【感想・ネタバレ】56歳でフルマラソン、62歳で100キロマラソンのレビュー

あらすじ

「小ネタ満載、私のマラソン解説より面白い!」(増田明美さん/元マラソン選手・スポーツジャーナリスト)
作家・江上剛が新境地に挑んだランニングエッセイ『55歳からのフルマラソン』(2012年/新潮新書刊)に加筆、文庫化!
2011年、それまで運動らしい運動もしたことのなかった著者が、初めての東京マラソンを4時間8分で完走した。毎朝4時に起床、井の頭公園周辺を10キロ、時に30キロと走る生活を続けてきた成果だった。その前年、日本振興銀行社外取締役から、金融庁の立ち入り検査を妨害したとして、検査忌避で逮捕された木村剛の後始末を引き受ける形で頭取を務めるなか、同事件絡みで盟友が立て続けに自殺するなど、辛い日々もまた走り続けていた。文字どおり「マラソンとは人生」……走り切るまでの精神的かつ肉体的な実体験とコツを描き、社会的に経験を積んだ同世代の人々から、会社に栄誉や評価を求めることとは全く無縁の意義に共感できる、と支持されている一冊。

2016年10月、かつて江上剛氏がフジテレビ「めざまし土曜日」で共演して以来、親交のある、ガン闘病中の小林麻央さんへのエールを込めて挑んだ「えちご・くびき野100キロマラソン」を完走。その思いを「62歳で100キロマラソン」として加筆。

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Posted by ブクログ

著者が仕事で困難に直面し、かつ不健康な生活をしていた時、知人から誘われて始めたマラソン。マラソンがその後、著者の健康やメンタルにとても良い効果をもたらし、マラソンにのめりこんでいく過程が描かれています。自分がマラソンを始めてからここまで来た道のりを思い出しつつ、大いに共感しながら読みました。マラソンはプロセスそのものである、という主張には特に同感。最後の100キロ挑戦の章を読んで、いつか自分でも出てみたい、いや、きっと出るだろうな、という気がしました。

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2017年11月19日

Posted by ブクログ

マラソンは人生。年齢に関係なく実績を残す筆者のラン歴にはおおいに刺激を受ける。

金融業界の波乱の中に正に巻き込まれた筆者。唯一の安寧の場は朝ラン。ランで得た仲間の協力で大会にも出場し完走する。

凝り性ということもあろうが素質もあるのか、業務多忙な中でのこの実績は疑ってしまう。それぐらい素晴らしい記録。

走っている中での恍惚感、ランナーズハイの思考が良く描かれている。

ランナーにオススメの一冊であること間違いなし。

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2021年02月22日

Posted by ブクログ

★4.1(4.13)2017年2月発行。元DKB銀行員。2003年銀行退職前後に作家に。その後日本振興銀行の社長という異色の作家が、2010年56歳でフルマラソンに挑戦。3回目の57歳のマラソンでサブフォー達成。その後6年で100キロマラソン完走。なるほど、周りに走る仲間がいるって素晴らしいですね。でも、僕には早朝マラソンは厳しいかな。走るコースは善福寺緑地公園と神田川と井の頭公園。結構僕とダブってますね。ということで先週井の頭公園まで走ってきました。小林真央ちゃんのガン克服応援で100キロ走ったのは凄い。

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2020年03月22日

Posted by ブクログ

誰でも始められるマラソンと言うけれど、誰でもってことはないと思う。

足に故障ばかり起こしていたら先天的なものがあったり、続けられない場合もあるし、お年寄りになってから走れるのは特殊だと思う。
どう鍛えようと、足腰を悪くしてる人には危険、無理。

運動神経はあまり関係なさそうなのはわかるけど。
基礎的にある人の方が有利かな…女性より男性の方が得だと思うし。筋肉のつき方も女は男より頑張る必要がある。
すでに体感鍛えられてる人とかスポーツ経験があると、すでに上乗せされてるし。


それでも、多くの人が始めやすいスポーツである。

俺はまだできる。
私はまだできる。

そう歳をとってから感じられる素晴らしいスポーツ。
走っていると、一点集中になったり、気持ちが萎えそうになったり、逆にハイになったりと不思議なものだ。

だけど、体への負担が酷いので(スピードを目指したりすると尚更)健康かと言えば、寿命を縮めてしまってないだろうか?とも思ってしまう。

それでも、ハマるとやめられない。
走ることは気持ちいい。しんどいのに清々しい。
中毒になる。

私も身体的にダメだとならない限り走り続けたい。

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2020年02月16日

Posted by ブクログ

江上さんのマラソン実体験を物語にしたもので、日夜鍛えながら、56歳でフルマラソンを走り、62歳で100キロマラソンをサポートしてもらいながらだが、完走するとは凄い事だと思う。最後はちょっと感動しました(^^)

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2021年08月25日

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