き合わなければただのスキルみたいになってしまう。
どちらの文化でも大切なのは「誠実さ」だと思いました。
Posted by ブクログ
対人不安=「悪いこと」「直さなきゃいけないこと」
だと思っていたけど、これを読んだ後は、
対人不安は自分の良いところでもあると
考えられるようになった。
対人不安に関する説明が8割くらいな感じで、
同じような話が繰り返しされている印象。
Posted by ブクログ
対人不安について、ネガティブなものではないんだなと感じた。対人不安があるからこそ人に配慮できるのであり、ほどほどに対人不安を感じることの大切さを学べた。