【感想・ネタバレ】一緒にお墓に入ろうのレビュー

あらすじ

実家の母が死んだ……妻は「一緒の墓に入りたくない」と言う。田舎の墓じまい、愛人とのけじめ、関連会社への左遷……エリート銀行マンに人生の終盤でまさかのどんでん返し!

妻ともマンネリ、愛人ともマンネリ、仕事もマンネリ……。「ああ、嫌だなぁ」
大手銀行の常務取締役執行役員にまでのぼりつめた大谷俊哉。
東京で勝ち馬に乗った人生を歩んできたものの、仕事への“情熱”などとうに失われている。
そんな中、兵庫県丹波にある実家の母が死んだ。地元で暮らす妹は嫁いだ身を理由に、墓を守るのは長男の役目だと言って譲らない。そして妻は、「あんな田舎の墓には入りたくない」と言い出す。
ああ、俺にはお前しかいない……「一緒に墓に入ってくれ」。愛人・麗子に勢いで言ってしまった。
そして、順風満帆だった人生が少しずつ狂い始める。エリート銀行マンが、人生の終盤で迎える、まさかの結末とは!?

霊園詐欺、都心の納骨ビル、離檀料交渉、埋蔵証明書、閉眼・開眼供養、死後離婚……
田舎から離れて暮らす中高年を悩ませる「墓」をめぐる数々の問題と「墓じまい」をテーマに、最後の「居場所」を問う、大人の人生ドラマ!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

2019.09.23
江上剛さんてこんなのも書くんだなあ•••。終活では必ずと言って良いほど話題になるお墓。夫婦の考え方、よくわかるわ!^_^

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2019年09月23日

Posted by ブクログ

誰もが歳を取ると少しずつ考えてくるお墓の話で色々な面で考えさせられる一冊。大手銀行の常務まで登り詰めまだ出世欲が有り且つ愛人を持つ主人公は少し一般人とは異なる設定だが、自分の母の死且つ田舎の墓が有りながら一極集中の東京でのサラリーマン生活を営む共通の悩みとなるお墓の悩みを切実にそしてコミカルに描く。最後は、お墓繋がりで不倫が仕事、会社にばれて妻、愛人に三下り半を突き付けられ、仕事は左遷させられる。
お墓の移設は、改葬許可申請書、埋蔵証明書、受入証明書、閉眼供養、開眼供養等々お金も時間も大変な様で無縁仏も多くなる状況は理解出来る。
男は定年後も若い女性との繋がりを持ちたい本能は誰もが持っていると思うがその代償も大きい事で理性が働くのだが。。主人公は本能が勝り行き着くところまで行ったと言う内容。

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2018年11月03日

Posted by ブクログ

お墓の話は役に立った。

定年を控えたサラリーマンが夢見る物語って、若い女性と不倫することなのかな?

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2018年10月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

八方美人の主人公が引き起こす、ちょっとおかしな関係。それぞれの立場から一つの事象(不倫、昇進)の捉え方、思いを言うシーンには「そうだったのか」と感じた。相手の胸のうちは、そう簡単にはわからないものなのねと。
墓じまいなども参考になった。面白いけど、最後がいつも駆け足で物足りない。

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2024年04月02日

Posted by ブクログ

長年連れ添った俊哉には愛人がいる。面倒なことは後回しにして、自分の都合だけで生きてきた。いつの間にか愛人と妻が何故か仲良くなって、一緒に住んだり一緒にお墓に入ろうと、普通はならないだろー!

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2020年11月18日

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