失格社員(新潮文庫)

失格社員(新潮文庫)

781円 (税込)

3pt

嘘つき社員に傲慢部長、モーレツ執行役員にゴマスリ常務──不祥事の元凶がオフィスにはあふれている! サラリーマンが守るべき掟を「モーセの十戒」に擬えて、コミカルにシニカルに描く。秘かに転職を目論む銀行員の心の内は……「二神に仕えるなかれ」、セクハラ対策を担当していながら、生保の中堅幹部はなぜセクハラに陥ったのか……「汝、姦淫するなかれ」など、傑作十篇収録。

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失格社員(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    20180909


    元銀行員の著者による経済小説。

    銀行に関する話が多いが、製紙会社、保険会社、ホテルなど多岐に渡りサラリーマンの悲哀を絶妙な皮肉を混じえながら表現されている。

    硬い話から色っぽい話まで、最後まで飽きる事なく一気に読めた。

    最後の製紙会社の買収劇を題材にした作品は、短編だけで

    0
    2018年09月09日

    Posted by ブクログ

    金融機関にお勤めの『社畜』の皆様には、思い当たる節があるはず。そんなシチュエーションや人物たち。
    元みずほ銀行の著者が描くのは、生々しい社畜たち。
    彼らの生き方をみていると、哀しくなる。
    でも、私は絶対違うとも言い切れない。
    なにかの弾みで、ということがあるかもしれないからだ。
    ただ、彼らは等しく孤

    0
    2013年06月28日

    Posted by ブクログ

    ダメな社員、会社の没落を描く短編10作。

    ・二神に仕えるなかれ
    ・偶像を刻むなかれ
    ・主の名を妄りに唱えるなかれ
    ・安息日を聖とせよ
    ・汝の父母を敬え
    ・汝、殺すなかれ
    ・汝、盗むなかれ
    ・汝、偽るなかれ
    ・汝、貪るなかれ
    ・十一番目の戒律-あとがきにかえて

    権力闘争やノル

    0
    2018年11月18日

    Posted by ブクログ

    内容には、割と救いのない勤め人のお話が綴られていたりする。
    それ自身は読んでいてそう面白いものではないが、最後のあとがきで、筆者の会社生活の実感に触れていて、それとあわせて読むと、違った味わいが立ち上ってきて、面白い。
    いろんな人が、いろんな境遇に立たされ、いろんな受け止めをしつつ、ただ年を重ねてい

    0
    2017年06月23日

    Posted by ブクログ

    この著者は銀行を舞台にした小説しか書けないと決めつけてしまっていたが、もう少し範囲を広げ、短編10話で構成しており、面白い本だった。

    0
    2014年01月20日

    Posted by ブクログ

    どのストーリーもなんだか切なくて、泣きたくなった。
    すごい。

    今まで耳にしてきた話がよりリアルにイメージできた。
    上下関係の秩序を壊さないために自分を押し殺す。
    上司の顔色を伺う。権力者にこびる様。

    説明会では、風通しがいい風土とか、上司と仲がいいとか、自分の意見が言える文化とか、どの

    0
    2012年01月04日

    Posted by ブクログ

    社長になった江上 剛さんは、大丈夫なのだろうか?
    会社内には、さまざまな人間があふれている。
    うそつき社員にうらぎり社員、または傲慢な部長、
    モーレツ執行役員もいれば、ゴマスリ常務もいる。
    まったく、不祥事の元凶どもがオフィスには多い。

    0
    2010年07月15日

    Posted by ブクログ

    嘘つき社員に傲慢部長、モーレツ執行役員にゴマスリ常務―不祥事の元凶がオフィスにはあふれている!サラリーマンが守るべき掟を「モーゼの十戒」に擬えて、面白おかしい一冊です。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    嘘つき社員に傲慢部長、モーレツ執行役員にゴマスリ常務―不祥事の元凶がオフィスにはあふれている!サラリーマンが守るべき掟を「モーゼの十戒」に擬えて、コミカルにシニカルに描く。傑作十篇収録。 (「BOOK」データベースより)

    特に印象に残る話があったわけではないけれど、面白く読めた。
    サラリーマンの実

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    どこか安い定食屋のカウンター席で、一人で寂しい食事をしている・・そんな表紙が実にお似合い(笑)



    さすが、サラリーマン小説のカリスマ:江上剛の作品である。

    この小説はサラリーマン生活を送る上で、誰の身の上にも起こりうることが短編形式になっている。

    スーパーマンにはなりきれずに、会社の「しきた

    0
    2009年10月04日

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