江上剛のレビュー一覧

  • 再建の神様

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    ビジネス小説。
    初めのところは、かぼちゃの馬車事件をベース。
    本編の部分は、再建の神様と言われた早川種三の話を小説に仕立てたもの。
    再建のノウハウを学ぶにはわかりやすいが、純粋な小説として楽しむには種三のエピソードが多少うるさく感じる気もするが。

    現実として、団体から個人へと客層が変化した事で寂れた温泉街が多々見られるが、この話のように再建してくれる人が出現してくれるとよいと思わずにはいられない。

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    2024年09月25日
  • 庶務行員 多加賀主水の憤怒の鉄拳

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    悪役たちが社会的地位がかなり高いくせに、言動に全く品が無くて、かつ脇が甘い。
    主水さんがかつて関係があった女性官僚という飛び道具を出してきたけれど、もう少し市井の問題解決の方がこのシリーズには合うと思います。

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    2024年09月21日
  • 家電の神様

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    私も主人公と同じく氷河期に新卒で
    都内の大型家電量販店に就職したので親近感。
    リストラされ実家の街の電気屋に戻る主人公と
    近所の大手家電量販店との闘い。

    あの頃毎日のように聞いた言葉『付加価値』
    商品+αあってこそ、また買いに来てもらえる。
    なんでもネットで買いがちだけど
    店頭で“人”と話して買う意味や楽しさを
    思い出させてもらった。

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    2024年09月13日
  • 定年後の壁 稼げる60代になる考え方

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    堅苦しい本ではない。
    著者が経験をつづりつつ、柔らかくいろんなことを説くエッセイ集みたいな感じ。
    全部を丸ごと参考にできるとは思わないけど、うんうん、そうだねって思うところは少なくなかった。

    印象に残っているのは
    「貯金より貯人」
    という言葉。
    著者の言葉ではないみたい。

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    2024年09月01日
  • トロイの木馬

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    そんなに都合良く他人は動いてくれないよ と思いました
    全体的にはスケールの大きい話しで面白かったです

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    2024年08月27日
  • 銀行告発 新装版

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    銀行の組織と、合併銀行の性を十二分に理解している江上さんならではのストーリー展開。

    江上さんの社歴を考えると、、、
    途中、ちょくちょく出てくる秘書とのラブシーンは余計かな??

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    2024年08月12日
  • 庶務行員 多加賀主水が許さない

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    銀行ものとして半沢直樹や花咲舞シリーズに通じるものがありお仕事小説として楽しめたけれど、最後の黒幕にはちょっとエンタメすぎて(笑)お稲荷様に扮するとかも…それでもこういう悪い人をやっつけるという爽快感は間違いなく気持ちいい。多加賀主水を高橋克典がやってドラマ化されていたとは!見逃していたなー正にTVドラマにするに丁度いい内容だよな。

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    2024年07月31日
  • 会社人生、五十路の壁 サラリーマンの分岐点

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    内容はとにかく薄い。ただ、日本振興銀行時代の話が踏み込んで美談として描かれているのは面白い、高杉良の『破戒者たち』という小説では振興銀行のことは江上剛も含めてけちょんけちょんに書かれているが、どちらが正なのか

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    2024年07月27日
  • 金融庁覚醒 呟きのDisruptor(ディスラプター)

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    コロナ禍において、たまたま少年が見た銀行の取り付け騒ぎが人々の不安を煽る結果っとなってしまい、地方銀行が潰れる騒動にまで発展してしまう。今やSNSの力は侮れないものとなっており、恐ろしさを感じる。バーチャルの世界と現実の世界が混じり合い、本当の事なのか?嘘のことなのか?わからなくなってきている。全ての人が本当の事を言ってるとは限らないのだ。コロナ禍が治った今、人々は安心して暮らせている。

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    2024年06月22日
  • リベンジ・ホテル

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    それなりのページ数はあるが、読みやすかった。
    内容としてはちょっと現実味は薄いと思いますが、
    あくまでも小説なので、これぐらいでも良いと思います。

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    2024年06月17日
  • 小説 ゴルフ人間図鑑

