【感想・ネタバレ】一緒にお墓に入ろうのレビュー

あらすじ

実家の母が死んだ……妻は「一緒の墓に入りたくない」と言う。田舎の墓じまい、愛人とのけじめ、関連会社への左遷……エリート銀行マンに人生の終盤でまさかのどんでん返し!

妻ともマンネリ、愛人ともマンネリ、仕事もマンネリ……。「ああ、嫌だなぁ」
大手銀行の常務取締役執行役員にまでのぼりつめた大谷俊哉。
東京で勝ち馬に乗った人生を歩んできたものの、仕事への“情熱”などとうに失われている。
そんな中、兵庫県丹波にある実家の母が死んだ。地元で暮らす妹は嫁いだ身を理由に、墓を守るのは長男の役目だと言って譲らない。そして妻は、「あんな田舎の墓には入りたくない」と言い出す。
ああ、俺にはお前しかいない……「一緒に墓に入ってくれ」。愛人・麗子に勢いで言ってしまった。
そして、順風満帆だった人生が少しずつ狂い始める。エリート銀行マンが、人生の終盤で迎える、まさかの結末とは!?

霊園詐欺、都心の納骨ビル、離檀料交渉、埋蔵証明書、閉眼・開眼供養、死後離婚……
田舎から離れて暮らす中高年を悩ませる「墓」をめぐる数々の問題と「墓じまい」をテーマに、最後の「居場所」を問う、大人の人生ドラマ!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

八方美人の主人公が引き起こす、ちょっとおかしな関係。それぞれの立場から一つの事象(不倫、昇進)の捉え方、思いを言うシーンには「そうだったのか」と感じた。相手の胸のうちは、そう簡単にはわからないものなのねと。
墓じまいなども参考になった。面白いけど、最後がいつも駆け足で物足りない。

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2024年04月02日

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