江上剛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
キタッーーーーーーーー!!
文句なしの5星☆
誰が読んでも、きっと満足いく作品だ。読んだことがないのなら、読むべきだ。日頃、読書に馴染んでない人にもお勧めする。きっと、読書の虜になるだろう。
日がな読書に浸っていると、とても稀にだが今作のような超一級作品に出会える。だから、読書が止められないのだが。
今年読んだ本の中では、間違いなくのNo.1。
読後の、この満足感は百田尚樹さんの『永遠の0』、奥田英朗さんの『オリンピックの身代金』以来だろうか。
物語の舞台は戦中・戦後の閉塞感、喪失感が満ちる時代である…はずが、この作品からは、その時代を生きつつも、自らの力で伸し上がろうとする主人公の圧倒的 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ大企業と銀行家は、会社を辞めるのは怖くない。
辞めて成功した人は山のようにいる。
中小企業を辞めて、成功した人はその半分も知らない。
中小企業から、大企業に変わることが決まってから辞めるのなら怖くない。
そうでない限り、勧めない。
学生には、就職したら3年辞めるなという話はよくする。
ちょうど、3年働いた企業を辞めようと思うという相談を受けた。
原因は、推測がつくので聞かなかった。
本人ががんばったのもそれなりに感じていたからだ。
より大きいところの就職が内定していたことも関係する。
大企業からでなければ、次が決まるまで、辞めない選択肢を推奨する。
現在、大企業にいる人は、早く辞めない -
Posted by ブクログ
前作、「四十にして惑わず」も例外なく面白かった。
オレ・・実は大学では国文科出身ゆえ、こういうの好きなんだよね・・。
この「信なくば、立たず」は、論語の中で孔子がのたまった言葉に関するサラリーマン小説である。
中でもオレが一番「うーん、深いな~」と感じたのは「徳は孤(こ)ならず、必ず隣あり」という話だ。
「徳」というのは心の富のこと。
つまり、「心に正直に生きていれば、決して一人にはならず、必ず理解してくれる人が現れる」という意味なのだ。
小説の主人公は営業部の課長なのだが、ライバルがお客のことを考えずに商売し、売り上げを上げる。
しかし、主人公はバカ正直な商売をしているので極端に売り上げ -
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墓問題、墓守問題。
ある一定の歳を超えると、必ず来る事柄である。
しかし、人生の中でそうそう接する機会は少ない。
両親も東京生まれで、墓も都内にあれば墓参りは気軽だ。しかし、墓が地方の遠方にあり、都内に在住の場合は中々に難しい。それも、歳を取れば取るほどに。
近年では、核家族化も進み、様式も様々に変容してきている。遠方の墓を住まいの近くに移す移葬も珍しくはない。
しかし、移葬する場合には離檀料、移送費、その他石材費、開眼供養に閉眼供養などなど、実に費用がかかる。
樹木葬や合祀、永代供養も存在する。
納骨ビル、ホテルのようなビルに立体駐車場ばりに骨を納め、いつでもお参りができるものもあ -
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