江上剛のレビュー一覧
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「就職氷河期、自信も、根性も、内定もない、『ゆとり世代』の、花森心平が入社したのは、破綻寸前の、老舗ホテルだった。売却を持ちかける銀行に、建て直しを宣言した、新入社員の奮闘を描く」
ホテルマンの仕事というものが、どんなものか、すこしわかったきがする。むかし流行った「姉さん、事件です!」の台詞を、思い出す(笑)「ホテル」の語源が、「ホスピタル」だということを、この本を読んで、はじめて知った。銀行が関わってくる場面は、ひやひやしたけど、ホテルのイベントを、みんなで計画しているところは、楽しそうに見える。こういう、「地域密着型ホテル」があっても、いいのでは?個人的には、希と、心平の、ラブストーリーを -
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まさかあの江上剛さんがフルマラソンを軽々とこなしてしまうとは。年齢も上、仕事の忙しさも遥かに上、その人がサブフォー、つまり4時間切ってしまうのだから。この本は読まずにいられなかった。
小説化であり、当時は銀行社長でありながら世間にたたかれていた肉体的にも精神的にもつらい時期に走り始めた。
スポーツは脳を活性化し、精神を向上させてくれる。もし江上氏がマラソンを始めていなければどんなことになっていたのか。
体重を10キロ、ウェストを15センチ縮めてメタボから復活した。
「自分の人生のゴールなんて、どこにあるかもわからない」
「自分の人生に欠けていたもの、それは自分自身を応援する、べたなまでの応援歌 -
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Posted by ブクログ
運動らしきものを永年していなかった典型的なメタボな御年55歳の著者が、ご近所に住む65歳のスポーツマンシニアから熱心な誘いを受け、突如、週3回早朝マラソントレーニングに参加することになることから、フルマラソン完走への挑戦が始まる。驚くべきは初参加のトレーニングでいきなり10kmを完走してしまう。軽い走行とはいえ、ランニング未経験者にとっては、普通2,3kmを歩くのだって、スグ膝や足裏が痛くなるというのに。折りしも著者は日本振興銀行経営破綻による収拾を図るべき代表執行役社長に就任。連日激しいストレスに苛まれる最中、黙々とランニングを続けていく中で、明らかに肉体的・精神的な良好な変化を見出す。走り
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Posted by ブクログ
題材やプレイヤーは、バリバリの経済小説ですが、
主人公を新入社員にし、タッチもライトノベルなので、
ふつぅに、読みやすい作品にはなっています…。でも…、
今時の新人さんに、主人公ほどの熱血漢はいないと思ぅし、
銀行や不動産ファンドとの折衝は、こんなに緩くはないし、
本格的なホテル再生小説を期待された方には、物足りなぃかも…。
同じく都市銀行出身の池井戸潤さんの直木賞受賞に、
影響されちゃったのかな~??
ちょっち、最近の池井戸さんチックな感じになっていました…。
ただ、各章のタイトルは、いいですね…。
新入社員の方には、オススメの小説だったかな~。
評価は、★3つ半ぐらぃですかね…。 -
Posted by ブクログ
経済小説というと、難しい専門用語が並んで途中で訳がわからなくなることもありますが、江上さんの作品は経済の間で見られる人間味もじっくり描写されれているので読みやすいものが多いです。
今回のリベンジ・ホテルは、経済小説というジャンルに入れて良いのかわからないくらい、ライトな感じです。
何百社もエントリーするものの内定がもらえなかった主人公が、行きがかり上、東京の外れにある寂れた「ホテル・ビクトリアパレス」就職し、従業員と共にホテルをもり立てていくストーリー。
お客様サービスに対する気持ちの持ち方を、真っ直ぐな主人公を通じて訴えかかけられます。時間がない人は、目次を見るだけでも得した気になれる -
Posted by ブクログ
どのストーリーもなんだか切なくて、泣きたくなった。
すごい。
今まで耳にしてきた話がよりリアルにイメージできた。
上下関係の秩序を壊さないために自分を押し殺す。
上司の顔色を伺う。権力者にこびる様。
説明会では、風通しがいい風土とか、上司と仲がいいとか、自分の意見が言える文化とか、どの企業もそんなことばっか言ってるケド、
きっとこんなもんなんだろうなーって思う。
しかも、ダメ押しとばかりにぐっとくるのが江上さんのあとがき。
「お客のために、家族のために、そして自分のために働け。
決して会社のために働くな」
そのとおりだと思う。
お金をもらうためだけに会社に