江上剛のレビュー一覧
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1.著者;江上氏は、大学卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)に入行。1997年「第一勧銀総会屋事件」に遭遇し、広報部次長として手腕を振い、コンプライアンス体制構築に貢献。「非情銀行」で小説家デビュー。サラリーマンの悲哀を書いた「失格社員」や大企業をテーマにした小説も多く、リアルな社内事情を描いています。また、新聞連載やテレビ番組のコメンテーターとしても活躍。
2.本書;9章構成(第1章 非情~第9章 終章)。著者が、銀行支店長の時に書いたデビュー作。日本長期信用銀行が経営破綻し、新生銀行に生まれ変わる過程をモデルに書かれた銀行小説。企業との癒着・不透明な融資への対応等、経営者・中堅社員・現場の -
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波乱万丈の人生を経て功成り名を遂げた方のエッセーは、くだらない自慢と説教に終始するものが少なくない。ただマゾッ気があるのかそういう本を時々欲してしまう。本書も全然期待していなかったのだが、意外に深い内容でフムフムと頷きながら読んだ。50を過ぎて所属する事業部が競合会社に吸収合併され、会社員としての先が見えてしまった心境にフィットしたのかも知れない。50にもなったら出世競争にあくせくしたり、若い人の歓心を買うことに汲々としたりせず、将来に向けてマインドセットを切り替えるべき需要な転機である、というメッセージ。残念ながら著者のような才能も人脈も実績も何もないのだが、少し心が軽くなった。
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『銀行支店長』シリーズ第2弾。
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発端は老婦人が孫息子を語る電話に騙され預金を下ろしに貞務の支店を訪れたことだった。
その老婦人、なんと頭取の母親で……。
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貞務支店長はじめレギュラー陣が適材適所で活躍し、降りかかるトラブルを見事に解決します。チーム貞務ますます快調、という痛快ドラマなので、読後感は格別です。
しかしですよ、老婦人は頭取の母親なんですよね。普通は電話一本で持って来させるのではないの? と思ってしまいました。
その他にも、読み進めるにつれ感じる「ちょっとした」違和感がちらほらありました。
そんな粗さ ( 甘 -
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2020/10/09 後藤新平◎ 江上剛
前半の歴史は面白い 関東大震災と政治の空白 日本の宿命か
後半、復興の権限を巡る暗闘史はいささか辟易 読み飛ばしてしまった
1923年9月1日12時関東大震災 死亡14万人 罹災者340万人
この時、日本に内閣は無かった 山本権兵衛が組閣を目指したが、ならず
翌日、「戦時内閣」として組閣 内務大臣に後藤新平 「帝都復興大臣」へ
都市計画は 台湾の台北市、中国の大連市で経験済み
政治の構想=都市計画 明治維新の賊軍-医師としての気概もあり
伊藤博文に見出される 帰還兵の検疫
しかし伊藤博文をロシアに送る途中、暗殺事件に巻き込まれる 痛恨
「戒 -
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某大手電機メーカー(帯にも後付にも「東芝」とはっきり書いているが...)の不祥事を題材にしたフィクションであるが、他書と同様、江上氏の文章は巧く、一気に読み通せる。
この件は連日のように報道されたのだが、日経新聞の記事を読むたびに「まるっきし粉飾じゃないか」と思ったものだ。確かあの時は監査法人が意見差し控えを匂わせたようだが、意見差し控えは不適正意見に等しい(と、大学学部時代に監査論の授業で習った)。
フィクションなので少々オーバーに書いてはいるが、これじゃあコーポレート・ガバナンスも何もあったもんじゃないだろうというのが率直な感想(だからモデルの某社は特設注意市場銘柄となって、その後東証