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    短編8編。あるある、をほんの少し捻った程度。面白いとは言えるが、感心するほどではない。例えば
    第1章パット。ひねりが何もない。どう収束させるか期待したが肩透かし。
    第2章OB。やっぱりね、という落ち。
    第3章シャンク。最後の一言は意味深。一番面白い。

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    2024年05月09日
  • 一緒にお墓に入ろう

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    ネタバレ

    八方美人の主人公が引き起こす、ちょっとおかしな関係。それぞれの立場から一つの事象(不倫、昇進)の捉え方、思いを言うシーンには「そうだったのか」と感じた。相手の胸のうちは、そう簡単にはわからないものなのねと。
    墓じまいなども参考になった。面白いけど、最後がいつも駆け足で物足りない。

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    2024年04月02日
  • 小説 ゴルフ人間図鑑

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    ゴルフに興味ないけどふと見つけたので手に取った。紳士のスポーツだからこそ出る人間性。きっとあああの人、とか思い浮かべながら読むんやろうなぁ。まぁまぁ。もう少し長い話の方が感情移入できたかな。

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    2024年03月01日
  • 小説 ゴルフ人間図鑑

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    ゴルフが人の性格を変える?インチキしてまで勝ちたいのか?性格が良く出るスポーツと言えるかもしれない。本当のゴルファーにはフェアプレイで楽しんでもらいたいものである。

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    2024年02月13日
  • 百年先が見えた男

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    高機能樹脂メーカーとして有名なクラレ。創業一族の大原總一郎がクラレの前身である倉敷絹繊の社長として会社の礎を築いていく課程を追ったノンフィクションです。
    物語は戦後まもなくからスタート。戦時中、航空機生産などの戦時産業への協力を進めたため、空襲で工場は壊滅的な被害を受け、従業員も多くが死傷しました。
    その反省を受け、總一郎は平和に貢献できる産業に立ち返り、日本で原材料から調達ができる合成繊維ビニロンの開発を決断します。これは昨今注目されている経済安全保障の考え方に近いものです。
    ビニロンの生産が軌道に乗った次に總一郎が取り組んだのが中国へのビニロンプラントの輸出。当時はまだ正式に中国との国交が

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    2024年01月24日
  • 銀行員 生野香織が許さない

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    銀行庶務行員が悪を退治する、多加賀主水シリーズのスピンオフ。多加賀主水がコロナで隔離中に女子行員・生野香織が活躍。結婚間近に亡くなった友人の死の謎を解く。国会議員選挙で都議大量買収、そう言えば広島で河井夫妻が県議を買収したことがあったな。総理の安永とライバルの岸見は、安倍対岸田かな。

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    2023年12月18日
  • 庶務行員 多加賀主水がぶっ飛ばす

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    今回の地面師のやり方はバブルの頃から進化していないクラシックなもののくせに、AIロボットは進化しすぎていて、この2つのギャップがなんか笑えてきた。
    まあTVドラマ的な軽い内容だし、文字も大きいし、気楽に読むには良いと思います。

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    2023年12月02日
  • 庶務行員 多加賀主水の凍てつく夜

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    シリーズ第六弾。郵政民営化に伴い暗躍した悪を暴く多加賀主水。さすがに首相や与党幹事長までは手を出さなかったが、多加賀主水と木村刑事、女子行員二人、そして頼りない課長、これだけのメンバーでよくやるなー。あれ?今回、お狐様が出てない。

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    2023年11月25日
  • 庶務行員 多加賀主水の憤怒の鉄拳

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    シリーズ第五弾。ライバルメガバンク・興和菱光銀行に吸収合併されようとする第七明和銀行。金融庁をも巻き込む巨悪に挑む多加賀主水。今回は金融庁審議官・冨久原玲の協力があったが、相変わらず味方は少ない。ヘイトスピーチやコロナ禍も登場するが、ストーリーとは関係無し。

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    2023年11月18日
  • 庶務行員 多加賀主水がぶっ飛ばす

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    シリーズ第四弾。今回の相手は建設会社社長と暴力団天照竜神会と関係する謎の男。最後は1対4のバトルだが、いつも通り勝利。異様に強い主人公・主水である。AIロボット登場。今後、活躍するのだろうか?

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    2023年11月09日