江上剛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「街の電器屋さん」が家電量販店にどう立ち向かったのか興味があり手に取りました。
住宅業界で働いているため、ハウスメーカーに対する地場工務店の存在意義を教えられた気がします。
印象に残ったフレーズは以下のとおり。
・非効率なことこそ付加価値
・お客様の話を聞くことが大事
ここに至るまでの道のりを聞いてから情報提供
それがプロの仕事
・売上目標ばかり追求したらお客様満足度は下がる
・商品は我が子と同じ
お客様の手に渡ったら、役立っているか、心配して時々は様子を見る等、気にかけてこそお客様との信頼感が増す
・サービスする心とは、それぞれが持てるものを精一杯与えて、相手はそれに応えること
・商人は売上よりも利益
利益を上げることで社会貢献ができる
・商売は、自分たちの持ち味を見つけ、伸ばし、発揮すること
・価格には「心+価格」というものがある
お店の心をプラスした価格を提供することが商売には大切
それぞれのお客様に相応しい心のサービスを提供すること
・お客の心を掴むには、お客の望むことを何でもやる
・「気づき」のサービスとは、お客様が何を求めているか気づくこと
それを確立することが他との差別化、高売りに繋がる -
Posted by ブクログ
会社を良くしていくにはどうするのかな?という疑問の一助になればと手に取りました。
倒産した旅館を蘇らせるストーリーで、所々に「再建の神様」と呼ばれた早川種三氏の言葉が引用されています。
企業の再建に王道はないが、「再建の神様」と呼ばれる方々の共通事項は、社員を大事にしたこと、社員を愛することでモチベーションを上げたこととありました。
理念を共有し、ONE TEAMになることが重要なのだと理解しました。
その他、印象に残ったフレーズを紹介します。
人は希望を見つけようとする能力がある。
希望を見つけようとするだけで、人は前に進める。
社会に貢献する志のない会社は存在すべきでない。
組織に属する人間の最大の喜びは、仕事をたくさん任されて、思う存分に働くこと。
ところが現実には、働きたくとも働けない人間が多い。
それは、仕事以外の何かがじゃまをしているから。
それを取り除いてやれば、社員は働けと言われなくても進んで働くもの。 -
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東日本大震災を題材にする作品を10年後に2冊連続して読むとは。
私自身は東京恵比寿で震災に見舞われた。阪神淡路大震災も大阪で経験していたからか、同じくマズい事になると感じた。
それを大きく上回る津波、原発事故と本当に想像もしなかった事態でしたが、なんとか翌日以降も出社することが出来た。
会津若松市もどんなとこかも存じ上げませんでしたが、先月たまたま仕事で訪れることがあり、このお話を読んで縁を感じた次第です。恐らくここに書かれている以上の人々の想いが錯綜した事でしょう。また心無い声にも辛く感じた事でしょう。
まだまだもとには戻れないと思いますが、そこにコロナという未知のウイルス。
どこまで苦しめればいいのだと思ってしまう事でしょう。ですがそんな時だからこそ、力を合わせこの難局を乗り切ろうという気持ちや行動に人々は心を動かされるはず。
前を向く気持ちを無くさないように、支え合うことの大切さ。
決して忘れてならない。 -
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「クロカネ」と言われると、一瞬首を傾げるのだが…「クロカネ」とは「鉄」を指す表現だ。従って「クロカネの道」と言えば「鉄道」に他ならない…そんなことを想いながら手にした一冊だが、なるほど「鉄道の父」と呼ばれた人物に脚光を当てている。
幕末期の毛利家は、「密航」という形になってしまうが、密かに5人の若者を英国へ留学させていた。「長州ファイブ」等と呼ばれる場合も在るようだが…
本作の主人公は、この「長州ファイブ」の1人である、極若い頃は野村弥吉を名乗った井上勝である。
井上勝は、佐賀の江藤新平の著作に感激し、御本人と会って話し合うことを望み、長崎視察という機会を掴んで佐賀を訪ねた。江藤新平が面白いモノを見せてくれるという。それは、ロシア使節が持ち込んだ土産に在ったモノを手本に、熱心に新技術を研究していた佐賀で制作したという鉄道模型のデモ走行であった。模型だが、燃料を燃やして蒸気で動く機関車が設えられ、庭に用意した軌道を模型列車が走った。井上勝は「クロカネの道」というモノに魅せられた。
こういう挿話が語られるプロローグから本作の物語は起こる。
幕末期の不穏な情勢下、井上勝を含む5人がはるかなロンドンへ旅立つまで、その旅路とロンドンでの暮らしが前半だ。
後半になると、井上勝は明治政府で鉄道の開設、敷設、路線網の整備に邁進するのだが、そういう様子が綴られる。
好き人達との出会いを重ね、持ち前の“熱血”で、学んだことを活かして行こうと奮戦する井上勝の様子は非常に好い。そして、鉄道網が順次拡がった経過に関する事柄も興味深い。
何か「“力”が貰えそう…」な感の物語だった。そして、身近で便利な鉄道というモノの礎が「こういう熱い男」の努力で築かれたということにも触れ、何やら嬉しい気分になる。御薦めだ! -
購入済み
懐かしく面白い
町の電気屋さん、寂れた商店街など今の日本を表していますが、そこで大型店に負けない様に奮闘している主人公と仲間達の物語がとても楽しく読む事が出来ました。
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金融庁vs銀行を双方の視点から描いた作品。
しかも戦うのは兄弟。
ものすごく面白かった。
普通、「金融庁は私怨でもあるかのように、金融検査で銀行を痛め付ける」だとか、「銀行が銀行の常識、勝手な理屈で悪いことを隠蔽しようとする、保身に走る」という悪い面ばかりに目がいってしまうけれど、この作品を読めば、「なるほど、だから金融庁はここまで銀行の悪い部分を見過ごさないのだな」とか、「銀行という組織の中で、自らの保身ではなく、目上の人間を守ろうとする人や、このままではいけないと声を上げられる人もいるのだな」とか、ポジティブな面に気づかされた。
作られたイメージを覆してくれる一冊だった。 -
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学びになった部分をピックアップ
・死地に陥れて、然る後に生く
絶体絶命の危機に陥って始めて本気で戦うという意味
・将に五危あり
1.必死は殺され
意味:決死の覚悟だけを持ち駆け引きを知らないでいるのは、殺される
現代訳:自分の成績を上げることばかりに気を取られてはいけない。
2.必死は虜にされ
意味:生きることばかり考えて勇気に欠けているのは捕虜にされる
現代訳:責任逃れに終始し自分の生き残りを図ってはいけない
3.分速は侮られ
意味:気短で怒りっぽいのは侮られる
現代訳:理不尽に怒鳴り散らすパワハラはいけない
4.廉潔は辱められ
意味:利欲がなくて清廉なのは辱められる
現代訳:清廉潔白で生真面目過ぎるのはいけない
5.愛民は煩わさる
意味:民や兵士を愛すると苦労する
現代訳:部下をきちんと叱り、指導できないのはいけない -
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ネタバレある占い師に言われた言葉は「人生七味唐辛子」
メガバンクの合併を機に銀行から転職を決めた樫村の転職先は飲食業界。
しかし前オーナーがフランチャイズ権を金融商品のように売却、無理な資金繰りを繰り返した結果、債務超過は膨れ上がっていた。
前オーナーに続き、投資会社から来た社長も逃げ出し、ついに社長を務めることに。
妻に言われた通りまさに貧乏くじであった。
樫村は融資元や銀行に頭を下げ、目にしみる辛さを味わっていく。
迷い、悩み、誘惑を断ち切りながら、社員の夢と笑顔のために樫村は正義を貫く。
会社に勤める私たちが本当に求めるべきものは何か。
結果が見えない時に、自分の正義を信じ続けられるか。
人生を七味のきいた深い味わいにする勇気があるか。
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権力は腐敗する、絶対権力は絶対腐敗する
長く権力の座に居ると失敗は忌避し、成功のみを自分の実績として誇りたくなるのは人間の性
それが組織の劣化を招き、組織の自壊をもたらす
それを防ぐための工夫がされてきたのが人類の歴史
今日でも、「コンプライアンスとガバナンス」という横文字が連呼されるのは、人間の本質が変わっていないからだとも言える
逆命利君 命に逆らいて君を利する 忠という
従命病君 これをへつらいとなす
初めあらざるなし よく終わりあるはすくなし
とかく経営者は自分の器より小さき者、自分に従順な者を
後継者に選びがち
トップには構想力と決断力が必要
事業の進歩発達に最も害するものは、
青年の過失ではなくて、
「老人の跋扈である」
老人の保守と少壮の進取とはとかく相容れないもの
⇒現代の日本の病に通じる